未熟なカメラマン さてものひとりごと

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三景園 アジサイが見ごろでした! 広島県三原市本郷町善入寺64-24

2022-06-25 23:40:06 | アジサイの名所
訪問日:令和4年6月20日(月)

アジサイの名所を訪ねることにしました。いつもの撮影ならまず青空かどうかを気にするところですが、アジサイならその心配は要りません。さすがに雨では困りますが、曇天ならむしろ大歓迎です。
岡山県、広島県の名所と見ごろ時期を調べた結果、広島空港隣の三景園を訪ねることにしました。笠岡ICから本郷ICを経由し目的地までの所要時間は、自宅からちょうど1時間でした。入園料は花まつり期間中、大人320円、65歳以上は無料となっています。(各種減免あり)


入園口を入ると眼前に大きな池、相変わらずすごい鯉の群れに感心した後、まっすぐアジサイ園に向かいます。早速遊歩道下の水辺に、花を咲かせたアジサイが迎えてくれます。直感で“今日の三景園・見ごろ間違いなし”思いました。

(遊歩道沿いの水辺のアジサイ)


西門前の掲示板(西門は花まつり期間中の土.日のみ開門) 正門までは200mもあります。


数寄屋風水上建築の庭園事務所(潮見亭) 昨日(6/19)は和室で茶会が行われました。


餌に集まる錦鯉


アジサイ園に向かうと出迎えてくれる水辺のアジサイ






ホタルブクロ(つりがね草)キキョウ科










鮮烈な紅が映える


山の斜面にもアジサイ

(しょうぶ田)

少し歩くと右手にしょうぶ田が見えてきます。運が良ければ、花菖蒲とアジサイをセットで鑑賞できるのですが、開花期は花菖蒲が早く、すっかり見ごろは過ぎていました。幼い姉妹が行ったり来たり、多くのカメラマンのマスコット的な存在になっていました。


見ごろは過ぎ、終わりかけでした。


木道が整備されています。




アサザを見つけました 別名・ハナジュンサイ




熱心に撮影するカメラマン

(急斜面のアジサイ)

しょうぶ田を過ぎると、早速、見事なアジサイが出迎えてくれます。まさに見ごろでした。
高低差のある斜面に、うまく配色されたアジサイが実にきれいです。



斜面というより壁面、見事な配色です










「夏まつり」 白地に幅広赤覆輪から濃い赤に変化


「城ケ崎(ジョウガサキ)」ガク咲き


「舞孔雀(マイクジャク)」


「スノーフレーク」 カシワバアジサイ

(遊歩道から一番の見どころへ)

そして左側の遊歩道沿いの斜面にもアジサイが続きます。三景園には、100種、10,000株のアジサイが植えられているそうです。そして感心するのがとてもきれいに管理されていることです。一般に寺院の境内及び周辺にアジサイが植栽されてアジサイ寺と称される寺院が各地にあり、それは建物と相まって情緒があるのですが、この三景園ほど美しさと規模のものは未だお目にかかったことはありません。


遊歩道の両側にアジサイが続く


見上げるアジサイの群生


紅色が映える




「クレナイ」ヤマアジサイ 本日一番のお気に入りです






「美方八重(ミカタヤエ)」ヤマアジサイ ガク咲き、八重、星形。









360度アジサイの壁









用倉峠から里の池に向かう

幾重にも折り重なるように咲き誇るアジサイ、見事という他ありません。写真を何枚撮ったことでしょう。最後に、スイレンの池を見て帰途に着きました。


新緑のカエデに癒される


大海の橋 修復されてきれいになりました


里の池のスイレン




こちらにもたくさんのコイ


ザクロの花


潮見亭から大海を見る

最後までご覧いただきありがとうございました。
無断転載をお断りします
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上下あやめまつりが三年ぶりに開催されました。 広島県府中市上下町矢野

2022-06-22 21:04:54 | 花の名所
訪問日:令和4年6月12日(日)
地元新聞に、府中市上下町、矢野温泉公園四季の里で、三年ぶりにあやめまつりが開催されたとのニュースが掲載されていました。開催期間は6月11日から26日まで。18、19日にはステージイベントが開催されるとのことです。

アジサイの見ごろには少々早く、被写体の少ないこの時季、期待を持って出かけました。
入園口から一番近い駐車場はすでに満車で、上の駐車場に停めることに。入園口に移動すると左側に、ビニール製のてるてる坊主がぶら下がる売店があり、たこ焼きの出店もありました。入園料は大人400円でした。



