未熟なカメラマン さてものひとりごと

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西の比叡山といわれる書写山円教寺で健康ウオーク 平成30年11月3日(土)

2018-11-20 08:52:18 | 山歩き
社会保険委員井原地区協議会主催の健康ウオークがあり、今年も参加しました。今回の行き先は、西の比叡山といわれる兵庫県姫路市の書写山円教寺です。受付は1社3名までとなっていたので、早めに希望を出していました。
当日は、大型のバスをチャーターし、35名が参加しました。天気は良く雨の心配はまったくありません
紅葉には少し早いようでしたが、ロープウエイは臨時便が出るほど大勢の観光客で賑わっていました。

ロープウエイ山上駅から坂道を歩いていると、眼下に市街地や瀬戸内海、淡路島を見下ろせるビュースポットがありました。このあと仁王門を抜け、摩仁殿に向かいます。
それにしても、木立の中を歩くのは、なんと気持ちのよいものでしょう。
京都の清水寺を模したという摩仁殿は、下から見上げるとなかなか見ごたえがあります。ひとつ残念だったのが、立ち木に隠れてせっかくの立派な建物が見えにくくなっていたことです。
石段を登りきると、左手に上がり口があり靴を脱いであがります。中は荘厳な雰囲気が漂っています。線香が焚かれ、お祈りする人が大勢いました。御朱印帳に並ぶ人もいます。
小さいながらも回廊があり、なかなかの眺望です。



山上駅からすぐのところにある、慈悲の鐘


すばらしい眺望です。


仁王門が迎えてくれます。


摩尼殿(まにでん)舞台造りの建物



境内で猿回しが行われていました。ポーズをとる猿くん


見事なジャンプです。


お参りする大勢の人の姿がありました。


しっかりお参りしたあと、家族のためにお守り袋を買い、重要文化財・大講堂のある三之堂に向かいます。アップダウンの道を進むこと、約5分。
三之堂に到着です。広場がありその周りに、重要文化財の建物が並んでいます。ここは、映画やテレビドラマでロケが行われた有名な場所です。
個人的に前回訪れた時は、時間が遅かったので中に入ることはできませんでしたが、今回はゆっくり見ることができました。



威厳を放つ大仏です。


三之堂(大講堂、食堂、常行堂)は国指定重要文化財


食堂(じきどう)は室町時代の建物


紅葉はまだまだ先のようでした。


境内には巨大な杉もあちこちに、とにかく癒されます。

さて、肝心の撮影ですが、カエデはたくさんあるものの、紅葉していたのはほんのわずか。しかしこればかりは仕方がありません。
ゆっくりできると思っていた自由時間も、あっという間でした。相当に広い境内を実感します。集合場所のロープウエイ乗り場に急いで戻ります。こうして、次に向かったのが、食事場所の塩田温泉夢乃井です。
想像以上の立派で大きな建物に驚きました。食事場所は大広間のテーブル席なのでとても楽でした。立派な食事に大満足。お風呂もあったのですが、アルコールも入っており時間も余裕がなかったので、今回は遠慮しました。
このあと、お馴染みのかまぼこの製造直売ヤマサ蒲鉾夢鮮館で、できたてのかまぼこをお土産に姫路をあとにしました。役員の皆さんには大変お世話になりました。次回もぜひ参加したいと思います。
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伊吹山であこがれのアサギマダラに出会った。平成27年8月2日(日)

2015-08-12 00:24:45 | 山歩き

クガイソウ

長浜のホテルを7時45分に出発し伊吹山に向かいました。関が原の伊吹山ドライブウエイ口までの所要時間は30分ほどですが、実はここからが長いのです。
伊吹山、今回が三度目です。昨年の夏、7月21日お花畑を楽しみに来ましたが、見ごろには早く、次は8月の始めに来ようと決めておいたのです。途中にはやはりイヌワシの撮影する人たちでしょう。
超望遠レンズを装着したカメラを三脚に構え、遠くを見つめている人の姿が随所に見受けられました。

