未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県 紅葉の名所を訪ねて 山乗渓谷・不動滝の紅葉 岡山県真庭市蒜山

2021-12-06 23:33:06 | 紅葉
訪問日:令和3(2021)年11月7日(日)
紅葉の名所を探して県北を巡りました。メディアで見ごろと紹介されていたのが、県内一の名所・奥津渓ですが、何度も行ったことがあるので今回は遠慮し、とあるサイトで紹介されていた真庭市蒜山の津黒高原山乗渓谷(やまのりけいこく)を訪ねることにしました。井原からの所要時間は、1時間45分でした。
岡山自動車道の湯原ICを降り、北上すること20分で駐車場に到着しました。20台ほどのスペースには、なにわ、島根などの県外ナンバーの車もたくさんありました。



駐車場から山道を少し進み振り返ってみたところ


すぐのところにある観音堂 山乗千手観音像が安置されている

駐車場の隅に腰を下ろして談笑していた二人のお年寄りに、「今日あたり見ごろでしょうか?」と尋ねると、「ちょっと早えかな、ほら周りの山を見てみなせい!」との返事。期待していただけに気分も少しだけトーンダウンしました。
それでも立派な案内板があり、期待半分で、山道に分け入りました。
すぐに、神社があり沢に下ると、流しそうめんの建物がありました。夏場は新緑を求め多くのハイカーが訪れるのでしょう。



存在感のある杉の巨木。落ち葉が遊歩道を埋め尽くす


頭上を覆うブナ林


右下を覗くと深い谷。川のせせらぎが気持ち良い


カエデ類の紅葉はもう少し先のようです


赤い実をつけた植物

さらに歩くと、「山乗渓谷遊歩道」「不動滝」と分岐する二つの案内板がありました。
どちらにしようかと迷いましたが、先に遊歩道を歩いてみることにしました。落葉の積もる遊歩道。おまけにアップダウンの繰り返しに、日ごろの運動不足が響きます。右手には深い渓谷、油断はできません。ザーッと水の流れる音が聞こえます。
遊歩道の様子ですが、落葉樹の葉は落ち、秋の山を彩るハゼやナナカマドにはお目にかかれず、カエデ類の紅葉はもう少し先のようで、100mほど歩き断念して引き返しました。



2003年 NHK大河ドラマ「武蔵」のロケ地となりました。


渓谷の岩の縁に設けられた鉄製の遊歩道


不動滝(山乗不動滝) 


滝周辺はマイナスイオンが漂っています


深い渓谷です


巨岩が両脇にそびえ立っています


見上げるとご覧のような景観

先ほどの分岐点まで戻り不動滝を目指しました。渓谷の大きな岩の縁に設けられた鉄製の遊歩道を進むと滝が見えてきました。この滝はNHK大河ドラマ「武蔵」のロケ地になりました。
もっと大きな滝かと思っていましたが、意外に小さく感じました。このところ雨が降っていなかったので、水量が少なくそう感じたのかもしれません。


(クリエイト菅谷)
農村体験型リゾート クリエイト菅谷(すげだに)住所:岡山県真庭市美甘1050-2
古民家再生による宿泊施設「茅葺民家」でゆっくりと農村生活の体験ができるほか、テントサイトやコテージ・バンガローなどの「自然を活かしたキャンプ施設」と木工・陶芸や特産品づくりなどの農村体験ができる「体験施設」、広大な自然を活用した散策フィールドなどが複合した観光施設です。(岡山観光WEBより)

山乗渓谷を堪能したあと、以前訪ねた美甘町の「クリエイト菅谷」に寄ってみることにしました。カエデの紅葉は美しかったのですが、日が西に少々傾いて影を落とし被写体としては残念な状態でした。


山並みが美しい


見事な紅葉です


道の両側にもモミジが植えられています


黄色とオレンジの見事なハーモニー


山裾のモミジ、下から見上げてみたところ


美しい紅葉

(木山寺) 住所:岡山県真庭市木山1212
木山寺(きやまじ)は高野山真言宗別格本山の寺。山号は医王山。詳しくは医王山 感神院 木山寺と号する。本尊は薬師瑠璃光如来。中国三十三観音霊場第四番札所、山陽花の寺二十四か寺第十番札所、高野山真言宗美作八十八箇所霊場第三十四番札所、百八観音霊場第六番札所。江戸時代までは木山宮と呼ばれていたが、明治時代の神仏分離令により木山寺と木山神社に分離され現在に至っている。なお、木山神社の本殿は木山宮の山麓に鎮座しているが、奥宮は木山寺に隣接している。


