未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県の梅の名所を訪ねて 矢掛・観照寺と岡山後楽園

2012-03-28 21:07:39 | 観光名所
平成24年3月20日(火曜日・祝日)
週末、来客があり17日、18日の予定が詰まってしまったので動けず、それではと、祝日の20日に矢掛の観照寺と、岡山の後楽園に出かけてみることにしました。
観照寺は、田園風景が広がるのどかなところにあります。大きなお寺ではありませんが、町の天然記念物・樹齢200年の臥龍梅と見事な枝垂れ梅が数本、境内にあり、梅の開花時期には多くの人が訪れます。今年はどこも大幅に開花が遅れ、「咲いているかな?」、と気にしながらお寺方面を眺めてみると、白い土塀越しに赤や白の梅の花が見えるではありませんか。「よかった、よかった、咲いている!」と、坂道の参道を歩いて進みます。参道横には、1本の白梅が満開で、とてもいい香りが漂っていました。周辺には、「梅まつり」の幟も立って気分を盛り上げてくれます。

石段を登り、山門を潜ると、右手に見事なピンクの枝垂れ梅、この木はさほど大きくないのですが、花数が多く、はち切れんばかりのみずみずしさがあります。冠状になっているので、中に入って撮影もできます。個人的には、このお寺で一番美しい梅の木だと思います。境内には、他に2組、5~6人の訪問客がいました。今日は久しぶりに青空も見え、空と梅が、とても映えて撮影には最高の天気となりました。
メインはやはり臥龍梅なのですが、その他にも先ほどとは別の大きなピンクと白の枝垂れ梅があります。これらが一度に咲けば、壮観なのですが、臥龍梅が一番早く、そろそろ限界のようでしたが、山門横のピンクの枝垂れ、臥龍梅横の白の枝垂れが満開、鐘楼横の紅梅は2分咲きでした。しかし全体的には見ごろといえるでしょう。

梅まつり期間中は、庫裏の中で梅の盆栽展も開かれています。ストーブが置かれ、茶菓子の接待もあります。またガラス越しに見る梅もなかなかきれいです。梅を堪能して帰るとき、ちょうど来られた別のグループ同士の話が耳に入りました。そのうちの一組が、福山市神辺町から初めて来られたようで、「道に迷って、池に落ちそうになったとか」。国道486号線から南を入ったところにあるので、ほんとは非常にわかりやすいところなんですけどね。



美しい観照寺の枝垂れ梅 

さて、次に向かったのが、岡山後楽園です。この日は久しぶりの好天気とあって駐車場は、ほぼ満車でした。園内は一面芝生で覆われていますが、当然ながらまだ新芽は出ていません。先日の栗林公園と違って、かなりフラットです。変化には乏しいですが、遠くまで見渡せて、晴れ晴れしい気分になります。梅林は、入り口から一番奥まったところにあります。その一角だけが、別世界のようにも見えます。

多くのカップルや、ファミリーが梅園の周辺を散策し、春の気分を満喫していました。白梅の香りに加えて、スイセンも小路沿いに植えられており、その香りを深呼吸して吸い込むと、なんだかリフレッシュした気分になります。後楽園の梅の数は、約100本ときいていますが、見た感じかなり老木のように見えます。実は、この中に、たった2本だけ枝垂れがあるのです。思うところは同じで、大勢のカメラマンが三脚をセットし、人波が切れるのを待っています。デジカメで記念撮影する人も多く見かけました。
私はというと、いったい、同じような写真ばかり何枚撮ったことでしょう。また椿の種類も多く、白やピンクの花弁がとても美しく咲いていました。最後に、茶屋で抹茶を一服いただいて、早々に後楽園をあとにしました。


後楽園の枝垂れ梅
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栗林公園満開の梅と讃岐うどんの名店(訪問日:3月10日)

