旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

本社

2005年12月18日 02時11分48秒 | Weblog
勤め先の本社は東京の千代田区にあります。10有余年の勤続になりますが、いまだに本社に行ったことがありません。というよりも入ったことがありません。休暇や社用で東京に行った際に、本社前の蕎麦屋さんで天そばを食べたことや記念撮影をしたことくらいありますから、正確に言うと行ったことはあるけど入ったことがないということになります。
前職の本社が青山にありました。所用で青山墓地の近くまで行ったことはあります。でも、青山の本社にだけは行ったことがありません。
そういうえば前々職の時にも、入社式とクレーム処理のために2度本社に行ったことがあるだけです。長いサラリーマン生活を通じて、本社に入ったのが通算してたったの2度だけだなんて、わたしはいったい何をやってきたのでしょう?

ジャイアント

2005年12月18日 00時08分12秒 | Weblog
従姉弟がロスに住んでいていて昨年、一昨年と広島に帰ってきたのだけれど、行動様式は完全にアメリカン。それもそうだ、生まれも育ちも合衆国なんだもの。どうみても身長が1メートルと90センチ以上あってさ。弟のほうに身長いくらくらいあるのって聞いたら、「6尺と4寸!」だってさあ。笑っちゃったよ。
そしたら、お姉さんのほうが「わたしは5フィート6インチ!」だって。姉さんの方は弟をジャイアントって呼んでいたが、当の弟が、ロスには自分より高い日系3世がたくさんいるって言うんだもの、まいっちゃったよ。こっちはそれこそ5フィート7インチしかないんだもの。別にそれがどうってことないのだけれど・・・。
要するに、その従姉弟たちって、なんていうか雰囲気に緊張感がある。人の目を食い入るようにみつめながら話す。イエス・ノーがはっきりしてるというか・・・。青い目であれをやられると多分、ちょいと疲れる。慣れるとやはり、どうってことはないのだけれど・・・。

ワイン

2005年12月18日 00時02分58秒 | Weblog
ホテル グランビア広島(terminalとは縁起でもないとホテル名を変えた広島新幹線口にある元の広島ターミナルホテル)のワインの利き酒会(新潟の銘酒 久保田の酒との共同エベントだったのでtasteという感じではありません。)で優勝したことがあります。あのホテルには的場さんという著名なソムリエがいます。
予選で50人がノミネートされ、的場さんがワインの銘柄を指定して、5種類のワインのうちでどのワインが最も高価かを当てたひとが残ってゆくわけです。4回の選考で決勝まで残り、最後の5人のうちに入りました。ほかの皆さんは見るからにワイン通の様子。tasteの作法も堂に入っていました。
決勝は2種類のワインでどちらが高価かを当てます。その初回でふたりが脱落、3人になりました。最終、わたしと他のふたりが割れました。わたしが選んだのはとにかく不味い方。予選からそうでした。だって、ワインは料理の引き立て役、引き立て役が美味しい酒だなんてありえない。飲んだ後、美味しい料理が食べたくなるワインがいいワインだというのがわたしのポリシー。で、結局優勝。山ほどの景品をいただきました。
司会は「どっこい神田の日めくりテレビ」の神田アナウンサー、「優勝の秘訣は?」という質問に、「いやあ、ワインは料理の引き立て役ですから、とにかく不味いのを選びました。」と臆面もなく答えたら見事に無視されて、神田アナどこかに行っちゃいました。
最後のワインは、グラス25000円と10000万円の年代モノだと言われても、猫に小判。数万円はするといわれるワインも確か3本、景品に含まれていましたが、一週間で飲み干しちゃった。

知り合いのドクターが、一本50万円のワインをしきりに飲みたがります。宝石や装飾品と同じように、いいワインやいいお酒ってのは自分に対するご褒美なのでしょうね。

ふぐ

2005年12月18日 00時00分58秒 | Weblog
有名なふぐ料理店でドクターを接待したことがあります。ひとり3万円で4人と言っておいたのに、請求書を見たら30万円。確かにビールを10本は飲んだし、ヒレ酒は20杯、大振りの白子を10個は食らいました。仲居さんもひとりついたし個室だって借りた。
その昔、田村魚菜という口うるさい料理人がいました。大将はその一番弟子だと言う。確かに料理の盛り付け、味ともにmarvellousの一言。
大将以下のhospitalityも申し分なし。それにしてもねえ、3時間ほどでひとり当たり7万5千円ですよ。一ヵ月後に泣く泣く支払いましたよ。初回だから仕方がないと・・。
一見だったからぼられたと思い、翌年ひとを介して更に2度行きましたが、やはり、ひとり当たり7万5千円取られました。逆に8万円出せば飲み放題、食い放題なのかよと言いたくもなりますが、紳士はお金のことをくどくど言わないというのが哲学ですから諦めました。
日本料理店ではご存知のようにhospitalityを重視します。セット料金でいくら、という料金制です。寿司なんかが典型です。総て時価で定価がありません。究極のところ、料金は先方任せという次第です。

こういう高級な日本料理店は別にして、レストランにwineやbeer、liquorなどを持ち込めるのって、なかなかいい仕組みですね。合理的でいい。アルコールで儲けたのじゃ料理の方の手が抜ける。今や日本の料理店の多くが酒で身を滅ぼしています。特に、大衆向けのレストランは持ち込み可であって欲しいと思います。
ところがね、日本では、酒気帯び30万円、酔っ払い50万円の反則金が課せられるようになったことをご存知ですか?酔っ払いは即免許取消し、酒気帯びでも取消しの可能性が極めて高い。
日本人って、アルコールに弱いくせに飲むじゃないですか。好きな酒ならなお更です。でも、反則金が上がってからというもの食事の際にお酒を飲む人がガッタっと減りました。わたしはアルコールが顔に出ないし、弱い方ではないのですがうっかり検問にでもかかるとアウトです。当地広島でも車に乗るひとで食事の際にアルコールを口にするひとは殆どいなくなりました。

傷口

2005年12月15日 23時57分46秒 | Weblog
ビジネスの基本は繰り返しの連続なのだが、
たまに、力んででも気張ってでも、
やり遂げなければならない特殊なケースがある。
かかる場合には、天性の怠け者であるわたしといえども、
精魂を傾けて仕事に取り組まざるを得なくなる。
最近のビジネスがそうだ。


だから、
今日もわたしは渇いている。
犬が傷口を舐めるように、
無性に本が読みたくなるのだ。

グレート東郷 ①

2005年12月14日 02時00分54秒 | Weblog
グレート東郷が岩波新書になった。「悪役レスラーは笑う」(副題 「卑劣なジャップ」グレート東郷 2005・11・18第一刷発行)がそれである。著者はなんと、先般紹介した呉市出身の森達也氏である。先週の朝日新聞の書評で取り上げられていたのでたまらず買い求めた。かねてよりご紹介しているように、グレート東郷には並ならぬ興味を抱いている。

プロレスの世界を「底が丸見えの底なし沼である」と感慨する森達也が、戸籍が存在しないアメリカ生まれのグレート東郷ことジョージ・カズオ・オカムラの出自を追う。しかし、中国系、日系、韓国系の可能性に迫りながらも決定的な結論にたどり着くことができない。

100万円

2005年12月13日 11時26分09秒 | Weblog
もしも100万円が転がり込んできたならば・・・

① こころから好きな女性と連れ立って、
都内にある超一流ホテルのスウィートルームに泊まります。
そして翌朝には、ふたりだけの食事をとります。

② 午前中は近くの公園を散策するか美術館で絵画を鑑賞、
昼食は一流のフランス料理店で食事。

③ 午後は映画を鑑賞して、
神田の古本屋街と紀伊国屋で、
欲しい本をすべて買い求めます。

④ ディナーもやはりフランス料理、
いいワインにいい料理。
8時過ぎから好きな女性と、
どこかのクラブで心ゆくまで飲み続けたい。

①に30万円 ②に10万円 ③に30万円 ④に30万円
こういったところでしょうか??

心が弱る

2005年12月13日 10時58分05秒 | Weblog
いくら誠心誠意やっても、
うまくいかないことがある。
他人という相手があるからだ。

だから他人を相手にして、
万事うまくいくひとはいない。
ひとは並べて未熟な存在なのだから、
と、考えるのは性急に過ぎようか?

今日は雪が降っている。