未熟なカメラマン さてものひとりごと

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古い町並みを歩く 岡山県倉敷市玉島 令和元年6月17日(月)

2019-07-14 20:57:46 | 古い町並み
岡山県のアジサイの名所とし知られている倉敷市の種松山西園地を訪ねました。
アジサイ園の規模としては、さほどでもありませんが、水島工業地帯や瀬戸内海を見下ろす眺望はすばらしいものがあります。
春には、山全体にソメイヨシが咲き乱れ、多くの市民で賑わいます。
こちらには、アジサイを目的に訪れたのは初めてでした。
アジサイ園の斜面には、遊歩道が何本か設けられており、海を眺めながらの散策は、とても気持ちのよいものです。



【種松山公園西園地】


この公園には、13,000本のアジサイがあります。


アップで撮ってみました。


アジサイは傾斜地に植えられています。


ほんとにきれいですね。


ゆっくり歩くと気分も癒されます。


遠くに海が見えます。素晴らしい眺望です。

続いて向かったのが、倉敷市玉島地区の古い町並みです。
倉敷の古い町並みというと美観地区の、倉敷川周辺、本町、東町をすぐに連想してしまいますが、それらは、外観は昔の面影を維持しているものの、多くは土産物や雑貨を売る店、レストランに生まれ変わっています。
それに比べ、玉島地区の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区には指定されていないものの、通りのところどころに往時の賑わいを感じさせるような立派な町屋が多く残りどこか生活感があります。それらを全部一箇所に集めることができたなら、とても見事な町並みを形成することができるでしょう。
とにかく町全体がレトロな雰囲気に包まれています。
特に溜川(ためがわ)の水辺の風景は、何ともいえません。
高い土手のようなものはなく、川と昭和レトロな家並みとの一体感は独特の美しさを感じさせてくれます。


【玉島の古い町並み 矢出町】


江戸時代、最初に船着場が築造されたのがこの辺りだそうです。
左の建物が当時の大庄屋・柚木家(ゆのきけ)の旧宅「西爽亭」です。


長屋風の建物がありました。

【通町商店街】


商店街の入り口にやってきました。


平日ということもあったのでしょうが人影がありません。
ちょっと寂しいですね。昭和レトロ感が漂っています。


右手に本町の町並みがみえました。こちらもいい感じです。

路地に迷い込んでしまいました。

空き地で、アゲハチョウを見つけました。


こちらは、なあに?と振り返るシャムネコ

【溜川(ためがわ)】


どこをどう歩いたのか運河のような場所に出てきました。溜川です。


ドラム缶で浮かせた橋を見つけました。その名も「ドラム缶橋」というのだそうです。
横一列にドラム缶が三本、タテに35列あります。全長48m。
歩いてみると、思った以上に安定していて怖くありません。昭和48年に架けられ61年に改修されたそうです。


川にせり出した民家がどことなく絵になります。


美しい水辺の風景です。水彩画のいい被写体になりそうです。


新橋の水門です。石造りの水門と橋の調和が見事です。


水島港付近までやってきました。

次は、お目当ての古い町並み、仲買町と新町を歩きます。


【玉島の古い町並み 仲買町】



橋を渡って仲買町にやってきました。


三叉路のところに存在感のある建物。旧玉島信用組合のビルです。1935年に建てられました。


町並みです。道路はご覧のように狭く、やっと車が交わせる道幅です。


玉島味噌醤油合資会社 

仲買町は、玉島港で荷揚げされた物品を卸売りする仲買人が多く店を構えたことからこの町名がついたそうです。通りには、江戸時代から明治時代の風格ある建物が軒を連ねています。


菊地酒造の建物。地酒日本酒「燦然(さんぜん)」はフランスの日本酒コンクールで金賞を受賞したそうです。(2019.6.3)


