未熟なカメラマン さてものひとりごと

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映画‘黒い雨’ NHK・BS‘八つ墓村’ロケ地 八塔寺ふるさと村を訪ねる 岡山県備前市吉永町加賀美

2020-08-24 21:00:30 | ロケ地
訪問日:令和2(2020)8月11日(火)
久しぶりに八塔寺ふるさと村を訪ねました。ゆるやかな傾斜のある山里の田園風景、茅葺の民家が点在し郷愁をさそうあの景色をもう一度見て、癒されたいと思ったのです。
また、昨年の秋、NHK・BSで放送された‘八つ墓村’のロケ地になっており、再度、その撮影場所を見てみたいという思いもありました。



ふるさと村の入り口にある「八塔寺ふるさと館」現在休館中

ふるさと村の入り口付近の、道の両側に廃屋となった茅葺の民家が1軒ずつありました。住む人もいなくなると、家は風も通らずあっという間にダメになってしまいます。
ほんとに惜しいというか、残念に思いました。こうして景色が少しずつ変わっていくのでしょう。廃屋は、まるで向井潤吉の絵画そのままでした。



八塔寺ふるさと村、観光案内図


茅葺屋根の民家、残念ながら廃屋になっていました。


この坂道を進むと、お馴染みの田園風景が広がっています。

もう少し進むと視界は開けて、お馴染みの茅葺の建物が点在する田園風景が見えて来ました。
駐車場に車を停め散策開始です。山側の右手に見えるのが、八塔寺国際交流ヴィラです。
映画‘黒い雨’の舞台の一つが、旧広島県神石郡三和町小畠ですが、八塔寺を見た今村昌平監督が気に入りロケ地となりました。田中好子(当時33歳)演ずる矢須子と叔父夫婦の住居として使用されました。
実は、当初、村のはずれにあったものを、映画のために、ここに移築したのだそうです。
費用の捻出は、撮影後も村の施設として利用できるということで、岡山県、吉永町(当時)、今村プロそれぞれが出し合いました。
また撮影に際して、電柱や電線の埋没工事も行われました。



いつもまでも残したい、日本の原風景




正面の建物が、八塔寺国際交流ヴィラ

まず、道路沿いにある資料館を見ていこうと思いました。道路から見える裏庭になにやら苔むした五百羅漢のような石像が見えるではありませんか。その表情たるやリアルでとても気になりました。
これは確認しなくてはと早速裏庭に回ってみると、表情豊かな石像が15体以上、苔むしており、江戸期以前の古いものかと思ったら、のちに調べた情報によりますと、映画「黒い雨」で使用されたものとわかりました。



民俗資料館 桜の頃はなかなか風情がありそうです


民俗資料館 裏庭


ずらりと並ぶ石像。映画のために作られたものでした


なかなか迫力があります


村の路地を入ってみました。すべてが茅葺きではありません


とあるお宅にきれいなユリが咲いていました


なんだか昔に帰ったような雰囲気がありました

このあと、周辺をゆっくり散策することにしました。まず向かったのが、先ほどの八塔寺国際交流ヴィラです。入り口は建物の裏側にあります。換気のためでしょうか、すべての戸があけ放たれていました。
そして山裾にあるのが、日吉神社です。以前にもロケ地として使用されたようです。
左手に折れて、ゆるやかな下りの細い道を進むと、ふるさと村の中心となる茅葺き屋根の民家が並んでいます。この前の通りが、ロケで最も使用される場所です。
プライバシーもあるので、あまりも近くで写真も撮れませんが、市や県はふるさと村としての景観保存の観点からも、しっかり助成をしてもらいたいと思いました。



八塔寺国際交流ヴィラ 裏側からの撮影です


倉の手前の道が、撮影によく使われます


日吉神社


茅葺き民家につながる道。撮影のメイン道路です。

さらに進むと、山裾に寺院が二つ続いています。照鏡山八塔寺と恵日山高顕寺です。
こちらからの眺めは最高で、眼下向こうに中国自然歩道休憩所の水車小屋が見えました。
ここから、周辺の景色を眺めながら車まで戻りました。