2012-03-23 23:18:28 | 観光名所
先日、梅の開花情報を見ていたら、栗林公園のHPに、「ただ今、梅が満開」とありました。今年は寒かったせいでどこも開花が大幅に遅れていました。満開というありがたいことばを見て、これは行ってみなくてはと車を飛ばしました。入園者はさほどでもないようで、東門駐車場には難なく駐車できました。天気は今一つの曇り空でしたが、一週間先には、花の見ごろも終わってしまうかもしれないので、文句も言っておれません。

栗林公園には、北と南の二つの梅林があります。梅の木は合計で168本です。まず、北の梅林を目指します。少し歩くと、眼下に飛び込んできたのは、満開のピンクや白の梅の花。その一角だけがとても華やかで、別世界のように見えます。やっと今年、最初の見ごろの梅林に出会ったという感じです。1本1本、丁寧に管理された梅の木。梅林全体、まるで桃源郷のようにも思えます。多くのカメラマンが撮影をしていました。ただ、残念なのは、枝垂れ梅がないことです。優雅で繊細な枝垂れ梅、是非、植栽を検討してもらいたいと思います。それにしても、いったい、何枚写真を撮ったことでしょう。



一脚で写真を撮る女性カメラマン

 ところで、ネットで見る各地の名所に植えられている梅の本数ですが、少々疑問があります。百本単位ならほぼ信用できる数ですが、中には、千本、5千本、1万本単位のものもあります。「ほんとに数えたの?」と訊いてみたい気もしますが、千本を超えるものは、ほとんどが、梅干しや梅酒用など、梅の実を取るための実梅を育てているものです。和歌山県の南部梅林は、「一目100万本、香り十里」と云われていますが、実際は約7~8万本、それでも真っ白に一斉に咲く、梅の花は壮観でしょう。
実梅を育てるのが主でありながら、四国、七折梅林のように、新しく観賞用として梅林を造成し、赤、白、ピンクなどの苗木を2000本植栽しているところもあります。集客力間違いなしで、今後が楽しみです。ということで、初めての梅林を訪ねるときは、その梅林がどのタイプか知っておくと安心ですね。


 さて、梅園を堪能したあとは、いつものとおり抹茶で一服です。場所はもちろん掬月亭(きくづきてい)。代々の藩主が愛して止まなかった茶室です。手前の一室でコンサートが行われていましたが、南湖を望む間は解放されていました。あ~、今年もこの素晴らしい景色を見ることができた、本当にありがたいと思います。
 栗林公園は、ミシュランガイドで最高ランクの三つ星に格付けされ、アメリカの日本庭園専門誌では、足立美術館、桂離宮に次いで三番目、手入れされた松林を見ているとその理由もわかる気がします。



栗林公園一番のビュースポットから

池泉回遊式の庭園をぐるりと散策し、公園を出るところで、いつも重宝している「はたき」ですが、今日は見当たりません。「すみません!今日は、はたき、ないんですか?」とわざとらしい所望をしてみました。昨日の雨が地面に少し残り、今日もときどきぽつりぽつりと来ていたので、取り込んであったようです。専用の足置き台に足を乗せ、ぱたぱたするときれいにほこりがとれます。これはなかなかのすぐれものです。砂利道の多いところは、ぜひ設置されるといいと思います。こちら以外ではお目にかかったことがありません。それを見ていた他のお客さんも、試していました。


はたきは重宝します。

 栗林公園を出ると、事前にネットで調べておいた、高松市讃岐うどんの名店「山田家本店」に向かいました。栗林公園から車で15分ほど。途中までくると、電柱に書かれたオレンジ色の広告が目立ちます。時刻は午後2時を過ぎていましたが、駐車場には結構な車がありました。第1から第4まで、100台は収容できるようです。まず目に入るのが堂々たる長屋門。そして中庭、母屋(お店)と続きます。とてもきれいに手入れされたお庭です。白梅や椿、サンシュユ、寒アヤメなど、とてもうどん屋さんのお庭とは思えません。

 四国で本場の讃岐うどんを食べたい!ということで、何度かセルフのお店を訪ねましたが、期待を裏切られることが多く、今日はセルフ以外のお店で食べようと思っていました。
 お店の前で客を待ち構えるように立っているスタッフ。お庭が見える畳の席と、普通のイスの席があります。こちらの一押しのメニューは、「釜ぶっかけ」です。もと造り酒屋の旧家だったようで味もさることながら、その構えに圧倒されます。高松に行かれた際は、ぜひ寄られてみてはいかがでしょう。



店構えが素晴らしい山田家本店

同時進行-未熟なカメラマン日帰り旅日記はこちらから


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そして修善寺へ

2012-03-18 22:53:22 | 観光名所

弘法大師が開基といわれる修善寺、石段に続き山門から本殿を望む。広い境内です。

 修善寺温泉には、夕方の4時頃着きました。本日の宿は、事前にインターネットで予約していた「桂川」という旅館です。桂川沿いの温泉街の入り口にあります。それにしても修善寺、なんというやわらかい郷愁を誘うような言葉の響きでしょう。どうしても川端康成の「伊豆の踊り子」を連想し、どこかその時代に戻ったような、感傷的な気分になります。
 どこの温泉にするかは、私の独断でしたが、「芦ノ湖周辺や熱海でよかったんじゃない!」という家族の意見を無視し、どちらかというとひなびた、人の少ないところでゆっくりしたいという私の想いを優先させたのです。
 着いたころから、雨がポツポツ降り始めました。誠にいいタイミングではありました。よくぞそれまでもってくれたと思います。若い女性スタッフの方が、ロビーから部屋まで台車に荷物を載せて、案内してくれました。でも説明する語尾などの発音がはっきりしないところが気になっていました。部屋で改めて名札を見ると、李××、とあったので、あ、なるほど。聞いてみると韓国から来られたそうで、まだ6か月とのことでした。それにしては、逆に日本語がじょうずと、一同、ほめることしきり。

 まだ陽があるうちに、温泉街を散策したいと思い、一人だけカメラを持って抜け出しました。受付のカウンターで、散策マップをもらい、簡単な説明を受けて、傘をさして出発です。
橋をわたると、角に小さなそば屋、先日、TVの旅番組で紹介されていたあのお店だと思います。通りには老舗のお土産屋さんもあって、じっくり見たいところですが、6時の夕食の前に一風呂浴びたいというのもあって、ゆっくりできません。桂川が広くなったところで、赤い橋が見え、川の中に源泉らしきものが見えました。そして右手に修善寺(お寺)があります。旅行の情報誌などで見ると、載っている写真は本堂のみですが、実際は境内も広くなかなかの格式です。一番びっくりしたのが、山門を潜って右側にあるお水舎、龍の口から出るお水は何と温泉です。特に冬場にはありがたいですね。

 本堂の前で、TVの取材でしょうか、撮影をしていました。(レポーターは金髪の外人の方でした)そういえば、修禅寺はミシュランで二つ星を獲得していますね。川沿いの「竹林の小径」付近は、伊豆の小京都といわれる風情がありました。
 そろそろ時間になったので、旅館に戻りました。そして大浴場へ直行。湯に浸かると疲れもなにもかも吹っ飛んでしまいます。私の場合、温泉旅館に泊ると3回、風呂に入ることにしています。このあと寝る前に1回、翌朝の早い時間にもう一回。どの旅館にするかですが、たいてい旅館の温泉設備で決まってしまいます。結果、大きな旅館になってしまいます。
 お風呂から出るとお楽しみの夕食。お腹が膨れると、あっという間に睡魔が襲ってきます。
翌朝、残念なことに昨日よりも強めの雨が降っていました。帰る前に修禅寺書院で、雛まつりの企画「おかみのもちより雛と修禅寺庭園の特別観賞」というのが行われていたので、のぞいてみました。ずらりと並ぶ、雛段は見応えがありました。庭園も、普段は公開されていないそうで、規模的にはそうでもありませんでしたが、滝も流れていてコンパクトですが、かなり完成度が高いと感じました。カメラを持参していなかったことが悔やまれます。
雨さえ降っていなければ、修禅寺梅林にも寄ってみたいと思っていましたが、この雨ではあきらめるしかありません。帰りの起点、三島駅に向かって出発しました。

