畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

背伸

2012-10-25 18:08:25 | 農作業

10月25日(木) 

ちょっと薄日が射したりもしたが、ドンヨリの曇り空。午後は、雨もぱらついたりした。

葬式明けで、ちょっと気だるい。母を送りだし、洗濯や掃除。クン炭を作ったり、出荷用の米の準備をしたり、細々したことを済ますと、昼になる。午後は畑に行く。

播種後、防虫のため、被覆しておいた不織布の取り外し。播種してから、ほぼ一月になる。すっかり生長して、ダイコンなどは、30㎝を超えるほどになり、不織布が持ち上げられ、幅1m、長さ40mの白い箱型状のものが、畑にデーンと座っているような状態だ。これ以上成長したら、抑えている土から抜けるほどに、パンパンに張っている。中の葉っぱも、窮屈そうだ。取り外してやると、抑えつけられた力から、解放される。しばらくすると、ウ~ンと背伸びをするように葉を伸ばすように感ずる。

しかし、菜花やカブ、チョウホウナなどの葉っぱは、かなりのレース状の食害痕が。地から生まれた虫蟲が、不織布の中という、肉食虫から守られた安全圏で、大手を振って生きているのだろう。また、古い不織布で、小さな孔のあいているような所は、外からの攻撃も受け、ほとんど全滅状態の所も、何箇所かある。それからみると、不織布は、守ってくれる効果の方が、あると云うことだ。作業中、小雨が落ちて、不織布を濡らし、少し重くなるものを巻き取り、車の荷台に放り込む。

これからは、大分育ち過ぎたが、間引いて、ほどよい間隔にしてゆく作業が続く。