きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

ちくわピザ

2019-01-03 | チーズ・乳製品

お節料理に飽いて、熱くてちょっと味の濃いもんが食べたかった
だけど、めんど~なことはしたくなかった..................

で、竹輪でピザ焼き

想像してたより美味しかった(笑)

コツは、「ちくわの塩気」に注意すること
意外と味の濃いものだし、メーカーによっても違う

どちらにしても、ケチャップもチーズも「控えめ」に使う方が無難
あと、ピーマンが重要なのだ、ないと寂しい味だと思う



◆オリーブ油(耐熱器にたらり)
◆かもめちくわ(適当に切って並べる)
◆ケチャップ
◆ピーマン(輪切り)
◆細切りモッツレラチーズ

 ・香ばしく焼く(強火で端っこがカリカリになるように)

◆タバスコ


あっついうちに食べる



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お節をかたづける食卓

2019-01-03 | 朝ごはん・昼ごはん
               

ひさびさに、ご飯・おつゆ・なっとの朝餉スタイル
それでもおかずは、「おせち」と「正月もの」の残りが並ぶ

うま煮はすこし煮詰めて味を濃くし、おかずになる味に展開
いくらはお節につかったあと、「醤油漬け」にしてあった
黒豆はもっと美味しくなってる、しわも伸びて味が深まってきた

どんどん食べてどんどん消化せねばっ


・・・これ食べて呑んでてね~セット・・・


お風呂にゆっくり入りたかったから、おつまみセットを用意して
これだと気が急くこともないから..................

・・・ついでに〆鯖、すだちをジャブジャブかけて・・・



さすがに疲れてきた

拵えて片づけて拵えて片づけて

やってもやっても終んない

ノンストップの年末年始

ふう



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煮込みジンギスカン

2019-01-03 | 鍋もの
                 

地震で大被害のでた、厚真町の成吉思汗屋さんからお取り寄せ
イメージしてたのと「ぜんぜん」違った、すごく美味しかった~♪

もともとあたしは、味付けジンギスカンと野菜を「煮炒め」して食べるのが好き
ちょうど青森のバラ焼きとか、韓国のプルコギのようなかんじ...........

だからそんなのを想像していた、「汁だくめ」の味付けジンギスカンだと

ぜんぜん違った



2日の朝餉用に、フライパンでやっつけに煮たから絵面が悪いけど
煮汁を見てほしい、透き通ってるのがわかると思う.............

ラム肉には味がしみ柔らかく、澄んだ醤油色の煮汁はアッサリしてるのにコクがあり
煮汁ごとたっぷりよそって「鍋もの」のようにフウフウ食べた、本当に美味しかった

最後はご飯に「煮汁ごと」かけて、汁かけ飯で〆た



鍋敷きが新聞紙(笑)

追加した野菜は、もやし・玉葱・にら........テーブルコショウをふって食べた


なるほど~みんな美味しいって言うはずだわ

ふつうのジンギスカンを食べるより、マイルドだしアッサリしてるし
老若男女にうける味、これからの寒い晩にはピッタリの鍋物だ


まだ3袋のこってるから、次は土鍋でちゃんと拵えてあげよう



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ほんのきもち

2019-01-03 | 本と映画の話

ことしの手帖は、小さめのノートくらいので赤いチェック柄にした

きまぐれB型の無精者なので、細かく書き込む月もあれば
何ヶ月も、ほとんど真っ白ってページが続くときもある

おおまかな日々の記録、保存食作りの記録、頂き物、買い物の記録などなど

それからガスぬきで、「きばな黒日記」を書き込んだりもする
書くことでストレス発散してるので、当然たのしい内容ではない

情けないことに、ことし一発目の元旦の夜も、鬱々と悲しみを書き殴っていた



泣いて泣いて泣きまくって、顔が被れ喉が荒れ鼻の粘膜の爛れが日常化したころ、涙が枯れた
涙が枯れて気がついたけど、泣いてるうちはまだ楽だったのだ、泣くことによって膿が出せたから

涙が枯れたからって哀しくなくなったわけじゃない、悲しいとか寂しいとかって言葉とも違うような
味わったことのない痛みが鳩尾に巣食って、硬い岩石となって周りの肉をえぐり続ける...........

