未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

日本一、大根島のボタン 島根県松江市 平成30年4月23日

2018-04-30 22:34:09 | 庭園
今年も大根島のボタンを見に行ってきました。賀陽ICから岡山自動車道、米子自動車道を経由し、目的地の由志園には、自宅から2時間半後に到着しました。
駐車場は、ほぼ満車の状態でした。ここでも目立ったのが、外国人観光客です。それも欧米人が特に多いようでした。
島根県の観光スポットはいろいろありますが、外国人観光客はどのようなところを巡っているのでしょうか、気になりました。

さて、切符売り場付近は、お土産処もあって、相当混雑していました。庭園に入ると、まず目に付くのが、青々としたモミジの若葉、青モミジです。
そしてボタン園へ。見た感じ、全体の花見指数は70%といったところでしょうか。いろんな種類のボタンが、植えられています。ボタンは、花弁が大きく華やかで、香りも素敵です。しかし鑑賞期間が特に短いので手入れは大変だと思います。
一番の楽しみは、いつもの売店で、ボタンを買い求めること。自宅にはすでに10鉢のボタンがありますが、我が家にない品種や色目のものがあるとどうしても欲しくなるのです。

すでに開花しているものは、値段がずっと安くなります。商品価値が下がるということでしょう。おばちゃんのうまいセールトークに乗せられて今回も2鉢買ってしまいました。
由志園の一番の見どころは、何といっても美しい日本庭園です。広い園内には、ツツジやシャクナゲなど季節の花々が咲き乱れ、撮影ポイントには事欠きません。
また、園内を散策したあとは、庭園を眺めながら贅沢にお茶をすることもできます。
秋には、園内のカエデが紅葉して、それは見事だそうです。今度は一度、その時季に訪ねてみたいと思いました。







希少品種のボタン
























白砂青松の庭


シャクナゲも咲いていました


カエデの若葉、何と清々しい


喫茶コーナー まるで一幅の絵を見るようです
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丸岡城のあり得ない階段?? 福井県坂井市丸岡町  平成30年4月18日

2018-04-29 22:17:22 | 城郭
和倉温泉から、自宅に帰る道すがら、現存12天守のひとつ、国の重要文化財・福井県の丸岡城を訪ねました。
その姿は、行き帰りの北陸道からも確認できました。丸岡ICから車で10分もかからない、非常にアクセスのよいところにあります。
お城のある霞ヶ城公園の駐車場に着くと、こちらもちょうど桜が終わったところのようでした、満開の頃は多いに賑わったことでしょう。(日本のさくら名所100選)



織ネームの入場券450円(平成29年4月より料金改定) 坂井市は織ネームの一大産地です


駐車場横の一筆啓上茶屋


桜まつり 丸岡城のある霞ヶ城公園は日本のさくら名所100選に推薦されています

セット券を購入し、霞ヶ城公園の石段を上がると天守が見えてきます。野づら乱積みで築きあげられた石垣、その上に3層の天守(概観は2層)がそびえたっています。
資料によりますと、当時は五角形の堀に囲まれた敷地内に二の丸、各種門、石垣などもあったようですが、明治の排城令により天守以外はすべて取り壊されたようです。
この丸岡城、現存12天守の中で最古の様式を持つ平山城で、北陸で唯一の現存天守です。どちらかというと小振りで、簡素なイメージ、屋根は石瓦で葺かれています。



丸岡城天守閣 石垣は野面乱積み(のづらみだれづみ)石段から直接入り口にはいります この傾斜もすごい

まず、驚くのが天守への石階段の角度です。約29度あるそうです。一直線に上がる石段はそれのみでとてもシンプル、あまりにも殺風景な感じもします。
そして天守へ。右側に受付、左に靴ぬぎ場があり、正面に階段があります。スリッパに履き替え、順路に従ってまず、1階を見学、そして階段を上がり2階へ上がりますが、この階段がとてつもない急勾配なのです。
その角度は60度以上もあり、まるで垂直に立っているようです。通常は両側に手すりがあるだけですが、あまりにも急勾配のためか、他では見ることのない、結び目のついたロープが左右にぶら下がっているではありませんか。
おまけに、一段あたりの段差が相当あり(27cm)、踏み面も奥行きが非常に狭く(12.5cm)足の半分ほどしかかかりません。これでは、お年寄りには無理かもしれませんね。



