未熟なカメラマン さてものひとりごと

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宿場町やかげの‘流しびな行列’と道の駅笠岡ベイファームの‘1000万本の菜の花’平成28年3月28日(日)

2016-03-29 22:24:26 | 観光名所
天気予報では、曇りのち雨でしたが、ありがたいことに予報は見事にはずれ、大変よい天気となりました。まず向かったのが道の駅笠岡ベイファームの菜の花畑です。数日前に地元の新聞に記事が掲載され、相当の人出と思っていましたが、時間が早かったこともあって観光客は少なく、駐車場も随分空いていて拍子抜けしました。









道の駅では、地元の特産品を買い求める多くの人の姿がありました。菜の花畑は、ちょうど見ごろで、手前はそうでないものの、奥に進むほどその密度が増してさすがに「すごい!」と思いました。独特の菜っ葉の匂いがし、ヒバリが元気よく羽をばたばたさせながら上空を飛んでいます。「ピーチクパーチク」という独特の鳴き声に、本格的な春が来たな、と季節感を感じました。
1時間ほど滞在し、このあと、矢掛に向かいました。

矢掛に着いたのが10時45分ほど、当然ながら近くの駐車場は満車で、随分遠くにある臨時駐車場まで歩かされる羽目になりました。
町並みに入ると大勢の観光客の姿がありました。カメラマンの数も半端ではありません。事前の情報として、今回の行列は、中学生、高校生主体で若返りを図った、という事を聞いていました。楽しみです。
通りの西側のあたりで人の塊ができていました。おそらく行列なのでしょう。急いで向かいました。お馴染みのひな祭りのBGMが流れ、それぞれの役柄に合わせた衣装を着て約20名が、踊りを披露しています。桃の花(造花)を持つ手は、若いだけに白魚のように美しく感じました。













踊りの行列は、町筋を西から東に歩き、途中4回ほど、指定の場所で輪になって踊りを披露します。顔は編み笠で見えませんが、しっとりと踊るさまはなまめかしさも感じられました。事前に係りの人がロープを引っ張って、踊りの場所を確保するため、通行できるスペースはほとんどありません。またカメラマンの数が多すぎ、2重3重の人垣ができて、後方から見ようとすると、脚立でもない限り無理な状況です。隙間からちらりと見えても、撮影はほとんど困難でした。

さて、今年の女びな役は、とても幼い感じの中高生、あどけなさが残る表情は以前とは随分イメージが違って見えました。
このあと、午後1時から小田川河川敷での流しびなを始めて見物しました。最初に式典があり、町長をはじめ、来賓の方々の祝辞がありました。町民の発案で会が発足し、実に10年目になるそうです。祝辞ですが、次々と披露され待っている見物客からするとこれは無駄な時間でした。踊り連はその間、ずっと立ち尽くして気の毒な感じがしました。




やっと式典が終わり、もう一度踊りが披露された後、流し舟を持った人たちが川岸に降り、順番に川に流します。当日は風が強かったため、舟はすぐに横向きになって倒れてしまい、ちょっと気の毒な感じがしました。すっかり定着したこの流しびな、来年もぜひ来てみたいと思いました。
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梅の名所を訪ねて 梅の里公園(岡山県津山市) 平成28年3月12日(土)

2016-03-21 22:43:30 | 観光名所

山の斜面がピンクや白で覆われています。

今春の梅の見納めと、津山市の梅の里公園を訪ねました。数日前に、ローカルテレビで満開の様子を放映していましたが、あまり見事だったので、訪ねたくなったのです。
当日は素晴らしい青空が広がり、絶好の観光日和でした。梅まつりが翌日の日曜日までとあって、大勢の観光客が訪れていました。

駐車場は、少し離れた第2駐車場もすでに満車の状態でした。それでも道路の空きスペースになんとか駐車でき歩いて公園に向かいます。すると、白やピンクに覆われた山の斜面が視界に入ってきます。
まつりの会場では、お年寄りたちが、「南京玉簾」「お手玉」や「日本舞踊」など、日頃の練習の成果を披露していました。

山の遊歩道を歩くと、何箇所もベンチが用意され大勢の人がお弁当を広げ、のどかな時間を過ごしていました。眼下には白を中心とした梅林が広がり、とても心地よい香りがして何ともいえません。この梅の里公園は、平成7年3月に開園し、広さは4.2ヘクタールで14品種、約2000本の梅があるとのことですが、一番の見所は、展望台に至る枝垂れの並木道ではないでしょうか。