照鏡山八塔寺


参道入り口に、狛犬ならぬ大きなカエルがいました


山門の脇に、フヨウがたくさんの花をつけていました


境内です。


山門から、中国自然歩道休憩所(水車小屋)を望むことができます


高顕寺


藤棚でしょうか、大きな種を付けてぶら下がっていました。


きれいな白い花を付けた木があありました


この建物はもと、蕎麦屋に利用されていたようですが、現在は営業していません


休憩所付近


郷愁を誘う田園風景


水田では、稲が大きく成長し緑豊かです


黒い雨、矢須子がトラックの荷台に乗せられて病院にむかう。カーブし下る道が絵になります。


民俗資料館前の赤いポスト、現在は使われていないようです

情報によりますと、八塔寺の戸数は13戸、このうち農家戸数は現在8戸だそうです。また
高齢化も進み、各民家の維持管理も難しくなっているようです。地元市民で構成されている八塔寺ふるさと村運営協議会が遊歩道や民俗資料館などの施設の維持管理を行い、ふるさと村の景観保全に努めているそうです。
この昔懐かしい農村風景をなんとか後世に残してもらいたいと願うばかりです。


ロケシーン

1989.5.13公開 映画「黒い雨」今村昌平監督 井伏鱒二原作
原爆による黒い雨を浴びたため、人生を狂わせられてしまった女性と、それを暖かく見守る叔父夫婦のふれあいを描く

矢須子役で好演した田中好子はインタビューで、八塔寺のことを次のように語っている
「撮影現場の八塔寺に行ったとき、最初はセーターとGパンだったけど、いつかジャージーになり、スニーカーはサンダルになって、気がついたらもんぺと長靴の毎日。村のたたずまいや合宿生活が私を変えて、矢須子という役に近づいた。」
ロケは、通算100日に及び、女優や女性スタッフは高顕寺で自炊での合宿生活を送った。


2005.11.1放送 終戦六十年スペシャルドラマ「火垂るの墓」野坂昭如原作


野坂昭如自身の戦争体験を題材とした短編小説。
14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中で必死に生き抜こうとする物語。涙なしでは見られない。
① 横川清太が亡くなった母の遺骨を抱いて泣きながら歩くシーン
② 久子が村で野菜を求めて帰るとき、出兵した夫の死亡通知を受け取り絶句するシーン


2019.10.12放送 NHK・BSプレミアム「八つ墓村」横溝正史原作
①田治見要蔵が猟銃と日本刀を持って村人を次々と襲うシーン





2019.12.21放送 悪魔の手毬唄-金田一耕助、ふたたび-
①金田一耕助(加藤シゲアキ)、事件発生で村を全速力で走るシーン



追記
黒い雨、矢須子(田中好子)がトラックの荷台に乗せられ道を下っていく最後のシーン、物語はここで終わっていますが、その後どうなったか気になって仕方ありません。これはいずれ、舞台となった、旧広島県神石郡三和町小畠に行って確かめるしかないようです。
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NHK BSプレミアム『八つ墓村』ロケ地を訪ねて その2 矢掛編

2019-11-25 17:55:33 | ロケ地
令和元年(2019)10月12日、NHK BSスーパープレミアムで放送された『八つ墓村』のロケ地を訪ねました。2回目は、矢掛町で収録された3箇所を巡ります。


(多治見家 ←岡山県指定重要文化財 福武家住宅)
令和元年(2019)11月16日・17日と年に一度の福武家住宅の一般公開がありました。作成されたチラシには、早くも“NHK BS放映・八つ墓村ロケ地”と書いてありました。
今回のロケでは、本陣石井家と福武家住宅が、多治見家として使用されました。
過去の大々的な映画のロケでは、決まって高梁市吹屋の広兼邸なのですが、矢掛町の福武家住宅と聞いて意外でした。実はその存在すら知らなかったのです。



福武家住宅全景 手前は裏口、長屋門は反対側(向こう側)にあります。

福武家は代々横谷村の庄屋をつとめていましたが、天保7(1836)年に庭瀬藩板倉領の大庄屋になりました。横谷村を中心に多くの田畑を所有していました。現在残る福武家住宅約4700㎡(本陣石井家の1.5倍)の屋敷は土塀で囲まれ江戸時代の当地域の大庄屋の面影をよく残しています。



