蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

義援金について

2011年04月04日 15時17分21秒 | 東日本大震災復興支援活動
義援金について、
先日のブログで「社会コスト」の寄付金を義援金として使いたいということを書きました。


それで、どこに寄付すべきかゆっくり考えようと思っていました。
緊急の資金は国が何とかするのだろうと思っていたからです。
日本赤十字社などもすぐに支援するだろうから、復興の方で使っていただこうと思っていました。


ところがネットなどで調べていると、どうやら日本赤十字に集まった義援金は
まだどこにも届けられていないようだです。
支援物資なども、避難所全員分がそろわないと誰にも配られないという記事も読みました。


また、日本赤十字などに集められた「義援金」は、
事務経費などで25%~40%差し引かれて寄付されるそうです。
(法的には問題ないそうです。)


差っ引かれた経費は、天下り役員の銀座でのクラブ代や視察旅行費になるのでしょうか?
どこからいくらの寄付があって、どのような経費がかかって、
その結果、どこにいくら寄付したというのが本当ではないでしょうか?
ふざけている。


それなのになぜ、「義援金」が日本赤十字などに集中するかというと
法人の寄付の場合、全額損金扱いできるからです。
公的なところ以外に寄付した場合は損金処理できず、税金がかかるのです。
大きな違いが出てきます。


でも私は、「損金処理できなくても、きちんと現地に届く寄付をしたい。」と思っています。
天下り役員の給料になるなど真っ平御免です。


私の自宅玄関ドアなどを作ってくれた「幾何楽堂」の小坂さんは、
下のブログのような活動をしています。
http://plaza.rakuten.co.jp/kikagaku/diary/


小坂さんは、きちんと言ったことを実行する人です。
私は心から彼を信頼しています。


それで私は、
「できれば小坂さんに活動資金として寄付したい。」そう思うようになりました。
社員の中には、
「知人に寄付してきちんとした寄付として見てもらえるのか?」
「何か支払うべきお金を寄付のふりをして支払っているとみられるのではないか?」
という意見もあります。


そういう疑いをかけられる恐れ、弊社の信頼を損ねる恐れがあっても
私が信頼する人に「義援金」を預けたいと思うのです。


実際に、掃除したり炊き出しをしたりしに行くのですから
支払いの明細を報告してもらうことは、余計な手間がかかるので求めないつもりです。
その場で必要なものに使っていただければ良い。


「それで、寄付金がきちんと被災者のために使われたと証明できるのか?」
「それが、小川耕太郎∞百合子社のいう社会コストか?」
というご意見も出てくるでしょう。


それには、
「私の信頼している人です。間違いなくそうしています。すべての責は、すべて小川耕太郎が負います。」
と答えるしかありません。


既存のシステムに乗っかっていれば問題なく「寄付」とみてもらえますが、
そんなシステム自体がおかしいのであれば、
自分たちで信頼できる仕組みを作らなければなりません。


それは、自分が本当に信頼できると思う人たちとの小さなネットワークです。


まだ、社内で決定したわけではありません。
私の一存では決められませんから。


2~3日中には結論を出したいと思っています。
このブログの見ていて下さる皆様からのご意見をお待ちしています。
是非、ご意見を投稿してください。
お願いいたします。