傾斜と段差と奥行きが、すごい階段


最上階からの眺望は抜群です


模型で再現されていました


敷地内にある資料館


桜の頃は絵になるでしょうね


石段の下りもこの角度、注意が必要です

登山の経験から、安易にロープに頼ってはいけません。ここはしっかり手すりを持ってあがるべきです。3階への階段はさらに急勾配です。一説には65度以上あるとか。日本のお城の中では一番の勾配だそうです。
最上階からは、丸岡の町が360度、眼下に広がります。石瓦で葺かれた屋根は、素朴で独特です。全体では相当な重量がかかっていることでしょう。(計、120トンとか)
このあと、資料館を見学して、霞ヶ城公園をあとにしました。

私事ですが、まだ訪問できていない現存天守は、犬山城と宇和島城だけとなりました。
(追記)
入場券が、織ネームになっていました。文庫本のしおりにも使えそうです。
福岡県坂井市は、織ネーム(越前織)の一大産地です。

日本一短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」も有名です。
また越前竹人形の里としても知られています。
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和倉温泉の上質の宿  北陸金沢と能登一周のたび その6 平成30年4月17日

2018-04-28 22:26:23 | 温泉
(前回:禄鋼埼灯台と見附島につづく)

2日目、当日の宿は七尾市の和倉温泉です。当初、到着予定を18時頃としていましたが、温泉街を散策したいということもあって調整し、2時間早い16時に到着しました。宿泊する旅館は、日本一の温泉旅館として知られる加賀屋の姉妹館「あえの風」でした。
旅館に到着すると、仲居さんたちがずらりと並んで出迎えてくれました。温泉旅館はいろいろ訪ねていますが、あまりこのような待遇を受けたことがないので、とても恐縮しました。でも気分はいいですね。
やはり旅館到着は、早い時間に限るということがよくわかりました。混む時間帯だとどうしてもサービスが手薄になってしまいます。
ウエルカムドリンクをいただいたあと、担当の仲居さんから館内の説明を受けながら部屋へ案内されました。



あえの風外観


あえの風、ロビー


和倉温泉、温泉街


七福神福々めぐり 弁財天、芸の神様


和倉温泉 総湯


タマゴ


正面が温泉たまごの作り場

部屋は、七尾湾に面した、8階の部屋。特別豪華というわけではないのですが、とても清潔感のある無駄のない和室でした。仲居さんから説明を受けたあと、いったん外に出て温泉街を散策することにしました。
当日のこの時間は、寒くておまけに風もあり条件としてはいまひとつでしたが、総湯や海に面してずらりと建つ近代的な温泉旅館やホテルは、壮観でした。
部屋に戻り、話しのタネにと加賀屋のお風呂に入ってくることにしました。フロントにお願いするとすぐに車で送ってくれました。
「あえの風」とは姉妹館なので、互いに無料で利用できるのです。日本一といわれる温泉旅館のお風呂にはとても興味がありました。到着すると「お風呂ですか?」と係りの方が、近くのエスカレータまで案内してくれます。



加賀屋外観


加賀屋入り口付近


加賀屋館内


加賀屋ロビー

お風呂は3フロアあり、エレベータもあってびっくりしました。体を温めたあと、帰りは加賀屋のスタッフが送り届けてくれます。夕食は午後7時から予約していました。ここではショーを見ながら食事をいただくことができます。創作舞踊から始まって、民俗文化財となっている「七尾まだら」、そして一番の目玉、石川県の無形文化財、御陣乗太鼓の饗宴です。ステージを囲むように食事処(個室、一階はフロア)が並んでいます。

なんという迫力でしょう。入れ替わり立ち代り太鼓は打ち鳴らされます。食事は厳選された上質の味、量もちょうどよく、アルコールも入ったこともあって部屋に戻るといきなり睡魔に襲われました。しばし仮眠をとり、はたと目覚めると、23時を過ぎていました。この旅館の1回目のお風呂です。前面ガラス張りの大浴場の向こうは七尾湾、といっても何も見えるわけはないのですが、何といってもこの時間、ほかに入浴客はほとんどなく、温泉を独り占め状態でした。



御陣乗太鼓の饗宴


先付


早朝の七尾湾 右の橋は能登島大橋


翌朝、6時前にもう一度、湯に浸かると疲れたからだに、力がみなぎるようでした。
朝食はバイキングでしたが、種類も豊富でした。チェックアウトの後、スタッフさんの見送りを受けホテルをあとにしました。

年に一度の贅沢でしたが、とても素晴らしい旅となりました。今回、有名な観光地をピックアップして急ぎまわりましたが、もう一度訪ねることがあれば、もう少し味わいながらゆっくり周ってみたいと思いました。自宅まで7時間、途中、休憩を兼ねて丸岡城に寄ってみるつもりです。(北陸金沢・能登半島一周のたび、おわり)


