未熟なカメラマン さてものひとりごと

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道の駅・笠岡ベイファームの1000万本のポピーに癒された! 令和2年5月24日(日)

2020-05-31 22:14:14 | 花の名所


国の新型コロナウイルス緊急事態宣言解除を受けて、久しぶりに市外に出ることにしました。
目的地は、お隣の町、笠岡市の笠岡湾干拓地・道の駅「笠岡ベイファーム」のポピー畑です。
ホームページによりますと、すでに1週間前から見ごろが続いているとあったので、もう遅いかなと思いながら車を走らせました。

干拓地を進むと、遠めに鮮やかな濃いピンク系の花畑が見えてきました。
約4haの広大な畑に約1,000万本のポピーです。
道の駅・笠岡ベイファームは、コロナウイルスの関係で4月25日から臨時休業していましたが、5月11日から営業を再開しています。
例年なら、「ポピーフェスティバル」が開催されるのですが、今年は当然ながら中止となっていて、いつもと違う寂しいポピー畑です。

そよぐ風に、薄い花弁がゆらゆらと揺れて、どこか笑っているように見えます。多くのファミリーやカップルがポピー畑を背景に写真を撮り合っていました。



ご主人の命令でしおらしく写真に納まるワンちゃん


風に吹かれてゆらゆら


もう少し遠くから


ポピーを楽しむ人々


「ハーイ!こっちよ!」と記念撮影


濃密なポピー畑


バスストップならぬフォットストップ


アップで撮ってみました


ほんとに華やかですね


ローアングルで青空を背景に撮ってみました


矢車草が咲いていました


東側の遊歩道です

(ポピーは別名ヒナゲシ)

ポピー(シャーレーポピー)は、ヨーロッパ原産のケシ科の一年草で、別名、ヒナゲシと言われます。
ただ、赤のポピーは別名・虞美人草(グビジンソウ)と呼ばれるそうで、その由来ですが、
秦の始皇帝亡き後の動乱で後の漢の高祖「劉邦(りゅうほう)」と戦って敗れた楚の武将「項羽(こうう)」は、寵愛する「虞美人」とともに劉邦の大軍に包囲されました。項羽は別れの宴を開いてから最後の出撃をし虞美人も自刃して殉じましたが、その後彼女のお墓にヒナゲシ(シャーレーポピー)の赤い美しい花が咲いたという伝説から、別名を「虞美人草」と呼ばれるようになったそうです。


(アグネスチャン ひなげしの花)

ひなげしで思い出すのが、1972年11月25日に発売された、アグネスチャンのデビュー作「ひなげしの花」ではないでしょうか。
丘の上 ひなげしの花で
うらなうあの人の心
今日もひとり ♪

昭和の歌謡曲特集でよく見かけますね、デビュー当時の彼女はとてもかわいかったですね。


(日本一のポピー畑はどこでしょう?)

笠岡湾干拓地のポピー畑は、約1000万本といわれていますが、それでは日本一といわれるポピー畑はどのくらいの規模でしょうか。
日本一と言われているのが、埼玉県鴻巣市のポピー・ハッピースクエアです。12.5ha(東京ドーム約2.5個分)の広大な敷地に、何と約3,000万本のポピーが植えられているいるそうです。
ポピー・ハッピースクエアは荒川の河川敷近くにあり、荒川に架かる御成橋(おなりばし)から望む富士山は関東の富士見百景のひとつにも選定されている絶景スポットです。5月に開かれる「こうのす花まつり」の1つとしてポピーまつりも催されます。一度訪ねてみたいですね。



春の菜の花畑も現在は休眠中


道の駅・笠岡ベイファーム


恐竜公園に寄ってみましたが休園中でした


神島大橋から見る水道 左のドームの建物はカブトガニ博物館


干拓地に巨大な温室がありました
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お笑いコンビ千鳥ノブも心癒された?、井原市芳井町小田川河川のこいのぼり

2020-05-11 00:20:19 | 町おこし
先日、市内芳井町内の種苗店で夏野菜の苗を購入したあと、ひょっとして鯉のぼりが揚がっているかもと、313号線を少し北上してみることにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大が問題となり、イベントのほとんどが中止になるなか、今年はどうかなと思いながら車を進めると、芳井町特産品直売所前の小田川には、例年の光景が広がっていました。
このこいのぼり、正式名称は、「小田川横断こいのぼり」というのだそうです。

