未熟なカメラマン さてものひとりごと

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四国カルスト 天空の道

2016-05-27 00:44:18 | 風景
月曜日に代休をいただいて久しぶりに遠出をしました。行き先は四国カルストです。どのコースにするか迷いましたが、時間的に一番早い、瀬戸大橋経由松山ICルートで行くことにしました。それでも目的地までの距離は約270km.所要時間は3時間半にもなります。

笠岡IC手前のコンビニで、いつものおむすびとおやつを買っていざ出発です。当日の天気は晴れ、少し霞がかかっていましたが、瀬戸大橋からの眺めは何ともいえません。坂出までは1時間ほどですが、それから松山ICまでの所要時間がとても長く感じられました。
平日なので、道路はどこも空いていて爽快なのですが、高速道路のETC割引が少なく往復すると結構な金額となります。早々に行けないなと思いました。

さて松山市内に入って、砥部町を過ぎ久万高原方面に進むと、高度は徐々に上がり眼下に緑の山々と深い谷が見えるころ、つい言葉がでるのが有名な、「目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ」で、毎度のことです。



石灰岩の大きな岩が地肌を覆う



牛がたくさん放牧されている


四国カルストは、日本三大カルストの一つに数えられています。ほかの二つは、平尾台(福岡県)秋吉台(山口県)です。この四国カルスト、愛媛県と高知県の県境に位置し、標高1400メートル、東西に25キロにわたって広がっています。百名山で知られる伊吹山より高いので驚きです。

さて目的地に近い頃、道は極端に細くなり、対向車が来ると交わせないような箇所がいくつもありますが、この日は幸いにもほとんど出会うこともなく目的地に到着することができました。
まず目に付くのが、大きな風車です。そしてカルスト特有の白い大きな岩が並ぶ草原の大地です。眼下のなだらかな草原には、牛が放牧されていて、とてものどかで癒されます。
この辺りは尾根になっていて北方面には遠く石鎚連峰が見渡せます。なんといってもさわやかな風がとても心地よいのです。




のんびり横たわる牛たち、見ているだけで癒されます。



天狗高原に向かう途中の道は爽快です。



まさに天空の道です。

しばらくベンチで、休憩したあと、四国カルストの東側に位置する天狗高原に向かいました。ここはすでに高知県です。天狗荘レストランでお昼をいただき、四国カルストをあとにしました。帰りは、須崎東ICから高知自動車道を通って帰ることにしましたが、自宅に着いたのがやはり3時間半後、それにしても遠いですね。
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瀬戸の花嫁 川舟流し

2016-05-20 00:01:10 | 古い町並み

大勢の観光客でにぎわう美観地区

ゴールデンウイークの後半、家族で倉敷の美観地区を訪ねました。当日の予報は‘曇のち雨’でしたが、着いた直後の昼過ぎには予報どおり今にも雨が降り出しそうな天気になっていました。
ということで一番心配したのが、ハートランド倉敷・当日のメインイベント「瀬戸の花嫁川舟流し」でした。
予定では、午後1時半と3時半でしたが、雨で中止になるのではと思ったからです。



今年もきれいな方です。




30分ほど前から川べりに腰掛け、場所を確保していました。対岸に腰掛けていた若い女性の3人組が、おいしそうに時間を掛けて普通サイズのお弁当を食べていましたが、その堂々とした落ち着きぶりに感心しました。時間が近づくにつれて、川岸は人で埋まっていきます。

報道機関のカメラがいい位置にスタンバイしています。やがて予定時間の13時30分になると、綿帽子に白無垢姿の花嫁が、長持ち唄の唄い手と尺八の奏者とともに乗り込みといざ出発です。石橋を潜ってこちらに近づいてきたので、チャンスとばかりシャッターを押しましたが、できばえは運任せです。いつもながら、尺八の音色と長持ち唄は、伝統的な町並みに合い、ゆっくり進む小舟は、新緑の柳とともにとても風情があります。

そうこうしているうちに、ついに雨がポツリポツリと降ってきました。「ついに降り始めたか」
と思っていると、折り返し帰ってきた舟の花嫁は、赤い和傘をさし、それはそれで風情がありました。雨足はそれ以上強くなることはなく、無事に1回目の花嫁川舟流しは終わったようです。


赤い和傘をさす花嫁、何度も来ていますが初めて見ました。

この、瀬戸の花嫁川舟流しは、江戸時代、花嫁が川舟で川を下ったことから、このイベントで再現されているものですが、実際にこの倉敷川で行われていたものではありません。

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