白神紙商店-室屋(越前屋跡)
明治4年、初代白神仲次郎が屋号「むろや」として始めた紙の卸問屋です。


通りの向こうに見える小高い山は、住吉山公園です。


石段を登ると仲買町を俯瞰することができます。


【古い町並み 新町】

新町は、かつて潮止堤防の上に築かれ問屋街として栄えました。


西国屋の土蔵は風格があります。


小路が奥に続いています。


向三宅邸


新町の町並みです。


通りを抜けると、ご覧のような美しい山車を見つけました。

【羽黒神社】

栄町商店街で赤い鳥居のある自動車道を登ってみました。羽黒神社です。
神社のある羽黒山は、その昔、瀬戸内海の小さな小島だったそうです。



三基の神輿が安置される神殿


羽黒神社本殿(左)


マスコットは、からす天狗にちなみ、ゆるキャラ「はぐろん」です。


ご覧のような急こう配の石段

古い町並みの散策を終え、最後に向かったのが、円通寺です。

【円通寺】


円通寺の下側にあるのが、国民宿舎良寛荘です。


円通寺にやってきました。大きな日本庭園がありました。


池に赤いスイレンが花を咲かせていました。


円通寺本殿です。良寛が修行したお寺として知られています。
茅葺きの屋根が特徴です。


良寛堂も茅葺きです。


本堂入り口です。


最後までご覧いただきありがとうございました。














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写真日記 初夏の岡山を撮る。令和元年6月16日

2019-07-10 23:17:52 | 観光名所
あまりいい天気ではありませんでしたが、被写体を求めて岡山市方面に向かいました。道すがら最初に訪ねたのが吉備路です。国分寺五重塔の前では、ちょうど田植えが行われていました。
このあと、久しぶりに後楽園を訪ね、見ごろのハナショウブや、咲き始めの大賀ハスを撮影することができました。
さすがは岡山を代表する観光地。外国人観光客の姿が目立ちました。
帰りにアジサイを見ようと吉備津神社に寄りました。
吉備津神社は知る人ぞ知るアジサイの名所です。特に中ほどの回廊から見上げる斜面のアジサイは圧巻です。
後楽園と吉備津神社では、撮影が終わったころ、ともに土砂降りの雨となりました。天気の移り変わりのはげしい安定しない一日でした。


【岡山県総社市 吉備路 備中国分寺】


五重の塔の前では、田植えが行われていました。


重要文化財 国分寺の五重塔は吉備路のシンボルです。


備中国分寺は、真言宗御室派の寺院。山号は日照山です。
奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、備中国分寺の後継寺院にあたります。


山門をくぐると、その先に広い境内があります。


サイクリングロードも整備されています。画像は水田の中を走る親子の様子です。

【岡山市 後楽園】


入園口に向かう途中、子だくさんの親子を見つけました。
子どもたちが一列に並んで歩いているのが、微笑ましく感じました。


日本三名園の後楽園。フラットで一面の芝が特徴です。


借景に欠かせない岡山城です。


ちょうどハナショウブが見ごろでした。後方の建物、流店(りゅうてん)との組み合わせが素敵です。


流店。中央に水路を配しています。その昔、藩主が休憩所として利用していました。


大賀ハスが早くも咲き始めていました。


ちょうど前撮りが行われていました。絶好の場所ですね。外国人観光客も興味津々です。


カメ君の日向ぼっこです。


唯心山(ゆいしんざん)からの眺望です。これで青空だったら最高なのですが、そううまくはいきませんね。


正面に茅葺きの廉池軒(れんちけん)と岡山城が見えるビュースポットです。


水路でアオサギを見つけました。


夏椿の清楚な花が咲いていました。

【岡山市 吉備津神社】
帰りに吉備津神社に寄りました。お目当てはアジサイです。


国宝の本殿です。室町時代に再建されました。建築様式は、全国唯一の吉備津造です。


回廊は、天正7年(1579)に再建されました。全長は360mもあります。


外側から見るとこんな感じです。


アジサイ園のアジサイ


いろんな色を楽しめるのは回廊前あたりです。


インスタ映え間違いなしです。
吉備津神社のアジサイも、岡山県を代表するアジサイの名所です。



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写真日記 鞆の浦の古い町並みを訪ねて 令和元年6月11日

2019-07-10 00:20:59 | 古い町並み
久しぶりに鞆の浦を訪ねました。
時刻は昼過ぎでした。
家を出たころは、まさに曇天でしたが、鞆の浦に近づくころ、あっという間に青い空が広がりました。
願ってもない撮影条件でした。

【明王院】
鞆の浦への道すがら、国宝の本殿と五重塔を持つ明王院に寄ってみました。


山門です。

明王院は福山市草戸町にある真言宗大覚寺派の仏教寺院です。
寺の創建は、平安時代前期と言われています。


国宝 明王院本堂 鎌倉時代の建立です。


国宝 明王院五重塔 南北朝時代の建立です。


五重塔の後ろにアジサイの花が咲いていました。


本堂と五重塔をセットで撮ってみました。

【鞆の浦】 

お馴染みの看板です。


鞆港 お馴染みの景観です。


レトロな町筋 


常夜灯前です。
も少し近くで撮りたかったのですが、ベンチで数人の地元のお年寄りが談笑をしていたので遠慮しました。一等地で長時間居座るのは、困りますね。
もともと観光客用のベンチだったと思うのですが...


太田家住宅の前では、プランターにハナショウブが植えられていました。


医王寺からの眺望です。空のブルーがとても美しいですね。


中心に常夜灯を入れてアップで撮ってみました。


鐘楼前のベンチから見る鞆の浦は最高です。


弁天島と向こうに仙酔島 中央のホテルが目立ちます。


鞆城跡に建つ福山市鞆の浦歴史民俗資料館です。


こちらから見る鞆の浦も絶景です。


太田家住宅付近の甍です。小さく常夜灯も見えます。


町並みの一角のお店の前でポニョを見つけました。


鞆の浦の代表的景観です。さっきのご老人が見えないように一番下から撮りました。


太田家前の町並みは、とても美しいですね。


街角のレトロな雰囲気のお店です。軒先に大きな竹輪がぶら下がっていました。


福山市営渡船場の2階にあるカフェshionのカウンター席で一休み


アイスコーヒーをいただきました。


平成いろは丸が仙酔島から帰ってきました。


仙酔島に遠足に行っていたようです。大勢の園児の姿が見えました。

今回の所要時間は、2時間ほど。散歩にはもってこいです。
癒されに出かけてみませんか!
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写真日記 広島県のアジサイの名所 三原市三景園を訪ねて 令和元年6月10日

2019-07-06 23:29:29 | 花の名所
広島県のアジサイの名所、広島空港となりの三景園を訪ねました。園内では、6月7日から6月30日まで、三景園花まつりが開催されており、パンフレットによりますと、“100種1万本のアジサイが咲き誇る”とありました。
数年前に一度行ったことがあり、ハナショウブとセットは実に見事なものでした。

この日は、6月10日で、見ごろには少し早いと思いましたが、とにかくカメラの被写体を求めて、出かけてみることにしたのです。
自宅からの所要時間は、山陽道を経由し、ちょうど1時間ほどでした。



用倉峠のまぶしいほどのカエデの若葉です。


ブルーのアジサイ


ショウブ田のハナショウブです。


強烈な紫です。


今年のショウブ田、花数が少なくイノシシに荒らされて今ひとつでした。


広い園内、暑い日差しが照り付けます。


赤が目をひく鮮やかなアジサイ


涼やかなブルーです。


花弁の形がとても特徴的です。


隅田の花火に似て特徴的な花弁


アップです。


とてもかわいい小ぶりの花です。


広い園内


全体的に開花は3割程度、見ごろはもう少し先のようです。


里の池では、白やピンクのスイレンが咲いていました。


池のコイ、専用のエサを与えると一気に集まってきました。


竹林です。癒されますね。


椿山周辺の遊歩道から見る大海と潮見亭です。


若葉に包まれる菱亭(東屋)です。


だいぶ戻ってきました。


見事な日本庭園です。


宮島の厳島神社をモチーフにしています。


灯籠が絵になります。

しっかり調べて行けば、ぴったり見ごろの時季に訪ねることができるのですが、休日との兼ね合いもあるのでなかなかうまくいきません。

三景園のホームページは、こちら
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