福武家住宅 長屋門 


『ロケ』多治見の表札がかかる NHK TVより

私は17日(日)に初めて福武家住宅を訪ねました。公開時間は9時半からとなっていました。余裕を持って9時に一番乗りで到着したのですが、快く受付をしていただきました。地元のボランティアの方がスタンバイ。NHKの八つ墓村を見て来たというと、この地のロケのすべてに立ち会ったという観光課OBの方からロケに使用された場所を詳しく教えていただきました。
また当主の福武豊郎さんからも、直接いろいろな苦労話をお聞きすることができました。県の指定を受けてからは、敷地内に別の住居を構えられています。
ちなみにベネッセの福武さんとは、遠い縁戚関係にあたられるそうです。
室内には、頼山陽、犬養毅、山田方谷などの書が掛かっており、歴代当主の交友関係をうかがわせます。



長屋門からつづく石畳 一般公開中は並行して木道が整備してありました。


『ロケ』辰弥(村上虹郎)と美也子(真木よう子)を迎えに出る春代(蓮佛美沙子)NHK TVより


主屋は正面中央に式台玄関を持つ大規模な建物

それでは、福武家で撮影された各シーンを見てみましょう
①多治見家・離れの座敷 ←長屋門内の和室
重要なシーンが数多く撮影されました。



長屋門の下屋 門の両側に二室づつ計四部屋あります。多治見家の離れ座敷として使用されました。


正面の庭には、美しいカエデがありました。


『ロケ』離れ座敷で、春代(蓮佛美沙子)に話を聞く辰弥(村上虹郎)NHK TVより


『ロケ』考え込み眠れない辰弥 NHK TVより

②多治見家・庭 ←福武家日本庭園
村人が侵入してくる、辰弥が春代に尋ねる、多治見庄左衛門が切腹するなどの各シーン


福武家住宅庭園 江戸時代後期から明治時代にかけて作庭


『ロケ』庭で話をする春代と辰弥 NHK TVより

主屋のご紹介

表側に五室を整然と並べ、裏側には居住用の諸室を適宜配する構成


調度品 野点に使う茶道具のようです。左の頑丈な木箱に入っています。


上段の間がありましたが、板倉公のお成りはなかったようです。

③鍾乳洞に降りる納戸下の階段 ←福武家住宅二階物置から一階へ降りる階段


二階から一階に降りる階段 二階は長持などが置かれた物置でした。


『ロケ』灯りを頼りにこの階段を地下(鍾乳洞)に降りる辰弥 NHK TVより

④多治見要蔵に殺される家人 ←福武家住宅外側廊下

福武家住宅の外側廊下


『ロケ』殺人の始まりです。NHK TVより

(多治見家 ←国指定重要文化財 矢掛本陣石井家)


旧本陣石井家外観


上段の間付近からみる日本庭園


中土間


欄間「ブドウとリス」


天井の木組がすごい

室内の多くのシーンは、旧本陣石井家で撮影されました。しかし感心したのが、“国指定重要文化財の建物をよくぞロケに貸し出した”ということでした。
しかも、矢掛町のメイン観光施設であるこの歴史的文化財を、何日も休館することなどありえないと思ったのです。
実際のところは、休館日の月曜日を含め3日間をロケに使用したとのことでした。そのほか閉館後の使用もあったのかもしれません。
特に気になったのが、あの天璋院篤姫もこの本陣に宿泊したという記録です。ということはあの上段の間で睡眠をとったとも考えられるのですが、その部屋(多治見家奥座敷)で久弥の死亡するシーンが撮影されたということになるのでしょうか。


①多治見家・奥座敷 久弥の死亡 ←石井家上段の間

大名らが使用した上段の間 普段は立ち入り禁止になっています。


『ロケ』奥座敷で、辰弥を迎える久弥 NHK TVより

②多治見家・台所 配膳を手伝う辰弥 ←石井家台所 

広い台所


『ロケ』配膳を手伝う辰弥 NHK TVより

③多治見家・広間 梅幸が毒死、英泉が騒ぐ ←石井家大広間

大広間、多くのシーンが撮影されました。

この石井家は、江戸時代の初め頃から矢掛宿の本陣職を務め、元禄年間頃から酒造業を営んでいました。矢掛宿で最も大きな町屋として知られています。

(麻呂尾寺 ←大通寺)

大通寺山門 曹洞宗の古刹です。

岡山県指定の名勝である大通寺庭園が、そのまま背景として使用されました。放送でもその美しさは際立っていました。
英泉が辰弥の本当の父であることが明らかになる重要なシーンです。
撮影されたのは、禅堂衆寮から見る庭園の西側部分です。立って話をする金田一の後方に西方池の石橋が見え隠れしていました。



