昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

トイレの神様・・・(孫との会話より)

2004-12-07 18:41:04 | 日々の雑記
 小学4年生の孫(女の子)が学校から帰宅するなり直ぐに、私のところに駆けつけて来て開口一番・・・問いかけたのは次のことだった。

 「おじいちゃん、おじいちゃん・・・彩ちゃんがね変な事を言うんだよ!」
 「変な事って・・・どんなことだい?」
 「それはね、トイレに神様が居るって言うんだ・・・おじいちゃんどう思う?」
 「そう言えば昔先生に聞いた事があるから・・・本当だと思うよ」
 「若し居るんだとしたらさ・・・そんな処で一体何をしてるのかな?」
孫は如何にも不思議そうに、また私の話の続きを催促するかのように顔を向けて来た。
 
 「そうさな・・・おじいちゃんが聞いた話では、トイレの神様はそこの家に住んでいて、トイレばかりでなく家全体を護って呉れてるんだとさ・・・そしてトイレの中では、ウンチやオシッコを片付けているのだそうだよ。例えばウンチは右手でオシッコは左手で受け取って呉れる。しかしその他の汚れ物の唾とか痰とかは両手がふさがって使えないから仕方なく顔で受けることになる。それは神様に大変恥をかかせる事だから(これは人間だって同じで、若しお前が顔にタンやツバを掛けられたら怒るだろう)、それで神様は怒ってその家に祟ると言う事さ・・・!」
 「祟りって!例えばどんなことが有るのかな・・・?」
 「うん・・・それはね、病気とか怪我とかまた交通事故に遭うとか、他の色々な災難はあるが中でも一番怖いのはやはり火事だろうね・・・!」
 「そうかみんな怖いことばかりだね・・・それでさ、おじいちゃんは今までに一度もしたこと無いの?」
 「そうだよ、おじいちゃんはその話を聞いた子どもの時から、唯の一度もした事は無い!、だからお前も気を付けて・・・トイレは何時も奇麗に掃除して、絶対にウンチとオシッコ以外の物を捨ててはいけないよ!」

 孫はそれなりに納得した顔付きで、自分の部屋に戻って行った。