未熟なカメラマン さてものひとりごと

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2020年高校女子駅伝 強豪校の実力をデータにより分析する

2020-12-19 00:23:00 | 駅伝
いよいよ高校女子駅伝が12月20日の日曜日、たけびしスタジアム(西京極陸上競技場)を発着点とするコースで開催されます。コロナの関係でどうなるか危ぶまれましたが、無観客ですが開催されるとのこと、高校女子駅伝ファンとしてうれしい限りです。
いつもながら沿道で、声援をしている方にも自粛の要請があり、テレビの実況中継で我慢することになりそうです。
ただ、コロナの関係で、出場校でも選手の中に、高熱のある者、感染の疑いが出た場合には、その時点で出場の可否を判断することになります。この場合、予選会で次のタイムを出した学校が出場となります。大変気の毒ですが、実際そのような事例が発生するかもしれません。


(予選会の成績から)

まず予選会のタイムから見てみましょう。突出しているのが、1時間6分台を出した次の2校です。
まず、歴代最高タイムを出した鹿児島の神村学園、1時間6分4秒、5分台も夢ではなかったといいますから高校女子駅伝始まって以来の快挙です。昨年の1時間6分32秒を28秒更新しています。また1996年に埼玉栄高校が出した大会記録1時間6分26秒を22秒も上回っています。他県とは条件も違うので単純に比較はできませんが、予選会での前年との比較は、間違いなくチームの勢いを示しています。シューズの効果も否めませんが、この記録には、ただただ驚くばかりです。本番のコースでどのような記録を出すのか楽しみです。

次に昨年の優勝校の仙台育英高校です。昨年のタイムが1時間7分38秒、今年が1時間6分59秒ですから、前年を39秒も更新してきました。
この2校に続くのが、1時間7分44秒の福岡の北九州市立、1時間8分45秒の兵庫の須磨学園、1時間8分55秒の岡山・興譲館となります。


(3000mの記録から 本年度ランキングトップ40名で抽出) 月刊陸上競技よりデータ拝借)
次に本年度の3000mのタイム(7月から12月の記録)で有力校を比較してみましょう。

神村学園 7名
8.53.04 M.シンシア 
9.06.22 久保心優
9.07.09 黒川円佳
9.08.61 中須瑠奈
9.10.70 木之下沙耶
9.20.71 鳥居華
9.24.90 田島愛梨
素晴らしいタイムの選手がずらり。7名全員がエントリーしています。まさに優勝候補の筆頭です。

仙台育英 4名
9.03.60 米沢奈々香
9.05.17 杉森心音
9.06.24 山中菜摘
9.23.99 札場美桜
上位3名は、神村学園にも引けをとりませんが、あと1名の選手がカギを握りそうです。今年も神村学園と優勝を争います。

立命館宇治 3名
9.02.86 三原梓
9.12.96 村松結
9.20.14 瀬川藍
日本人1位の記録を持つ三原梓ですが、10月に左足首を疲労骨折しています。久しぶりの駅伝になりますが、どのような走りができるのか、昨年1区の雪辱なるか注目です。

世羅 3名
9.18.25 テレシア.ムッソーニ
9.18.98 山際夏芽
9.24.48 加藤小雪
昨年は全国大会の2区で区間賞の圧倒的な力を見せたT.ムッソーニですが、今期は調子が出ていないようです。彼女の出来次第で順位が大きく変わりそうです。

須磨学園 2名
9.13.32 道清愛紗
9.24.97 土井葉月
昨年の全国大会6位のメンバー4人が残り、さらに県大会では昨年の記録を31秒も上回り絶好調。表彰台を狙えるかもしれません。

北九州市立 2名
9.18.55 酒井美玖
9.23.30 柳井綾音
昨年の全国大会3位の筑紫女学園に競り勝った北九州市立は2年ぶり10回目の出場です。本年予選会での成績では、堂々第3位の成績。入賞は間違いないようです。

このほか、上位40名には1名しかランキング入りしていませんが、粘りの岡山・興譲館。東北大会で仙台育英に次ぎ2位となった福島・学法石川などが、大会を盛り上げそうです。

寒波到来で、全国的に大変なことになっていますが、天候が大会開催に影響のないよう祈るばかりです。また、コロナに関しても、緊急事態宣言が発令された場合や、京都府や京都市でイベントの開催ができなくなった場合などは大会の中止も検討するとしています。
さまざまな障害がある今大会。何とか無事に終わってほしいものです。
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山陰の名湯・湯村温泉で、のんびり、まったりしませんか! 兵庫県美方郡新温泉町湯

2020-12-13 23:22:09 | 温泉
訪問日:令和2年(2020)10月5日


GOTOトラベルキャンペーンを利用して、山陰の名湯・湯村温泉を訪ねました。宿に向かう途中、立ち寄ったのが、但馬の小京都といわれる出石、そして城崎温泉でした。
いつも到着時間が遅いので、今回はゆっくりしようとあまり欲張らないプランを立てていました。宿に着いたのは、午後4時ごろ、私にとっては随分早い時間です。しかし他のお客さんはすでに大勢ご到着のようで、1階の駐車場は早や満車状態になっており、地下の駐車場に誘導されました。

