畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

不順

2010-11-20 19:15:19 | 農作業

11月20日(土)    いちじ  

またも、不順な天候域に入っているようだ。朝から、降るか降らないかの小雨が続く。外作業をするには、雨合羽を着ようかどうしようか程度の雨ではある。が、長くあたると、少しは濡れそうだ。しかし、屋根のトタン張は、ちょっと躊躇する天気だ。トタンに落ちる水滴は、足を滑らせる可能性がある。だから、雨がパラパラしている午前中は、出荷作業をやる。昼ころになると、雨は上がる。すでに張ってあるトタンの上には、水滴が残るが、午後からは、屋根に上ることにする。23日位まで、しばらくは、小雨が降ったりする天気が続く様だ。屋根を張ってしまえば、その下は、濡れることなく、作業できる。雨の日も、何かしらやれるようになる。あまり、だらだらと先延ばしはできない。

雨が上がると、気温はそれほど低くないし、風も弱い。すべるほどには、水も付いていない。作業は順調に行き、夕方には、ほぼ張り終える。最後のいい列分は、軒(のき)の仕舞いとの絡みで、細工が必要なので、後で張ることにする。

とりあえずは、雨が降っても影響ないだけの屋根は張り終えた(釘は全部打っていないが)

 


屋根工事

2010-11-19 18:53:45 | 農作業

11月19日(金)    いちじ  

一日、納屋の屋根に上っている。屋根のトタン張だ。午前中、早いうちは日も射すが、北風が冷たい。幸い、強くはないので、トタンがあおられたり、飛ばされたりの心配はなく、作業できる。

小さな山谷の波トタンを端を重ね合わせながら張ってゆく。長さと幅が、約、3m×0.6mのトタン。屋根の長さが、7m強だから、重ね合わせを含め、2枚半使う。一枚は切って使うことになる。横幅には、10m弱。16枚並べて張ることになる。釘をかなり打つことになるが、全部を打ちながらでは、捗らない。とりあえずは、屋根全体に、トタンを被せて、雨が、建物内に入らないようにする。一枚のトタンには、風で飛ばされない程度に釘を打つ。そして、垂木にちゃんと釘を打てるように、油性ペンで、線を引いて、印をつけておく。トタンを張ってしまうと、下の垂木は見えなくなるから、この墨出しは大事なことだ。

一枚目のトタンを張る時は、きちんと基準の寸法を、計算し、測って、印をつけてから、釘を打つ。山谷の波があるから、重ね合わせは、決まってしまう。最初が狂うと、最後まで、修正できなくなる。一枚目だけは、慎重に、気を使いながらの作業だ。一枚目が決まると、後は、山谷に合わせて、張ってゆくが、この重ね合わせ部分に、コーキング材を塗って、水が入り込まないようにしておく。

一日かかって、約半分少し、張り終える。


カラス

2010-11-18 19:35:30 | 農作業

11月18日(木)   ときどき    いちじ  

雨音がする。5時を少し回った位で、窓の外は、真っ暗だ。6時過ぎに起床。雨戸をあけると、昨日できた水溜りに、小さな波紋ができるほどの雨が降っている。8時過ぎには止むが、この雨雲、午前中、二度ほど、短時間の降水をもたらした。

午前中は、動物の世話、クン炭作り、精米と米出荷の準備。落ちついた所で、納屋の屋根トタン、下見トタンの購入、運搬、収納。

午後はソラマメ植付。100本強。

畑について、車から降りて、仰天する。日曜日に定植したソラマメの苗が、引き抜かれている。千切れているものもある。その数たるや、尋常ではない。瞬間、パニック的になる。何が何だか分からない感じだ。しかし、すぐに、原因に気付いた。

カラスである。

カラスは、植え付けたソラマメを引き抜いて、残っている種豆の部分を食べることがある。ソラマメは、ポットに播種するとき、豆の三分の一ほどを、土から出しておく。その方が、病気にかかりにくいという。だいぶ昔のことだが、植え付けた苗をかなりやられた。畑に植えても、豆の頭が見えているから、被害にあったのだ。以来、マルチに穴をあけて、苗を置いてから、畝間から土をすくい苗の周りに被せて、豆が見えないようにして、定植してきた。それでも、頭の良いことで知られるカラス。半分は、いたずらのように、植え付けた苗を引き抜く。そうした被害は、毎年受けている。晩秋に定植するエンドウ豆や、タマネギなども、引き抜き被害にあう。タマネギなどは、食害はないのだから、完全に「いたずら」だ。そして、その被害も、全体からみれば、それほど多くはない。「カラスの奴め!」と云いながら、引っこ抜かれた苗を植え直したり、補植をすれば済むほどだった。せいぜい、数パーセントの被害で済んでいた。

しかし、今回は違う。数えてみて、驚いた。80数本。250本強植えたのだから、三分の一近くの被害だ。しかも、被害の程度もかなりひどい。引き抜かれて放り投げられただけのようなものは、一割ほどしかない。ほとんどが千切られている。先端だけが千切れているだけなら、再生もありうる。根元からちぎれているのは、どうにもならないだろう。

