昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

日々の雑記(春の息吹!)

2005-04-06 22:14:01 | 日々の雑記
 日中の気温が10℃にも上がるとの予報に誘われて、老妻と連れ立って久々にウォーキングに出掛けた。最近確かに気温は上がり気味だったのだが、ただこの地域特有の阿寒おろしが身に凍みるほどだった。それで専ら家の中の歩きで我慢していた。
 しかし今日は10℃以上になるというので、老妻を引っ張り出したのは将に正解であった。いつもの阿寒連山からの風が無い上に、とにかく暖かかい。最高のウォーキング日和だった。こうなると現金なもので歩行者の数が俄然増えていた。

 サイクリングロードに沿って建ち並ぶ南側の住宅街の庭には、積雪も既に消えていて黒土が現れていた。その中に福寿草が今を盛りと咲き誇っていた。黒土と枯れ草の中でひと際目立つ彩である。早速その家の住人に話してカメラに収めた。
 更に周りに目をやると、川の水嵩も増えその川添えには、「フキノトウ」らしき緑が点在する。近付いて見るとやはり「フキノトウ」だった。

 住宅街を外れ、湿原の入り口辺りに広がる枯れ葦の上空では「ひばり」の囀りが聴こえて来る。天気さえ良ければ、何時も姿を見せる阿寒の山並は霞んで何も見えない。
更に立ち止まった路上を小さくて黒い蜘蛛が一目散に渡って行く。
道路添えの側溝には未だ沢山の雪は残っているが、季節は既に春爛漫?なのである。

 途中で背中は既に汗だく、春の息吹を胸いっぱいに吸い込んで帰路に着いた。