未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

湯村温泉は素晴らしい!

2011-10-28 21:05:18 | 温泉
(前回の、餘部鉄橋・大乗寺のつづき)

湯村温泉荒湯と春来川沿いの足湯

大乗寺を出て、県立但馬牧場公園に寄り道したあと、湯村温泉には、早めの夕方4時半ごろに着きました。私が最近行った温泉への到着時刻は、いつもどっぷりと日が暮れている時間帯だったので、今回は、明るいうちに着いて温泉街をゆっくり散策したいと思いました。
湯村温泉と云えば、NHKテレビで放映されていた「夢千代日記」の夢千代の里として、一躍有名になりましたね。町には、ドラマにちなんだ夢千代像や、夢千代館、夢千代橋などがあります。さて、本日の宿は、「井づつや」。駐車場に車を入れると、係の方が荷物を持って案内してくれます。日本庭園に面したロビーで、抹茶とお菓子をいただき、待っていると、案内係は和服姿のとても美しい方でした。今回の予約はインターネットで直接、旅館に申し込みをしました。旅館のHPによりますと、それが一番お得とか。それはそうでしょうね。旅行会社や通販サイトに手数料を支払う必要がありませんから、旅館としてもありがたいのでしょう。申込日は一週間前でしたが、宿泊予定日が土曜日にも関わらず、「空」とのうれしい表示。スタッフの方によると、カニの解禁日(11月6日)前ということで、今はシーズンオフとなるようです。



夢千代日記のワンシーン (夢千代館のTVより)

湯村温泉、思えば、今から5.6年前に一度来たことがありました。宿は「三好屋グランドホテル」という大きな旅館でした。このとき、湯めぐりという手形を利用して、「井づつや」「朝野家」と二つの旅館の温泉に入りましたが、どちらも素晴らしいものでした。今度、機会があれば、館内の設備が素晴らしかった「井づつや」にしようと決めておいたものです。スタッフの方の話によると、「三好屋グランドホテル」さんは、廃業されたとか。この春のことだそうです。景気低迷で団体客が減り、東日本大震災でキャンセルが続いたのが影響したのでしょうか。とても寂しい話です。
夕食の時間を決めて、それまでに、温泉街を散策、そのあと旅館内の温泉に入り、そして食事の予定としました。旅館からとことこ降りると、源泉「荒湯」があります。国内で一番高い98度の熱湯が噴出しています。ここの名物が、温泉卵。前のお土産屋さんで、長いネットに入った生卵を売っていて、それを湯壺につるしておくこと約15分。その間、すぐ下の春来川沿いに設けられた足湯に浸かっていると、茹で上がるのもあっという間です。この湯煙と匂い、温泉情緒が漂い何とも云えませんね。夢千代像やお土産屋の店先をのぞきながら歩くと、陽はだいぶ暮れてきました。通りをまっすぐ進むと夢千代館がありました。館内に入ると、そこは昭和の町並み。置屋の芸妓さんの部屋や旅館など、NHKで放映されたセットがありました。また、夢千代日記のTVドラマも上映されていました。餘部鉄橋をわたる列車、余命3年と宣告された被爆二世の夢千代が神戸の病院から帰るところで、物語はスタートです。ほんとに懐かしい。主演の吉永小百合さんも随分若いですね。初回はもう30年前ですから、30代半ばでの撮影だったのでしょうか。
旅館に戻ると、屋上の露天風呂へ。この旅館にはいくつも風呂があって、どれもが素晴らしい。「あー、幸せ!」と湯船に浸かっていると今日の疲れもどこかにふっとんでしまいました。
(つづく)

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寄島町干拓地のアッケシソウ

2011-10-25 21:55:48 | 植物


岡山県浅口市寄島町干拓地のアッケシソウ

22日の土曜日、寄島町の干拓地にアッケシソウを見に行って来ました。毎年この時季になると地元の新聞に紅葉したアッケシソウが見ごろと紹介されています。非常に貴重で、絶滅危惧種に指定されているらしく、とにかく一度見ておこうと思いました。目指すは三郎島、自宅から約35分ほどです。今にも雨が降りそうな天気でしたが、何とか到着までもちました。
目的地に近くなると、アッケシランドと書かれた幟が何本も立っていました。駐車場は2カ所用意されていました。第一駐車場から数分歩くと、テントが張ってあり、「アッケシソウを守る会」の方たちでしょうか、お揃いの黄色い法被を着たお年寄りの方たちが、元気に、パンフレットを配ったり、ガイドをされていました。そしてすぐ前に自生地。思っていたよりも随分狭く感じました。色も、モミジぐらいの赤を連想していましたが、やや茶色がかかって、赤茶色といった感じです。説明によりますと、自生地は、この地区(AとB)とさらに西側に、C地区とD地区の計4か所あるそうです。一番大きいのが、このA・B地区で小さいながら展望台も設置されています。自生地の向こう側に水路があり、水鳥の親子がすいすいと泳いでいました。

このアッケシソウの自生地ですが、北半球に多く分布し、現在日本では、北海道、香川県、岡山県でのみ生育が確認されています。したがって、寄島町干拓地は、「本州で唯一の自生地」ということになります。アッケシソウは、塩水の入る砂泥地のみに育つ1年草で、草丈は10~40㎝、葉は肉質で、鱗片状に退化しています。花は夏から秋にかけて、一節の3花ずつ両側につき、各花の中央部に白い雌しべ、雄しべが見られます。秋には、全体が緑から紅色に変わり、その形状から別名サンゴソウとも呼ばれます。
最初に発見されたのが北海道厚岸町(あっけしちょう)の牡蠣島で、アッケシソウはその町名をとり命名されました。現在、もっとも有名なのが、北海道能取湖(のとろこ)のアッケシソウです。その群落は見事で、年間20万人の観光客が押し寄せるそうです。
 また、カルシウム、マグネシウムなどミネラルを豊富に含んでいるため、摂取すると体によく、その効能も数知れず。実際に韓国では、アッケシソウ塩として販売されているようです。




せっかくなので、C地区と、D地区にも行ってみることにしました。
一番遠いD地区まで、約400mもあります。しかしありがたいことに、無料の貸出自転車がありました。この自転車の存在を知っている人は多くありません。別に歩いてもいいのですが、お天気のことを考え、今日は借りることにしました。D地区、C地区は規模は小さいのですが、実際に中に入って近くで見ることができます。

いずれにしても、貴重なアッケシソウ、何とかこの自生地を保存維持してほしいと思うばかりです。

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あ~餘部鉄橋(あまるべてっきょう)

2011-10-22 07:58:50 | 観光名所
但馬の旅その1 餘部鉄橋と大乗寺

 久しぶりに温泉に行こうということになりました。行き先は、夢千代日記で知られる兵庫県の湯村温泉です。朝8時半ごろ自宅を出発。コースは、井原から岡山自動車道・賀陽ICで高速に乗り、中国自動車道・津山ICで高速を降り、国道53号線を北上、鳥取から国道9号線で湯村温泉という経路です。久しぶりに鳥取県まで来ましたが、以前に比べて道路も格段と整備され、時間も随分短縮された気がします。事前に調べておいた昼食予定場所・浜坂の渡辺水産直営のレストランには12時過ぎに到着しました。お値段のわりに随分ボリュームのある内容で大満足でした。

 食事のあと、久しぶりに餘部橋梁を訪ねてみることにしました。前回訪れたのは、もう7.8年ぐらい前のことでしょうか。当然、当時はまだ鉄橋でした。山陰線餘部鉄橋は、明治の終わりごろに建設されたものですが、季節風や突風をまともに受ける場所に位置し、昭和の終わりには、列車の転落事故があって死傷者も出ました。約100年を経過し、老朽化もすすんで、ついに昨年、惜しまれながら鉄筋コンクリート製の橋梁に架け替えられたものです。長年、騒音や落下物に悩まされた地区の人々。この架け替えをどのように思われているのでしょうか。鉄橋はすべて撤去されたのかと思ったら、一部、観光用に残されていました。来年あたり整備されて、展望台になるそうです。



コンクリート製の橋梁に架け替えられた餘部橋梁

 思えば、NHKのテレビドラマ「夢千代日記」の冒頭で、餘部鉄橋を渡る列車のシーン。一躍有名になりましたね。この地域の最大の観光スポットではなかったでしょうか。今回は、駅の上まで初めて登ってみることにしました。ところどころに貼られた「余部駅」への矢印の案内版。勾配がきつい山道を、休み休み歩いて登ると、一気に視界が開けてきます。この駅を毎日利用する人の大変さを思いました。実際に登り口付近にあったプレハブの駐輪用の車庫には2台の自転車がありました。鉄橋を解体した鉄骨が、敷地内にまだ残されているのが上から見えます。橋脚には、「日本ペイント・三度塗り」と書かれた銘板が張られていました。この高さでは保守も大変だったでしょう。さて駅近くになると、展望台(撮影用ポイントと表示)と駅とに道は分かれます。当然、展望台方面に進みます。息を切らしながらやっとたどり着くと、一組の中年の男女のカップルがいました。おそらく、電車が通るのを待っているのでしょう。写真に撮るのも、電車が写っているのとそうでないのとは随分見栄えが違いますからね。展望台付近から見る、橋梁と町並みと日本海は、最高の組み合わせ、まさに絶景です。電車が通れば最高なのですが、なんだか落ち着かないので、早々に降りることにしました。


山門横の樹齢1200年の楠

 次に向かったのが、大乗寺というお寺です。別名、応挙寺とも云われる真言宗高野山派のお寺です。応挙寺の由来ですが、その昔、画家円山応挙がまだ修行中の身とき、その才能を見込んだこの寺の住職が学資を援助したことがありました。めでたく大成した応挙は、寺が新しく普請される折、その時のお礼として息子や弟子13人でやってきて障壁画を描き上げたものです。そのすべて165点が、現在、国の重要文化財に指定されています。
 余部から、車で数15分ほどの場所。駐車場に車を停めると、山門には急な石段、このあたりは、どこか韓国慶州の仏国寺に似ていると思いました。立派な山門をくぐると左側に樹齢1200年といわれる大楠の木。幹は苔むしています。その横に数体の地蔵尊。そのうちの一体が、子どもを背負っていてとても微笑ましく思いました。境内はそう広くありません。客殿に入ると、下駄箱がありスリッパに履き替えます。一段高い番台のような感じで受付がありました。拝観料は800円、少々高めですが、これは仕方ないでしょう。
 係の方が、客殿の廊下を巡りながら、各部屋の襖絵の説明をしてくれます。ただ、応挙のいくつかの襖絵は、デジタル再生画で展示されてり、実物は収蔵庫に大切に保管されているようです。しかし、その技術はすばらしく、まったく違和感はありませんでした。

 その襖絵ですが、江戸中期の頃としては斬新な遠近法を取り入れており、見る角度で、その形が変わって見えることや、どこから見てもこちらを見ているように見える描き方、また明かりをうまく取り入れて、絵が金箔の上に浮かび上がって見えるとか、その技法と迫力にただただ感心することばかりでした。また絵の顔料が高価なものなのでしょうか、そのうちの何点かは約250年経過した今でも、まったく色落ちすることもなくきれいなことに驚きました。

 絵をじっくり堪能したあと、客殿を出ると若い女性の係の方が境内をきれいにほうきで掃き清められていました。隅に咲くツワブキの黄色の花がとても印象的でした。
このあと、今日の宿、湯村温泉に向かいました。

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天空の城・竹田城

2011-10-17 23:44:25 | 観光名所
10月16日(日曜日)出石の町並みを散策した後、兵庫県朝来市(あさごし)和田山町の竹田城を訪ねました。観光案内パンフレットや旅行書などで広く紹介されている、「秋から春にかけての早朝、あたり一面の雲海の中で、浮かび上がるお城の石垣」は、とても幻想的で美しく、強く惹かれるものがありました。あの、インカ帝国の遺産、マチュピチュに似ているという人もいますが、イメージ的にはぴったりだと思います。幸いにも帰路の和田山ICに程近く、ちょっと寄るには、願ってもない場所にあります。まず、ナビをJR竹田駅にセットして進むと、竹田城跡への案内板が見えてきました。快適に進むこと5分ほど、いよいよお城への山道に差し掛かったところで、車の渋滞の列、10台ほどが待機していました。交通整理をしていたガードマンの方の話によると、駐車場がいっぱいで空き待ちとのこと。行きと帰りは一方通行になっているようでした。私の車のナンバーを見て「これは、ようこそ遠いところをお出でくださいました」と、気遣いも十分です。左手の高い山の頂にそれらしき石垣が見えます。どの辺まで車で行けるのだろうかと思案してしまいます。
それでも駐車場の回転はいいようで、10分ほど待つと、順番が来て進めの合図。細い山道を進むと、第2駐車場があり、さらに進むと第1駐車場があります。当然ながら、数十台の駐車スペースのある駐車場は満車の状態。靴を運動靴に履き替え、いざ山道を進みます。

私が読んだ旅行案内書では、お城まで15分とありました。遊歩道はほとんどがアスファルトで整備されているようで、若い男女のカップルや、壮年・熟年の夫婦、若いファミリーや、お年寄りのグループと大勢の人が頂上を目指して歩いています。一番びっくりしたのが、3・4歳ぐらいのよちよち歩きの幼い子ども。お母さんに手を引かれながらゆっくりゆっくり歩いています。これにはびっくりしました。思わず「がんばれー」と声を掛けたくなりました。子どもには負担にならないのだろうか、と心配し、また、手をひく若いお母さんの辛抱強さにも感心しました。



頂上を目指す親子 ガンバレーと声をかけたくなります。

しばらく歩くと、案内板に左方面「天守台コース100㍍」直進方向「大手門コース200㍍」とあり、一瞬迷いましたが、距離が短い天守台コースを選択。これが高低差のあるすごい山道で息も絶え絶えです。やっと登りきると、急に視界が開け南千畳と呼ばれる広い場所に出ました。この竹田城のよいところは、木々がほとんどなく、極めて視界がよいところです。眼下に見下ろす山並みや、町並み、気分も最高です。ここで弁当を広げる家族もいました。さぞやおいしいことでしょう。一息ついて、さらに天守台を目指しますが、いきなり急な石段がありました。その一段一段の高いこと、ここも登り切ると、最後の天守台ですが、何と石段はなく、はしごになっていました。上がる人と降りる人、お互いに譲りあう感じです。高さはたったの2mほどですが、中には、石垣をよじ登るつわものの女性もいました。ここからの眺めは、素晴らしいこと、この上なし。360度の大パノラマが広がっています。大勢の人が記念撮影をしていました。考えてみれば岡山県にも日本三大山城と呼ばれる備中松山城が高梁市にあり、その天守閣は国の重要文化財に指定されています。一時、茶人である小堀遠州親子が治めていたことは周知のとおりですが、立派な石垣も松などの木の根が侵食し崩壊の危険も日々、増大しているとか。それに比べ、この竹田城の石垣は、あの滋賀県坂本の穴太衆の手になるもので、その堅牢さは確固たるものだそうです。帰りの時間も気になるので、下山することにしました。考えてみれば、行きは20分以上はかかったのではないでしょうか!そして下りは15分ほど。城を出るころにあのお母さんに手を引かれた幼い子どもにまたまた会いました。やっと到着のようです。すごい、すごい、と感心することしきり。
今度は、是非雲海の竹田城を撮りたいと思いましたが、実現するかどうか。



日本一の山城といわれる竹田城跡
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古民家を改修したそばの人気店ときなこ駅長

2011-10-09 01:09:20 | 観光名所

古民家を改修したそばの人気店

先週、世羅高原農場に行く前に、知り合いから聞いたそばの人気店で食事をして行こうということになりました。お店の名前は「わらべ」、福山市神辺町方面からナビをセットし、上下に入ったころから、だんだん山道となり、ついに車が一台やっと通れるような、木立の中の極細の道となりました。とにかく脱輪をしないようにとゆっくり進み、対向車が来ないかとひやひやすること約10分、やっと大きな道に出ることができました。いつものことながら、もっと他のコースがあったのではと、ちょっぴりナビを疑います。少ししてお店の看板が見え、田んぼの向こうの山裾に、それらしき建物が確認できました。あとは、目的地に向かって一直線。お店は小さな集落の中にありました。
途中、第2駐車場と書かれた案内板もあり、人気店とうかがい知ることができます。そしてお店に到着。店の前の砂利が敷かれた駐車場には、車が3台停まっていました。建物の屋根はトタン葺きですが、下は茅葺きなのでしょう。いかにも田舎の古い民家、そのままという感じです。



手前がコスモスの天ぷら

建物の中に入ると広い土間があり、「いらっしゃいませ」と声がかかります。間取りもすぐにわかるような昔ながらの造り。案内されたのは、囲炉裏の向こうのテレビの前のテーブルでした。案内したのは、このお店の女主人でしょうか。ふっくらとされた元気そうな年配の方です。「何にいたしましょう」と訊かれたので、壁に貼られたメニューを見ていると「そば定食がおすすめですよ!」とのこと。「じゃ、それ、温かい方で!」と注文すると、すぐに若い男性の店員さんが、目の前のテーブルにセットするように、茶花でも用いるホトトギスを縦に置きました。これは何のためと思案顔をしていると、女主人「それは箸置きの代りですよ」とのこと。なるほど納得。でもめずらしい使い方です。最初におむすびや小鉢、少ししてお目当てのそばが出てきました。そして、野菜の天ぷらの盛り合わせと、最後に白玉ぜんざい。肝心のそばですが、味はいいものの、少し量が少ない感じがしました。ぜんざいは最高でした。いちばん驚いたのが、天ぷらの盛り合わせの中に入っていた、形そのままのコスモス。味はよくわかりませんでしたが、コスモスも天ぷらにすれば、食べられるということですね。全体的にお値段は少し高めかなという気はしましたが、田舎の古民家の雰囲気味わい料も入っていると思えば、仕方ないでしょう。
土間の上り口の間に、並べられていた雑貨類や難解な本を眺めていると、もういい時間に。次々とお客さんが切れ目なくやってきます。あまり、ゆっくりもできないので目的地世羅高原農場に向かって出発しました。



プードルのきなこ駅長

世羅高原農場でダリア園を堪能した後、世羅ワイナリーに寄ってみました。今日のお天気は最高で、ワイナリーの白い建物と、ブルーの空の取り合わせが、とても美しく感じました。ワインショップや地元の産物を販売しているお店をのぞいたあと、そういえば最近足湯ができたことを思い出し、一度そちらを見ておこうと行ってみることに。すると、さらにその奥に、ミニSLの蒸気機関車が見えました。汽笛や蒸気も小さいながら本格的です。親子が何人か乗車し、とても楽しそうです。オーバーオールを着た運転手の見事な白いあごひげが、とてもいい雰囲気でマッチしています。そして小型のウッドハウス調の建物の受付に目をやると、なんときっちり駅長の帽子をかぶった、プードルがいるではありませんか。その姿がとてもかわいいので近くに行ってみることに。首輪にはカラフルな文字で「きなこ」と書いてあります。そういえば、和歌山電鉄の貴志駅に三毛猫の「たま」駅長というのがいましたね。それから、警察犬で実話がモデルになった映画の主人公ラブラドール・レトリバーの「きな子」もいました。アイデアは「たま」に、名前は「きな子」にあやかったのでしょう。犬種的にじっとしていなくて、つながっている小屋とベランダ、受付をいったりきたり。どう見ても、お客さんの応対で忙しくしているお姉さんの邪魔をしているとしか思えません。でもその様子が愛らしくとてもかわいいのです。これからきっと人気者になるでしょう。もし世羅ワイナリーに行かれたら是非、のぞいてみてくださいね。
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