他の畑に、100本ほど植え付ける予定だったが、変更せざるを得ない。これから、再度、今日植えたものも、被害にあわないとも限らない。残っている苗は、補植用に、取っておかなくてはならない。

虫や、病気を心配するだけでは足りず、害獣、害鳥対策も。なんで、こんなに振り回されなくてはならないのだろう。

 


水仙

2010-11-17 18:02:03 | 暮らし

11月17日(水)  

小雨は、夜半から降り始めたようだ。明るくなるころには、水溜りもできていた。この冷たい雨は、降りやむことなく続き、今も、わずかに降っている。

午前中、出荷作業。連れ合いが、午後から出かけるので、二人で、午前中に片づけてしまう。作業場で、野菜をいじっていると、手が冷たく、動きも悪くなるほどの寒さだ。連れ合いは、昼食後、動物たちの段取りを済ませ、3時前に出かける。私は、この寒さの中、結局、何もせずじまい。夕方、動物たちの世話に、ちょこっと外に出て、家に入った所。明日は、一日一人だから、犬、猫、ニワトリの相手をしてやらなければならない。雨は、そろそろ上がるようだが、朝は、かなり冷えるようだ。

七十二候

金盞香(きんせんこうばし)  スイセン(または、キンセンカの説もある)の花が咲き始めるころ

そう、そろそろ水仙が咲き始めるころになった。この辺りは、スイセンが、至る所にあり、あちこちに、スイセン街道と呼ばれる所もある。家のまわり、田んぼや畑の土手、山のふもとなどにスイセンの球根が、植えられている。秋になると、そこかしこで、緑色の葉が顔を出し始める。今、その葉は、2~30㎝に伸び、その中に、茎の先端に付いた蕾が、出番を待っている。葉っぱだけに見えているが、ふと、蕾に気付く日が来る。そして、数日、蕾が開き始める。もう、そんな冬になってきた。


日記

2010-11-16 18:36:42 | 農作業

11月16日(火)  

夜の雨は、たいして降らなかったようだ。庭に、小さな水溜り。

午前中は、クン炭作りをしながら、納屋建築。。前回できたクン炭を、袋に移し、新たにもみ殻を入れ、火を付ける。北風が強く吹き、煙突からの煙はほぼ水平に流れるほど。しかし、缶の中なので、火が飛ぶこともなく、心配する必要はない。

吊戸用の補強材の取り付けを終わらす。屋根トタンを張るための、墨だし(基準になる印をつけること)。

午後は、秀畑。

ソラマメ用の畝作り。7畝は、すでに植付も終わっている。サツマイモの収穫が終わらず、続けて畝立ができず、中断していた。少し残っていたさつま芋を、連れ合いに掘ってもらった。その後を耕して、畝を建てる予定だ。蔓を片付けて、トラクターのエンジンを掛ける。セルモーターは回るが、エンジンがかからない。何度かやっても同じこと。諦めて、中止しようかとも思ったが、明日は、小雨になるかもしれない予報だった。耕すことなく、畝立を強行することに。掘りかえした後なので、でこぼこしている。レーキでならして、施肥。畝立マルチ機を走らす。耕していないので、土は固く、畝立機のロータリーでは、土を少ししか削れない。畝の高さが低くなるが、しょうがない。3畝作るが、最後の二畝だけは、低い畝になってしまった。


検診

2010-11-15 18:29:53 | 農作業

11月15日(月)    いちじ    ゆうがた  小

朝から、病院。半年ごとの定期検診だ。血液検査と、大腸の内視鏡検査。だから、昨晩の夕食は、控えめに早めに終わらす。当然、アルコールも少し控えて。朝食は抜きである。が、朝食は、この20年以上、食べない習慣になっているから、当たり前の一日の始まりにすぎない。そういう健康法だ。

9時ころに到着し、まず、採血。それからの、長いこと。9時半前には、内視鏡検査の待合室に入る。すぐに、腸内の洗浄薬を手渡され、飲み始める。二時間ほどの時間を掛けて、2Lの薬液を飲む。ビールならば、2Lなど、グイッと楽に飲めるが、この2Lは、なかなかしんどい。と云って、それほど苦痛は感じないが。一時間もすると、トイレに通い始める。4~5回も通うと、ほとんど透明の水が出るだけになる。2時間少しの時間が経過している。

こちらは準備完了。いつでもどうぞ、と、待ってはいるが、なかなか、お声はかからない。一時間ほどは、落ち着かなく、読書を続ける。ようやく名前を呼ばれたのは、お昼を大きく回ったころ。検査着に着かえ、腸の動きを弱めるという注射。やっとのことで、検査室に入れてもらう。何時もは、出すだけの所から、内視鏡が挿入される。自分の腸内が、目の前の画面に映し出される。ピンクがかった内皮に赤く細い血管が網の目状に映る腸内を見ながら、カメラの先端が、腹の中を動くのを感じる。私には、どのあたりなのか分からないが、最終的には、小腸の入口が、終点だという。大腸につながる小腸を覗きこんでから、カメラは後退する。この時、ポイント、ポイントを、写真に写しながら戻ってくる。