チェックインの手続きをし、部屋で一息入れたあと、早速、町中散策に出かけました。中心部に通じる地下2階の出口から坂道を下ると町のシンボル‘荒湯’に出ます。ここは湯村温泉の源泉で98度の熱湯が噴出しており、湯壺の中に卵を入れて温泉玉子を味わうことができます。卵は、お隣の土産物店で購入、ゆであがる時間は15分ほどです。できあがるまで、夢千代の銅像付近や春来川沿いの足湯でゆっくりすると、ちょうどいい時間になります。



本日の宿、いつもながら素晴らしい廊下の大壺 伊万里焼でしょうか


ガーデンラウンジ

(湯村温泉の源泉 荒湯)

848年に発見された春来川のほとりに沸く高温で豊富な湯量の湯村温泉は昔から人々に愛され生活に活かされてきました。


荒湯 98度の熱湯が毎分470リットルも噴き出ている湯村温泉の源泉


ふれあいの湯 荒湯のすぐそば 春来川沿いに整備された開放感あふれる足湯です


春来川と川沿いの住宅


温泉玉子 15分ほどで茹で上がります。番号が振られているので安心です。


夢千代像と温泉街


吉永小百合さんにそっくり


上の広場にあった銅像、慈覚大師でしょうか


外灯に灯が灯り始めました

(夢千代館)



温泉玉子をいただいた後、向かったのが夢千代館です。かなり以前にNHKで放送されていた、吉永小百合主演の夢千代日記の世界を再現しています。いつまでもおきれいな吉永小百合さんですが、特にこの頃は際立っていたと思います。館内はまさに昭和レトロ、物語の置屋の芸者がいた部屋も、うまく再現されています。物語の初めは、国鉄山陰本線の汽笛を鳴らしながら蒸気機関車が余部の鉄橋を渡るシーンです。主人公は原爆2世で、病に侵され余命数年という物語の暗さですが、そんな中、温泉町特有の人情味や笑いもあり視聴者を引き付けて放しません。

湯村温泉は、この‘夢千代日記’のロケ地となったことで全国に知られるようになり、現在でも、夢千代の里として一番の観光の目玉にしているのです。しかし当時のTVドラマを見ていて懐かしむ人は随分少なくなってきたはずです。何か新しい‘目玉となるものを見つけ、起爆剤にしてほしいと思うのですが、かといってあまりにぎやかになっても困ります。わがままな言い方ですが、私的にはこのくらいがちょうどいいのです。



夢千代館 夢千代日記の物語を展開しながら、懐かしい昭和の時代を再現しています。NHKドラマ夢千代日記に使用した舞台セットや小道具の展示もあります


どこか懐かしい


昭和20~30年代の町並みを再現


館内に流れていたDVDより 


置屋の女将 吉永小百合さんおきれいですね


女将といえども人数が足りないときは芸者姿になることも


芸者の控室を再現


次に向かったのが共同湯・薬師湯は石鹸の泡立ちもよく、刺激が少ないのが特徴。入浴後も肌がすべすべでさっぱりします。

さて、夜の帳が降りる頃、山の中腹に浮かびあがるのが、「夢」のネオンサイン。このネオンサインを見るたび、湯村に来た実感がわきます。有馬温泉や城崎温泉の賑わいには比較のしようもありませんが、のんびり、まったりするには最高の温泉地だと思います。

散策から帰るとすぐにお風呂に入りました。いいお湯です。私は、温泉旅館では3回の入浴を常としています。この最初の1回は、軽くお湯を流す程度で、さっとあがります。
風呂から上がると、お待ちかねの夕食(部屋食)です。今回はGOTOで割引が大きいので少し贅沢をしました。
食前酒に前菜やお造里など最初にセットされたものは、すぐに食べてしまいました。とにかく、お腹がすいていたのです。係の若い男性スタッフの方が、次の料理を運んできたとき、そのさまを目にし、「素晴らしいスタートダッシュで、目が点になってしまいました」とコメントする始末。しかし、スタートダッシュはここまでで、次から次へと出る料理に最後はギブアップ状態になってしまいました。



夜の温泉街


食前酒に前菜やお造里など


松茸の土瓶蒸し


ランドマーク夢 夕暮れとともに、山腹に夢文字が浮かび上がる。季節ごとの色合いを表すグラデーションが美しい


酔い覚ましにもう一度、荒湯を散策 誰もいません


湯気がもうもうとあがっています


ひっそりとした温泉街です


ふれあい手形散歩道 春来川沿いに著名人の手形が展示された「ふれあい手形散歩道」が整備されています


冷えて来たので宿に戻ります

こうなると、アルコールも入っていることもあって、強烈な睡魔に襲われます。
ひと眠りして、深夜に近いころ、今度はゆっくり、心ゆくまで湯に浸かり温泉気分を十分に味わいました。
翌日の朝の三度目の入浴。6時過ぎでしたが、このころが一番混雑していました。風呂からあがると、早朝の散歩、早くから通学する高校生たちを見かけました。そこには温泉町の日常があります。温泉施設で働いている人の割合はどのくらいだろう、とそんなことも考えていました。


