体験学習 「森からの贈りもの~東紀州から木の音色を届けよう~」 IN熊野古道センター
先週の土曜日は、娘に付き合い、尾鷲ヒノキでつくる「コカリナ」をつくりにいってきました。
講 師: コカリナ作り 黒田哲男氏
コカリナ演奏 加藤恵美子氏
笛は、唇に直接触れますので、木の質感に対し敏感にキャッチできて面白いなーと思いました。
ソプラノコカリナは、お母さん指くらいのサイズなので
子どもでも気軽に持ち歩きできます。
▲様々な樹種からつくったコカリナが展示されていました。
▲写真左:かりん 写真右:くるみ
▲写真左:100年桜 写真右:梅
▲写真左:山武杉 写真右:イチイ
▲桃太郎
へーこんな木も使うんだと思ったのが、コレ! 「みかんの木」です。
丁度「どのように表現したら、一枚板や木に親しんでもらえるかな」と日々模索していたので
楽器を通して、樹種の違いの面白さを知ることがわかりとても勉強になりました。
そういえば、オークビレッジ様は樹種の違いによって音階をつくった木琴「森の合唱団」
という楽器を製作していたことを思い出しました。
遊びを通して、イロイロな樹種に触れる機会をつくっていたのかな~。
▲コカリナ製作風景 娘と同じくらいの子も参加していました。 高校生のグループも参加しています。
▲娘が製作したコカリナ
製作を終えると
自分でつくったコカリナで演奏するワークショップがありました。
講師の加藤恵美子様は、
保育園の園長をされていおり「子ども達に木の音色を体験させてあげたい」という想いから
コカリナ演奏をはじめたそうです。
コカリナ演奏は指を動かしますので、脳梗塞をされた方がリハビリとしてコカリナを始めた方もいらっしゃるとか。
コカリナ演奏のワークは無料でしたので、お舅さんも娘と一緒になって演奏を楽しみました。
昨日、テレビをみていたら吉田カバンの社長が
「昔の職人はバッグに選ぶ素材を舐めていた。吉田カバンのスタッフも素材を舐めて覚えさせる」
と話されていました。
そうやって考えてみると、木を舐めて素材の違いを体感することも、
木に親しみを感じる行為だと思いました。
そういった意味では、尾鷲ヒノキを体感する「コカリナ」の体験学習はとても奥が深かったように思います。
続いて
尾鷲のCAFE スケールのご主人が製作した「樹齢100年~200年の枝でつくった ヒノキの耳かき」のお話です。
先日、cafeスケールにいくと
マスターが面白いお話を聞かせてくれました。
「速見林業さんから、樹齢100年~200年の枝をもらって、何かに使えないかな~と考え・・・こんなもの造っている」
といって見せてくれたのが耳かき。
▲マスターが一本一本手づくりでつくった 耳かき
木に沿って、形を考えるので
一本一本形が異なり
オブジェとしてみても興味深いものばかりでした。
樹齢100年~200年の枝だからこそ、年輪も緻密です。
耳垢をかく部分は、小さい面積ですが、耐久性が必要です。
マスターは伊勢などで名人がつくった竹の耳かきをみて、耳かきだったら成長がはやい竹より
尾鷲ヒノキのようにゆっくり成長した木の方がむいているのでは!
と思われたそうです。
確かに年輪の詰まった枝を見せてもらうと・・・・なるほどと思います。
マスターは枝の部分は、捨てることも多いという話を聞き
製作にかかられたそうです。
マスターは海山町で行われている「ものづくり勉強会」に参加されており、木で何をつくろうか?と考えていたそうです。
スケールのマスターは鉄のオブジェをつくるので有名です。
なんていうのか・・・・手でモノを考える感性が素晴らしい。
この耳かきをつくる作業は
たとえで言うと 仏像彫刻家の円空がつくった仏像と同じようなもの感じました。
なんというのか「こういうものを造る!」のではなく「木の流れに沿って、造形が出来上がる」行為に共通項があるような・・・・。
自然の造形美を手で触ると、なぜかとても癒され
そのうえ、ふぁ~とヒノキの香りを味わえます。
これは「香木彫刻 耳かき」といっても良いのでは。
イロイロな角度で見つめなおすと、
木の使い方や木に親しみを感じていただく
可能性が広がることを知り
とても刺激になりました。
偶然日曜日には、遠いところから小川社の一枚板を求め、お客様がいらっしゃいました。
主人ほどでは無いですが、
私も一枚板の可能性にはまっているような気がします。
小川社の一枚板を使った施工例はコチラをどうぞ。
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [前編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [中編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [後編]
丸京建設さんがつくった栃とカリンの一枚板
仕事の話
[縮杢を使った玄関]+[バイオリン]
ケヤキカウンター用 一枚板
象牙材でつくった建具
端材の活かし方にそれぞれの生き方が現れる?
