未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

撮影日記 北房のホタルは、ほんとにスゴイ!!  平成29年6月23日(金)

2017-06-30 00:42:47 | ホタルの撮影
3年ぶりに、ホタルの撮影をしようと北房に行ってきました。夜の8時半から9時半ごろが見頃と聞いていましたので、自宅を午後7時前に出発。あろうことかナビをセットしているのに、目的地付近で道に迷ってしまいました。
新しい道路が出来ていたので、直進したのが間違いでした。今回も事前に撮影の仕方をネット調べ、頭に入れて出かけました。
さすがに、到着時間の午後8時過ぎにもなると随分暗くなっていました。
以前は、備中川の向こう岸の人が少ないところに陣取っていましたが、パンフレットを良く見ると、「蛇やマムシがいるので入らないでください」と危険区域になっているのではありませんか。
ということで、さすがに今回は遠慮することにしました。

振興局の駐車場に車を停め、三脚にカメラをセットして備中川沿いの遊歩道を目指して歩きます。遊歩道には、道案内用のほのかな灯りがともっています。歩くにつれてホタルが目に付くようになりました。そして備中川対岸の山裾に、まるでイルミネーションのように点々とホタルの灯りが見えてきます。
とりあえず、ここで撮影と、三脚をセットしカメラを構えます。モードはマニュアル、絞りはF2.8、ISOは1600、シャッタースピードはもちろんバルブです。すべてレリーズを使用し、一枚5分程度で撮影をしました。こうして撮影場所を何箇所か変えて同じように撮影をしましたが、1点心配だったことがありました。
レンズが望遠なので、どこにピントを合わせてよいかわかりません。
調べたところによりますと、明るいうちに撮影ポイントに近いところでピントを合わせておき、しっかり固定する、とあったことができていなかったのです。



備中川 まだ明かりが残っています。


さて、ホタルの数はさらに目立つようになり、まるでツリー状態になってきました。「スゴイ」、これには感動しました。一番の見頃は、6月の中旬ときいていましたので、もう遅いかもと危惧していましたが、予想に反しての数の多さには、来てよかったと思いました。
ホタルは、乱舞しますが、あまり移動はしません。ときおり川の真ん中をスーとスピードを出して飛ぶものもいますが、わずかです。
そのうち、エリアごとに集団発光・同時明滅するようになりました。ほんとに神秘的な現象ですね。
北房のホタルは人工飼育ではなく、真庭市の天然記念物です。自然発生したもので何キロにも渡って続くゲンジボタルの乱舞は日本一とか。


わかりにくいと思いますがこれが唯一の一枚です。

遊歩道にはだんだんと、人が増えてきましたが、暗いのでうっかりするとぶつかりそうです。風呂上りの人でしょうか、石鹸のにおいにとても夏らしさを感じました。こうして撮影を続けること一時間、午後9時半を過ぎたところで引き上げることにしました。

さて、肝心の出来上がりですが、残念なことに、ほとんどがぼけていました。
やはりピントは重要ですね。レンズは、単焦点に限りますがあとのまつりでした。ISOも400くらいがよかったのかも。
今日の反省を生かし、来年もう一度チャレンジしようと思いました。



夜の9時半過ぎ 北房振興局のおもてなしテント

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鞆の浦 はずせない定番観光スポット 平成29年6月19日(月)

2017-06-28 00:26:08 | 古い町並み
久しぶりに、鞆の浦を訪ねました。滞在予定時間が2時間ほどしかなかったのでじっくり見て回る余裕はありませんでしたが、とりあえず定番の観光スポットを巡ることにしました。時刻は、午前10時ごろ、梅雨に入ったというのにこの日はカンカン照りの暑い一日でした。平日とあって駐車場はどこも「空」のマーク、港に近い中心部の駐車場に停めることができました。

(福禅寺対潮楼)駐車場から歩いて1分
最初に訪れたのが、「対潮楼」です。江戸時代に建立されたこの客殿からの眺めは特に有名で、朝鮮通信史が「日東第一形勝」と称したほどです。目の前には、弁天島、その向こうに仙酔島と形のよい島々が点々と浮かび、赤い毛氈が敷かれ開け放たれた広間から眺める瀬戸内の海は贅沢この上ありません。
お正月にかならず耳にする宮城道夫の筝曲「春の海」は、彼が失明する以前に見た父親の出身地この鞆の浦をイメージして作曲されたというのは有名な話です。曲を思い浮かべながら眺めてはいかがでしょう。境内には、赤と白のキョウチクトウが満開で、青い空とのコントラストはとてもさわやかに感じました。



対潮楼を道路側から見る


広間から見る鞆の浦


赤と白のキョウチクトウが満開でした。

(雁木と、TBSロケ地)駐車場から歩いて3分
次に向かったのが、鞆港です。江戸時代から残る雁木(がんぎ)と呼ばれる石段は鞆の浦の歴史に残る遺産です。しかし残念なことに北側の半分が修復工事中でした。9月にならないとあの完全な姿は見ることができません。ここでの新しい観光スポットが、テレビドラマのロケ地となった建物です。「流星ワゴン」というテレビドラマ、ご存知でしょうか。西島秀俊、香川照之、井川遥、吉岡秀隆が出演しました。最後の放送が、一昨年の3月でした。港の北側の建物がそうですが、鞆の浦のシーンではメインで使用されましたね。



江戸時代からの遺産 雁木(がんぎ)


ロケで使用された建物


太田家住宅)
次に欠かせないのが、やはり太田家住宅です。以前の所有者は、江戸時代の中村家で「保命酒」を作っていました。玄関前の通りは、江戸、明治の風情が感じられる鞆の町並み一番の風情ある通りです。要所要所に置かれたプランターには花菖蒲が植えられ、さらに美しい町並みになっていました。ここでは他の団体さんに混じって説明を聞くことができました。広い土間には各地の焼き物で焼かれた保命酒の徳利などが展示されています。続いて案内されたのは、土蔵です。大きな甕や、巨大な木の棒には圧倒されます。部屋に戻ると、幕末の七卿落ちの面々が談義した部屋、そして床に掛かる絵は、江戸琳派・酒井抱一の軸と見所はたくさんあります。今回感心したのは、帳場から港が望め、入港した船が直に見えることでした。
さらに玄関から外に出て裏側の通りに回ってみると、めずらしい舟板塀を見ることができます。



太田家住宅 花しょうぶがとても町並みに合っていました


高窓をロープで上手に開ける


土蔵には備前焼の大きな甕が並ぶ


幕末の七卿落ちの面々が談義した大広間


裏の通りでは、舟板塀を見ることができる

(常夜灯)
鞆の浦を代表するスポットが、何といってもこの常夜灯ではないでしょうか?いろは丸展示館も同じエリアにあり、鞆の浦一番の撮影スポットとなっています。多くの観光客が写真を撮り合っていました。江戸時代後期に建てられたこの常夜灯、それにしても大きい建造物です。夜には灯かりが自動点灯するそうです。



鞆の浦一の撮影スポット


巨大な常夜灯

(医王寺)中心部から徒歩10分
鞆の浦に来たらかならず寄りたいのが、医王寺です。中心部から石畳の坂道を数百m.歩かなければなりませんが、ここから見る鞆の浦はまさに絶景なのです。私が一番の楽しみにしているのが、鐘楼前のベンチからの眺望です。この日は、暑い一日でしたが、ちょうど日陰になっており風が頬を撫で、何と気持ちのよいことか。他に人の姿はなく景色を占め状態でした。
さらに山道をここから数百段上ったところに、鞆の浦一の絶景ポイント太子殿があります。
前回登ったときもこの季節でしたが、蚊と格闘し息を切らしながら登った記憶があります。
まるで鞆の浦を俯瞰するようなロケーションです。



鐘楼前にはベンチがある


素晴らしい眺望、ここは欠かせない撮影ポイント


港に戻る 山の中腹に見えるのが医王寺

(SHION)ロケーション抜群のカフェ
少し歩き疲れ、休憩したいと思ったら、お勧めなのが市営の渡船場の2階にあるカフェ・SHIONはいかがでしょう。目の前が海で見下ろす感じがなんともいえません。特にカウンターに座れば、渡船(いろは丸)が眼下に見えます。そしてガラスの向こうにさえぎる物はなにもありません。ひとりだけでも十分気分に浸れます。
以上、2時間コースのお勧めポイントでした。



最後にお気に入りのカフェで一息いれる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江府町のおいしいそば処を訪ねて 平成29年6月10日(土)

2017-06-21 00:28:06 | そば
先月のことですが、仕事の関係で、山陰地方の定期刊行誌「さんいんキラリ」の編集者の方とお話をする機会がありました。雑談の中で、そば好きの私は、「どこかおいしいそばの店をご存知でしたら教えていただけませんか?」と尋ねたところ、「たたら・・・、場所は江府町ICから近いところ」、と教えていただいたのですが、はっきり店の名前を思い出すことができません。