30分ほどかかって、やっと駐車場に到着です。リュックにポールを用意、登山靴に履き替えトイレを済ませていざ出発です。
伊吹山の夏の景色として当たり前のように紹介されているシモツケソウのピンクの花が一面に咲いているあの風景に果たして出会えるでしょうか。

山野草を見つけては、写真に収めて歩くと結構、時間もかかります。しかし山を登っている感覚はありません。前回に比べ花は随分開花していますが、残念、あの風景にはまだ出会えませんでした。察するに一番の見ごろはもう少しあと、ずばり8月10日ごろでしょうか。

しかし歩いていると山野草に詳しいひとはいるものですね。さすがに1人ではつぶやきませんが、夫婦や団体の人たちの中には詳しい人もいて、花を見てはどのような花か、かならず説明している人がひとりいます。横から聞いているだけでも随分参考になります。



メタカラコウとシシウドの群落


シモツケソウ

そうこうしているうちに頂上に到着です。前回は雨でしたが、今回はまったくその心配はありません。逆に日陰を探すのが難しいくらいです。山小屋の隅のベンチで、カキ氷をいただき、持参したおむすびでしばし休憩です。ちょうど目の前にはカワラナデシコがたくさん咲いていました。今年も郵便局の出前コーナーがありました。前回は雨具を着ての販売でしたが、今日はその心配はありません。記念切手でしょうか。声につられて集まる人の姿がありました。


東登山道から頂上を望む

頂上で休憩をしたあと、東登山道を降りることにしました。ここでシシウドのお花畑にあうことができました。そしてもう少し下ったところで、ロープ越しにメタラカコウにとまる大型のチョウを発見しました。
アサギマダラでした。意外な遭遇にびっくり、感動です。私がアサギマダラに出会うのは、これが3度目です。1回目は、世羅高原のダリア畑で、2回目は大山のリフト乗り場付近でした。アサギマダラは渡りをすることで知られる大型のチョウです。飛び方はいたって優雅。しかし大空に上がると、まるで小鳥のように俊敏な動きになります。あとで調べたところによると、伊吹山のこの東登山道ではよく見られる光景だそうです。夏はこのような高地で、初秋にはもう少し平地に下がっていくようですが、実はその実態はあまり解明されていません。よくマーキングをして調査をしている団体もあるようですが、研究とはいえ、それはまったく人間の身勝手。是非、やめていただきたいと思うのです。



アサギマダラとの感動の出会い


アサギマダラ


こうして、東登山道を降りていくと、やがて駐車場が見えてきました。時刻は11時前でしたが、観光バスは何台も駐車し、駐車場もほぼ満車状態となっていました。車に戻ってひと息入れる頃、西登山道の登山口は、人で大渋滞となっていました。
満開のお花畑に出会うことはできませんでしたが、アサギマダラに出会えて記念すべき一日となりました。前回は、醒ヶ井のバイカモをみて帰りましたが、今回はまっすぐ帰ることにしました。(午後4時45分自宅到着です)



混雑する西登山道
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飛騨高山 王道の観光ルートをゆく その2 上高地(後編)

2014-09-20 22:30:12 | 山歩き

偶然見かけた野生のニホンザル

(つづき)
急いでいくと、目の前の木に、何と一匹のニホンザルがいて、盛んに木の皮を食べているではありませんか。サルは、人間を見てもまったく動ぜず、悠然と地面に降り、山の方にゆっくり歩いて姿を消しました。

普段はみることができないものが見えたので、得をした気分で歩いて行くと、左手に白樺荘など有名ホテルが立ち並ぶエリアに出ました。そして人の姿も格段に増えてきました。そして、その向こうに河童橋が見えてきました。ついに来たかと、感無量でした。橋からは、写真でよく見かける穂高連峰がそびえたっています。このような条件下で、もう二度と見ることはできないだろう、としばし、立ちすくみました。