一年前の検査の時、小さなポリープが数個あった。今回の検査でも、そのポリープは、ほとんど問題にならないほどの大きさのままだった。特に、治療等を要する状態ではない、という結果だった。

すべて終わり、会計を済ませて、帰宅したのは、2時半。遅い昼食を取り、2時間ほど、納屋建築。


駅伝

2010-11-14 18:30:29 | 暮らし

11月14日(日)  

一日曇り空だが、気温は、それほど低くならず、過ごしやすい。午前中は、ソラマメの定植。250本強植え付ける。

小さなソラマメの苗

植付の終わった畝

午後は、納屋建築。

晩秋から、冬にかけては、駅伝の季節だ。二人とも、駅伝ファンで、テレビ中継があるとみてしまう。正月は、のんびりと、テレビの前に座り込むが、それ以外の日は、そうもいかない。が、だいたい、実況は、昼から始まり、二時間半くらいだから、昼休みを少し長くとるくらいの気持ちで、見入ってしまうことが多い。今日は、東日本女子駅伝だった。家に入ると、連れ合いがチャンネルを合わせてあった。昼休みの一時をかなり回るころになると、襷の受け渡しを見終わると、作業場に行き、米の精米などの作業をして、ころ合いを見て、再び、居間に戻ったりを、繰り返す。連れ合いも、配達のタマゴの掃除や、パック詰めをやりながらの観戦だ。

実況が終わると、外に出るが、暮が早くなった今、二時間ほどしか作業はできず、捗らない。


小屋組み

2010-11-13 18:28:49 | 農作業

11月13日(土)    ときどき  

ヤマイモ整理、出荷作業。

イモの整理は時間がかかる。月が変わってからは、一日の明け方の大雨警報以来、雨は降っていない。しかし、畑土は、10月の多雨をしっかり溜めこんだように、しっとり湿っている。ヤマイモの肌に張り付いて、土離れが悪い。イモの株は、ほとんど、何本かがくっついている。土を落としながら、一本づつに分ける。蔓と、大きな長い根をハサミで切り落とす。イモの肌は傷つきやすく、傷つくと変色しやすくなるので、丁寧に扱ってやる。多めに掘ってきたので、二時間ほどかけ整理した量は、30kgほど。

その後は、納屋建築。

垂木を取り付け終わる。小屋組は完成。トタンを張れれば良いのだが、トタンの入荷は、16日になるという。それまでは、吊扉の取り付けか所とか、窓の取り付けか所の加工をする。その部分だけは、外壁を張らないわけだから、外壁の下地と、縁を切り、枠を作らなければならない。最も手間のかかる作業になる。今日は、吊戸を吊る壁の部分の補強に着手。間口が、2,7mと広くとるので、充分な補強をしておく。

 

垂木を取り付け終わった所

小屋組みの終わった外観


最低気温

2010-11-12 18:03:12 | 農作業

11月12日(金)    ときどき  

 

一日、畑作業。

ソラマメのマルチを6畝。ヤマイモの収穫。

まとめての注文をもらったので、何時もより多めに、三コンテナ掘る。今年のイモは、小ぶりだ。と云うより、巨大なイモが少ない、と云う言い方の方が正解だ。ほどほどの大きさのものが多く、そろいが良い。出荷の時に、扱いやすい。畑を変えたせいなのか、夏の気候のせいなのか。君津の自然薯栽培のニュースで、夏の暑さのせいで、小ぶりで、曲がったものが多いと、生産者の話を聞いた。我が家の畑も、そういうことにしておこう。

七十二候。 

地始凍(ちはじめてこおる)  寒さで、大地が凍り始めるころ。   

 今日は、温かく、シャツを脱いで、作業するほどになった。しかし、朝晩は、かなりの冷え込みだ。ストーブを付ける日が多くなる。朝起きて、日の出前、居間の外の濡縁に、ときどき、温度計を出してみる。数日前には、2℃、3℃の日があった。今日は、5℃だった。気象庁発表の最低気温より、かなり低い。百葉箱などの、正式な測定ではないし、地面から、50㎝ほどと、低いせいもあるが、確実に、寒さはやってきている。

                                                                                                                                                


小春日和

2010-11-11 17:43:27 | 農作業

11月11日(木)    いちじ  

風は弱まる。予定通り畑に行く。午前中は、ときどき、風がさーっと強めに吹き、肥料撒きの時、腰をうんとかがめて、地面すれすれに手を振る場面もあった。昼近くから、2時間ほど、雲に覆われる。陽がかげると、やはり、少し寒く感じる。昼食後、再び出かけるころには、雲も切れあがり、暖かな日差しが、くるんでくれた。風もほとんど吹かず、温かな霜月の中旬だ。

タマネギ用のマルチを3畝張る。ソラマメの畝は、高畝にするので、機械の畝高を変える。だいぶ長い間、低畝作業の連続だったので、高畝に切り替える、ハンドルが、固くなってスムーズに動かない。オイルは持ってきていないので、どうにもならない。半端な状態で、作業してみるが、マルチがきれいに張れない。残りは、明日、機械を整備してから。

早めに帰り、小屋の上にのぼり、垂木を何本か打ちつける。