旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

バリ

2007年09月30日 02時31分46秒 | Weblog
ホテル パドマバリ




バリ島ではインド洋をのんびりとながめることができた。広い部屋でゆったりとしたせいか、なれないチップに戸惑いながらも、なんだか急に金持の仲間に入れたような気分を味うことができた。

それにしても二度の長くて退屈なレセプションには閉口した。形式だけの熱烈な歓迎スピーチが延々と続くのだ。ワンセットで2時間といったところであろうか。こちらが腹をすかしていることなどおかまいなしだ。2度目のレセプションなど、7時をまわったころから始って、食事にありつけたのがようやく9時半過ぎ、なんとそれから、おもしろくもないパーティーは11時過ぎまで延々と続いたのである。

郊外にでると、どこかで見たよう光景が目につく。棚田などは日本の農村の原風景に近い。まわりにヤシの木と芭蕉さえなければ見紛うばかりだ。青い海に濃い緑、そして火山とヒンズー寺院、これがバリ島なのだ。


落雷

2007年09月29日 20時51分45秒 | Weblog
インドネシアに発つ前日の夕刻に、あろうことか雷に直撃された。閃光もなくいきなりバリバリと耳元で雷鳴が炸裂した。茫然自失、車中でひとり狼狽していたようだ。あとはわずかに遠雷が轟いたのみだ。ひと時あって、まわりの住民数人がこちらをみていることに気付いた。向かいの車から中年の女性が降りてきて「大丈夫ですか?」とわたしに尋ねる。車に落雷するのを見たという。 落雷にはなんらかの兆候があるものだと思っていた。閃光が走ったわけではない。雷鳴が轟いたわけでもない。にわか雨に見舞われてもいない。うすく曇りの空に夕日は赤くすらあった。落雷から10分ほど足がすくんで車から出ることができなかった。雷鳴が轟いたのは、わたしがドアをあけようとした、その瞬間だったのだ。何かのバチに当たったのではないか?そのように思えてならない。帰宅後コンピュータにさわった。瞬間にランボードが壊れたらしい。帯電が原因で愛するコンピュータは帰らぬひととなってしまった。