未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

星の町 ☆☆美星町を訪ねてみませんか☆☆ /岡山県井原市

2019-01-30 21:24:50 | ふるさと
久しぶりに、被写体を求めて市内の名所を訪ねました。まず向かったのが、美星町の美星天文台です。自宅からは車で15分ほどの距離です。
曇り空でしたが、天気予報では午後から晴れとなっていたので、予報を信じ出かけることにしました。
天文台の駐車場に車を停め、坂道を歩くと、最初に迎えてくれるのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の美星スペースガードセンターです。



JAXA美星スペースガードセンター


お隣の中世夢が原を望むことができます。

地球をとりまく宇宙空間には、使い終わった人工衛星やロケットなどが 数多く残されています。これらは、宇宙のゴミ、「スペースデブリ」と呼ばれ、人類の宇宙進出によって生じた新たな環境問題となっています。
その対策の一つとしてつくられたのが、スペースデブリの観測施設です。日本では、ここ美星のほかに、上齋原(岡山県苫田郡)に建設されました。上齋原スペースガードセンターでは、レーダにより低軌道のスペースデブリを観測していますが、美星スペースガードセンターでは、光学望遠鏡により、静止軌道付近のスペースデブリや、太陽系内の地球近傍小惑星を観測しています。(JAXA HPより)



美星天文台 広く一般に開放されています。

そして美星スペースガードセンターの向こうに見えるのが美星天文台です。101cmの望遠鏡を開館日なら予約なしで誰でも利用できます。(開館日・時間要注意)井原市の所管です。
この美星町は、日本でも有数の天体観測の地となっています。
美星天文台隣の傾斜地にはいくつかの小さなアマチュアの天文台を見ることができます。



アマチュア天文家の小さなドームを見ることができます。


中世夢が原入場門の近くにある神楽民族伝承館

さて、続いて向かったのが、お隣の、中世夢が原です。実に5年ぶりぐらいでしょうか。
広い園内には、中世の吉備高原のむらの様子を再現した、茅葺の農家や、三斎市、山城の物見櫓や城主の館などが並んでいます。物見櫓の急階段を登ると、展望台からは360度の大パノラマ、美星をすっかり見渡すことができます。



三斎市(月の内三回開かれた市)


城主の館、遠くに物見櫓が見えます。



紅梅が咲いていました。


山城の物見櫓



物見櫓からは360度の大パノラマが広がっています。


天文台も眼下にみることができます

この時期は、閑散期ということもあって、入園料は通常500円のところが300円でした。
前回、訪れたときは、フクジュソウを見つけましたが、今回は少し早かったのか、見つけることはできませんでした。
紅梅が咲いていたり、ジョウビタキが姿を見せたりとそれなりに楽しませてもらいましたが、同時刻の入園者は10名ほどでした。

こども達が遊ぶには絶好の場所だと思うので、閑散期は小学生以下に限り、無料にしてもいいのではと思いました。広い園内、芝生も多く、こども達が安心して自由に走り回れる場所は貴重です。
さて時刻はすでにお昼を過ぎていました。次に向かったのが、星の郷青空市です。お昼にお蕎麦を食べようと寄ったのですが、当日は、マラソン大会が開催されていて広い駐車場も満車状態、当然お蕎麦の人気店も客でいっぱいでした。
それではと、いつものジェラートのお店・徳山牧場アイス工房で絶品のジェラートを味わったあと、産直市場を覗きましたが、時間が時間だけに殆どの農産物が売り切れ状態になっていました。



星の郷青空市は、県内外から大勢の人がやってくる人気の産直市


井原市街に帰る途中寄ってみた山里(美星町星田)


何と瀬戸内海がご覧のように見えました。

井原市街地への帰り道、はるかかなたに一瞬、太陽に反射して光る瀬戸内海が見えたような気がしました。せっかくなので車を脇に停め、歩いてもう少し高い位置に上ってみると、何とはっきり瀬戸内海が見えるではありませんか。距離は概算で35km以上はあるでしょうか。
大きく内陸に入った井原市から、瀬戸内海が望めるとは驚きです。
(美星天文台2階のベランダからも天気の良い日は、普通に見ることができるそうです)
このあと、せっかくなので、もう一つの観光名所、市内大江町の嫁入らず観音を訪ねてみることにしました。


美星町観光協会 HP
美星天文台 HP
JAXA 事業所・施設一覧 こちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕎麦の種まき 風の駅いでたに 今年度1回目のイベント 平成29年8月19日(土)

2017-08-22 21:54:15 | ふるさと
今年も、第1回蕎麦オーナーイベント「蕎麦の種まき」の案内があり、久しぶりに参加しました。
10時、予定の参加メンバー十数人が、限界集落「いでたに」に集合。吉岡代表のあいさつのあと、すぐに種まきを行いました。当日は曇り空でしたが、時折、夏らしい強い日差しも照りつけます。それでも高地という立地条件のためか、幾分涼しく感じました。それにしても、とても同じ井原市内とは思えません。



いでたに そば畑への道


打合せ

前日に、代表がトラクターで畝と溝を作ってくれていたので、私たちの作業としては、大袋に入っている蕎麦の実を発砲スティロールの丼状の容器で掬い、歩きながら目分量で適量を撒き、そのあと、足で土をかけるという単純な作業です。このあたりの土はいわゆる山土で、やや粘土質で赤みを帯びています。ということで長靴は必需品です。作業は当初1時間の予定でしたが、人海戦術のおかげか、たった30分で終了しました。
もう2ヶ月ほどすると、蕎麦の白い花が咲き収穫は10月の終わりごろでしょうか。



種まき完了後のそば畑 奥行きのある畑です。

あとは、お待ちかねのバーべキュータイムです。
バーベキュー会場は、隣の木立の中にあります。大きな松の木などが高く天に伸び、木陰を作っています。この木を利用してハンモックがいくつもかかっています。今日のために代表が設置したものでしょう。
時折、涼しい風が通り抜け、何と気持ちのよいことか。



バーベキューの準備


ハンモックもあります。


ゴルフ遊びもできます

スイカ、ブドウの果物から始まって、あとはまさに飲み放題、食べ放題の状態です。といっても私は車の運転があるので、アルコールは厳禁でした。各種の焼肉もさることながら、自給自足の野菜、そして代表の奥さまが用意したおにぎりは絶品です。そして、最後の締めは焼きそばです。もうこれ以上入らない、と一休み。ハンモックで横になってゆーらゆーら。
何時間でもこうしていたい気分です。こんな贅沢、よいのでしょうか。


せっかく早朝からウオーキングをし、減量に励んでいるのに、これで、また元に戻ったに違いありません。
代表によると、9年目のこの会を続けるかどうか迷ったとのことですが、多くの会員から、引き続き参加したいとの申し入れがあり、続けることにしたとのことでした。
今年は、山々を歩くウオーキングもイベントとして考えるとのことでした。
当分、お世話になりそうな、「週末は田舎暮らし 風の家・いでたに」です。



木立から見るいでたにの空


遠くの民家にサルスベリがきれいに咲いていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江府町で癒されませんか!  平成29年6月10日(土)

2017-07-07 00:50:43 | ふるさと

蒜山へ向かう途中、展望台から見る備中松山城

少し前の話ですが、新緑を見ようと、またまた県北に出かけました。まずは、米子自動車道から蒜山高原を目指します。道の駅「風の家」で蒜山大根を数本購入したあと、ちょうどお昼前だったので、江府町を抜け日野町のそば処を訪ね、(先日のブログで紹介済み)、再び江府町に戻りました。

江府町はいつのころか、別名「奥大山」とも呼ばれていますが、はっきりとした定義はみつかりませんでした。そういえば、大山鏡ヶ成休暇村も、休暇村奥大山に名前が変わりましたね。
大山山麓のブナ林に降った雨が、20年という長い歳月を経てろ過され、おいしい天然水に生まれ変わります。。
サントリー天然水奥大山ブナの森工場を初め、各社の天然水生産工場があり、毎日たくさんの水を出荷しています。ちなみに、サントリーの天然水には、「奥大山」のほかに「南アルプス」「阿蘇」とあり、それぞれ微妙に味が違うとか。ある御仁の調査によると、中でも奥大山の水が一番まろやかで、その硬度20度の超軟水、甘みがあってやさしい味わいとか。



棚田と正面に大山(残念ながらこの日は見ることができませんでした)


美しい棚田です。

さて、最初の撮影場所は、御机貝田地区の棚田です。整然と並ぶ大き目の四角い田んぼはなかなか壮観です。形からすると近年作られたものでしょう。真ん中に一本、大山方面に走る道がありました。今はやりの、ドローンで撮影するといい画像が撮れるでしょう。少し見下ろす感じで撮影できる場所があったので、移動し数枚を撮影しました。



江府町でも人気の撮影スポットです。

道をまっすぐ進み、次に向かったのが、私のお気に入り撮影スポット、同じ御机の、茅葺小屋です。ちょうど田植えが終わり、大山南壁とのセットはなかなかの人気撮影スポットなのですが、不思議なことにここで他のカメラマンを見たことがありません。この日は残念ながら視界が悪く大山南壁はほとんど見えませんでした。セットで見える確立は50%くらいでしょうか。