家の中のどこを見ても何をしていても何を思っても、すべて1点のことに繋がってしまう
しかも泣けないもんだから、フツフツと煮つまるように濃厚な痛みが蓄積されていく

地獄

頭がぼんやりする、水の中に潜ってるような着ぐるみを着ているような
それでもこの苦痛は幸福の代償なんだから、がんばらないといかん!と

それでも、あ~だめかもしんないあたし、って内心かなり焦ってきていた
こんな地獄、いつまで続ければいいんだとか、本当に抜け出せるのか?とか

絶望感でいっぱい



だから気分転換をいろいろと試していた、思い出さないような映画を観たり、手先を動かすようなことしたり
本も休みなく読む、こわ~いホラー本や、エッセイ本、ほんわか優しい気持ちになるようなもの.........

この「ほんのきもち」は、まず大好きな木皿泉さんも文章をよせていたから目についた
それに装丁もすてき、グリーンが微量にまじったような水色に、白と黄色のイラスト
文章にあわせたイラストもあったかくて良かった...................

これは「小さな贈り物」について、それぞれが文章を綴っているものだけど(漫画もある)
にんまりしたり、わかるな~と思ったり、贈る贈られるの難しさが語られていたり
ずっと探していたゼリーの製造元の住所がぐうぜん判明したりと、なかなか面白く

寝る前に2~3人ぶん「ちびちび」読み繋いでいて、元旦の晩は最後の1人だった

で、それを読む前に「黒日記」を書き殴っていた、ってところに繋がる
すっかり気が塞ぎ、気分転換に最後のエッセイを読もうとページをめくった

それは、北海道出身の作家「乾ルカ」さんの、「天使の名前の犬のこと」

「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」というどっかの伯爵さまみたいな
長い名がつく犬種の「ガブリエル」と、家族にまつわるお話だった...........

生後二ヶ月で飼われてからすぐに風邪をひかせてしまった時のこと、トイレの躾に悩んだすえ
やっと犬の気持ちに気づいたこと、どれだけ家族の慰めになってきたかってエピソードの数々

このあたりで結末が予想でき、これは今いちばん読んじゃいけない話だって気づいたけど
なぜか読むのが止められず、胸が締め付けられるような思いで、最後のお別れの場面まで進む

生き物を飼って見送った人間ならば、誰でも経験するであろう、ひとつの命の歴史
どんな動物でもみな同じなんだな~と思ったし、見送ったあとの飼い主の気持ちも同じ

乾いた心でますます悲しみに沈んでいったんだけど、最後のページをめくって呼吸が止まる
その短い一文にガ~ンとなった、スコ~ンと頭蓋骨に穴が開いて新鮮な空気が入ってきたかんじ

そしたら久しぶりに涙が止めどもなく出てきた、お湯がでてきて止まらなかった


だけどそんなんで急に気持ちが切り替わるわけでもないし、明日になったら
また心が変わってるかもしれないけど、すくなくともその時は(書いてる今も)

もしかして何時か抜け出せるかもしらん、って希望が沸いてきた
それくらい、あたしの脳味噌にはなかった考え方を教えてもらった


心変わりしないよう願いをこめて、最後の文章と心を射抜かれた締めの一文を書き写します





「乾ルカ・天使の名前の犬のこと」・・・(ほんのきもち・より)



~中略~


ガブリエルは形あるものを何も残さなかった。

けれども、いろんな物を私たち家族に贈ってくれた。

手を焼かせてくれた。困らせてくれた。心配させてくれた。
それ以上に笑わせてくれた。慰めてくれた。優しい時間をくれた。

そして最後に、いまだかつて味わったことのない悲しみをくれた。

悲しいというのは、裏を返せば素晴らしいことだと思う。
ガブリエルと過ごした時間が、取るに足りないものだったとしたら、
悲しくなんてならない。悲しみの深さは幸せの証だ。

ガブリエルがいたおよそ十四年の間、私は確かに幸福だったのだ。
ガブリエルが贈ってくれた、形のない贈り物。どれも宝物だ。

でも、もしもその中から、一番大事にしたいものはなにかと問われたならば。



ならば、私は悲しみと答える。




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