 今度来るときは、是非、伊豆半島を一周してみたいと思いますが、実現するかどうか。



お水舎の龍の口から出るのは温かい温泉

詳しい画像はこちらからどうぞ! 未熟なカメラマンHP
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芦ノ湖も寒かった

2012-03-14 20:57:27 | 観光名所

駒ヶ岳ロープウエーは、箱根園から1327mの駒ヶ岳頂上まで7分で結ぶ


頂上はマイナス4度、唯一の被写体は樹氷

富士市岩本山公園を出発し、次の目的地芦ノ湖に向かいます。富士ICから東名高速道路に乗って沼津ICで降り国道1号線を北上します。箱根峠に向かう途中、何と道路の両側には残雪がところどころに見えるようになりました。気温も随分下がってきたような気がします。トイレ休憩に寄ったのが、山中城址。まったく知りませんでしたが日本100名城の一つだそうです。その山側(トイレの裏側)にあったのが、杉の木立に囲まれた箱根旧街道です。石畳がとてもきれいに整備されていました。

三島市の観光案内によりますと、
  江戸時代、東海道を旅する旅人にとって屈指の難所となった箱根山(峠)越え。旧小田原宿から旧三島宿の間は、特に当時は箱根の八里越えと呼ばれ、東海道の中でも難所中の難所と言われていました。箱根旧街道は江戸時代初め、徳川幕府が整備した東海道の一部で、標高25mの三嶋宿から標高846mの箱根峠を登り、標高10mの小田原宿まで下る八里(約32㎞)の坂道です。この坂道は、箱根の山は天下の険、と歌にも歌われたように、東海道随一の難所といわれ、このうち、三嶋宿から箱根峠を越え、箱根の関所までの区間を西坂ともいいます。当初、この箱根旧街道には滑り止めのために竹が敷かれていたそうですが、延宝8年(1680)、三間幅(約3.6m)で石が敷きつめられ、石敷き(石畳)の道となりました。

ここで、びっくりしたのが、自転車(ママチャリ)を押しながら登ってきた若い女性。格好も町中で見る、ごく普通のスタイル。このあたりには民家もなく、三島方面から登って来たようで、箱根峠に向かってさらに自転車を押していきました。ちょっと唖然とした感じです。箱根峠を越えれば下り坂なので楽になると思いますが、このカーブ道、結構交通量が多いので、事故に会わないか、そちらが心配です。

さて、車はカーブの多い、急な坂道をしばらく走り、峠を越えると眼下に芦ノ湖が見えてきました。道路の残雪はもっと多くなり、寒々として天気も最悪。今にも雨が降り出しそうです。湖畔の道を進むと、海賊船乗り場や、山のホテル、美術館などもあって、晴れていればさぞ、最高の被写体になったであろうと、残念至極。気分も沈みがちです。とりあえず、食事をと、箱根園の駐車場に車を停め、レストランに入りました。ここは団体さん向けなのでしょうか、とても広いものでした。メニューは限られていて、みんな同じものを注文しましたが、なかなか出てきません。20分ほど待って、「まだでしょうか?」と店員さんに尋ねると、「申し訳ありません。もう少しお待ちください」との返事。お客さんの数に比べて、店員さんの数がとても少なく感じました。一人ひとり機敏に動いていて、対応も決して悪くないのです。すると先ほどの店員さんが「お待たせして申し訳ないので、何かドリンクをサービスさせていただきます。」とのこと。「そこまでしていただく必要はありません」と断りましたが、こちらでは「注文が通っていないのでは??」と逆に疑心暗鬼。しかし、そのすぐ後に、注文したメニューが出てきました。食事後、会計で、お待たせして申し訳ありませんでしたと、「カリントまんじゅう」をいただきました。これには恐縮しました。

さて、食後は、せっかく来たのでと、ロープウエイで駒ヶ岳に登ってみることにしました。乗り場の窓口で、券を購入するとき、受付の女性から「今日は天気が悪いので何も見えませんよ、それでもいいですか」との確認がありました。駒ヶ岳の頂上、晴れていれば富士山の絶景を見ることのできる最高のポイントなのですが、今日はあきらめるしかありません。それでも他の観光施設に行く余裕もないので、結局乗ることにしました。私たちが乗ったゴンドラは定員101名ですが、この時間では他に3組のお客さんがあって、計10人ほどでした。出発してしばらくすると、ゴンドラの屋根で大きな音がします。ガイドさんによると、ロープについている氷が落ちてきているとのことでした。
頂上に着くと、まさに視界はわずか。気温は零下4度でした。せっかくなので、唯一の被写体、樹氷を記念に撮りました。こうなると早く、旅館(修禅寺温泉)に着いて、温かい温泉に浸かりたいと、早々に箱根園をあとにしました。(つづく)



箱根園のミニ動物園のアルパカ君も寒そう


箱根をあとに伊豆修善寺に向かう
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岩本山公園 残念ながら富士山は見えず

2012-03-08 23:54:54 | 公園

おごそかな結婚式。感動ものですね。

甥の結婚式が、勤務地の静岡であったので、家族で行ってきました。最近このように遠方に来る機会はめったにないので、チャンスとばかりに翌日の日曜日、そしてもう一日、有給をいただいて月曜日と、静岡県の名所を少しだけ訪ねることにしました。土曜日のお天気は、晴れのち曇り、肝心の日曜日、月曜日は、曇りのち雨ととても残念な予報でした。西から雨が近づいているようです。それでもポイントで見ると、何と富士市のみ午前中、晴れとなっていたのです。これでは期待しないわけにはいきません。というのも、念願の富士山の撮影ができるかもしれないと思ったからです。
静岡駅前で事前に予約していたレンタカーを借りていざ出発。静岡ICから富士ICへの所要時間は、40分程度でした。そして岩本山公園に向かいます。なぜこの公園に来たのかといいますと、会社が加入している健康保険組合の2月の表紙に、この公園での、梅と富士山の素晴らしい写真が載っており、同じカットで私も、ぜひ撮ってみたいと思ったからです。
岩本山公園は、芝生広場や展望台、レストランなどがあるファミリー向けの公園で展望台からは、富士山や富士市内が一望でき、その眺めは見事なものです。梅林には、30種、約400本の梅が植えられていて、この季節になると富士山を背景にした梅の撮影ができるとあって、多くのカメラマンがやってくるようです。駐車場は、ほぼ満車の状態でした。
梅は、3~4分咲きでしょうか、山の傾斜地にピンクや紅、白の梅が、ゆったりと植えられていて、見事な花を咲かせていました。

そこで肝心の富士山ですが、なんと雲や霞に隠れてまったく見えませんでした。これには本当にがっかりしました。近くで梅を撮影していたカメラマンに「富士山はどちらの方角ですか?」「今日は見えそうにありませんか?」と尋ねると、「方角はこっちですが、今日は見えませんよ!」とかなり断定的な、つれない返事。それでも家族内では、それらしい形の雲を見て「あれ富士山じゃない?」と勝手に想像する始末。あれだけ高いのだから見えるはず、と思うのは、地方の人間の感覚でしょうか。
富士市のホームページを見ると、この時期、富士山が少しでも見える確率は、50%しかありません。旅行の情報誌などでは、かならず雪を頂いている富士山ですが、あのようにきれいに見えるのはまれだと思うのが正解のようです。少々、考えが甘かったかも。

ところで、岩本山公園で散策していると、突如、砲弾を打つような大きな音がし始めました。おそらく、これがあの有名な自衛隊の東富士演習場での発射訓練なのでしょうか。断続的に聞こえるかなり大きな気になる音です。地域の人は大変だなと思いました。そうこうしているうちに予定の時間が来たので、次の目的地、芦ノ湖に向かって出発です。
(つづく)





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