旅の記録
1日目 
回転寿司「寿司食いねえ」 → 長町武家屋敷跡野村家 → 兼六園・金沢城公園 →ひがし茶屋街 → ホテルから金沢駅

2日目 
なぎさドライブウエイ → 輪島朝市 → 白米千枚田 → ゴジラ岩 → 椿展望台 → 道の駅「狼煙」・禄鋼埼灯台 → スカイバード → 見附島 → 和倉温泉
    
3日目 =帰途途中= 丸岡城

その1 長町武家屋敷跡野村家 
その2 兼六園と金沢城公園  
その3 ひがし茶屋街と金沢駅 
その4 輪島朝市と白米千枚田 
その5 禄剛埼灯台と見附島  

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禄剛埼灯台と見附島  北陸金沢能登半島一周のたび その5 平成30年4月17日

2018-04-27 21:58:04 | 風景
前回:輪島朝市と白米千枚田につづく

白米千枚田から、いよいよ能登半島を周遊します。輪島市から珠洲市に入るとまず目につくのが、塩田です。道の駅や、塩田村という体験できる施設もありました。
しかし、そこから先は、ほとんど人影のない海岸に沿った道を進みます。冬には冷たい風が吹き込み、波の花が発生するとか。
外壁は、板で覆われ独特な雰囲気です。お店もほとんど目にしません。どこか寂しいような気もしますが、逆に能登半島らしい風情に出会えたような気もしました。
所ジョージのダーツの旅ではありませんが、なかなか「第1村人発見」には至りませんでした。ほとんど人影がないのです。

途中、山の岩肌から直接、海に落ちるような滝(垂水の滝)を発見しました。駐車場もあり、一番驚いたのがトイレです。概観はそれほどでもありませんが、中は最新式のウオシュレットでした。
さらに進むと、椿展望台という眺望のよい駐車場に到達しました。すぐ上の丘にはレストランもありました。このあたりは、やぶ椿の群生が有名なのだそうです。



垂水の滝 山から直接、海に流れ込む


ゴジラ岩 赤神海岸にそびえたつ奇岩


椿展望台 夕陽が美しいそうです 

そして、細い道を進むと、やっと道の駅「狼煙(のろし)」に到着しました。広い駐車場で周辺には民家も見られます。
禄剛埼灯台の看板も出ていました。ここから歩いて8分ほどです。しかし、これが随分な坂道で息が切れそうです。途中、一息入れているお年寄りに出会いました。「坂道が大変ですね!」と声を掛けると「慣れていますから」と明るい返事。山の斜面の畑から帰るところだったようです。
坂道の脇で、ミズバショウを目にしました、道路わきには、いろんな花が植えられています。
坂道を登りきると、そこには芝生の広場がありました。
ソメイヨシノが何本も植えられていて、ついこの前の桜の季節には多いに賑わったことでしょう。
そして禄剛崎灯台が正面に見えます。能登半島最北端とあります。
眼下に日本海を望み、白い灯台とのコントラストは被写体としても最高でした。



道の駅「狼煙」ここから山道を登ると禄剛埼灯台はすぐ


脇道にミズバショウが咲いていました


坂道を登りきると草原がありました


能登半島、最北端、石造りの白い灯台


この灯台には、菊の紋章が入っています


道の駅「狼煙」付近の町並み

次にむかったのが、スカイバードです。道の駅から10分ほどの距離です。
実は、ここはとても楽しみにしていました。眼下に見えるのは、よしが浦温泉「ランプの宿」450年続く秘湯の宿で、至るところにランプを用いているところから、そう呼ばれています。
この宿を見下ろすように設置されているのが、空中展望台「スカイバード」です。そして展望台からせりだした桟橋、先まで行くと少し揺れて、さらに下を見ると足がすくみそうです。



よしが浦温泉 ランプの宿が眼下に見えます


スカイバード、有料の空中展望台


桟橋の先まで歩くと少し揺れ、足がすくみます


横から見る桟橋


周辺も散策できます


こんな木もありました


ここから覗くと何が見えるのでしょう


しばし眺望を楽しんだあと、次にむかったのが、軍艦島と呼ばれる見附島です。
見附島は、スカイバードから約35分。想像以上の大きな島でした。なるほど正面から見ると、軍艦のようです。奥能登を代表する景観のひとつです。手前には広い公園もあって駐車場も広めです。隣に停まっていた車が同じ倉敷ナンバーだったので、びっくりしました。公園内にあったレストランで軽い食事をして、一息入れたあと、本日の宿、和倉温泉に向かいました。午後4時ごろ到着の予定です。