梅は、ほぼ満開の様子でしたが、一部にはまだこれからのところもあります。当然ながら多くのアマチュアカメラマンの姿を目にしました。展望台まで行って引き返すころには、なんと150枚以上撮影していました。お昼を過ぎるころ、あれだけきれいな青空が広がっていたのに、いつの間にか雲が広がり太陽を遮ると、一気に気温が低くなってきます。

この梅の里公園、種類が多く、咲く時季もそれぞれ違い長期に花を楽しむことができます。また時季と当日の天気を間違えなければ、決して裏切られることのない梅の名所です。




さて、帰りに寄るのが、岡山市北区の、うどんの名店「すぎ茶屋」です。うどんが大好きな私は、こちらの‘ぽよん’として適度に腰のある麺が大好きなのです。注文してから出るのがなんとも早い、山菜おこわはとてもおいしいのですぐ売り切れます。

今はやりのセルフではありませんが、比較的低料金、汁の何とおいしいこと、おすすめのお店です。

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最近うれしかったこと 「真田丸と備中松山城」 平成28年3月14日(月)

2016-03-17 00:21:23 | TVドラマ
日曜日には、欠かさず楽しみに見ているNHKの大河ドラマ「真田丸」ですが、以前から気になっていることがありました。
オープニングに登場する城のことです。現存する真田の城は存在しないとのことでしたが、映像にあるあの城、あれは、どうみてもお隣の町、高梁市の「備中松山城」に違いないと思っていました。しかし放映される45分の間に、一切その名前はでてきません。似たような城が他にもあるのだろうかと、毎回、見るたびになにかもやもやしたすっきりしないものがありました。

そこで、ネットで調べてみることにしました。「真田丸 備中松山城」で検索すると、NHKの制作部門と、高梁市のホームページ、地元の山陽新聞の記事にヒットしました。
それによりますと、NHKの制作スタッフがどこか、イメージに合う山城はないか、全国を歩いていた際、ひと目見てここに決めたそうです。江戸時代から現存する天守は、全国に12城ありますが、山城は備中松山城だけです。



しばし息を切らしながら山道を歩くと


やっと、お城に到着


まさに山城


右の天守が登場します。

近年のお城ブームで、城を訪れる人も随分増えたそうですが、雲海で有名な備中松山城も例外ではありません。ではどうして、その名前が出てこないのかということですが、そのままではなく、CGで合成しているので実際のものとは違っているからだそうです。例えば、土塀は、白のしっくいですが、テレビでは加工して茶色の土塀に変えていますし、他にも狭間に三角のものを加えたり、石段に水を流したりと、確かに手を加えていますが、ベースの部分は紛れも無く備中松山城に違いありません。

もうひとつの話題は、民放の深夜番組で、江戸時代、写真に写ったイケメンの侍を取り上げていました。その2番目に、井原市の池田長発(いけだながおき)が登場し、びっくりしました。おまけに井原市の全景が映ったり、井原市立図書館まで出て、私もよく知っている学芸員の首藤さんまで登場したではありませんか。こうして、改めてその写真を見ると、確かに現代でも通用するイケメン武士に間違いはありません。
どうぞ、「江戸時代 イケメン」で検索しご確認ください。
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小さな梅の名所を訪ねて 岡山県矢掛町 観照寺 平成28年3月6日(日

2016-03-16 00:28:53 | 神社・仏閣

見事な枝垂れです。

前日の土曜日、浜田市の三隅梅林公園を訪ねたばかりですが、どうも気になって今年もお隣の町、矢掛町の観照寺を訪ねることにしました。
確か、昨年も雨模様でしたが、今年も曇天で、いつ雨が降ってもおかしくない天気でした。

細い参道を車で進むと、山裾に駐車場が2箇所あります。駐車場からお寺の境内はすぐところです。脇門を潜ると、まず目に飛び込んでくるのがピンクの枝垂れ梅です。小ぶりですがその美しさには、感動すら覚えます。そして境内全体を見渡すと、白やピンクの色は残っていますが、ほぼ見ごろは過ぎていました。やはり暖かかったので今年は開花が早かったようです。



