未熟なカメラマン さてものひとりごと

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京都、紅葉の名所を訪ねる 人も紅葉もすごかった! その1 毘沙門堂 平成30年11月25日(日)

2018-11-30 22:05:56 | 紅葉
京都の紅葉の名所を訪ねることにしました。最終的に行くことを決めたのが前日でした。日帰りなので愛犬を預ける必要もありません。このシーズン、人で溢れかえっていることはわかっていましたが、行きたいという衝動が勝りました。自宅を6時45分に出発。福山が7時24分の新幹線でした。

【毘沙門堂】拝観料500円
まず、最初の訪問地に選んだのが、山科にある毘沙門堂です。
京都駅から湖西線に乗り換えると次の駅が「山科」です。駅前にボランティアガイドのご老人が机を並べパンフレットを配っていました。
毘沙門堂への道順をを聞くと、「線路沿いに200メートル、そこから北に600メートル、歩いて約20分です」とのこと。
道路は狭く、車がやっと交わせるほどの道幅。運転者も歩行者も注意が必要です。
毘沙門堂に到着すると、やや見ごろ過ぎという印象を受けました。一番の景観である勅使門へと続く坂道は、残念ながらもう終わっている感じがしました。
本堂に上がると、僧侶からお寺の紹介が10分ほどありました。なるほどと思いました。
護摩を焚くので、せっかくの天井画も真っ黒でしたが、それはしかたのないことと、あえて修復する意思はないようでした。中庭と朱色の本殿がとても美しく感じました。

毘沙門堂HP 


仁王門付近の見事な紅葉


朱色の霊殿の向こうには弁財天


晩翠園は江戸初期の回遊式庭園


見事な紅葉です


鮮烈な赤です。

南陽院(南禅寺塔頭)】通常非公開
山科から地下鉄東西線に乗り換え「蹴上駅」で下車。南禅寺方面に歩いていると、無料と書かれた寺院がありました。通常は非公開ですが、イベントがあるときは無料公開しているようです。庭園は7代目小川治兵衛作(無燐庵、平安神宮の作庭でも有名)仏前式で人気のあるお寺とか。
当日は、お茶碗の展示即売会が行われており、500円でお菓子付き抹茶をいただくことができました。お菓子がとても立派でした。アルバイト留学生が一生懸命運んでいました。
庭は広くゆったりとして、とても気持ちよく落ち着くことができました。縁側の日なたは暑いぐらいでした。展示品の中には立派なお茶碗もありじっくり見たいところですが、次があるのでゆっくりもしておれません。



ゆったりとした庭園




おいしかった抹茶とお菓子

金地院(南禅寺塔頭】
金地院崇伝が住いしたお寺として知られています。小堀遠州作庭の亀鶴の庭は、国の特別名勝に指定されています。茶室八窓席は重要文化財、長谷川等伯の襖絵も有名です。
門から見るカエデと青い空のコントラストがとても美しく感じました。


カエデの紅葉と青空のコントラストが美しい

その2 南禅寺塔頭 天授庵、水路閣、南禅院につづく
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11月11日(日)~12日(月) 錦秋!滝の上温泉と黒川温泉を訪ねて

2018-11-23 21:57:21 | 温泉
福岡県大牟田市に住む娘のところに所要があり、久しぶりに九州方面に出かけることにしました。自宅を早朝、7時に出発、途中3度ほど休憩し目的地には、13時半頃に到着しました。
久しぶりに顔を合わせ、話も弾みましたが、滞在時間はわずか1時間でした。実は、この日の宿泊先まで車で2時間もかかるのです。この季節、日が暮れるのが早いので、まだ明るい16時頃までに現地に到着したいと思ったのです。

今回の宿泊先は、熊本県南小国町の滝の上温泉です。実は黒川温泉に宿泊したかったのですが、予定が決まったのがつい最近のことで、どこも予約がとれなかったのです。
仕方なく、いろいろ探して見つけたのが滝の上温泉でした。黒川温泉から距離にして3キロほど、このあたりは、小田温泉などあちこちに温泉があり、特にこだわらなければかならず泊まることができます。



阿蘇市 西湯浦園地展望所、中央にあるのが北山展望所


巨大なカルデラに阿蘇五岳 なるほどお釈迦様が寝ているような姿に見えますね。

ナビにしたがって、進む途中、紅葉の名所として知られる菊地渓谷を通過しました。シーズンとあって大勢の観光客で混雑していました。沿道から見る紅葉もほんとに素晴らしく、ため息の連続でした。
しばらくして見えてきたのが、阿蘇の雄大な景色です。カルデラの向こうに阿蘇五岳をくっきり望むことができます。ススキの野原も風に揺れて、とても印象的でした。春には目も覚めるような緑の大地。季節が変わるとこうも違うのかと思いました。
しばらく進むと、南小国町に到着です。そばの名所とあって、沿道にはたくさんの蕎麦の看板が揚がっていました。
目的の滝の上温泉は、国道から山道に入り、登ったり下ったりと3kmほど、やっと到着です。滝の上温泉の旅館は、「お宿花風月(かふうげつ)」この1軒だけ。山間の小さな旅館です。


【滝の上温泉】

黒川温泉バス停からの山道も美しい


滝の上温泉「花風月」に到着 趣きのある門


玄関に続く道も秋色


大露天風呂 滝見の湯


部屋を開けるとご覧のような景色


露天風呂から見る川沿いの景色も美しい



雨に濡れるカエデの紅色も美しい



食事処です

この滝の上温泉、客室がすべて離れ形式になっていて、それぞれが完全に独立し、それぞれに、内風呂、外風呂(露天)がぜいたくに完備され、そのどれもが本格的です。もちろん風呂はいつでも入ることができます。滝が見える絶景の滝見の湯、家族風呂なども別にありますが、わざわざ出かける必要もありません。
食事は、お食事処で、希望の時間にゆっくりといただけます。窓を開けると、木々は色づき、すべてが秋色です。喧騒をはなれ、ゆっくりお湯に浸かりたいと思う人にはぜひお勧めの宿です。まさに大人の隠れ宿ですね。


【黒川温泉】

駐車場から道路を歩くと落ち葉がご覧のように降り積もっています。


風情のある坂道


正面が地蔵湯


川沿いに建つ旅館、あちこちに湯気が立ち上っています。


川沿いの風情ある道、車が通ることもあるので注意


黒川温泉を代表する錦秋の景観です。


川べりの縁にあるのが穴湯


川中の石にも落ち葉が降り積もる

次の朝、せっかくなので黒川温泉街に寄って帰ることにしました。各旅館では玄関先の落葉を掃き清め、とても忙しそうです。ちょうどこの頃から雨が降ってきました。傘をさして散策しましたが、川沿いの温泉旅館は、カエデの紅葉とも合って、素晴らしい景観を作り上げていました。まさに錦秋、絶好の被写体でした。温泉街のお店は、早くから空いています。蜂蜜を売るお店で、一品を購入し、黒川をあとにしました。ここから自宅まで6時間。気の抜けない長時間のドライブでしたが無事に我が家に到着。想像以上に満喫できた今回の旅でした。


(ご参考)
滝の上温泉
黒川温泉公式サイト
旅行会社が選んだ日本の温泉地ランキング
当ブログ・未熟なカメラマンのHP

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西の比叡山といわれる書写山円教寺で健康ウオーク 平成30年11月3日(土)

2018-11-20 08:52:18 | 山歩き
社会保険委員井原地区協議会主催の健康ウオークがあり、今年も参加しました。今回の行き先は、西の比叡山といわれる兵庫県姫路市の書写山円教寺です。受付は1社3名までとなっていたので、早めに希望を出していました。
当日は、大型のバスをチャーターし、35名が参加しました。天気は良く雨の心配はまったくありません
紅葉には少し早いようでしたが、ロープウエイは臨時便が出るほど大勢の観光客で賑わっていました。

ロープウエイ山上駅から坂道を歩いていると、眼下に市街地や瀬戸内海、淡路島を見下ろせるビュースポットがありました。このあと仁王門を抜け、摩仁殿に向かいます。
それにしても、木立の中を歩くのは、なんと気持ちのよいものでしょう。
京都の清水寺を模したという摩仁殿は、下から見上げるとなかなか見ごたえがあります。ひとつ残念だったのが、立ち木に隠れてせっかくの立派な建物が見えにくくなっていたことです。
石段を登りきると、左手に上がり口があり靴を脱いであがります。中は荘厳な雰囲気が漂っています。線香が焚かれ、お祈りする人が大勢いました。御朱印帳に並ぶ人もいます。
小さいながらも回廊があり、なかなかの眺望です。



山上駅からすぐのところにある、慈悲の鐘


すばらしい眺望です。


仁王門が迎えてくれます。


摩尼殿(まにでん)舞台造りの建物



境内で猿回しが行われていました。ポーズをとる猿くん


見事なジャンプです。


お参りする大勢の人の姿がありました。


しっかりお参りしたあと、家族のためにお守り袋を買い、重要文化財・大講堂のある三之堂に向かいます。アップダウンの道を進むこと、約5分。
三之堂に到着です。広場がありその周りに、重要文化財の建物が並んでいます。ここは、映画やテレビドラマでロケが行われた有名な場所です。
個人的に前回訪れた時は、時間が遅かったので中に入ることはできませんでしたが、今回はゆっくり見ることができました。



威厳を放つ大仏です。


三之堂(大講堂、食堂、常行堂)は国指定重要文化財


食堂(じきどう)は室町時代の建物


紅葉はまだまだ先のようでした。


境内には巨大な杉もあちこちに、とにかく癒されます。

さて、肝心の撮影ですが、カエデはたくさんあるものの、紅葉していたのはほんのわずか。しかしこればかりは仕方がありません。
ゆっくりできると思っていた自由時間も、あっという間でした。相当に広い境内を実感します。集合場所のロープウエイ乗り場に急いで戻ります。こうして、次に向かったのが、食事場所の塩田温泉夢乃井です。
想像以上の立派で大きな建物に驚きました。食事場所は大広間のテーブル席なのでとても楽でした。立派な食事に大満足。お風呂もあったのですが、アルコールも入っており時間も余裕がなかったので、今回は遠慮しました。
このあと、お馴染みのかまぼこの製造直売ヤマサ蒲鉾夢鮮館で、できたてのかまぼこをお土産に姫路をあとにしました。役員の皆さんには大変お世話になりました。次回もぜひ参加したいと思います。
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伊根の舟屋と日本三景・天橋立を訪ねて 平成30年10月28日(日)

2018-11-14 21:47:11 | 観光名所
(前回につづく)



町内の親睦旅行二日目は、伊根の舟屋と、日本三景・天橋立を訪ねます。城崎温泉を8時半頃出発、1時間半後に伊根湾めぐり遊覧船乗り場に到着しました。駐車場は、観光バスやマイカーで満車状態でした。
観光船は10時半出発でした。まず、売店で売られていた“かっぱえびせん”を購入します。
実は、この遊覧船、餌を求めてやってくるカモメやトンビも売りの1つなのです。乗船客の多くが、餌を事前に準備し、やる気満々なのです。カモメたちもよく知っていて、船が出航するころには、どことなく現れ、船の周りも群れて飛びます。
えびせんを持って高く掲げると、どこからともなく、さっとカモメがやってきて、器用にくちばしで捕っていきます。カモメほど多くないのですが、トンビも餌を捕まえていきますが、こちらは、くちばしではなく足でつかんでいくので、少々危険です。その瞬間は少し痛いので気をつけなくてはなりません。



船が出るとあっという間にカモメが群れる


えびせんをゲットし飛ぶカモメ


トンビの目、大きくて意外にかわいい



トンビがえびせんを掴んだ瞬間、歓声があがる


ここで心配なのが、はたしてカモメが、かっぱえびせんを食べ続けて問題がないのだろうかということです。カモメはもとと雑食性なので、少しぐらいは大丈夫だと思いますが、30分単位で出て行く船から、えびせんをもらうということは相当に頻度が高いと思うのです。

さて伊根の舟屋ですが、カモメの餌やリが落ち着いた頃、徐々に乗船客の視線がそちらに移動します。遊覧船はプライバシーのこともあるので、近くまでは寄れません。重要伝統的建造物郡保存地区に指定されている伊根の舟屋は、どこか懐かしいような風情があります。



舟屋が整然と並ぶ

こうして、伊根の観光船を楽しんだあと、次に向かったのが日本三景天橋立です。
こちらでは、昼食と観光を兼ねています。予定の食事時間まで時間があったので、食事処の係員さんが、文殊堂を案内してくれました。食事後、まずリフトで、ビューランド展望台まで上がります。
当日は最高の天気で、文句のつけようがありません。快晴に近い青空と海、天の橋立が眼下にくっきりと見えます。



天橋立ビューランドのリフト


天橋立 文殊山からの素晴らしい眺望


股のぞきに挑戦 うまく撮れたかな


白砂青松の松並木 

ただ、これも時間の関係もあるのでしょうが、記念撮影に望んだ時、背後にある遊具や立体式の歩道の影が映りこみ、なかなかうまく撮影できませんでした。
これでは、ここで撮影を生業としている写真屋さんも、商売あがったりかもしれません。
ここの名物は、いうまでもなく股のぞきです。
なるほど、龍が昇るように見えますね。こうして、帰途に着きましたが、
あっという間の2日間でした。参加者同士のさらなる親睦と、楽しい思い出ができました。

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城崎温泉と伊根の舟屋を訪ねて 平成30年10月27日~28日

2018-11-13 20:47:40 | 古い町並み
(一日目)
町内の親睦旅行で、久しぶりに城崎温泉に行って来ました。コースですが、初日は、但馬の小京都・出石を訪ね、名物の出石皿そばをいただいたあと、天然記念物玄武洞に立ち寄り、城崎温泉で一泊、二日目は、舟屋で知られる伊根を訪ねたあと、日本三景・天の橋立で昼食、観光といった定番中の定番コースです。
当初、週末は天気が荒れるとの予報でしたが、あにはからんや両日とも見事な天気で、とても幸運でした。
地元観光会社のマイクロバスをチャーターしていざ出発。まず訪ねたのが出石です。
観光駐車場の目の前が、団体客相手の食事場所でしたが、予定の時間より30分早く到着し、時間調整のため町並みを少し散策することにしました。
出石城から時計台に向かって歩くと、町並みには出石そばの専門店やみやげ物店が立ち並んでいます。小高い催し物会場ではなにやら、美人コンテストが開催されるようで、それに関係があるのかどうかわかりませんが、当日は着物姿の女性が多く目立ちました。


出石城跡 現在は本丸などの石組みが残るのみ


今も時を刻む町のシンボル 辰鼓楼(しんころう)


重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町並み 


出石酒造の酒蔵 築250年は風格があります


中易酒店のレトロな外観


予定の時間になったので食事場所に戻ることにしました。私たちのテーブルにはすでに準備が整っているようでした。以前、出石を訪ねたときは専門店で蕎麦を食べました。今回は団体客相手の食事処ということで、味はそれほど期待していませんでしたが、とてもおいしいのでびっくりしました。参加者の多くが、皿1~2枚を追加注文していました。
そして食事後、まっさきに向かったのが、例のコンテスト会場です。


大変おいしかった出石皿そば 通常は5皿一組

「出石藩きものクイーンコンテスト」というタイトルで、8名の美女がエントリーしているようです。名前を呼ばれると、併設された舞台に進み、笑顔を見せて一回転して戻ります。結局、審査員特別賞が2名、準クイーンが2名、クイーンが1名で5名の皆さんが受賞されました。惜しくも選ばれなかった3名が、とても気の毒に思えました。


案内のポスターです


全員が勢揃い


出石藩きものクイーンコンテスト クイーンが決まりました。

出石のあと、向かったのが本日のもうひとつの訪問地、玄武洞です。こちらは初めてでした。
山の中腹に想像以上の巨大な岩場があり、柱状節理の岩が崩れて洞窟ができています。自然の強大な力を感じました。岩場の上のツタが赤く紅葉し、とても美しく印象的でした。
このあと、本日の宿泊先、城崎温泉に向かいました、所要時間は30分ほどです。そして午後3時半ごろ旅館に到着しました。


玄武洞 迫力の自然造形物に圧倒されます


紅葉したツタがとても印象的でした


一息入れた後、早速外湯めぐりに出かけました。旅館でもらったバーコード入りのレシートを首に掛けて、それぞれの外湯の受付でスキャンします。土曜日ということもあって外湯は大混雑していました。一の湯、地蔵湯、柳湯と入りましたが、着替えもそこそこに、外に出ると、冷たい風の何と気持ちのよいこと。


川に柳は旅情を誘う


外湯 一の湯 洞窟風呂があります

ここで強い雨足に襲われてしまいました。
急いで宿に戻りますが、こういうとき下駄は歩きにくいですね。
楽しい夕食のあと、雨も止んでいるようなので、お土産を買いに温泉街に再び繰り出しました。


射的で順番を待つ若者たち


遅くまで賑わう温泉街

懐かしいスマートボール、射的、手打ちのパチンコに興じる若者たち。ファミリーよりも若い女性の姿が多く目立ちました。そして若い西洋人と思われる外国人もしっかり浴衣で歩いていました。
これも城崎ならではと思うのですが、何が彼らを惹き付けるのでしょうか。
宿に戻ると、バタンキュー、旅の疲れでしょうか、アルコールも入っていることもあって、あっという間に睡魔に襲われてしまいました。とにかく楽しい一日でした。
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