すり減った石段が歴史を感じさせます


本堂


イチョウとモミジの取り合わせ


見ごろはもう少し先のようでした


小さな地蔵様がずらり

新庄の道の駅で遅い食事をとったあと、さらにもう一ヵ所、帰り道に一昨年訪ねた木山寺(きやまじ)に寄って帰ることにしました。境内にある見事なイチョウの木の黄葉が記憶によみがえったのです。
時刻は、午後2時半を過ぎていましたが、日はさらに西に傾き、大きく見事な1本のカエデとイチョウのコントラスは逆光でしかも見ごろには少々早かったようです。
残念な一日に終わりましたが、県内の名所は,来週末が見ごろのようです。どこも同時に見ごろになるので、行ける箇所も限られますがラストチャンス、楽しみです。


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岡山県の紅葉の名所 井山宝福寺 重要文化財三重塔前の錦絵

2019-11-12 21:16:42 | 紅葉
令和元年(2019)11月11日、久しぶりに岡山県の紅葉の名所、総社市の井山宝福寺を訪ねました。事前の見ごろ情報では、‘色づき始め’となっていましたが、場所によっては、すでに見ごろもあるのでは?と、期待を込めて出かけました。

曇り空で、撮影には今ひとつでしたが、こればかりは仕方ありません。山門前の駐車スペースに車を停めると、何と山門が立ち入り禁止になっていて、少々びっくりしました。
築後100年以上経過し、改修の時期が来ているのでしょうか。
山門の反対側参道のすぐのところにJR伯備線の線路があり、時おり列車がゴーと大きな音を立てて行き来します。
真っ赤に紅葉した、ドウダンツツジの並木がとても美しく感じられました。

右手の境内入り口から入ると、左手の苔むした庭園に大きな木々が林立し、その向こうにカエデの紅葉も見られますが、まだまだ見ごろではありません。確かに紅葉情報としては色づき始め、ということになるのでしょう。
仏殿にお参りした後、三重塔方面に目をやると、塔の前面を左右から囲むように赤く紅葉したカエデを目にすることができました。数本だけですが、ここだけはすでに見ごろとなっていました。
重要文化財の三重塔との取り合わせは、まるで絵に描いたよう、まるで京都の寺院にいるような錯覚を覚えます。
帰りに、駐車スペースの後ろ側に、数本の冬桜が、ひっそりと可憐に花を咲かせていました。このことに気づく人もいないようでした。



山門 明治期後期建立 立ち入り禁止の看板がありました。かなりの重量が柱にかかります。


参道脇にドウダンツツジが植えられていました。


池方面から仏殿を仰ぐ


正面が仏殿、絵になる景観です。


アップです。


紅葉したきれいな枝です。


仏殿の龍の天井絵


仏殿周辺のカエデの紅葉


黄色く色づいたカエデ


仏殿、背面(西側)のカエデ、色づき始めています。


重要文化財三重塔(室町時代中期)


唯一、このあたりが見ごろとなっています。


まさに錦秋、見事というしかありません。


赤と黄色のグラデーションあ美しい。


石仏と紅葉


まさに見ごろです。


美しい紅葉


美しい紅葉


庫裏


方丈(江戸時代中期の建立)


光を受けて輝く


冬桜が可憐な花を付けていました。
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京都の紅葉を訪ねて 紅葉も人もすごかった。その4 永観堂 平成30年11月25日(日)

2018-12-03 11:30:49 | 紅葉
前回(南禅寺)のつづきです。
今回の京都紅葉見物のハイライト、永観堂禅林寺の紅葉をご覧ください。

【永観堂(禅林寺)】拝観料1,000円(寺宝展開催中につき)
総門前から境内を覗くと、はや素晴らしい景観が待ち構えています。おもわずカメラを構える人が続出。ここで立ち止まると道路まで人が溢れてしまうので警備員さんも「ここで写真を撮らないでください、前にお進みください」と必死のお願いです。拝観券売り場はもう少し先の中門の前あたり。あまりにも人が多いので、列の最後を示す、「最後尾」と書かれたプラカードを持つ係員も配置されています。