見附島 周辺は公園になっています



予想以上に大きな島で迫力がありました 奥能登を代表する景観です

その1 長町武家屋敷跡野村家
その2 兼六園と金沢城公園
その3 ひがし茶屋街と金沢駅
その4 輪島朝市と白米千枚田

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北陸金沢と能登半島一周のたび その4 輪島朝市と白米千枚田 平成30年4月17日(火)

2018-04-25 22:08:48 | 観光名所
(前回:ひがし茶屋街と金沢駅につづく)
この日は、快晴ではありませんでしたが、薄日が差すまずまずのお天気でした。あの輪島朝市に早く行きたかったので、ホテル(マイステイズプレミア金沢)を早朝、7時に出発しました。



千里浜なぎさドライブウエイ 砂浜を車で走れる世界でも珍しい全長8kmの海浜ドライブウエイ

【なぎさドライブウエー】
のと里山海道を北進、途中、砂浜を車で走ることのできる「千里浜なぎさドライブウエイ」に下りてみました。なるほど車で乗り入れても何ともありません。8キロほどありますが、写真だけ撮って引き返しました。入れ替わりに、札幌ナンバーの車が入ってきました。
本線に戻り、海の見える快適道路をひたすら進み、やっと輪島に到着です。
朝市の場所がわかならかったので少し迷いましたが、海の近くに大きな専用の駐車場がありました。午前中のみ300円となっていました。



通りの両側に露店が立ち並ぶ


おばちゃんたちの声が次々とかかる


古い町屋もありました


マンホールの絵柄は、海鮮丼ぶり??


タコの干物


連続テレビ小説「まれ」のセットを再現した記念館もありました


老舗の酒屋さん

輪島朝市】
朝市の通りは、とてもきれいに整備されています。通りの両側に小さなテントがずらりと並び威勢のいいおばちゃんたちが、ひとりひとりに積極的に声を掛けています。
ここでの一番の楽しみはおばちゃんたちとの会話かもしれません。
新鮮野菜や鮮魚もありますが、持って帰れることができないので、買えるものは干物や加工品に限られます。炭火焼コーナーもあり、買った魚を無料で焼くこともできます。ホタルイカの干したもの、「私の手作り」と書かれた、小さなわらじ100円などを買い求めました。
NHK朝の連続テレビ小説「まれ」のセットを再現した記念館もありました。駐車場を出るとき、係員の方が、「これは随分遠いところから来られましたね」と声を掛けられたので「6時間掛かりました」というと「ほう!」と感心されました。
1時間ほど滞在し、次の目的地、白米千枚田(しろよねせんまいだ)ポケットパークに向かいました。

【白米千枚田】
今回の旅で一番楽しみにしていたのが、この白米千枚田です。隣接した一角に道の駅「白米千枚田ポケットパーク」が整備されています。ここでもアジア系の外国人観光客の団体に遭遇しました。地域を問わず、外国人はソフトクリームがお好きなようです。
道の駅から望む、千枚田。なんという美しさでしょう。資料によると、実際に1000枚以上の田んぼがあるようです。しかし、下部あたりの田、ひとつひとつがとても小さいのが特徴です。農機は入らないと思いますので、完全な手作業になるのでしょう。
この千枚田の美しさの特徴は、なんといっても日本海に面しているところです。
この日は、薄曇で、ブルーの空とのコントラストは望めませんでしたが、その美しさは感動ものです。
道の駅から、木製の階段が整備されていました。下りるのは簡単ですが、上がるのは大変です。田んぼは道路から上のほうにも続いていて、実際に一番上に上がって眺望を確かめてみましたが、さすがに上からだと全容をつかめません。
こうして、1時間ほど眺望を楽しんだ後、次の目的地、禄剛埼灯台(ろっこうざきとうだい)に向かいました。
禄剛埼灯台、道の駅「狼煙(のろし)」、スカイバードにつづく



白米千枚田、実際に1000以上の田んぼがあります


海際の荒い波は、やはり日本海


千枚田の上部からの一枚 道路が分断しています


苗代の準備が始まっていました


道の駅・白米千枚田ポケットパーク


内部の様子です


道の駅から木製の階段が続いています

北陸金沢能登一周のたび その1 長町武家屋敷跡野村家
北陸金沢能登一周のたび その2 兼六園と金沢城公園
北陸金沢能登一周のたび その3 ひがし茶屋街と金沢駅

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