家庭等で不要になったこいのぼりを有効活用して、井原市を西から東へ貫流する清流「小田川」約60mを約50尾のこいのぼりが横断します。
この小田川河川のこいのぼり、地元住民はもとより小田川沿いを走る国道313号線を行きかう人々から、広く愛される春の風物詩となっています。
今年は、、4月16日(木)~5月16日(土)までの期間です。



小田川横断こいのぼり、全景


やや過密状態


真下から、風がちょっと強すぎかも


反対側から

さて、当日の天気ですが、空は快晴、風も適度に吹いていて、撮影には申し分ありません。
また、国道とはいいながら、道路わきに1車線分のスペースがあるため、安心して停めることができます。

このこいのぼり、最初に設置されたのは、昭和62(1987)年のことでした。
以降、平成16(2004)年までの18年間、春の交通安全県民運動推進活動の一環として旧芳井町が行っていました。
 井原市への合併後は、備中西商工会青年部が事業を引き継ぎ、現在では地域活性化のシンボルとなっています。

さて、千鳥ノブさんは、この芳井町出身で、実家はここから車で10分とかかりません。
彼が生まれたのは、昭和54(1979)年ですから、こいのぼりが設置されたときは、8歳ごろ、小学校2年生か3年生のはずです。
おまけに、小学校、中学校はこのこいのぼりの設置場所の道路後ろ側にあります。
本人に聞いてみたわけではありませんが、まず間違いないと思うのです。

テレビで大活躍のノブさん、彼を見ない日は一日もありませんね、家庭や親を大事にする心優しい性格。今後のさらなる活躍を期待して止みません。


帰り道 少し寄り道しました!


最近オープンした井原DENIM HOTEL 舞鶴楼本館です。
一人利用宿泊 朝食付きで8500円(税別)だそうです。


西江原町内の大池 ため池ですが青空と新緑がとてもきれいでした。

撮影日:令和2(2020)年4月25日

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やっぱりすごい! “井原堤”の桜並木  岡山県井原市 令和2年4月

2020-05-03 09:31:33 | 桜の名所
コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛の要請に応え、休日は残念ながらどこにも出かけられません。
例年なら、GWは世羅高原のチューリップ、島根県大根島のボタン園、和気藤公園のフジ、など1年で最も撮影意欲の湧く楽しみな季節なのですが、残念で仕方ありません。
自宅にこもり、庭木の剪定や、菜園の手入れ、撮り溜めた画像の整理に終始しようかと思っています。

さて、今年の桜ですが、シーズン前までには、今年こそ今まで行ったことのない県外の名所と考えていましたが、新型コロナウイルスの影響でそれは困難なことになりました。
結局、すでにブログで紹介済みの、鶴山公園、醍醐桜、たけべの森公園といつもの県内の名所だけとなってしまいました。

最後に、わが井原市の“井原堤”の今年の様子をお届けしたいと思います。


(4月2日 午後6時頃の井原堤)


夕日を受けて赤く染まる井原堤対岸の桜並木


太陽が沈む頃、小田川は前日の雨で増水、逆光での撮影


部分的に西日を受けて輝いています


中州から撮影する女性カメラマンのシルエット

井原堤(いばらつつみ)とは?

井原堤は、岡山県井原市井原町付近を流れる小田川の土手に、約2キロメートルにわたって続く800本のソメイヨシノの桜並木のことです。
岡山県の桜の名所としては、概ね鶴山公園に次ぐ人気となっています。
例年、市民の憩いの場として、また近県からも多くの観光客がやってきます。

夜間はぼんぼりも点灯し、昼夜を問わず楽しめますが、今年は新型コロナウイルスの影響により、例年開催される「井原桜まつり」などのイベントはすべて中止となりました。
人通りもぐっと少なく、どこか寂しい今年の井原堤でした。
土手の反対側には民家が立ち並んでいます。並木を歩いていると突然車が通ることがあり、少しむっとして睨んでしまいますが、いわゆる生活道となっているのでこれも仕方ありません。
秋には枯れ葉が舞い、桜が終わるころには、桜吹雪となって降り注ぎます。まさに並木とともに住民の暮らしがあります。

この地に最初に桜が植えられたのは、第一次世界大戦勃発の大正3(1914)年、当時の町長・原田吉平の発案により、町の将来の観光資源にしようと、郷社に植えたソメイヨシノの苗木150本を、この土手に移植したのが始まりといわれています。
そうすると当時の苗木は、すでに106年を経過したことになります。

昭和10(1935)年、山陽新報(山陽新聞の前身)が、岡山県下の名所を、広く県民に呼びかけて投票を募り、十勝十五景二十秀として選定することになりました。
ランク1 十勝
ランク2 十五景
ランク3 二十秀

その結果、井原の桜は、十勝第六位にランクイン、桜の名所としてはあの鶴山公園を上回る最上位でした。
昭和14(1939)年頃には、県内外から観光客があふれ、屋台も並び商店街も大売り出しをするなど、大層な賑わいであったと、記録されています。

全国区の井原堤

じゃらんが、全国の桜トンネル・桜並木を厳選して紹介する、日本全国の「桜トンネル&桜並木」26選!幻想的な美しい桜の空間(2020)では、たけべの森公園とともに井原堤が選ばれています。

2017年絶対見るべき!桜トンネル&桜並木12選「関西・中国・四国」にも井原堤は選ばれています。
1. 万博記念公園「大阪府吹田市」約300m
2. 海津大崎の桜「滋賀県高島市」約4km 800本 日本さくらの名所100選
3. 玉串川「大阪府八尾市」約5km 約1000本
4. 佐保川の桜「奈良県奈良市」約5km 約1000本
5. 東御崎展望台広場「兵庫県赤穂市」約1km
6. 足羽川桜並木/足羽山公園「福井県福井市」約2.2km 約600本
7. 井原堤「岡山県井原市」約2km 約800本
8. 斐伊川堤防桜並木「島根県雲南市」約2km 約800本
9. 城山公園・法勝寺川土手「鳥取県南部町」約5.3km
10. 川島堤「山口県萩市」約1.6km 約250本
11. 鏡野公園「高知県香美市」200m 園内に約600本
12. 頓田川河川敷「愛媛県今治市」1.5km 約2000本


(4月5日 午後5時半頃の井原堤)


この日は少し賑わいがありました。


上流に進むほど、道は狭くなります。


たまに車が通ることもあります。生活道でもあるので仕方ありません。


土手下の河川敷遊歩道から見上げる井原堤


井原大橋から、下流方向を見る。赤い橋は日芳橋。

新品種:ジンダイアケボノ

ソメイヨシノは、もともと人が接ぎ木して作ってきたいわゆるクローンです。成長が早く、ボリュームがあり、見栄えがするということで、桜の名所を作るにはうってつけでした。(時の明治政府の後押しもあったようです)
しかし、山桜の200~300年、アズマヒガンの500年以上と比較し、その寿命はせいぜい60年ほど。
しかも病気に弱く、加齢と共に幹や枝に腐食がみられ倒木の危険性も見られることから、日本花の会では、ソメイヨシノに代わり新品種「ジンダイアケボノ(神代曙)」を推奨しています。

樹はやや小ぶりですが、より多くの花を密生して咲かせ、色もソメイヨシノより濃い目、病気にかかりにくく、寿命も長め、しかも枝や葉にも香りがあるなど、いいことづくめのようです。


(4月7日 正午前の井原堤)


井原堤2kmがすべてトンネル状ではありません。概ねこのような感じです。


桜の並木に1本だけカエデの新緑がありました。


河川敷遊歩道から見る対岸の様子


快晴の青空、山の新緑、桜のピンク、とにかく清々しい


完全なトンネル状。まるで桜が天を覆う


トンネルの切れ目


人の姿が見えない井原堤


井原堤から見る小田川と対岸の桜


静かな井原堤


桜橋に近いこのあたりが一番観光客の多いところ


対岸の桜橋公園。イベントの中止で閑散としています。


桜橋公園付近から見る井原堤


井原大橋から見る密な桜並木

ソメイヨシノ並木の今後

岡山県内で最も寿命の長いソメイヨシノの並木は、新庄村のがいせん桜です。日露戦争の戦勝を記念して明治39(1906)年に植えられたもので、樹齢は114年になります。
実に平均寿命の倍近く生存していることになります。

これは、樹木医の診断を受け、正しい方法で早めに剪定し、消毒や肥料の与え方にも気を配ることで、確実に寿命を延ばしてきたことにほかなりません。
美しい並木を維持するために、早めに見切りをつけ、若い木で更新するか、違う品種に徐々に変えていくかの選択が必要になります。

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