先日、久しぶりに蒜山高原を訪ねた際、ちょうどお昼時だったこともあり、教えてもらったお店を訪ねようと思ったのですが、やはり店の名前を思い出せないので、文明の利器スマートフォンに「江府町のおいしいそばの店を教えて?」と入れたところ、何と、最初に出てきたのが「そば道場たたらや」でした。そうだったこのお店に違いないと確信を得て、道の駅「風の家」からナビをセットすると所要時間は30分ほどでした。しかし驚いたのが、所在地が江府町ではなく、日野町だったということでした。
(江府町は日野郡江府町、日野町は日野郡日野町でお隣の町)

こうして、山越えの道を進み、高速道路の高架下を潜ると、出雲街道(国道181号線)江尾の交差点に出ます。そこから南下し、日野町に少し入ったところで、お店に到着です。駐車場は近くに確保してあり幟もたっていましたが、3台分だけでした。満車だったので、しかたなく、近くの銀行の駐車場に停めさせていただきました。(すみません、お世話になりました)



旧街道根雨宿


町並みに溶け込んだ店構え

店は、旧街道根雨宿の通りを入ったすぐのこところにあり、構えは相当古く、何でも昔の造り酒屋を改装したものだそうですが、大きな建物ではないので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。
人通りは少なく、こんなところでお店が成り立つのか不思議に思います。店に入ると意外にもほぼ満席でしたが、ちょうど1組が帰るところでした。その帰る人を見たとき、びっくり。何とあの編集者の方がいるではありませんか。お互いに絶句です。



日野町産のそば粉を使った絶品のそば


レトロな銀行の建物


窓際のカウンター席に座ると、すぐにお茶ならぬ、蕎麦湯が出てきました。何を食べようかと思いましたが、やはり最初は定番と、ざるそばを注文しました。10分ほど待ちましたが、これは仕方ないこと。そば汁は「え?」というほど少なめです。通は先を少しだけつけて食べるとか。麺は細めで白っぽく上品です。さっそく食してみると、なんとおいしいことでしょう。適度のコシと風味、期待を裏切らない素晴らしい味でした。あとで、どこのそば粉ですか?と尋ねると地元日野町産とのことでした。営業時間がお昼だけなので少しもったいないような気がしましたが、予約を入れると、そば打ちも体験できるとか。
お近くに行かれたら、ぜひ寄ってみてください。納得の味ですよ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

由布院 由布岳から昇る朝陽に感動 そして別府へ 平成29年5月29日(月)九州の旅3日目

2017-06-17 00:29:15 | 温泉
前日に宿のマネージャーさんから、由布岳付近から昇る朝陽のことを聞いて、ぜひ撮影したいと思っていました。
朝方、由布院の町には、まだ点々と灯かりが残っており、それはそれで、どこか叙情的な美しさを感じました。新館ロビーの外側には広いバルコニーがあって、そこからの眺めは素晴らしく、さえぎるものはなにもありません。宿の名前にもなっている冬の朝霧のシーズンは、さぞや美しいだろうなと思いました。



由布岳から朝陽が昇る

「コーヒーが入りました!」と、マネージャーさんが知らせてくれたので、イスに座ってコーヒーを飲みながら、三脚を構えしばしそのときを待ちます。
すると、由布岳の一角からダイヤモンドのような強烈な朝陽が上がってきました。冬のようなオレンジ色の美しい太陽というわけにはいきませんが、みるみるうちに由布院の盆地に光が光線のように差していきます。まさに感動の一瞬、あっという間の出来事でした。何と印象深いことか、きっと一生の思い出になるに違いないと思いました。



盆地に陽が射し込む幻想的な光景


すっかり明るくなりました。

このあと、もう一度新館横の大浴場と露天風呂の湯で由布院の湯を確かめたあと、朝食をいただいて宿をあとにしました。インター近くの道の駅で、おみやげを買い求め、初めての由布院をあとにしました。明日から現実に戻り仕事が待っています。この夢がずっと続けばいいなと思いましたがそうは問屋がおろしませんね。



宿の正面付近


離れが整然と並んでいます。

次に向かったのが別府でした。別府は高校生のときの修学旅行以来ですから、もう数十年ぶりになります。せっかく近くまで来たので、地獄めぐりをしようと寄ってみることにしたのです。ただ岡山の自宅まで最低5時間はかかるので、あまりゆっくりもしておれません。ということで訪問は、地獄めぐりコースのうち、海地獄と、血の池地獄だけにしました。
まず海地獄、平日の朝の9時ごろだというのに、さすが日本を代表する観光地、バスや多くの車がすでに駐車場に停まっていました。やはりこちらも外国人観光客の姿が目立ちました。



海地獄入り口付近


スイレンの咲く池


大きなハスの池を右手に眺めながら進むと、湯気の噴出する不気味で大きな音が聞こえてきました。火山特有の匂いもしてすごい迫力です。池はきれいなブルーでとても神秘的です。長い棒が池に向かって伸び、その先にかごがぶら下がっていました。恐らく、おみやげ用の温泉玉子を作っているのでしょう。



大きな音を立てて蒸気を噴き上げる海地獄


地獄の組合?


