「津山三十人殺し」っていうのを、すこし前に読んだけど
それを思い出させるような、陰惨な事件がまた起きた
偶然だろうけど、似たような地域でだ
アタシは道産子だし、普通に町の住宅街で育ったので
村社会とかとかの雰囲気って、まったくわからない
もっと言ったら、村八分とか差別っていうのもわからない
も~有得ないって話で、遠い昔の外国のことみたいだ
さらに言ったら、親と同居とか親族会議とか後継ぎとか
ちんぷんかんぷんの世界で、想像するだけでゲンナリする
なにもかも「近い」近すぎる、この「密着度」は不気味でキモイ
近いと言えば、最近の子供達の世界も異様に密着してるようで
ラインで殺人事件なんて正にそう、薄い関係なのに「近すぎる」のだ
子供の頃の人間関係なんて、昔からそんなもので珍しくもない
そこから学び成長し、本物の人間関係を築くための「予行練習」なのだ
予行練習だけど、かなり授業料は高い
みんなそれぞれに血を流し、泣きながら学んでいく
そこをサボレば、お寂しい人生になるか後で苦労する
だから大人からみれば「バカバカしい安っぽい関係」でも
それはそれなりに、あの年代には必要な通過儀礼なのだ
ただ「近すぎる」んだ、そこが問題なのだ
抑制の効かない「欲望の塊」で、「コンプレックス」と「根拠のない自信」
見栄っ張りと自己顕示欲の「お化け」で「嫉妬」が服きて歩いてる
まさにパンドラの箱がパカリと開いて、「負」が剥きだしになってる状態で
大人になってのちのち思い出せば、赤面なしではいられない恥ずかしい時代
それが青春、こっぱずかしい愚かもの時代、ひっちゃかめっちゃか
だから「陰で悪口」、つまり「遠いとこ聞えないとこ」ってくらいで丁度いいのに
今は悪口も「まるみえ」だって言うんだから、文字は残るもんだし悪意は深まるし
ま~ひどく面倒でウザイ世の中になったもんだ、かわいそうだな、今の子って
ざっ密着
このさき大人になっても、このやり方を基礎とした人間関係を築いていくのだろうか
この子たちが年老いたら、また昔にかえったような「むら社会」を形成するんだろうか
わ~、めんどっちぃ、昭和39年生まれで助かったな、近いのは嫌いだ風通しが悪い
なにごとも、「適切な距離感」が重要だと思うんだが