四季の里入り口に展示されたてるてる坊主は上下保育所園児たちの手作り


たこ焼きの出店


18日、19日には、ステージイベントが開催される


広い公園、右手にしょうぶ田が見えてきた


池があり、人の姿が見えると鯉が寄ってくる


小さい葉の水生植物

とにかく公園というだけあって広い園内、きれいに管理されています。池もあり鯉が泳いでいます。畑は何枚もありゆったりとしていますが、逆にボリューム感に欠ける感じもします。
全体的に開花は5分咲き程度でしょうか。見ごろには少々早かったようです。
しかし、新聞効果は絶大で、次々に人がやってきます。
こちらの公園には、約200種、7万本のアヤメやハナショウブが植えられており、今年が何と47回目、地域の伝統的な行事となっていることがわかります。



何段にも続くしょうぶ田


美しい花菖蒲


清楚な白


いろんな色が折り重なる


ピンクの美しい花弁


「扇の的」


「出羽の里」


「春の海」


熱心に撮影する老カメラマン


「栄紫」


「桃祭」


「磯辺」

いつも思うのが、どうして“あやめまつり”かということです。アヤメの開花期は5月上旬から中旬で乾燥地を好み、次にカキツバタは、5月中旬から下旬で水中や湿ったところ、ハナショウブは6月上旬から下旬で湿ったところを好みます。ということでこの時期ならほとんどハナショウブのはずです。
また、アヤメの特徴として、色は紫一色で、外側の花びらに黄色い模様があり、他とははっきり区別がつきます。
調べてみると、次のような記述がありました。「アヤメ類の総称として、同じアヤメ科アヤメ属で多年草のハナショウブやカキツバタを含めて、アヤメと呼称する習慣が一般的に広まっている。特にハナショウブの別名は「はなあやめ」と呼ばれているため、アヤメと呼んでも間違いには当たらない。」とありました。あまりこだわらない方がいいようです。



広々とした公園内


「綾瀬川」


青い空に緑や花菖蒲が映える


アンブレラスカイ&てるてる坊主 顔を描いたのは上下南小学校の皆さん

コロナ禍も小康状態、過去数年、中止されたいろんな行事も徐々に再開されて以前の姿に戻りつつあるようです。このまま落ち着けば、自ずとコロナは消滅することでしょう。

神宮寺 広島県府中市栗柄町

せっかく府中に出たので、神宮寺に寄って帰ることにしました。広島県のアジサイ寺として有名です。


あじさい寺と書かれた大きな文字が見える


水鉢に浮かぶアジサイの花


きれいなトイレが新設


池のスイレン 


ヤマボウシの見事な花


スイレンのアップ


神宮寺入り口 鉢植えのアジサイは腰水で暑さをしのぐ

神宮寺(じんぐうじ)とは、日本で神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられた仏教寺院や仏堂のことを言います。
池のスイレン、毎年見事な花を付けていますが、水の循環ができていないのでしょう。花弁に泥が付着してアップでの撮影には耐えられません。この日は、猛暑の一日、地に植えられたアジサイは息も絶え絶えでした。



濃い赤とブルーが印象的


ガクアジサイ










山の斜面の遊歩道のアジサイ、水分不足で萎れ状態






神社の境内 杉の巨木が年月を感じさせてくれる
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保存修理工事が完了した旧吹屋小学校を訪ねました! 岡山県高梁市成羽町吹屋

2022-06-12 22:56:59 | 木造校舎
訪問日:令和4(2022)年6月5日(土)

朝起きると、青空の広がる絶好の観光日和、どこかに出かけたいと思いました。いつものことながらどこにしようかと思案したあげく、最近、工事が終了したという旧吹屋小学校のことを思い出し、成羽町吹屋を訪ねることにしました。

井原の自宅から45分、時刻は朝の9時45分ごろでしたが、千枚駐車場の車は数台のみでした。夏の日差しの強い日でした。古い町並みを歩いていると、店先に座っていた高齢の女性が、カメラを持っている私を見て、「かわいい猫がそこにいますよ」と教えてくれました。
そちらに目を向けると、若い猫が道路の反対側の住宅の前で横座りしているではありませんか。リラックスしているその様子。とても町並みにマッチし、確かに被写体としては申し分ありません。カメラを持った多くの観光客が、猫を撮っているのを見て教えてくれたのでしょう。



峠を越えると小学校が見えてきた


かつてのプールは大海になり島々が浮かんでいるように見える


正面からの遠景、シンメントリーの建物が美しい。本館の設計は、旧遷喬尋常小学校を設計した江川三郎八。明治時代を代表する疑洋風の学校建築といわれる。文化財として耐震強化を含む解体修理が、9億5000万と7年の歳月をかけて行われ、2022年4月21日に新たな観光施設として開館した。


