ボランティアで行っている、グループホームでの「童謡・唱歌・叙情歌コンサート」?ですが、昨日は、6回目となりました。今回のテーマは「海・月・初秋」ということで、選曲してみました。
1、我は海の子 2、海(♪ 松原遠く~♪ の方) 3、カモメの水兵さん 4、浜辺の歌 5、虫の声 6、月の砂漠
私自作の歌詞カードを配ると、皆さん、始まる前から、それぞれ口すさんでいたりする光景が...。そもそもが子ども向けに作られたわけなので、歌いやすいんでしょうね。(^^)
今回は、ちょっとお遊びを取り入れようと、「虫の声」のときに、家にあった、ガラクタ楽器を持参し、皆さんに配ってみました。ミュージックベル、カエル型ギロ、カエル型木魚、ウッドブロック、ミニマラカス、etc. すると、期待してた以上に、皆さんノリノリで演奏してくれました。90歳だという方など、昔、三味線を弾かれてたそうで、リズム感もすばらしく、オリジナルなリズムをたたいてくれてました。全曲の中で、一番盛り上がったのは、この「虫の声」だったようです。
その後、私オリジナルの「歌曲風インチキ磯節」をアカペラで披露。アンコールなどいただいたので、調子に乗り、「浜辺の歌」もアカペラで歌い、最後に「虫の声」をもう一度、全員で歌って終了となりました。
皆さん、それなりに楽しんでいただけたようで、私も満足。楽しいひとときとなりました。
ここで使う歌に関しては、皆さんが歌いやすいように、オリジナルの音程を、かなり下げて使用。作曲者には怒られそうですが、やはり高い音が出てくると、それだけで歌いにくいので、せいぜい「高いレ」止まりになるよう、調節してます。低い方は「低いラ」まで。それくらいが、ちょうどいい感じですね。
それにしても、伴奏付けのため、コード進行を全曲調べて準備するのですが、この時代の童謡・唱歌というのは、実に単純な進行になってるのに気づかされます。ハ長調だったら、C・F・G(つまりⅠ・Ⅳ・Ⅴ)の和音で、ほとんどの曲が解決できます。(^^) だからこそ、誰にでも歌いやすいんですね。
今回の収穫。「カモメの水兵さん」は、戦前・戦中の童謡レコード売り上げナンバー1だった。「虫の声」は明治43年作なのに、一度も教科書から消えることもなく、いまだに幼稚園や小学校で愛唱されている。(ちなみに「われは海の子」は一度消えて、平成元年に復活。「海」(松原~)は、平成4年を最後に消えてます。)