血の池地獄


敷地内に、「地獄組合」と書かれた建物を発見。なんだかとてもユニークに思え、笑ってしまいました。こちらでは、足湯や温室もあるようでしたが、時間がないので次の目的地、血の池地獄に向かいました。

血の池地獄は、海地獄と違って観光客はぐっと少ないようでした。地獄からは音もするわけではなく、とても静かです。色ですが、血というよりさびた鉄のような色をしていました。万能の軟膏を売っていたので記念に買いました。
こうして、別府の観光を終わり、帰路についたのでした。(九州の旅、おわり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あこがれの由布院 九州の旅2日目 平成29年5月28日(日)

2017-06-16 00:22:59 | 温泉
くじゅう花公園を午後3時半ごろ出発し、次に向かったのが由布院です。人気の温泉宿を予約していました。
由布院までの所要時間は約1時間、やまなみハイウエイに合流するため国道442号線を瀬の本まで戻りましたが、このあたり、岡山では決して見ることのできないグリーンの台地が延々と続いています。遠くに牛の放牧も確認できました。草原の山を大型のトラクターが行ったり来たり、ロール上の干草を草原に撒いているようでした



緑の草原


大型トラクターがフル回転


遠くに牛の放牧


阿蘇の山並みを望む


やまなみハイウエイのヘアピンカーブを進むと、さらに阿蘇の絶景を望むことができる最高の場所に到達。その後、くじゅう連山が背後に迫る長者原あたりでゆっくりしたい気持ちもありましたが、とにかく由布院の湯の坪街道を早く歩いてみたいと先を急ぎました。
午後4時半ごろ、ほぼ予定の時刻に由布院に到着しました。ナビは金鱗湖にセットしていました。できるだけ湯の坪街道に近いところに停めたいと思ったのです。何とか道路脇に空きのある駐車場に車を入れた後、まずは金鱗湖を目指します。
時刻は、すでに夕方5時を過ぎていました。何と外国人観光客の多いことでしょう。耳だけ澄ましていると、とても日本にいるとは思えません。



静かな金鱗湖


湯の坪街道(駅方面)


鍵盤の形をしたしゃれたお菓子


由布岳が背後に迫る


多くの若者がいて、まるで都会の雑踏を歩いているような気分でした。しかし通りの背後には、由布岳が控え、その存在感は半端ではありません。
金鱗湖は、想像していたよりも小さな池でしたが、とても神秘的な美しさがありました。池のほとりにホテルがあり、少し景観を損ねている気がして残念でした。
金鱗湖畔を散策したあと、いよいよ街道を駅方面に歩きます。実は事前に買いたいものをチェックしていました。この時間になると、早くも閉店のお店もたくさんあり少しあせりました。

情報誌に掲載されていた、人力車や観光辻馬車は遅いためか見ることはできませんでした。こうして、街道の雰囲気を味わい、お目当てのものを手に入れていよいよ、今宵の宿を目指します。所要時間は、5分ほどでした。
宿(朝霧の見える宿ゆふいん花由)は高台にあり、目の前に由布岳、眼下に湯布院市街を眺めること出来る、絶好のロケーションにあります。
由布院の宿の多くが、露天風呂つきの離れを売りにしていますが、こちらの宿も例外ではありません。
残念ながら、その離れは予約できませんでしたが、昨年リニューアルしたばかりの本館2階の一室が確保されていました。
マネージャーさん曰く、一番眺めの良い部屋をご用意しました、とのこと。言葉どおりの眺望で、期待は裏切りませんでした。尾道大好きというこのマネージャーさんによると、昨年の熊本地震では、この宿も甚大な被害が出たそうです。お客さんを背中に負ぶって駐車場に避難されそれは大変だったとか。

部屋からもバスルームからも、眺望を楽しみことができ、最新の設備が完備された部屋でくつろぎ、おいしい夕食をいただいたあとは、大浴場・露天風呂へ、湯はアルカリ性の単純温泉、少しぬるっとしたお湯はとても肌に馴染みます。こうしてとても贅沢な一夜を過ごすことができました。
いよいよ明日は3日目、別府観光をして岡山に帰ります。(つづく)



部屋から見る由布岳と由布の市街地
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする