旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

プラトンのイデア論

2015年03月19日 21時13分30秒 | Weblog

ヤフオクでデカルト著作集とプラトン全集を落とせなかった。昨今はたかがオークションくらいでむきにならない。デカルト著作集は最高入札価額が5000円を、プラトン全集は12000円を超えた段階で降りた。プラトン全集、デカルト著作集はともに図書館で読むか図書館から借りて読むことになる。
そもそも、プラトンの対話篇は「国家」「法律」ほか10有余冊(いづれも岩波文庫)が本棚で眠っているし、書斎には、R・S・ブラック著「プラトン入門」(岩波文庫)や世界の名著「プラトンⅠ・Ⅱ」ほか概説図書が多数積んである。西洋思想大事典も「プラトンのイデア論」に詳しい。

 

                       プラトン


プラトンの「イデア論」は学生時代に理解した気になっていたというのに、木田元著「反哲学史」(講談社学術文庫)の第五章「プラトンのイデア論」を読んでもなかなか腑に落ちない。やむなくあれこれのプラトン著作を渡り歩いていたら、いつの間にか「プラトン全集」のオークションにたどり着いていた。(以降は、こういう盲目的な本漁りは止めようと思う。)
「反哲学史」の中で木田元は、プラトンのイデア論についての言及を「古来神のように崇められてきたプラトンの思想について『 随分乱暴な議論 』を展開することになりました。」と結び、そのような乱暴な議論・解釈を裏付ける傍証としてアリストテレスの証言を挙げている。ということは木田元が、アリストテレスを参照しながら第5章「プラトンのイデア論」を書きあげたことになる。腑に落ちないはずだ。


検診

2015年03月19日 18時55分55秒 | Weblog

本日の「退院して一か月目の検診」で憂慮されるような所見が認められなかった。親からもらったこの身体を愛おしく思う。気をよくして、克服すべきターゲットを懸案の食習慣に絞った。
この2か月で難なく体重が5キロ落ちた。摂生や禁欲にはやたら強いのだ。15年ほど前に禁煙して肥満が始まった頃の体重は65キロだった。あと2キロばかり落とせば当時の体重に戻る。塩分の摂取は入院前の3分の1から4分の1になった。摂取カロリーは半分以下に収まっている。改めて体感した、危機感は惰性を容易に克服するものだと・・・。私は120歳まで生きる予定だから摂生を続ける。