木沢谷渓谷、癒されます。

次に向かったのが、奥大山スキー場の麓にある、木谷沢渓谷です。道路を下るとすぐに、清らかな流れに出会えます。川上には人工の滝があって涼しい音が響いています。ちょうど、3人の親子が、写真を取り合っていました。ここはまるで別世界、春の新緑や秋の紅葉市シーズンはにぎわうことでしょう。

ここから、大山一の撮影スポットは、鍵掛峠ですが、この日は視界が悪かったので断念しました。他にもみどころがいっぱいの江府町、一度出かけてみませんか。



帰りに蒜山に寄りました。蒜山ジャージーランド


ジャージー牛


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山県の限界集落を訪ねて 平成27年11月1日(日)

2015-11-06 00:02:21 | ふるさと

山ノ上公会堂 探索の起点です。

毎年、季節の風物詩として新聞などで紹介されている干し柿の里、矢掛町小田の山ノ上地区を初めて訪ねました。地区は井原市の美星町と野上町とに接しています。

ナビをセットし最初に目指したのは山ノ上公会堂です。20分ほどで到着しました。毎年12月にはこちらで干し柿祭りが開催され盛大に賑わうそうです。

到着時、他に駐車している車はありませんでした。シーズンには少し早いことはわかっていましたが、ちょっと拍子抜けした感じです。
とりあえず車を停めて付近を散策してみることにしました。



ウオーキングマップ

坂道の道路の両側にぽつんぽつんと家があるものの、想像したあのオレンジ色の吊るし柿はまったく目にすることができません。それでも浪形岩で作られた常夜灯や煙草の乾燥小屋など、そこには懐かしい風景が広がっています。日によっては、眼下に雲海が広がり、また晴れた日には遠く瀬戸内海を望むこともできるそうです。

この山ノ上地区、ホームページによると、平成26年現在、23世帯49人が住んでいますが、そのうち65歳以上が61%を占めているそうです。
山ノ上公会堂の一角に、土曜日曜のみ地元の特産品を販売する山ノ上農産物直売所がありました。プレートには、「過疎集落等自立再生緊急対策事業(国庫)」とありました。

ホームページには“高齢化率では日本はもとより世界の最先端をひた走っています”と自虐的な説明もありました。伝統的な産業がない限り、不便な山の中にあるこの集落、消滅するのも時間の問題と思われますが、どっこい、江戸時代から続く、干し柿作りがあるのでした。
何でも徳川将軍家にも献上した歴史もあるとか。



剥きたての吊るし柿 オレンジ色が美しい

やはり早かったかと、駐車場に戻り、車でもう少し下ってみることにしました。するとすぐに道路下にビニールハウスが見えました。念のため道路脇の空きスペースに駐車しカメラを片手に降りてみるとハウス内の一角に、剥かれたばかりの柿が吊るされていました。車を停めている間、道の上の番犬にずっと吼えられ、少しうっとうしい感じがしましたがここは我慢です。そしてビニール越しではありましたが、何とか数枚の撮影に成功。

剥きたての柿は、オレンジ色に赤みが差し、瑞々しくてとても美しく見えました。吊るし方も、いわゆる“玉すだれ”ではなく、横に張られた紐に柿がびっしりと並んでいます。本格的な作業はこれからなのでしょう。ともかく撮影ができたので、よかったよかったと思いながら山ノ上をあとにしました。近いこともあるので今月中にもう一度訪ねてみたいとも思いました。  



紐に吊るされた横並びの柿
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山のお雑煮

2015-01-02 00:44:41 | ふるさと

つきたてのおもち、湯気が立っています。

明けましておめでとうございます。

昨年は多くの皆様にお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
本年も変わらずよろしくお願い申し上げます。

さて、添付の画像は、年末30日のつき立てのもちです。
我が家では、相変わらずマキで釜を焚き、もち米をセイロで
蒸し、石臼でついて昔ながらの製法で作っています。

町内、100軒あまりありますが、このような昔ながらのやり方はおそらく我が家だけでしょう。
つき立てのおもちを大根オロシでいただくと最高ですし、
お雑煮にしても、そののびは抜群です。

今年は家族総出で5臼もつきましたが、さすがに堪えました。
お雑煮のつくり方は、各地方でさまざまですが、
岡山のこの地方では一般的に、ブリのだし汁に、
ブリの切り身、ホウレンソウ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ちくわなどが
入ります。
もちは、もちろん丸もちです。

お雑煮をいただくと、新年を迎えたという新たな気持ちに
なりますね。
今年も、皆さまにとって、いい一年でありますよう、
心からお祈りいたします。  
  


我が家の元旦のお雑煮
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする