未熟なカメラマン さてものひとりごと

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笠岡市吉浜、菅原神社のカキツバタが見ごろでした。令和元年(2019)5月11日(土)

2019-05-26 21:15:09 | 花の名所
山陽新聞のエリア版に、笠岡市吉浜、菅原神社境内の御手洗(みたらい)池のカキツバタが見ごろを迎えた、との記事が掲載されていました。
実は、そろそろ見ごろではと、自分でも思っていたのですが、先に新聞に紹介されてしまいました。
但し、私が訪ねるのは早朝、7時前です。6時半に自宅を出発し約20分で到着です。臨時駐車場は二つありますが、この時間帯なら、神社の駐車場に楽に停める事ができます。
石灯籠が整然と並ぶ、細い参道を進み、駐車場に着くと、すでに2台停まっており、数名のカメラマンと、朝の散歩をする地元の人の姿がありました。



満開見ごろのカキツバタ。眼鏡橋とのコントラストが素晴らしい。


背中の盛り上がりといいとてもリアルな亀石


花の数は約2千株といわれています


眼鏡橋 めずらしい全円となっています。それにしも一分の隙間もない緻密な造りです。


菅原神社は江戸時代の干拓によってできた吉浜地区の氏神として造営されたといわれています。

一応、三脚も用意していましたが、結局、最後まで手持ち撮影となりました。
この神社のカキツバタの魅力ですが、それは何といっても2連続く石橋(通称:眼鏡橋)とのコントラストです。
カキツバタは、ほぼ満開、圧倒的に紫色のものが多く、他に白色が少しだけありました。確か以前は、黄色もあったと思うのですが、この日は一輪もみることはありませんでした。

いつもながら感心するのが眼鏡橋の石の積み方です。まさに全円でかつ真円、一分の隙もありません。
そしてリアルな亀石、背中部分にある木はこんもりと丸く剪定され、うまく亀を形どっています。
この池のカキツバタは、約2千株といわれていますが、橋の上から見ると意外に少ないことがわかります。

20分ほど撮影をしていると、神社に陽がさしてきました。カメラマンも増えてきたのでそろそろ切り上げることにしました。
自宅を出発し、帰るまでの所要時間はたった1時間足らず、実に効率のよい撮影でした。
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歴史と文化の香る町 備中の小京都・高梁市を訪ねて その2 天空の山城・備中松山城 と猫城主・さんじゅーろー 令和元年(2019)5月7日(月)

2019-05-23 21:13:17 | 城郭
前回:頼久寺周辺を歩く のつづき
頼久寺と石火矢町の武家屋敷を訪ねたあと、明治22年県下最古の教会である高梁基督教会堂に行こうかどうしようかと迷いましたが、早く松山城に行きたいと思う気持ちが勝り、今回、教会堂は断念することにしました。
ナビに従って進むと、山あいに鯉のぼりが見えました。田んぼには田植えの準備でしょうか、水が張られ、とても癒される里山の景色が広がっています。



田植えの準備でしょうか。田んぼに水が張られています。


山あいで泳ぐ鯉のぼり

車はすぐに、城見橋公園駐車場に到着。係りの人が誘導してくれます。ここから、マイカーでは進めません。代わりにマイクロバスがピストン運行しています。運賃は往復400円です。連休中はすごい人出だったと思いますが、当日のこの時間、バスに乗ったのは10人弱でした。
細い坂道を進むと、すぐに‘ふいご峠’に到着です。
実は、ここからが大変なのです。舗装されていない山道を徒歩で歩かなければなりません。距離にしてたったの700m、時間にして20~30分程度ですが、これがなかなかの勾配なのです。峠に備えてある竹製の杖は遠慮なく使用すべきかと思います。



中腹から見る高梁市街


石垣が見えてきました


美しい石垣、NHK大河・真田丸のオープニング映像でも使用されました


ツツジにチョウ


息を切らしながら登ると、天守まであと何百メートルと標識が教えてくれます。この松山城の標高は430m、現存12天守の中では一番高いところにある唯一の山城です。秋の雲海はテレビ放送されるほど有名です。
登るにつれて山並みが広がり、眼下には高梁市の市街地が見えて、なかなかの眺望です。
そして、大手門跡に到着。天然石の上に築かれたみごとな石垣群です。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像にも使用されたことで知られています。
本丸に近づくにつれて、満開のツツジの生垣が迎えてくれます。



美しい天守


美しい城郭です


いざ、本丸へ 入城料300円


固い岩の上に建つ天守


別角度で見る天守


見事な梁です

そして、やっとのこと、二の丸に到着です。木陰にテーブル付きのベンチが用意されています。水分の補給をし持参のおにぎりを食べて小休止です。

ここから見る天守は、快晴の青空に映えてとても美しく見えます。そして本丸へ、入城料は300円でした。一見すると三層に見えますが、実は二層です。現存12天守の中では、高さ11mと一番小さな天守ですが、固い岩盤の上に建てられているのと、半地下のように付櫓が附属しているので、なかなかの存在感があります。



抱かれてもおとなしいさんじゅーろー


なかなかのイケメンです


すぐに眠ってしまいました

天守から、場内を覗くと、猫城主・さんじゅーろーの姿が見えました。数奇な運命からこの城にたどり着き、住み着いた猫ですが、今や全国区で注目の的。集客アップに大いに貢献しています。
とてもおとなしく、愛らしい猫です。抱かれても抵抗することなく体を預け、まったく嫌がる様子もありません。お城とセットで撮影しようと思いましたが、なかなかうまくいきませんでした。
そのうち椅子に置かれた厚めの座布団の上に飛び乗り、眠ってしまいました。



やはり美しい天守


天守の後につづく二重櫓


素晴らしい眺望です


備中松山城の遠景


さらにアップで。雲海の頃は、天空の山城と表現されます。



帰りの駐車場で見る高梁市街


こうして、本日の目的を終え、帰途につきました。
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歴史と文化の香る町 備中の小京都・高梁市を訪ねて その1 頼久寺周辺を歩く 令和元年(2019)5月7日(月)

2019-05-18 23:44:42 | 古い町並み
私の住んでいる井原市のお隣の町、いつもは通過点の高梁市を訪ねることにしました。天気がよかったので頼久寺庭園を久しぶりに撮影したいと思ったのです。



井原市から高梁市に入ったところにある段々畑に放牧された和牛


【頼久寺】

城郭のような頼久寺の外観


山門 頼久禅寺と表札がありました。


山門から入って境内の左手に見えるのが薬師堂

自宅からの所要時間は、40分ほど。車は直接、頼久寺駐車場に入れることができました。
時刻は、10時半過ぎ、連休明けの平日とあって、参拝者もぐっと少なく、ほぼ独占状態で撮影をすることができました。


この庭を作庭したのは、武将茶人でもあり作事奉行でもあった小堀遠州といわれています。遠州作と伝えられている庭園は全国あまたありますが、この頼久寺庭園は、父のあとを継いで備中国奉行となった遠州がこの寺を仮の住まいとしていたようですから間違いないでしょう。
この枯山水庭園の一番の特徴は、何といっても書院左手の山畔に配されたサツキの大刈込みです。
大会の波「青海波(せいがいは)」を表現しています。ただサツキも生き物。人の手による剪定で、過去の写真と比較すると微妙に形が変わっていることがわかります。
そして、庭一面に敷き詰められた、美しい波紋を描く白砂。中央に鶴島、後方に亀島を配しているのも遠州の庭の特徴です。
この頼久寺庭園、江戸初期の作庭当時に近い状態で保存されているため、遠州の世界観を今に伝える貴重な庭園となっています。



庫裏から入ったところで書院を見る


桃山期の面影が残る美しい枯山水


庭一面に敷き詰められた美しい波紋を描く白砂は大海を表しています。


鶴島 石の配置によって鶴を表現しています。その背後に亀島があります。


鶴島から書院方向を見る


サツキの大刈込み 大海の波「青海波」を表しています。


丸窓から見る庭園


書院からの眺め

【石火矢町ふるさと村 武家屋敷 旧折井家】
次に、向かったのが歩いて5分ほどの石火矢町ふるさと村です。土塀が連なり往時の面影を残しています。時刻は11時15分ごろでしたが、この一角に校舎があるのでしょうか、通りを歩く大勢の高校生と遭遇しました。この通りには二つの武家屋敷があります。最初に入ったのが、旧折井家でした。
長屋門に入るとすぐ右手に、元仲間部屋の受付があります。そしてその先に質素な母屋があり、中を覗くと主人、妻、子息の3体の人形が並んでいて、初めての人はドキッとするでしょう。母屋のさらに奥に庭園に面して、きれいな資料館が建てられています。
この武家屋敷は今から約180年前の天保年間に建てられたもので200石前後の武士が住んでいたようです。



石火矢町を紹介する立て看板


土塀のつづく通りは風情があります。


旧折井家長屋門


座敷に置かれた人形にはドキッとします。


平屋の質素な作りです

【武家屋敷 埴原家】
次に向かったのが、もう1軒の武家屋敷・旧埴原家です。門を入ると左手に受付があります。入館料は旧折井家と共通で400円でした。建てられたのは江戸時代中期から後期にかけて、120石から150石取りの武士の住宅です。
旧折井家と比較し、随分立派に感じます。座敷に上がると、違い棚、付書院には火燈窓、数寄屋風の珍しい造りとなっており、市の重要文化財の指定を受けています。
二つの武家屋敷を見たあと、高梁キリスト教会堂も気になっていましたが、先に天空の山城、備中松山城に向かうことにしました。つづく



埴原家入り口


座敷 数寄屋風の見事な設えです。
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令和元年(2019)5月6日(月)雨の倉敷美観地区 愛らしいコブハクチョウの親子

2019-05-12 23:14:23 | 古い町並み
ゴールデンウイークの最終日は、倉敷美観地区で開催される春のイベント「ハートランド倉敷」の最終日でもありました。後半の休みをこの日しか取れなかったので、最後のチャンスと、
14:00から倉敷物語館前で開催される「くらしき藤娘撮影会」、
15:30からの川舟流し「瀬戸の花嫁」と
16:30からの川舟流し「くらしき藤娘」を楽しみにしていました。
特に「くらしき藤娘」は藤娘3人登場とのことで特に興味がありました。
午後から雨の予報でしたが、出かけることにしました。
多少の雨なら、傘をさしてでも、行われるだろうとたかをくくっていたのです。

車は、ちょっと離れてはいますが、倉敷中央病院の駐車場に入れました。午後2時からの撮影会に何とか間に合いそうと倉敷物語館に急ぎましたが、このころから無情にも雨がぽつぽつと降り始めました。
おまけに到着したころには、雷がゴロゴロと鳴り、風も吹き始めたではありませんか。まるで突然の夕立にでも遭ったようでした。倉敷物語館の建物の隅で雨宿りしましたが、小ぶりになっても撮影会は、開催される様子はありません。



大原美術館前の通り


カフェ・エルグレコ ツタの若葉が雨に濡れて美しい


雨の倉敷川 枝垂れ柳の若葉が美しい


柳のアップ


カエデの若葉が美しい


倉敷珈琲館のレトロな広告塔

それではと、倉敷珈琲店で、おいしいコーヒーをいただきながら、15:30からの「瀬戸の花嫁」までしばし待ってみることにしました。
それでも雨は、少しも止む気配はありませんでした。
15:30ごろになって、やっと雨は止みましたが、川舟流しの開催される様子はありません。残念、中止か、と泣く泣くあきらめて帰ることにしました。

最後にと、倉敷川周辺の枝垂れ柳を撮影しているとき、コブハクチョウの親子を見つけました。
何と、背中に雛を背負っているではありませんか。
近くの人の話によると、雛は昨日生まれたそうです。一羽だけのようでしたが、周囲で「かわいい!」と歓声が上がります。ちょこんと母鳥の背中に乗っている姿を撮影することができて、少し救われたような気がしました。


母鳥の背中に乗ったひな 生後このような姿を見せるのはせいぜい一週間とか




母の愛にしっかり包まれています


雨の美観地区


雨上がりの倉敷川(15:30頃)


本町通り 私の大好きな景観です


吉井旅館は、素敵な和の佇まい


この辺りまでくると人通りはぐっと少なくなります


倉敷中央病院まで帰ってきました

帰宅し改めてハートランド倉敷のイベントスケジュールを見ると、最後に「イベント内容、時間等は予告なく変更する場合があります」との一文があり、とても残念に思いました。私と同じような思いをした人はたくさんいたはず。放送設備を利用するなどもう少していねいなお知らせ方法はなかったものかと思ったのです。
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姫路セントラルパークと須磨海浜水族園を訪ねて 平成31年4月29日(月)

2019-05-08 23:33:51 | 公園
家族サービスを兼ねて、久しぶりに姫路セントラルパーク(略称:姫セン)を訪ねました。当日は、有馬温泉に宿泊し、翌日、須磨海浜水族園(略称:スマスイ)に寄って帰るという日程です。

ただ、天気が下り坂で、午後から雨の予報でした。午前中だけでも何とかもってほしいと祈るような気持ちでした。
姫センは、ゴールデンウイークの真っ只中ということもあって、相当な人出となっていました。ドライブスルーサファリでは、車が停滞し、なかなか前に進みません。なにやらトラックの荷台にしつらえられた檻の中で、入園者が立って観察する様子を目にし、すごいと思いました。
動物たちのすぐ近くまで寄って、観察できる、新しい趣向でしょうか?
スリル満点ですね。

次は、マイカーを駐車場に停めて、ウオーキングサファリを楽しみました。
コースの中には、いろんな動物がいましたが、インドクジャクとカワウス、ミーアキャット、温泉に浸かったカピバラなどが特に印象的でした。



シロサイ 座るのも窮屈そうです。


アキシスジカの群れ


カピバラ 湯に浸かって気持ちよさそうです


ミーアキャット お決まりのポーズです


美しいインドクジャク その造形美に感動です


後ろ姿も素晴らしい


カワウソ とにかくじっとしていません


キリンの餌やり体験 長い舌にびっくり


遊園地に移動しました


このあと遊園地に移動して、軽い昼食を摂り、遊具でしばし楽しんだ後、今夜の宿泊場所。有馬温泉に向かいました。ホテルの場所はよくわかっているつもりでしたが、道が新しくなっており、ナビも適切に誘導してくれません。2度ほど迷ってやっと到着しました。
夕方の散歩を楽しみにしていましたが、霧雨で気温も低く、当日は断念しました。

ということで、早朝の散歩に出かけましたが、霧雨模様は変わらず、傘をさしての散策となりました。時刻は、7時ごろ、さすがにこの時間では観光客の姿は殆ど目にすることはありません。
若狭屋の筋をあがったあたりの古い町並みは、私の大好きな景観です。
お店も、この時間ではまだ閉まっていて、ほとんど人の姿はありません。
8時を過ぎ、そろそろ朝食の時間になったので、坂道を急いで帰りました。

旅館をチェックアウトした後、家族で再び街中に戻りましたが、駐車場はいっぱい、町は車や人で溢れていました。有馬温泉は、とにかく狭く、おまけに坂道が多いときてますから、時間帯によっては大混雑します。

名物、金泉の足湯も外国人観光客でいっぱいでした。できたての酒まんじゅうや、名物炭酸せんべいをいただき、有馬温泉をあとにしました。



金の湯 静かな早朝の様子です


金泉の足湯です。


郷愁を感じさせる古い町並み


誰もいません


泉源です

翌朝 4月30日(火)


ご覧のような人出です


金の湯もご覧のような状態です


出来立ての酒まんじゅう

次に向かったのが、須磨海浜水族園です。所要時間は30分ほどでしたが、どうも都会の交通システムについていけません。ナビがあるとはいえ、とっさの判断が必要な場合もあります。入るところを間違えたり車線を、間違えたりと苦労しました。



正面入り口


本館 波の大水槽


明るい水槽


人懐こいアザラシ


イルカライブ館 大盛況です


イルカショーはすごいの一言


ほんとに賢い動物です


スマスイ全景


スマスイの駐車場は、ほぼ満車状態でした。入園口まで相当歩いた気がします。本館の大水槽を見た後、「うみのおさんぽみち」、と進みましたが、あまりの人の多さにゆっくり鑑賞もできません。軽い食事を摂って休憩したあと、メインのイルカライブショー会場に向かいましたが、30分以上前だというのに、もうすでに会場は満席状態でした。それでもわずかなスペースに座ることができ、ショーを堪能することができました。
イルカの愛らしさと賢さ、運動能力に改めて感心しながら、神戸をあとにしました。

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