大通寺庭園 西側部分を山側から望む


『ロケ』麻呂尾寺境内 英泉ら人物が見える NHK TVより


『ロケ』告白する英泉 NHK TVより


禅堂衆寮から見る庭園 (石橋・土橋 三尊石を望む)右の建物は開山堂


『ロケ』麻呂尾寺お堂で、金田一が謎を解き明かす NHK TVより


大通寺は、743年に開基されたと伝わる曹洞宗の古刹です。書院の北側に広がる池泉観賞式庭園は、別名「石寿園」とも呼ばれています。矢掛の庭師、中西源兵衛が江戸時代の後期に21年をかけて作庭しました。
この大通寺、広い庭園のみならず、境内がとてもきれいに掃き清められています。
毎朝の掃除のことで住職は「掃除は創寺(寺づくり)にして創自(自分づくり)なり」と日々努力精進されているとお聞きしました。



エンディング NHK TVより

NHK BSプレミアム『八つ墓村』ロケ地を訪ねて その1井原編


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NHK BSプレミアム『八つ墓村』ロケ地を訪ねて その1 井原編

2019-11-14 22:59:17 | ロケ地
令和元年(2019)10月12日、NHK BSプレミアムで放送された『八つ墓村』のロケ地を訪ねました。1回目は、井原市内で収録された3箇所を巡ります。

(神戸 諏訪法律事務所 ←旧中国銀行高屋支店)

最初にロケが行われたのは、高屋町の旧山陽道に面した旧中国銀行高屋支店です。設定は神戸の諏訪法律事務所になっています。
高屋は、かつて山陽道の宿駅高屋宿の置かれたところで、往時を偲ばせる伝統的な旧家や町屋が点在し、趣のある街道の景観としては、市内髄一といっても過言ではないでしょう。



旧山陽道高屋の町並み


岡山県近代化遺産・旧中国銀行高屋支店

この旧中国銀行高屋支店の建物は、岡山県近代化遺産「井原市高屋地区織物工場群」のひとつとして認定されています。当時、織物会社の倉庫で、道路側を中国銀行に貸し出していました。木造ですが、建物の外観はRC造りに似せて作られています。
内部の天井は高く、床は一段上がったフローリングで、当時の銀行の面影をそのまま残しています。
撮影されたのは、3月の初め、東京から大きなトラックで、レトロな当時の机などの事務所道具一式が運ばれ撮影が行われました。
スタッフは総勢40人ほど、中でも女性スタッフの活躍は素晴らしいものでした。重いものを平気で運んだり、脚立に上がったりと、男性顔負けの力仕事を平気でこなしていました。
本番では、車のエンジン音が入らないように、行き交う車を止めて撮影が行われました。

物語の展開ですが、新聞の尋ね人欄で自分の名前を発見した、主人公・井川辰也(村上虹郎)が法律事務所を訪ねてきたシーンです。母方の祖父・井川丑松(不破万作)」と対面し、話の途中で、その丑松が突然、血を吐いて倒れます。
放送時間はたったの5分程度ですが、撮影は丸一日かかりました。



井川辰也が諏訪法律事務所を訪ねてきたシーン NHK TVより


井川丑松が突然、血を吐いて倒れる NHK TVより

(八つ墓明神 ←美星町西水砂の眺望抜群の小さな丘)


美星町西水砂の撮影場所 左の祠が目印です。


眺望抜群でススキが生い茂る誰も立ち入らない場所です。

物語の重要なシーンとなる八つ墓明神、オープニングやエンディングで何度も登場します。撮影が行われたのは、美星町西水砂でした。
井原市中心部から、野上町経由で星の郷青空市に向かう途中、右手に高い山並みが見える付近、一面ススキ野原となっていますが、農道を少しだけ分け入ったところがその撮影地です。
目印となる石で囲われた祠があり、放送でも見え隠れします。
天気がよければ、瀬戸内海も見渡せる絶景スポットです。それほど広くなく私有地かもしれませんが、小さな公園として整備されれば、休憩所や観光スポットとして利用できるのでは、と思いました。



八つ墓明神を訪ねる金田一耕助 NHK TVより


文字通り八つの墓が並ぶ NHK TVより

(村の納屋 ←美星町 中世夢が原)


撮影の行われた山城の下にある詰所


内部の様子

井原市3つ目の撮影地は、美星町の中世夢が原です。撮影に使用された施設は、山城の物見櫓の下にある詰所でした。何度も訪れている夢が原ですが、その場所がわからず、受付で尋ねると、たぶんここだと思いますよと、教えてもらいました。

撮影されたのは、辰也と美也子(真木よう子)がタクシーで村に帰ってきたとき、濃茶の尼(木内みどり)に道をふさがれるシーン、金田一耕助(吉岡秀隆)が、村人の不満を聞く場面、そして磯川警部(小市慢太郎)が、窓から顔を出し「あの、本陣殺人事件を解決した金田一耕助名探偵ですよ」との言葉に、照れる金田一、などのシーンです。
建物の前のわずかなスペースを車道にみたてています。



辰也と美也子がタクシーで村に帰ってくる NHK TVより


同じシーン 小屋から NHK TVより


金田一耕助が村人から話を聞くシーン NHK TVより


磯川警部が突然顔を出すシーン NHK TVより

中世夢が原は、大河ドラマ「武蔵」のロケ地に使用されるなど、一般によく知られています。
鎌倉から室町時代にかけての吉備高原一帯にみられた、むらのようすが再現されています。園内から隣の施設、美星天文台、美星スペースガードセンターを望むことができます。
(次回は、その2矢掛編です)



園内から見る美星天文台
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坂の上の雲のロケ地

2009-12-16 00:21:03 | ロケ地


 日曜日のテレビ番組といえば、仁(JIN)と「坂の上の雲」ですね。どちらも大変楽しみに見ていますが、今日は「坂の上の雲」のお話です。番組の最後に流れる、ロケ地の中に、なぜか美星町観光協会というのがありました。思わず、え!と言葉を発してしまいました。というのも私の住んでいる岡山県井原市にも美星町という地名があるからです。他の県にも美星町という町名があるのだろうかと思いましたが、そんな話は聞いたこともありません。
 そこで、NHKの番組のホームページでロケ地を確認しましたが、美星町は見当たらず、近くでは福山市の「みろくの里」や「安芸の宮島」しかありませんでした。でも確か番組では、美星町観光協会とあったはず、ということで美星町観光協会のホームページを見たところ、ありました。第1話、第2話、第3話と美星町の美しい自然が映しだされたそうです。主に幼少期のたんぼなど。これを見て何だか少し誇らしくなりました。全国の数ある地域の中からよくぞロケ地に選んでいただいた!という思いです。

以下観光協会のHPより抜粋
■美星町観光協会がロケに全面協力したNHKドラマスペシャル
 『坂の上の雲』が11/29(日)と12/6(日)放送分で放映されました。美星町ロケ分は、主人公(子役さん)が松山を走っているシーンと主人公(青年期)が海軍士官学校から松山に帰省し駐在さんと挨拶したシーンでした。
 すばらしいドラマに協力できたことを感謝し、さらなる人気をご祈念申し上げます♪

★またもや登場です♪NHKドラマスペシャル『坂の上の雲』12/13(日)放送分で美星ロケ放映されました。
  主人公の父『秋山久敬』が逝去され真之が松山へ帰省したシーンです。これで第1回から第3回分までの間、すべて星の郷美星町の豊かな自然が放映されました。エンドロールには『美星町観光協会』のテロップが♪物語も日清戦争突入を迎え、今後は真之の激動の人生が語られます。放映が楽しみですね(^-^)。

ところで今回の画像ですが、倉敷アイビースクエアの人工池にいた仲の良い亀です。夫婦のように見えました。

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ソフトバンクCM 白戸家「旅する父編」のロケ地を訪ねて

2008-03-03 00:45:37 | ロケ地
樂曲「いい日旅だち」にのって流れるソフトバンクのCMをご存じでしょうか!。白い犬のお父さんが「まだ見ぬただ友の出会いを求めて旅する」というものです。このCM私の大好きなCMの一つですが、これは云わずと知れたJRのCMのパロディです。このCMどうも尾道がロケ地のようでした。当初、我愛犬ムックを同じ場所で撮影し、そのまたパロディを作ってみようと思いましたが、リードをつけずに放すとどこへ行くかわからないのでさすがにそれは断念しました。以下3つのシーンのロケ地を特定することができました。


路地をかけあがってくるシーン


浄土寺、国宝の多宝塔をバックにハトを追いかけるシーン


天寧寺と町を坂から見下ろすシーン



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