旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

3面記事的新書と短編小説

2015年03月05日 15時48分07秒 | Weblog

内省的でうつむき加減になり始めた。まさか病気のせいではあるまい。巻き返しを図るために2時間半をかけて本屋を物色した。以前は短編、評論のうち、権威・権力に批判的な色彩が濃い著作に出くわすと触手が伸びていた。ここ数か月は趣が異なっている。小説なら長編、社会科学は体系書、哲学思想なら事典という具合だ。
昨日は新書を4冊買い求めた。相も変わらず興味をそそられる3面記事的新書は「当事者の時代 日本人の集合的無意識を侵食するマイノリティ憑依」、「その一言が余計です。 日本語の正しさを問う」、「大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動」(はやと注*大学キャリアセンターが知的現場ではないことをレポートしているのに知的現場主義とはこれいかに。)、「スティーブ・ジョブズ全発言 世界を動かした全発言 世界を動かした142の言葉」(はやと注*これっぽっちの言葉で世界が動くとは思えない。)以上。

                                             

                            O・ヘンリー

                                      

頭脳のウォーミングアップを済ませてからヘミングウェイの「老人と海」と「福田恆存『老人と海』の背景」、「O・ヘンリー短編集」をじっくり読んだ。たまには3面記事的新書と短編小説の濫読も悪くない。