昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

日々の雑記(初蝶と未だ雪が残る雌阿寒岳)

2005-04-11 21:26:55 | 日々の雑記
 小雨ながら終日降り続いた昨日の雨は未明に上がり、今朝は早くから輝くばかりに晴れ渡っていた。その上このところ3日ほど続いた強風は跡絶えていて、今日はどうやら風も無く暖かな日に成りそう具合である。なおも予報を詳しく調べると、日中の最高気温は10度位にも上がるらしい。

 朝食の後は日課のパソコン、メール・ニュース・ブログなどの検索を早々に済ませ、足首のストレッチから、軽い家歩きでウォーミングアップを終えて、早速く老妻とウォーキングに出掛けた。
 何時もの冬用のコートに替えて薄い春先用に衣更え、それでも汗ばむほどの暖かさであった。その突然の暖かに誘われた訳でも無いのだろうが、まだ華やぐものの一つ無い枯れ草に蝶が1匹飛んでいた。この時期に初蝶なんて・・・、またこれまでの体験では、初蝶は「モンシロ」と決まっていたから、初めは眼の錯覚かとも思ったが紛れも無く、赤茶色に黒い斑点の在る小さな蝶だった。
慌ててデジカメをポケットから出したが間に合わず、その初蝶は一瞬の内に何処かえ飛び去ってしまった。

 道路添えの原っぱには未だ雪が所々に残り、遥か雌阿寒岳も雪に覆われているこの時期の初蝶とは驚きであった。
唯年寄りの私が気付かないだけで、春は意外にも身近に来ているのだろう。
                   
          ☆ 写真は雪が未だ半分ほど残る雌阿寒岳。
             

  ☆ 後記
 後で娘にその蝶の事を伝いると、それは「孔雀蝶」というのだそうで、成虫のまま越冬して春先に産卵するらしい事が分かった。私には全くの初耳であった。