畑のつぶやき

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高齢者医療

2012-11-22 19:15:41 | 介護日記

11月22日(木) 

朝には上がっていたが、強い雷雨だったようだ。この私も、夢現に雷音を聞いていた。予報は、昼ころからは晴れると云うことだったが、一日太陽は顔を出さなかった。

午前中は、私の歯科予約があり、午後は、母の病院。両方とも、中途半端な時間だったので、まとまった作業はしなかった。出荷用の米の調整や、ヤマイモの整理で、お茶を濁す。夜間の雨で、畑も濡れているだろうし、こんな天気なので、連れ合いも、髪を切りに行くとか云っていた。

所で、母の病院でのこと。この所、疑問に思っていたことを医師に聞いてみた。

母は、認知症かもしれないと、診察を受けたのは、もう7年ほど前。父の死後すぐのころだった。連れ合いが、総合病院に連れて行き、診断を受け、アルツハイマーの症状が判り、アリセプト錠を処方され、飲み始めた。以後、介護関係の都合もあり、依り家に近い病院に変えたが、処方は続いている。そのほかにも、血圧を下げる錠剤も服用している。数年前に、あまりにひどい夜尿症と、多尿のため、いろいろと調べて、抑鬱剤が、高齢者の夜尿症に効果がみられると云う情報を得て、トフラニール錠を処方してもらい、現在にいたっている。

アリセプトも5㎜錠だったが、途中10㎜に変更された。これに関しては、一年ほど前に、年齢(当時で、93歳)からみて、10㎜を続ける意味があるかと、質問したところ、5㎜に変えてみましょうか、ということだった。

今回は、年齢的なことも考えて、三種類の薬を飲み続ける意味があるのか、効果はあるのか、絶った場合、何か変化はあるのかと、質問してみた。

答えは、トフラニールの場合、飲むのを止めてみても、構わないでしょう。何か様子に変化があったら、再開すると云うことにすればよいでしょう。アリセプトは、飲むのを止めても、変わりはないでしょう、という答えだった。それで、血圧の薬だけは、直接体の変化にかかわる薬なので、続けることとして、他の二種類は止めることにした。

このような措置は、医師の方から、提案されることは、まずないだろう。患者側から、質問してみない限り、必要でもない薬、効果もはっきりしない薬をずっと飲み続けることになる。

こんな現象も、高齢者医療の行き詰まりの一因でもあるだろう。