老木の盆栽も見事です。

このお寺で一番有名なのが、西側にある臥龍梅です。樹齢数百年、幹が根元からうねるように曲がり、まるで龍のようです。撮影に夢中になっていると、戸が開いて、寺の奥様から声がかかりました。
「お茶をどうぞ!」と勧めてくださいます。いつものことなので「はい!ありがとうございます」と遠慮なく上がらせていただきます。座敷にはストーブがあって茶菓子もたくさん用意されています。「今年はやはり、早かったようですね」と尋ねると、「はい!」と臥龍梅を指して、「年末から咲いていますよ!」とのことでした。



つくばいに落ちていた花弁

室内には、老木の盆栽がたくさん、展示されていて、とても見ごたえがあります。梅を栽培されている方から頂いて、養生をし、大鉢に植え替えたそうです。一番の楽しみは室内からガラス越しに見る、ピンクと白の梅の競演です。
小さいながら、とてもきれいに管理されていて、いつもながら感心してしまいます。
境内の梅の本数は、せいぜい10本ほどですが、とても癒される観照寺の梅です。


以下、昨年の満開の様子です。

(昨年) 部屋からガラス越しに見る満開の梅。


(昨年) 山里の落ち着いたたたずまいを見せる観照寺
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梅の名所を訪ねて 島根県浜田市三隅公園 平成28年3月5日(土)

2016-03-13 23:41:45 | 公園
天気がよかったので、梅の名所を訪ねることにしました。できれば、今までに行ったことがないところでどこかないかネットで探しました。
すると、島根県浜田市三隅町に、三隅梅林公園1018本という記事を目にし、ちょっと遠いですが行ってみることにしました。浜田市には、山陽道、尾道自動車道、浜田自動車道経由で、片道230キロ、所要時間3時間ほどの行程でした。
それでも尾道自動車道が完成し、随分楽になりましたね。

浜田市は、今回で3回目になります。しまね海洋館アクアスに一度、そして美術館友の会の鑑賞旅行で一度行ったことがありました。



傾斜地に植えられた1018本の梅林

三隅梅林公園には、迷う事無く到着しました。神社横の駐車場は。ほぼ満車。ここから徒歩で急な山道を5分ほど登ると、梅林に到着です。まず外周路から歩きましたが、大きな梅の木の下で、野鳥を撮影する夫婦に会いました。メジロがさきほどまで群れをなして来ていたとのことで、静かにじっと、再び飛んでくるのを待っていました。私も少しの間待っていましたが来ることはありませんでした。


小さくても華やかな梅の花弁

三隅梅林公園は、山肌の傾斜地に、1018本の梅が植えられていますが、そのほとんどが町民の寄付によるものです。見ごろはやや過ぎた感がありましたが、そのスケールは、愛媛県砥部町の七折梅林に匹敵するほど、中国地方では、1.2を争う規模ではないでしょうか。ちょうど中学生ぐらい金髪の少女が一人で散策していて、大きな声でビューティフルと叫んでいました。眼下に広がる川や町並みの景色もなかなかのものです。


さて、このあと。しまねお魚センターの2階にあるレストランで食事をとり(こちらは3回目)、せっかくなので、しまね海洋館アクアスによってシロイルカの「幸せのバブルリング」をみて帰ることにしました。石正美術館にも寄ってみたかったのですが、時間がないので今回はあきらめました。


エメラルドの海岸線。ちょうど山陰線の列車が通過しました。


しまね海洋館アクアスは2度目ですが、シロイルカのショーは初めてです。専用の水槽内には、巨大とも思えるシロイルカが3匹、活発に泳いでいました。やがてショーが始まるころには、観客席はファミリーで一杯になりました。水槽内には、係りの人が潜水服で入り、シロイルカに指示しています。ほんとに賢く愛らしい動物ですね。じゃんけんで選ばれた少女が、水槽の前でシロイルカに手で合図すると、顔を横に振るではありませんか。水槽の外からの合図でしたが、立派に反応し驚きました。


とても愛らしいシロイルカのショー。幸せのバブルリング有名です。

このあと、4時過ぎに浜田市をあとにしました。考えてみれば、浜田市の隣が益田市、これなら萩も日帰り可能かもと、そう思いました。
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