ここはしっかり撮影しておかなければと、橋の上からはもちろん、橋を渡りきっても、橋が入らない視角からの撮影、そして橋を手前にお馴染みの河童橋のカット、いったい同じような写真を何枚撮ったことでしょう。河童橋周辺は、多くの団体ツアーと見られる人で賑わい、まるで都会の雑踏のような雰囲気でした。



お馴染み河童橋と北アルプス穂高連峰


近年、山歩きを始めた初心者の私ですが、一番の夢は、あの涸沢カールで秋の紅葉を撮ることです。いったいいつになることか。
こうして、しっかり撮影を堪能したあと、五千尺ホテル別棟のお店で、お土産を買い求め、バスターミナルに向かいました。着いたころにちょうど、平湯行きバスがまもなく出発するところで、タイミングよく間に合いました。

あかんだな駐車場まで帰ってくると駐車場は車で溢れていました。駐車スペース以外の場所にも車が並び、停められるところにはすべて停めるという状況です。850台ときいていましたが、これでは、1000台を超えているなと思いました。

ナビを、次の目的地、新穂高ロープウエイにセットしました。当初、上高地か新穂高ロープウエイ、どちらかと思っていましたが、予定どおりの時間で上高地を散策できたので、もう二度とないチャンスと思い、行ってみることにしました。所用時間は30分ほどでしたが、そう順調には行きませんでした。(新穂高ロープウエイにつづく)



絶景 穂高連峰
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飛騨高山 王道の観光ルートをゆく その2 上高地(前篇) 

2014-09-19 22:47:59 | 山歩き

大正池から臨む焼岳

あこがれの上高地が現実のものとなり、しかも天気にも恵まれて何と幸運なことでしょうか。当初は、飛騨高山だけの旅行を計画していたのですが、いろいろ調べて行くうちに、長野県松本市の上高地が意外に近いことがわかり、組み入れることにしました。というか、一番の目的地になりました。以前から新聞の折り込みチラシに、上高地へのツアーが募集されているのを見て、うらやましく思っていました。 

上高地へは、マイカーの乗り入れはできません。特にシーズンの特定日には、観光バスも制限されます。シャトルバス、タクシー、マイクロバスを利用するしかありません。難所、安房トンネルに差し掛かったところ、車内のアナウンスに「活火山の下にトンネルを掘ることは相当な苦労があった」というようなことが紹介されていました。
 トンネルを抜けてしばらくすると、左手に大きな山が見えてきました。朝陽を受けてその上部が光り輝く、神々しい山、活火山・焼岳です。やがて池が見えて、大正池バス停に到着しました。今回は、この大正池から、清流梓川沿いに、河童橋まで歩き、バスターミナルまで帰るというルートを選びました。所要時間は、1時間少々です。バスに乗車していた半数以上がここで下車したようです。



田代湿原、カラマツ林と穂高連峰

大正池、かなり以前からその名前は耳にしていましたが、代名詞ともいえる池の中の白骨林は、ほとんどなくなったようです。池と焼岳をセットで撮影しようと思いましたが、コントラストが強すぎてなかなかうまくいきません。白いボートが幾艘も係留されていました。

梓川を左手に見ながら、林の中をしばらく歩くと、道は木道となり、20分ほどで田代湿原に到着しました。草原ははやくも薄茶色に変色し秋の装いを感じさせます。その向こうにカラマツ林があってその背後にそびえる穂高連峰は、息を飲む美しさです。今回の上高地では、いつもの一眼レフの他に、サブ機として動画、スナップ用に、ミラーレスカメラも提げていたので、このようなビューポイントに遭遇すると撮影も大変です。



ススキが美しい

さらに進み、田代橋と穂高橋を渡り、梓川の左岸に出ると、上高地温泉ホテル、上高地ルミエスタホテルのしゃれたホテルが並んでいます。梓川は大きく蛇行し、そのカーブに差し掛かったところに、ウエストン碑がありました。少し歩くと、前方に手招きする人がいました。どうやら私たちを呼んでいるようでした。(上高地 後編につづく)


