畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

単純作業。

2009-05-16 20:21:13 | 農作業
5月16日(土) 

一日出荷作業。
まずは、ハッチク筍を掘りに行く。この間、乾燥気味の天気だからどうだろうと、思いながら、林に分け入る。あちこちに、ニョキニョキというわけにはいかないが、手頃なものがそれなりに頭を出している。一時間ほど探し回り、15kgほど、掘ることができた。
その後は、ハッチクの整理、荷造り。そして、また、延々とソラマメの袋詰め。ラジオを聞きながらの、単純作業。椅子に座って、コンテナ一杯のソラマメの選別。明らかな不良品、一粒莢、を撥ね、三粒莢以上を中心に、二粒莢を含め、秤の上に載せる。400gになったら、ポリ袋に入れる。袋の口を絞り、テープを装着してある、「パックシーラー」という機械に通す。ガチャンと、袋の口をテープ止めしてくれる。その袋を、段ボール箱へ入れる。これで、一工程。この繰り返しである。
いわゆる商品として、出荷する場合は、このような余計な作業が必要とされる。この負担が、価格に転嫁される。新聞紙にくるんで、箱に入れるのとは訳が違う。しかし、店頭に並ぶ場合、量り売りでもない限り、どこかで、この作業が必要となる。農産物としての価値以外の価値が、加わることになる。