旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

読書狂

2017年03月27日 18時07分17秒 | Weblog

「就職の支援を業務とする者」としての視野を広げるために、フタバ図書古本部で、「『やりがいのある仕事』という幻想」「地方にこもる若者たち」(以上、朝日新書)、「いっしょうけんめい『働かない』社会をつくる」「相手に9割しゃべらせる質問術」(以上、PHP新書)、「孫正義のデジタル教育が日本を救う」(角川新書)、ついでに「社交的な人ほどウソをつく」(日経プレミアムシリーズ)、「回想 回転扉の三島由紀夫}(文春新書)計7冊をお買い上げ、〆て1062円也。付録は「珈琲 完全ガイド 誰でも美味しいコーヒーが淹れられる 珈琲 ベストアイテム」(晋遊舎)。自由気ままな連休の、良い最終日になった。


耕作と読書

2017年03月27日 18時06分24秒 | Weblog

天気予報は「夜半から雨」と報じていた。期待に反して、昨日はとうとう降らなかった。耕作人の感というやつで降らない可能性が高いとみていた。今日は午後から農園まで「水やり」に出かける。一昨日、大根・ニンジン・ホウレンソウの種を撒き、里芋の種芋を植えた。
仕事関連で「生活保護と日本型ワーキングプア」「40歳からの崖っぷち求職術 中高年の転職は命懸け」を図書館で借り、「認知行動療法の臨床ワークブック」を書店で買った。趣味をなぞるように目を配って、「基礎から身につく はじめてのデッサン」「善き書店員」「哲学を疑え」をやはり図書館で借りた。
蔵書している杉原保史さんの「技芸としてのカウンセリング入門」・東山紘久さんの「プロカウンセラーの聞く技術」を繰り返し読み、少々緩い河合隼雄さんの「カウンセリング入門」にたまに目を通す。


他人の話を聞くということ

2017年03月27日 18時04分21秒 | Weblog

今日は他人の話を聞くことの難しさについて思いを凝らした挙句、わが身をふり返って意気消沈した。私は長いこと、他人の話を聞くよりも話す方が得意なのだと勝手に思い込んで、読んだことや聞いた話を他人に巧く表現できるようになるための努力を重ねてきた。東山紘久さんの『プロカウンセラーの聞く技術』を何度も読んだが、私の眼は節穴だったようだ。おしゃべりと説教が好きな私がわきまえておくべきは、目次1の表題「聞き上手は話さない」という見出しと、東山さん本人が述懐する「私は人の話を聞くことを職業としていますが、今までの40年間で、話すよりも聞く方が好きだという人にお目にかかったことがありません。」だったのだ。


お彼岸

2017年03月27日 18時03分06秒 | Weblog

スコップと鍬で畑を掘っては耕し腐葉土を畑にすき込んでいく。農園で心ゆくまで畑を耕したのは久しぶりだ。汗をかくのも何か月ぶりかになる。耕作に興じて思考回路を閉じたら、わたしのカウンセリングに欠けているのものが垣間見えた。
お彼岸の前日に当たる日曜に墓参りを済ませた。お墓とは私の人生と同じ年数の付き合いになる。幼いころには母の背中に負われて、物心ついてからは自分の足で年に何度かお墓に参った。道すがら、子供のころの光景を重ね合わせながら道端の春草をながめると心に懐かしいものがこみ上げてくる。この道は子供のころに息を切らせながら走り回ったあの道だ。
休養が心地よい。この4日間で多くのものを得た。今週も金曜から4連休が待っている。


4日間の連休

2017年03月20日 23時42分24秒 | Weblog

明後日から4連休に入る。さて何をするか・・・。先ずは来年度の展望をしてから心と書斎を掃除する。それから、ここのところ儒学に遊んで少々疎かになっている、モンテーニュの「エセー」でギリシャの古典に親しむ。あとは成り行き任せ。