朝の散歩から


正福寺山門


観音堂


山門を内側から見たところ


春来川のコイ どこか幸せそうに見えます


夢千代の里のレリーフ


中心部の町並み


懐かしい温泉劇場の看板


かつて宿泊したこともある三好屋グランドホテル 現在は愉快リゾート

このあとの朝食が何とおいしいこと、コロナ禍ということもあって、いつもの豪華なビュッフェ形式ではなく、銘々に用意されている和定食になっていました。しかし食が進むことこの上なし。この食欲どこから出るのでしょう、いつもながら不思議でなりません。
プレミアムクーポンを利用し、お土産をいつも以上に買い求めたあと、9時ごろ旅館を出発し鳥取砂丘に向かいました。所要時間は30分ほどです。天気もいいし気分も最高、久しぶりに命の洗濯ができた気がしました。



今日の天気はよさそうです はっきり見渡せる山並み
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広島県の紅葉の名所 世界遺産・安芸の宮島 大聖院を訪ねて

2020-12-08 23:27:52 | 紅葉の名所
訪問日:令和2年(2020)11月15日(日)


久しぶりに宮島を訪ねました。もちろん一番の目的は秋の紅葉です。コロナ禍・真只中とはいえ、一番の観光シーズン、時刻は11時頃でしたが、国道はすでに大渋滞。やむなく随分遠いところに駐車するはめになりました。宮島は何度も訪れていますが、この季節は初めてでした。

フェリーで宮島に着くと、かわいい鹿が出迎えてくれます。目につくのは小鹿ばかり、親鹿はどこに行ったのでしょう?
まずは、世界遺産・厳島神社を訪ねます。海岸沿いの道は、修学旅行や団体客があふれ、随分活気を取り戻した感じがします。
残念ながら、大鳥居は修復中。完成は2.3年先で、神社の魅力は半減ですが、仕方ありません。手こぎの舟が観光客を乗せて、鳥居周辺をゆっくり移動していました。
厳島神社の社殿も至るところで修復中、満ち潮でしょうか、波がどんどん押し寄せてきます。



宮島の浜辺で対岸を望む


修復中の大鳥居 完成は2・3年先とか


手漕ぎの舟で大鳥居に向かう観光客


厳島神社の美しい社殿 潮が満ちてきている、干満は6時間周期


壮麗な朱色の建物

次に向かったのが、大聖院(だいしょういん)です。紅葉も美しいと聞いていました。山門の横の遊歩道沿いには、小さな五百羅漢像がずらっと並んでいます。一様に暖かそうな赤くて毛糸の帽子をかぶっているので、否が応でも目を引きます。山門を過ぎ、急な石段を登り切ったところで、何と検温がありました。神社仏閣で検温を受けるのは初めてのことでした。
境内には、今までみたことのないような人だかり。ほら貝が吹き鳴らされ、いつにない光景です。この日は偶然にも秋の大祭の日で、大勢の僧侶が一堂に会し、境内には読経が鳴り響いていました。
大聖院の紅葉、噂には聞いていましたが、寺院の建物とのコントラストが実に素晴らしく感じました。しかも境内からは、瀬戸内海が見渡せ、被写体としては申し分ありません。



大聖院手前の公園の見事なイチョウ


大聖院仁王門


五百羅漢庭園 悟りを開いた五百体の羅漢さんを安置


三鬼大権現秋季大祭 火渡り神事が行われていました


荘厳な摩尼殿


美しい紅葉




薬師堂付近の見事な紅葉


モミジに染まる




火渡り神事の煙が上がる




どこかで見たような仕草がかわいい


赤い炎、いよいよ火渡りでしょうか


穏やかな瀬戸内海、中央に小さく見える五重塔

大聖院で見事な紅葉を撮影して一段落したあと、山道を紅葉谷方面に向かいましたが、すでに歩数は1万歩を超えていました。散策はここまでとし、せっかくなので、商店街で、焼きたてのもみじ饅頭と抹茶をいただいて帰ることにしました。
連絡船乗り場まで帰ってくると、フェリーに乗る人の列が数百メートルにわたって続いていました。これも有名観光地ならでは、観光客にとってこの日最後の試練です。



藤の棚公園の紅葉


老舗旅館前の通り、人で溢れています


窓に紅葉が映り込んでいました


五重塔


表参道商店街のお店でいただいた焼き立てのもみじまんじゅう


フェリーに並ぶ長い列


穏やかな瀬戸内海

宮島 大聖院HPはこちら
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