国産ひのき集成材でつくる収納家具
知る人ぞ知る大川商店のケヤキ小割板
小川耕太郎が厳選した板を持ち、建具屋さんに製作依頼。~前半~
小川耕太郎厳選、一枚板でつくる建具~山武杉でつくる建具~(中篇)
一本の丸太から何枚の建具がとれるのだろうか(後編)
製材から依頼し、建具をつくる。
先週の土曜日は、娘に付き合い、尾鷲ヒノキでつくる「コカリナ」をつくりにいってきました。
講 師: コカリナ作り 黒田哲男氏
コカリナ演奏 加藤恵美子氏
笛は、唇に直接触れますので、木の質感に対し敏感にキャッチできて面白いなーと思いました。
ソプラノコカリナは、お母さん指くらいのサイズなので
子どもでも気軽に持ち歩きできます。
▲様々な樹種からつくったコカリナが展示されていました。
▲写真左:かりん 写真右:くるみ
▲写真左:100年桜 写真右:梅
▲写真左:山武杉 写真右:イチイ
▲桃太郎
へーこんな木も使うんだと思ったのが、コレ! 「みかんの木」です。
丁度「どのように表現したら、一枚板や木に親しんでもらえるかな」と日々模索していたので
楽器を通して、樹種の違いの面白さを知ることがわかりとても勉強になりました。
そういえば、オークビレッジ様は樹種の違いによって音階をつくった木琴「森の合唱団」
という楽器を製作していたことを思い出しました。
遊びを通して、イロイロな樹種に触れる機会をつくっていたのかな~。
▲コカリナ製作風景 娘と同じくらいの子も参加していました。 高校生のグループも参加しています。
▲娘が製作したコカリナ
製作を終えると
自分でつくったコカリナで演奏するワークショップがありました。
講師の加藤恵美子様は、
保育園の園長をされていおり「子ども達に木の音色を体験させてあげたい」という想いから
コカリナ演奏をはじめたそうです。
コカリナ演奏は指を動かしますので、脳梗塞をされた方がリハビリとしてコカリナを始めた方もいらっしゃるとか。
コカリナ演奏のワークは無料でしたので、お舅さんも娘と一緒になって演奏を楽しみました。
昨日、テレビをみていたら吉田カバンの社長が
「昔の職人はバッグに選ぶ素材を舐めていた。吉田カバンのスタッフも素材を舐めて覚えさせる」
と話されていました。
そうやって考えてみると、木を舐めて素材の違いを体感することも、
木に親しみを感じる行為だと思いました。
そういった意味では、尾鷲ヒノキを体感する「コカリナ」の体験学習はとても奥が深かったように思います。
続いて
尾鷲のCAFE スケールのご主人が製作した「樹齢100年~200年の枝でつくった ヒノキの耳かき」のお話です。
先日、cafeスケールにいくと
マスターが面白いお話を聞かせてくれました。
「速見林業さんから、樹齢100年~200年の枝をもらって、何かに使えないかな~と考え・・・こんなもの造っている」
といって見せてくれたのが耳かき。
▲マスターが一本一本手づくりでつくった 耳かき
木に沿って、形を考えるので
一本一本形が異なり
オブジェとしてみても興味深いものばかりでした。
樹齢100年~200年の枝だからこそ、年輪も緻密です。
耳垢をかく部分は、小さい面積ですが、耐久性が必要です。
マスターは伊勢などで名人がつくった竹の耳かきをみて、耳かきだったら成長がはやい竹より
尾鷲ヒノキのようにゆっくり成長した木の方がむいているのでは!
と思われたそうです。
確かに年輪の詰まった枝を見せてもらうと・・・・なるほどと思います。
マスターは枝の部分は、捨てることも多いという話を聞き
製作にかかられたそうです。
マスターは海山町で行われている「ものづくり勉強会」に参加されており、木で何をつくろうか?と考えていたそうです。
スケールのマスターは鉄のオブジェをつくるので有名です。
なんていうのか・・・・手でモノを考える感性が素晴らしい。
この耳かきをつくる作業は
たとえで言うと 仏像彫刻家の円空がつくった仏像と同じようなもの感じました。
なんというのか「こういうものを造る!」のではなく「木の流れに沿って、造形が出来上がる」行為に共通項があるような・・・・。
自然の造形美を手で触ると、なぜかとても癒され
そのうえ、ふぁ~とヒノキの香りを味わえます。
これは「香木彫刻 耳かき」といっても良いのでは。
イロイロな角度で見つめなおすと、
木の使い方や木に親しみを感じていただく
可能性が広がることを知り
とても刺激になりました。
偶然日曜日には、遠いところから小川社の一枚板を求め、お客様がいらっしゃいました。
主人ほどでは無いですが、
私も一枚板の可能性にはまっているような気がします。
小川社の一枚板を使った施工例はコチラをどうぞ。
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [前編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [中編]
[設計はご主人]+[保育士の奥様の視点] ~小川社の一枚板を使った施工例 [後編]
丸京建設さんがつくった栃とカリンの一枚板
仕事の話
[縮杢を使った玄関]+[バイオリン]
ケヤキカウンター用 一枚板
象牙材でつくった建具
端材の活かし方にそれぞれの生き方が現れる?
国産ひのき集成材でつくる収納家具
知る人ぞ知る大川商店のケヤキ小割板
小川耕太郎が厳選した板を持ち、建具屋さんに製作依頼。~前半~
小川耕太郎厳選、一枚板でつくる建具~山武杉でつくる建具~(中篇)
一本の丸太から何枚の建具がとれるのだろうか(後編)
製材から依頼し、建具をつくる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます