未熟なカメラマン さてものひとりごと

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美しかった “エミール・ガレの庭”   下瀬美術館 広島県大竹市

2024-06-22 06:33:13 | 美術館・博物館
訪問日:令和6(2024)年6月6日(木)

華鴒大塚美術館友の会主催の美術展鑑賞旅行に参加させてもらいました。参加者はちょうど30名でした。訪問先は、大竹市の下瀬美術館と東広島市の東広島市立美術館です。
天気予報では、曇り一時晴れとなっていましたが、出発時はいまにも雨が降り出しそうな完全なる曇天で、今日一日撮影には期待が持てない感じがしました。
福山東ICから、大竹ICまで、広島県を東から西へ横断する形で移動し、行きの所要時間は、トイレ休憩を含めて2時間半でした。
下瀬美術館は、建築資材の総合メーカーで年商600億円の丸井産業が企業メセナの一環として一般財団法人を設立し創設したものです。社長は、下瀬ゆみ子氏で、苗字が館名であり、社長が館長ということでした。


想像以上のスケールに圧倒された感じがしました。海に面する細長い敷地のいたるところに樹々が植栽され、とても落ち着いた印象でした。
今回の旅行参加者でこの地を良く知る人曰く、「大竹市というと工場のイメージが強いが、そのこの地で広い敷地を確保し、よくもこのような異質な文化的施設を創設したものだ」と意外に感じたそうです。


下瀬美術館 広島県大竹市晴海2丁目10-50

館内に入ると目につくのが、集成材を使用して一本の木に見立てた柱と、天井を覆う枝です。世界的な日本人建築家・坂茂(ばんしげる)氏の設計だそうですが、フラットなフロアに受付カウンターと、コーヒーショップ、目立たないようにトイレが設置されていて、いたってシンプルな作りです。入館料は1800円と高額ですが、これだけの構築物を維持するためには、相当な費用がかかることが予想され、これならと納得してしまいました。


到着後、係りの方から館の概要を聞きました


ロゴも素敵です


早速、集合写真を撮る


屋外展示 陶板の絵が見事に水面に映りこんでいます


フレンチレストランも併設しています


明るい通路

天気は曇天のままで回復の見込はなさそうでした。海のすぐ近くで絶好のロケーションにも関わらず、撮影が一番の目的の私としては、残念に思うことしきりでした。
当日は、開館一周年記念「加山又造」展が開催され多くの入館者で賑わっていました。美術館だけではなくフレンチレストランや、一棟貸しの宿泊施設が数棟あり、宿泊を兼ねてゆっくり満喫できるという、いわばリゾート的感覚の複合施設といっても過言ではないでしょう。

建物の外観はガラス面を多く採用しているため、景色が見る角度によって映り込み、変化が感じられてとても面白いと思いました。
館内の写真撮影は、作品も含めてOKでしたが、SNSへの投稿はご遠慮くださいとのことでした。
紹介パネルも大きく、わかりやすい展示だったと思います。加山又造の代表作は展示されていたネコの絵ですが、私的には京都嵯峨嵐山天龍寺法堂の「雲龍図」のイメージが一番印象に残っています。描く被写体が幅広く、とても才能のある人だと再認識しました。
海に浮かぶ連結した8個の可動式の展示室は彩色された倉庫のイメージが強かったのですが、夜には照明が入るようで、どのように見えるのか非常に興味のあるところです。とにかくユニークで映えるスポットに違いありません。


エミール・ガレの庭

私が一番楽しみにしていたのが、エミール・ガレの庭でした。開館したのが昨年の春ですから、当時のパンフレットを見ると、まだまだ寂しい感じの庭園でしたが、それから1年以上が経過し、想定通りにボリュームアップして、素晴らしい景観となっていました。
庭園の中心に池を配置し、回遊式になっています。規模的にはそれほどでもありませんが、ちょうど高知県北川村のマルモッタン・モネの庭に似ていると思いました。



海と一体化している庭園です


季節の花々が配色を考えてうまく植栽されています


ロゴも素敵です


匂うようなバラ


木道も整備されていて歩きやすい


広い庭園内で語らう人たち


何だかウキウキした気分になります


スイレン


トケイソウ 


こうしてみると広いですね


ユリが甘い香りを放っていました


これはシモツケでしょうか


野バラでしょうか、小輪ですが色合いが素敵です


花ショウブ


庭園から見る可動展示室

望洋テラスへ


未知の両側にも植物が植えられ見る人を飽きさせません


エントランスのガラスの平面に映り込む景色


さらに上から見るとその概要がよくわかります


木々の青葉が絵になります

エミール・ガレが愛したという様々な花が咲き乱れ、鑑賞には一番いい季節だったと思います。池にはスイレンや花しょうぶが咲き、弦から花をつけたトケイソウや、バラやユリもいい香りを放っています。
ただ、背後の建物や海とのコンビネーションを考えてのことでしょうか、フラットな設計となっていました。もう少し起伏があれば、変化がでるのではとも思いました。でも素直に美しいと感じました。


ランチはオリエンタル広島のNEW YORK CAFEで
デザートブッフェ付きランチ 2024 Summer
オードブルと選べるメイン、デザート10種、ドリンクバーがセットになったお得ランチ


このあと、オリエンタルホテル広島でランタイムでした。デザートが食べ放題で女性陣にはすごく好評でした。



なぜか忙しい?参加者


お食事始めのオードブル


デザートは食べ放題、そんなに食べて大丈夫??


メインの国産豚ロース肉のグリエor 瀬戸内産真鯛のアクアパッツァのあとのスペシャルデザート「フルーツかき氷」

道の駅 西条のん太の酒蔵 東広島市西条町寺家


この頃になって晴れてきました。広い駐車場です。


酒好きにはたまりませんね。

東広島市立美術館 広島県東広島市西条栄町9-1


公園の中にある3階建ての新しい建物


ヨハネ・パウロ2世美術館展が開催されていました。

そして東広島市では、新しい道の駅で買い物、最後に東広島市美術館訪問と充実した一日となりました。お世話になった事務局や友の会役員の皆さまには、感謝しかありません。
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写真を超える写実絵画とは? ホキ美術館名品展Ⅱを鑑賞して

2024-02-18 21:13:27 | 美術館・博物館
訪問日:令和6(2024)年2月6日(日)
ところ:岡山シティーミュージアム


岡山駅西口周辺 (スマホ撮影)

今回の展覧会、2月12日までの会期でした。昨年末から早く訪ねたいと思いつつ、スケジュールが合わず、結局、残り1週間というところでやっと目的を果たすことができました。
岡山シティーミュージアムは、2022年夏に開催された特別展「田中達也・見立ての世界」で訪問して以来です。
今回も駐車場には苦労しました。日曜日ということもあって、岡山駅西口近くの駐車場はどこも満車、歩いて10分ほど離れたところに駐車するはめになりました。
特別展の会場は、リットシティビル南棟の4階で、2階から通じる直行のエスカレータが設置されています。



会場のあるリットシティビル南棟 (スマホ撮影)

展示されている作品は、26作家の62点。
連日のように地元新聞に展覧会の広告が掲載されていました。最終日に近いのに意外と来館者は少ないように感じました。でもその分、じっくりと鑑賞することができました。
写真かと思えるぐらい細かくて正確な描写、しかしながら写真とは違いどこか温かみがあり奥深さも感じます。大きな作品が多く、いったいどのくらい時間をかけて仕上げているのだろう、と気になるところです。

図録の中で、写実絵画の魅力について次のように語られています。「写真は一点から見た画面、いわゆる単眼ですが、人間の目は両眼なので、視差によって遠近を知覚します。人間が見ている空間と写真が再現する空間とは自ずと違ってきます。写実絵画は人間の眼でみたままが描かれています。」このように両者は大きく異なります。人間の目で見た以上のデータ量をカメラで超えることはできません。
デジタル社会にあって、たくさんの編集用ソフトでもってしても決して叶わない、ということでしょうか。

果物など静物のリアルな描写、林や草木の奥行きのある風景、女性の表情のある顔、時間がいくらあっても足りません。
ホキ美術館は、千葉市にあるそうですが、身近な岡山でこのような素晴らしい作品を鑑賞できるとは、ただただ感謝です。
出口付近の2点のみ、写真撮影が可能となっていました。
私が事前に知っていたのは、中山忠彦さんただ一人ですが、改めて実力のある作家の存在を知ることができました。特に、青木敏郎、島村信之、森本草介、野田弘志、五味文彦、生島浩各氏の作品に心惹かれました。



撮影が許可された1点  三重野 慶 「僕が見ているあなたをあなたは見れない」衣服の質感がすごい、まさに超絶技巧 (スマホ撮影)真ん中あたりに後ろ側の作品が映りこんでいます。残念。

このあと、5階の企画展「吉備の大古墳展」を訪ねました。勧められるままにクイズに挑戦し回答率の悪さに情けない思いをしながら、会場を退出したあと、駅ビル内の中華料理のお店でプチ贅沢な遅い昼食をとって帰途につきました。
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美しい表現の世界を堪能 ピカソと巴水の魅力に迫る

2023-05-02 18:04:37 | 美術館・博物館
訪問日:令和5年4月13日(木)

以前、NHKの日曜美術館で川瀬巴水の版画が紹介されていました。その素晴らしさに感動し、機会があればぜひ鑑賞してみたいと常々思っていました。それが何と、巡回展で広島県立美術館にやってくるというではありませんか。ということで、会期が始まった二日後の14日、休みを取って出かけることにしました。そしてもう一つの目的、知り合いから「東広島市の仙石(せんせき)庭園に一度行ってみてください。全国の有名な石が集められていて、びっくりしますよ!」と聞いていたので、こちらにも、この機会にぜひ訪ねてみたいと思っていました。
また、ひろしま美術館では、ピカソの特別展開催中との情報も得て、せっかく広島まで出かけるならと、この日の予定を、広島県立美術館の地下駐車場に車を入れ、歩いてひろしま美術館に行きピカソ展を鑑賞し、そのあとで広島県立美術館に戻り川瀬巴水展を鑑賞、その後お隣の縮景園を散策して帰りに仙石庭園に立ち寄るという日程にしました。


ひろしま美術館開館45周年記念
ピカソ 青の時代を超えて 2023年2月4日→5月28日入館料一般1800円

今回の展示は、国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館とひろしま美術館の共同企画展となっており、約70点の作品が展示されています。
20世紀の巨匠、誰もが知る画家パブロ・ピカソの20代前半は、青色の絵の具を用いて描き、この数年間は青の時代と呼ばれていました。
この青の時代を超えてその後、様々な試みを行うようになります。このプロセスに焦点を当てるのが、今回の企画展のテーマとなっています。



新緑の平和の森の中にひろしま美術館はあります


本館は、原爆ドームをイメージして作られています。


開館45周年の記念展です。
展示会場 一部を除いて写真撮影可能となっています。


パブロ・ピカソ 自画像 バルセロナ・ピカソ美術館


パブロ・ピカソ 座る女 ポーラ美術館


パブロ・ピカソ スープ アート・ギャラリー・オブ・オンタリオ


中央広場


会場の様子


パブロ・ピカソ 葡萄の帽子の女 ポーラ美術館


パブロ・ピカソ ドラ・マールの肖像 徳島県立近代美術館


パブロ・ピカソ 静物-パレット、燭台、ミノタウロスの頭部 京都国立近代美術館


パブロ・ピカソ 頭蓋骨のある静物 大原美術館


パブロ・ピカソ ろうそくのある静物 ポーラ美術館


パブロ・ピカソ 帽子の女 ポーラ美術館


観賞を終えて外に出ると、正面にリーガロイヤルホテル広島


G7 広島サミットの文字がいたるところに


川瀬巴水 旅と郷愁の風景 KAWASE HASUI Travel and Nostalgic Landscape
広島県立美術館 会期2023 4/11→6/11 入館料一般大人1400円


広島県立美術館


3階ロビー、向こうに受付


芝増上寺のタペストリーが掛かっていました

今回の広島会場では、180点が展示されていました。一点一点見応えがあり、見終わるのに随分時間がかかりました。出口付近で摺りを重ねる様子が動画で紹介されていました。

川瀬巴水とは
川瀬 巴水(かわせ はすい、1883年(明治16年)5月18日- 1957年(昭和32年)11月7日)は、日本の大正・昭和期の浮世絵師、版画家。本名は川瀬 文治郎(かわせ ぶんじろう)。
鏑木清方の門人で伊藤深水の「近江八景」に影響を受けて版画家に転向しました。


衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく吉田博らとともに、新しい浮世絵版画である「新版画」を確立した人物として知られています。
「新版画」は、明治後半から昭和にかけて制作された木版画で、伝統的な浮世絵の技術を使って海外の市場を目指し、代表的な版元の渡辺庄三郎が当時の画家に呼びかけた芸術運動です。江戸時代に誕生した浮世絵は明治に入り衰退していきましたが、渡邊庄三郎は自ら版元となり、絵師・彫師・摺師の三者がそれぞれの高度な技術を伝統的な木版技術の復興と普及を目指しました。


巴水は、近代風景版画の第一人者であり、日本各地を旅行し旅先で写生した絵を原画とした版画作品を数多く発表、日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれています。約40年にわたる画業のなかで、600点を超える作品を発表しています。

「巴水ブルー」と称される青色は巴水の特徴的な色彩で、水や空気を表現したさまざまな青色は、日本人のみならず、スティーブ・ジョブズをはじめとした多くの外国人を魅了しました。アメリカの鑑定家ロバート・ミューラーの紹介によって欧米で広く知られ国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重等と並び称される程の人気があります。
作品の中で、最も人気が高かったのが「東京二十景・芝増上寺」です。巴水の代表作で2,000枚以上売れたとも、3,000枚以上摺ったともいわれています。雪がしんしんと降り注ぐ中、着物姿の女性が傘をつぼめて増上寺の門前を進みます。伝統的な構図を採用しているなかで、雪の激しさを物語るように乱れ飛ぶ雪片は、一片、一片の大きさが異なるなど、新しい表現を取り入れています。


私がお気に入りのベスト15
図録から選んだため、今回の展示会にすべて出品されていたかどうかは不明です。(ナンバーは図録の通し番号)*印は私のコメント

268 増上寺之雪 

当時の文部省文化財保護委員会がスケッチの段階から版画が完成するまですべての工程を記録にとった
もっとも評価された一枚。摺り度数は実に42回 

271 吉田の雪晴れ 

*屋根に雪をいただいた民家。富士山の襞まで描かれている 朝日が出て明るくなっているのがわかる

269 平泉金色堂 絶筆 

*未完成を渡辺庄三郎が完成させた どこか寂しい

277 西伊豆木負 

*広島県立美術館パンフレット採用。桜と富士 にしいずきしょう

71 金澤下本田町 旅みやげ第二集 

*風情ある路地。巨木が印象的、夏の日差しがよく表現されている

91 天草より見たる温泉ゲ嶽 日本風景選集 

*まるで小野竹喬が描く日本画のよう

124 大阪天王寺 旅みやげ第三集 

*霞む五重塔をモノクロで描き遠近感を描いている

125 田澤湖漢搓官 旅みやげ第三集 

*湖の透明感が際立つ

142 芝増上寺 東京二十景 

*最も売れた一枚 構図が素晴らしい

159 馬込の月 東京二十景 

*闇夜に浮かぶ月と民家の灯りが見事に描かれている 芝増上寺の次に人気のあった作品とか

164 品川 東海道風景選集 

*何気ない登場人物が華を添えている 郷愁をさそう一枚

174 尾州半田新川端 東海道風景選集 

*石垣の描き方が見事 犬もかわいい

245 つつじ庭より富士を見る 元箱根見南山荘風景集 

*他ではみれない極彩色

254 京城慶会桜 朝鮮八景 

*何といっても構図が素晴らしい

256 朝鮮智異山泉隠寺 続朝鮮風景 

*明暗のコントラストがいい、どこか郷愁を感じさせる

私が感じた巴水作品の素晴らしさ

・雪の表現が素晴らしい。積もった雪、降りしきる雪、吹雪などを見事に描き分けている
・水面に映る影を見事に表現
・巴水ブルーといわれる鮮烈な青が引き立つ
・あえて有名なスポットをはずし、何気ない日常を描く郷愁の風景
・日没後の暗い世界を見事に描写
・構図が素晴らしい。伝統を守りながらも独自の表現
・精緻な人物表現。小さくても決して手を抜かない。


一度、出かけてみませんか!きっとあなたも巴水ワールドの魅力にはまりますよ!
広島県立美術館の会期は、6月11日まで。図録は2,500円



ロビーから見る縮景園


藤も咲いているようです

最後までご覧いただきありがとうございました。
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~田中達也 見立ての世界~ MINIATURE LIFE展2 岡山シティミュージアム その5(最終回)

2022-09-14 23:48:00 | 美術館・博物館
訪問日:2022(令和4)年8月28日


混雑する会場内   会期中、最後の日曜日とあって、相当な人出でした。これなら感染しても仕方ないかなと思うぐらいです。

その5#Vehicle 小さな乗り物大百科

前回:#Have Fun の続きです。


おスシティー  (レーンを流れるお寿司 会場唯一の電動装置です)


お皿の間に人の姿


鮪 実によくできた食品サンプルです


街の中の日常


箸(実物大)の先の作業中の人物(フィギュア)一体ごとの完成度がすごい


人ごみ


まるでお寿司屋さん


沈んだっていいじゃないか れんげだもの (蓮華を漁船に見立てています)


エビフライト (エビフライを飛行機に見立てています)


スリップしやすいスリッパ (スリッパの内側をトンネルに見立てています。ライトもしっかり点いています)


「この自転車誰んだー?」  (カレンダーのリングを駐輪止めに見立てています)


コーヒーショップ(実物大)一休みしたいところですが、コーヒーのサービスはありません


女の武器 (化粧品を戦車に見立てています)

#Family 小さな家族の大きな幸せ


裁縫のプロポーズ (ボタンを花畑に見立てています)


CD(カップルドキドキ) (CDの中心部を南の島に見立てています)


デートはキンチョウする (蚊取線香を庭園に見立てています)


ぎょう座 (餃子をソファに見立てています)


マミーサイドアップ (目玉焼きを南の島に見立てています)


ふとんがふっせんだ (付箋を布団に見立てています)


黄身といつまでも (黄身を月に見立てていま)


永遠に溶けない雪だるま (結婚指輪を雪だるまに見立てています)


会場内のポスター


ブロッコリーの根元にカメラを構える田中達也氏の姿(フィギュア)がありました。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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~田中達也 見立ての世界~ MINIATURE LIFE展2 岡山シティミュージアム その4

2022-09-13 23:37:21 | 美術館・博物館
訪問日:2022(令和4)年8月28日

世界中から注目のミニチュア写真家・見立て作家の田中達也。バームクーヘンが虹になったり、レタスが気球となって空を飛んだり…!?ユニークな発想から作り上げられる遊び心満載の作品の数々は世界各地でも大人気!
本展では、写真作品やミニチュア立体作品など新作を含め約170点を展示します。思わず「くすっ」と笑顔になる田中達也氏の世界観をご体感ください。
展示室内は写真撮影OKです!(フラッシュ、自撮り棒・三脚のご使用はご遠慮ください)HPより



その4 #Adventure 小さな大冒険

前回:#Sports #World Travel の続きです。


マップル (リンゴと道で、マップ+アップル)


クリップでトリップ (クリップを針葉樹に見立てています)


たまご温泉 


かがみンゴ


不自由からの脱出 (鎖をゴムボートに見立てています)


カミドメドンの発掘現場 (髪留め、クシを恐竜の骨格に見立てています)


ハングリーハンター (スプーンを木に見立てています)

#Have Fun 小さくても楽しみは大きい


「植木の手入れはコルクらいでいいか」 (画鋲を木に見立てています)


背中は広いな大きいな (アイロンを遊覧船に見立てています 移動するのはワイシャツの背中)


客を引き付けてやまない店 (磁石をカウンターに見立てています)


パンチの効いたピザ (ピザを穴あけパンチでカットしています)


再現された、田中達也氏の作業部屋 引き出しには数えきれないほどの人形が入っています


音程外してめんぼくない (綿棒をマイクに見立てています めんぼくない×めんぼう)


キレのある演奏 (カミソリをエレクトーンに見立てています)


約1万粒規模のコンサート (チョコスプレーを観客に見立てています。


田中 達也(たなか たつや) プロフィール
ミニチュア写真家・見立て作家。
1981年熊本生まれ。2011年、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を開始。以降毎日作品をインターネット上で発表し続けている。主な仕事に、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバック、2020年ドバイ国際博覧会、日本館展示クリエーターとして参画など。Instagramのフォロワーは350万人を超える(2022年3月時点)。

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