大きく蛇行する梓川
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伊吹山 見ごろはもう少し先でした! 北近江の旅その3 平成26年7月20日(日)

2014-07-24 22:18:21 | 山歩き

駐車場は霧に包まれていました。

いよいよ伊吹山登頂の日です。早朝、ホテル8階の部屋から恐る恐るカーテン越しに外を覗くと、幸いにも雨は降っていませんでした。朝食のバイキングを早めに済ませると、急いで準備をし、ホテルを出たのが7時45分頃でした。  

関ヶ原に通じる道路から見る伊吹山は、頂上部がガスに覆われて何とも心配な様相です。伊吹山ドライブウエイに入る頃、他に自動車の姿はありませんでした。シーズンなので相当混んでいると思っていましたが、少し拍子抜けしました。登るにつれて道路は徐々に霧に覆われてきました。途中で超望遠レンズをつけて待機している人々の姿がありました。イヌワシの写真を撮ろうとする人たちです。遠く、北海道や九州からも撮影に来るそうですが、今日のこの天気では期待できそうにありません。ドライブウエイ、高度が増すにつれて霧が濃くなり、頂上近くのスカイテラス駐車場に着くころにはほとんど視界が効かなくなっていました。それでも駐車場には着々と準備をする登山者の姿がありました。



この時間、ほとんど人の姿を目にすることはありません。

念のためレインウエアを着ましたが、気温が低いためちょうどよい感じでした。いつもなら眼下に見える素晴らしい眺望もこの日はまったく見えません。それでも遊歩道沿いに見える山野草を撮影しながらの登山は楽しいものです。期待していたシモツケソウなど一面のお花畑は、まだ時期が早いのでしょう。ほとんど見ることはできませんでした。一番多く観られたのが白やピンクのヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、キンバイソウ、ミヤコアザミ、ウツボグサで他に、咲き始めのメタカラコウ、シシウド、クガイソウ、イブキトラノオなどを目にすることができました。


キンバイソウ
ウツボグサ
クガイソウ
ミヤコアザミ

伊吹山は、真夏になると日陰がないので大変ということを聞きますが、今日のような天気の山歩きは、気温も低く日差しもないのでまったくその心配はありません。眺望は諦めるとして雨さえ降らなければと思っていました。そう思った矢先、ぽつぽつと雨が落ちてきましたが、それほどでもなく、頂上へ到達。落ち着く場所もないので、少し山小屋の中で休憩することにしました。コーヒーを飲みながら外を眺めていたら、なんと本格的に雨が降りだしてきたではありませんか。山小屋の主人の話では、午後から回復に向かうとのことでしたが、1時間以上もここに待機しているわけにはいきません。

当初、帰りは東遊歩道コースを予定していましたが、雨に濡れて危険なので断念し来た道を引き返すことにしました。徐々に観光バスのツアー客が上がってきました。お弁当を下げて上がってくる人もいます。それにしてもこの天気、どこでお昼にするのか、少々気の毒に思いました。



雲が晴れて青空が見えて来ました。感動のひとときです。

駐車場が見える頃、何と霧が徐々に晴れてきたではありませんか。あっという間に空には青空が見え始め、部分的にガスがかかった山並み、それは言葉に表せない程美しいものでした。来た甲斐があったと思いました。感動に浸りながら下っていると、ツアー客がどんどん上がってきます。駐車場の観光バススペースはほぼ満車の状態でした。きれいな青空を見てあちこちから歓声があがります。これから山を登る人は、絶好のタイミングでした。駐車場から登山道を見ると、富士山のピーク状態のように混雑して見えました。

空は完全に晴れ、雨に濡れた山の緑が一層その輝きを増しているように見えました。やはり一番の見ごろは、7月の終わりごろから8月の初めでしょうか。こうして伊吹山を堪能したあと、次の目的地・米原市・醒井(さめがい)に向けて出発しました。(つづく)



混雑する登山道
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