エディオン本店の家電は金属的で眩しい。情報機器の音響も耳目の奥まで轟く。電車通りを挟んで斜め向かいにある紀伊国屋書店では、新刊書が騒がしく語りかけてくる。
取って返して自宅近くのショッピングセンターで買い物をしていたら久しぶりに年長の知人と出会って、しばらく思い出話に花が咲いた。そしていつものように、「互いに健康には気を付けましょう。」とお別れの挨拶と笑顔を交わした。

 

スコップと鍬で畑を掘っては耕し腐葉土を畑にすき込んでいく。汗をかくのは何か月ぶりかになる。農園で心ゆくまで畑を耕したのは久しぶりだ。好きな耕作とウィンドウショッピングに興じて思考回路を閉じてみたら、念願の『わたしのカウンセリングに何が欠けているのか』について整理がついたようだ。
お彼岸の前日に当たる日曜に墓参りを済ませた。お墓とは、私の人生と同じ年数の付き合いになる。幼いころには母の背中に負われていたことだろう。物心ついてからは自分の足で年に何度か墓に参った。子供のころの光景を重ね合わせながら道端の春草をながめると、こころに懐かしいものがこみ上げてくる。この道は子供のころ息を切らせながら走り回ったあの山道なのだ。

 

この4日間で多くのものを得た。休養がこころに心地よい。今週も金曜から4連休が待っている。

 


ラモス瑠偉

2017年03月04日 09時17分36秒 | Weblog

さあてと今日はこれから、かかりつけ医の先生のところへ出かけて血圧を測って降圧剤の処方箋をいただく。「自律神経のうち、副交感神経の働きを意識する」「クライエントや同僚の感情の動きに注意しながら話す」、この2点に留意しただけで随分血圧が安定してきたように思う。減塩は続けているし体重の管理もほぼ完ぺきなので残る問題は慢性的な運動不足だ。この冬場は安定的に血圧が低かった。来る春夏には降圧剤離れの可能性を探ろうと思う。同病で苦しんだプロサッカーのラモスが涙ながらに言っていた。「丈夫な体に生んでくれた母親に感謝するばかりだ。」この言葉に涙を禁じえなかった。脳卒中で救急病院に運ばれて即入院、退院して2年が経過した。


母親

2017年03月02日 07時07分46秒 | Weblog

2月25日の午前10時20分、面接試験が終了した。会場を出たら、やるだけのことはやったのだという安堵感とクライエント役の感情に寄り添うことができなかったのではないかという不安が入り乱れた。解放感に浸りながら久しぶりに訪ねた母は昼寝の最中だった。ゆっくりと顔をながめて場を辞した。母に会った後で宇品の広島港に向った。港の広い待合室は開放的だ。いつものように暖かい日差しに包まれていた。


幕末史

2017年03月01日 07時05分03秒 | Weblog

「日本のいちばん長い日」の著者でもある半藤一利さんの「幕末史」(新潮社)を昨日の午後に買った。読み慣れた文春節(半藤さんは文芸春秋の元編集長・役員)だし、ご本人がおっしゃるように張り扇の論談調・落語の人情噺調の杜撰きわまりない特別講座12回のおしゃべりをまとめた駄作だから、内容は推して知るべし。まるで幕末の瓦版を読むように500ページ足らずを1時間半余りで読み終えた。内容は、薩摩の西郷隆盛と大久保利通、勝海舟と徳川慶喜という幕末の主役たちが、個性派の脇役である岩倉具視や木戸孝允、坂本龍馬らと絡みながら維新の主導権争いを繰り広げるという他愛もない、まるで週刊文春みたいな明快さだ。歴史観は高校日本史の参考書を越えていない。物足りないので、書斎の片隅に積んである幕末や維新関連の中公新書30冊ばかりで口直しをすることにした。さっそく、半藤さんが酷評している「徳川慶喜」(中公新書)を読み始めた。