永観堂の出入口 総門 早速カメラを構える人が続出


この右側が特に美しい


まるで炎のような紅葉 塀越しからの撮影です


赤とオレンジのグラデーションが素晴らしい


拝観券をやっと購入し中門を潜ります

中門に至る、右側の塀から見えるカエデの紅葉が特に美しく、今回のハイライトといえるかもしれません。燃えるような赤とオレンジ、それらの色が相まって、まるで錦絵のようです。中門までは当然無料なので、ここだけでも見る価値は十分あります。

入館料は秋の寺宝展開催中ということもあって高額の1000円。受付では3人が対応していますが、相当に急がしそうでした。今日だけでいったい何人の客があり売上げはいくらになるのだろうと、つい余計なことを考えてしまいます。



着物姿のカメラ女子も一眼レフで撮影です


寺院の建物と紅葉のコントラスト


境内は撮影スポットがいっぱい


ススキがとても美しく見えました


これから紅葉というところもあります


お堂の間の紅葉もとてもきれいです


大きなカエデも黄色に染まっています


上の方に多宝塔が見えます


御影堂(大殿)入り口


木立の中が燃えているようです

まず、寺宝が陳列してある釈迦堂、御影堂(多宝塔を望む)と進み、阿弥陀堂(本堂)で阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀)をお参りしたあと、建物を出て放生池の極楽橋を渡りますが、いっこうに前にすすみません。橋の手前には、「橋の上では撮影禁止」の立て札がありましたが、残念なことに多くの人が立ち止まって撮影していました。撮影禁止の目的は、撮影に気をとられて、池に落ちることを懸念してのことだと思いますが、個人的にはこれだけの人が橋に乗っかり、その重みに橋が耐えられるだろうかと、そちらが心配でした。



まさに見ごろでした


ひときわ赤いモミジがありました


極楽橋は大混雑です なかなか進みません


池のほとりの穏やかな紅葉


赤い紅葉のアップ


放生池 モミジが映り込んでいます




建物と紅葉


どこが清々しい感じがします


もう人とモミジに酔いそうです


イチョウの落ち葉が地面を染めます


永観堂の代表的景観 多宝塔とモミジです


それにしても境内の紅葉、どこをみても本当に美しいと思います。この永観堂禅林寺、紅葉の鑑賞地として1000年の歴史があるそうですが、東福寺と並び称される京都一の紅葉の名所に間違いはないでしょう。
他の名所と違うところは、赤とオレンジ、黄色のグラデーションが素晴らしいこと。写真は何枚撮っても切りがありません。

すでに時刻は、予定の午後3時過ぎ、愛犬が待っているので、そろそろ帰途に着くことにしました。蹴上駅に向かって歩き始めましたが、この時間になっても道路は観光客で溢れています。歩行者天国ではないので、時おり車が通りますが、運転者も大変だと思います。

当日の歩数、この時点ですでに18000歩を超え、さすがに疲れが出てきました。京都駅でお弁当を買い新幹線でゆっくり食べようと思いましたが、結局、福山駅まで通路に人がいっぱいでその余裕もありません。さすがに観光シーズンの日曜日、これだけの混雑は近年記憶にありません。
本日の撮影枚数は400枚近くになっていました。
いい写真が撮れているといいのですが、帰ってからのお楽しみです。
京都の紅葉、日帰り旅(終わり)


京都の紅葉 その1 毘沙門堂
京都の紅葉 その2 天授庵
京都の紅葉 その3 南禅寺
永観堂 禅林寺のHP
当ブログ 未熟なカメラマンのHP
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京都の紅葉を訪ねて 紅葉も人もすごかった。その3 南禅寺 平成30年11月25日(日)

2018-12-02 20:22:29 | 紅葉
前回(天授庵)のつづきです。
南禅寺塔頭天授庵、別院の南禅院と見て来ましたが、今度は南禅寺の境内を巡ります。



【南禅寺三門】拝観料 500円
南禅寺正面に聳え立つ巨大な山門は日本三大門の一つ。柱も太くエンタシスのように見えます。こちらでは、山門を三門といいます。中央の敷居がとても高く、着物を着た女性は乗り超えるのに苦労している様子でした。その高さは何と50cmとか。よく見ると取り外せるようになっているようです。敷居が高いという諺もここから出たとか?
さて、この三門、せっかくなので、上にあがってみることにしたが、古いお城の天守閣同様、かなりの急勾配。カメラを持っているので、なかなか大変です。予想通り楼上からは、境内はもちろん市街も遠く見渡せてなかなかの眺望です。
真下の参道沿いの紅葉の状態も一目瞭然です。右手には、さきほど入った、天授庵の紅葉もはっきりと見えます。それにしても、観光客の何と多いことでしょう。



南禅寺中門 


三門を横から 日本三大門の一つ、重要文化財


高い敷居 着物の女性は大変です


敷居の高さは何と50cmもあります


三門から見る境内の紅葉


絶景かな 楼上からの眺望


先ほど訪れた天授庵もご覧のとおり


法堂に続く参道もモミジに覆われる

【南禅寺境内】無料
学生時代、京都に住んでいたので、南禅寺は何度も訪れたことがありますが、紅葉はあまり記憶に残っていません。三門から法堂に至る参道周辺が特に素晴らしいと思いました。ここだけでも十分に堪能できます。小堀遠州作と伝わる方丈庭園が有名ですが、時間がないので今回は遠慮しました。境内をぐるりと巡ると、大きなイチョウの落葉と、紅葉したカエデのコントラストがとても美しい場所がありました。
しかし、オレンジと黄色の取り合わせ、撮影の経験からするとなかなかその鮮やかさが再現できません。人間の見たままに勝るものはないということでしょうか。
境内を抜ける頃、アーチ型にモミジがかかる場所に遭遇。これは見事でした。このような景観を無料でも味わえるとは、何ともありがたいことです。



ご覧のような人出です


素晴らしい紅葉


法堂北側の見事な紅葉


イチョウの黄色も素敵です


素晴らしいモミジのトンネル


きれいな紅葉


強烈なオレンジ色の紅葉

南禅寺から永観堂に向かう途中の道路わきで、焼き芋を売っている軽トラに遭遇。中サイズが500円と少々高めでしたが、お昼をろくに食べていないことを思い出し、匂い誘われて買ってしまいました。露地に入って食べましたが、味はほっこり、もう最高でした。
南禅寺疎水からでしょうか、流れる水路がどれもきれいで早いことに驚かされます。

そういえばこの南禅寺界隈には、明治以降作られた十数軒の別荘群があります。疎水の水を上手に取り込んで、有名な庭師により作庭されているようです。


その4 永観堂に続く
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京都の紅葉を訪ねて 紅葉も人もすごかった。その2 天授庵 平成30年11月25日(日)

2018-12-01 22:13:19 | 紅葉
前回(毘沙門堂)のつづきです。

【天授庵】拝観料500円
紅葉の季節に、東山に来たら必ず訪ねるのが南禅寺塔頭・天授庵です。もう何度訪ねたことでしょう。
一時は、隠れた紅葉の名所とも言われていましたが、すっかり有名になりましたね。このお寺の魅力は、何といっても本堂前庭の枯山庭園の白砂と苔に降り注ぐカエデの紅葉です。
夜にはライトアップもされるようです。書院の縁側に腰を掛けて、瞑想にふけるのもいいですね。
 もう1つの魅力は、前庭を回りこむ先にある、書院南庭の池泉回遊式庭園でしょう。ここでは、池にカエデの見事な紅葉が映りこんでいますが、木立に覆われてカメラではなかなか再現できないところが残念です。
入り口付近から見える書院の窓の向こうに見える南庭の紅葉は、まるで額縁のように見えて絶好の被写体となっています。



方丈前庭はゆっくり座って鑑賞


苔に落ち葉


真っ赤なモミジ


書院の前庭には池泉回遊式庭園がある


書院前


苔にモミジ


池に落ちたモミジの葉


池に紅葉が映り込む










木立の中の紅葉


まるで額縁のようです

【水路閣】
次に向かったのが、水路閣と塔頭・南禅院です。
ご存知の方なら南禅寺といえばかならず連想するのがこの水路閣ではないでしょうか。テレビドラマのロケ地としてよく登場します。京都で落ち合う場所が、水路閣というのもなんだか妙ですね。
それでも、京都東山を代表する観光スポットに違いありません。ローマの水道橋を模して造られたレンガ造りのレトロな建造物が、カエデの紅葉に映えてとても絵になります。



レトロな水路閣 実に絵になります

【南禅院】拝観料 400円
南禅院は、ちょうど水路閣の奥に位置します。本堂前庭の枯山水庭園とその先には、ぐるりと池を取り囲むように回遊式庭園があります。それほど大きいものではありませんが、天授庵より開放的、とてもゆったりとしています。人もそれほど多くないので落ち着いて散策できます。こちらこそ隠れた紅葉の名所といえるかもしれませんね。


















京都の紅葉 その3 南禅寺につづく
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