石段下から仰ぎ見る本館。NHKのテレビ小説などのロケにも使用された


岡山県の重要文化財に指定 下見板張りだが、旧遷喬尋常小学校のように白ペンキは塗られていない


右側面から見る本館 事務室の白いカーテン、以前はどうだったのか気になる


正面アップ 斜め横から、外観は以前と変わらない。玄関ポーチは大正15年に新設された

まもなく旧吹屋小学校に到着。校舎の外観自体は以前と特に変わった様子はありませんが、プールなど周辺の環境が随分変わりました。身障者用の駐車場も用意されています。
広いグラウンドは、ロープが張られ、立入禁止になっていました。

料金は500円でした。受付で若い女性のスタッフの方が、岡山県の人気情報誌「オセラ」に掲載された記事を見せてくれました。特に私の方から望んだわけではありません。首から入校証のような紐が付いたカードを首にかけると、見学開始です。



黒板のチョークで描かれたアジサイ。実に見事ですが、びっくりしたのが、私が勤務する会社の高橋さんにそっくりだったこと。記念に写真を撮らせてもらいました


部分的にアップしてみました


平成24年3月20日に、最後の卒業式と閉校式が行われ、現役最古の木造校舎に幕が降ろされた。一時は369名いた在校生はたったの7名だった。ニュース番組「報道ステーション」が卒業式の様子を伝えた。


黒板に描かれた観光案内図 これも先ほどのスタッフの人が描いたものでしょう


校舎から見る外の景色

内部は、以前、訪ねた旧遷喬尋常小学校(久世・国重文)に似ていると思いました。部屋に入ると、黒板にチョークで書いた、見事な紫陽花の絵がありました。「これは私が書きました」とそこにいた担当の女性スタッフの方が教えてくれました。「素晴らしい才能ですね」と自然と口から出ましたが、それほど見事だったのです。他の部屋の黒板にも、チョークで書かれた観光マップがありましたが、これも彼女が書いたのに違いありません。


復元された明治時代の教室


廊下 天井の傘の付いた電灯がどこか懐かしい


使い込まれた階段の手すり。


2階への階段、ここはかなりきれいになっている


ゆらぎのあるレトロなガラスは貴重


こちらもレトロなガラス 左下に普通のガラスが見える


旧吹屋小学校で使用された教材


講堂 オルガン、演台、校歌(軸)は当時と変わらない。二重折上棹縁天井の手の込んだ意匠


講堂から見る外の景色


2階からの階段


建物から、ラ・フォーレ吹屋の建物が見える


多目的室から見る本館


トラスを用いた小屋組みの三間廊下。雨天体操場として使用され、以前は土間だった


玄関ホールの隣にある校長室

窓ガラスは、今はほとんど見ない、ゆらぎのあるレトロなガラス、現在の板ガラスと違って随分趣きがあります。長い廊下の天井は、木組みがよく見え、電球の灯もどこか懐かしい感じがします。床は貼りなおされたのでしょうか、とてもきれいになっていました。すべての部屋を一巡し、退出することにしましたが、この吹屋小学校も観光周遊券に含めてほしいと思いました。
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初夏の蒜山・大山 絶景ポイントを巡る 岡山県真庭市、鳥取県江府町

2022-06-02 23:44:04 | 絶景
訪問日:令和4(2022)年5月23日(月)

天気予報が久しぶりの「晴れ」だったので、初夏の森の新緑と、ひるぜんジャージーランドの牛たちに癒されたいと思い、急遽出かけることにしました。
平日の午前の早い時間帯だったので、岡山道、中国道、米子道いずれも車は少なく、快適なドライブとなりました。蒜山ICには、2時間弱で到着、最初に訪ねたのは、ラベンダーで知られる蒜山ハービルです。


蒜山ハービル:岡山県真庭市蒜山西茅部1480-64)

 ハンギングバスケットや寄せ植えのプランター、イングリッシュローズやつるばらが咲き乱れる様子を期待していたのですが、気候が冷涼なせいか、ほとんどつぼみの状態でがっかりしました。
徳島県から県民割を利用してきたという老夫婦の旅行者と出会いました。おとなしい中型犬のワンちゃんと一緒でした。ラベンダーや紫陽花は6月に入ってからだとはわかっていましたが、まことに残念でしたが仕方ありません。斜面のラベンダー畑の一番上からの眺望は素晴らしく、蒜山三座がよく見渡せる素晴らしい景観です。
ガーデンショップのバラ苗を眺めていたら、欲しくなり、初めてイングリッシュロースを衝動買いしてしまいました。


レストランの屋外コート


白樺とデッキ


ミント系の花が咲いていました。ラベンダーではありません。


雑草かも。フリルがどこかゴッホの絵に似ていると思いました。


ネギ坊主のような花、虫が一匹停まっていました。

ひるぜんミュージアム:岡山県真庭市蒜山上福田1205-220)

真庭市蒜山の新しい観光施設GREENABLEが気になっていました。ひるぜん高原センターの真向かいにあり、場所もわかりやすい立地です。被写体としておもしろいのが隈研吾氏作の集成材を使用した建物。中はイベント広場になっているようです。
後方に、ひるぜん高原センターが控えているので、セットで撮影が楽しめます。
つづいて美術館へ。集成材を多用した2階建ての建物です。入り口を入るとショップになっていました。
左側に「蒜山ミュージアム」の受付があります。いきなり砲弾の実物、その昔、蒜山には演習場があったとか。この日の展示は、2000年後の地下に埋没したいろんなもの、すべてが腐食した生活雑貨類などがいろいろ展示してありました。ポンペイの遺跡を見て感化れたという作者の想いが表現されていました。



新しい観光スポット グリーナブルヒルゼン


建物の中から見上げてみた


手前はサイクリングセンター


マンホール


ひるぜんミュージアムの内部


エントランス


美術館全体

ひるぜんジャージーランド:岡山県真庭市蒜山中福田)
一番楽しみにしていたジャージー牛との対面ですが、随分遠くに放牧されていました。望遠レンズでもはっきり捉えることはできません。口笛や大きな声で反応を見ましたが、聞こえていないようです。よくみると、中に柵があってその向こうにいるようでした。これなら来ようにも来れないな、とあきらめることにしました。


遠くに白馬や牛の姿が見えるような


望遠レンズで追ってもこの大きさ


ジャージーランド建物


いかにも夏らしいさわやかな空

鬼女台展望所:岡山県真庭市蒜山下徳山)

次に向かったのが鬼女台展望所です。ここからは、急峰の烏ヶ山(からずがせん)と大山(だいせん)をセットで臨むことができます。春夏秋冬、過去何度もこの地に寄りましたが、完全な快晴の状態でお目にかかったことがありません。
この日も、雲がかかっていました。その雲が、山々の峰に影を落とします。反対側の蒜山方面を伺うと、完全な曇天の状態でした。これから訪ねる、御机の茅葺小屋や、鍵掛峠大山南壁に雲がかからないか心配になり、すぐに向かうことにしました。



鏡ヶ成 休暇村 奥大山:鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成)


蒜山・大山スカイラインを走るとき、かならず寄り道するのがこの鏡ヶ成です。広々とした草原にところどころにある針葉樹、この対比が何とも言えないのです。そして休暇村奥大山の白い建物。すべてがどこかヨーロッパの風景に似ている気がして、とても絵になると思うのです。


鏡ヶ成


休暇村 奥大山 一度は泊まってみたい


広い草原

茅葺小屋と大山南壁:鳥取県日野郡江府町御机)

続いてやってきたのが、有名な撮影スポット茅葺小屋です。心配していた大山も雲に隠れることなく全体を見せてくれています。ここは鳥取県江府町御机(みづくえ)、一般に「奥大山」と呼ばれています。日本の有名な飲料水メーカー「サントリー」の“奥大山の水”もここの地下からくみ上げられています。
ちょうど、田植えが終わったところでしょうか。手前の田んぼに植えられたばかりの稲の苗が見え隠れしています。田んぼの脇を流れる水路の水の勢いにびっくりします。



田植えが終わった直後のようです


茅葺小屋と大山南壁 知られた撮影スポットです


びっくりするような勢いの水路


御机から見る大山南壁

鍵掛峠: 鳥取県日野郡江府町大字大河原字鍵掛)

本日の最終目的地の鍵掛峠駐車場にやってきました。紅葉の時季には満車で渋滞する大山南壁を仰ぎ見ることのできる一番の観光スポットです。この時間、駐車場には数台のみでした。手前には大山のシンボル・ブナ林が広がり壮大なスケールです。新緑の緑と濃い針葉樹の緑とのコントラストがとても新鮮に感じます。
こうして、本日の予定を終え帰途につきました。



圧倒的な新緑のブナ林、針葉樹の濃い緑との対比が印象的


鍵掛峠から見る大山のアップ


駐車場は空いていました


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