未熟なカメラマン さてものひとりごと

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2014(平成26年)全国高校女子駅伝 優勝校を予想する。

2014-12-20 21:13:30 | 駅伝

昨年の戦いから

全国高校女子駅伝、ついに明日に迫ってきました。大会の順位予想をしてみたいと思います。
(例によって、敬称略とさせていただきます。過去の駅伝記事は、カテゴリーから「駅伝」を選択ください。)

今年の見所は、なんと言っても、豊川高校×常磐高校との戦いでしょう。王者・鷲見梓沙を要する豊川高校に、新進気鋭の岡本晴美がどのような戦いを挑むのか注目です。

県予選会では、雨の中、全国1位のタイム1時間7分54秒を出し、さらに地区大会ではそれを大幅に上回る、1時間7分16秒をたたきだしています。学校創立100周年を迎える記念の年、目標はなんと1時間6分台。過去の全国大会で6分台の記録が出たのはたった3回しかありません。しかし、今年の常磐高校の実力からして決して夢ではないと思います。

さて各都道府県の予選会のタイム、地区大会、今期の3000mの記録と個人の最高タイム、マイナス要因、プラス要因などを考慮してランクをつけてみました。

ランクⅠ 優勝にもっとも近いチーム
常磐高校(群馬)、豊川高校(愛知)

ランクⅡ 表彰台が期待される、もしくは入賞が近いと思われるチーム
     立命館宇治高校(京都)、神村学園(鹿児島)、薫英女学院高校(大阪)
     山梨学院大付属高校(山梨)、西脇工業高校(兵庫)

ランクⅢ 入賞が期待されるチーム
     興譲館高校(岡山)、青森山田高校(青森)、花輪高校(秋田)、山田高校(高知)、北九州市立(福岡)

それでは、ランクⅠの常磐高校と豊川高校、両者の間でどのような戦いが繰り広げられるのでしょうか。

豊川高校、鷲見梓沙が何区を走るかによりますが、いずれにしても1区か5区でしょう。
常磐高校・岡本晴美の1区は間違いないでしょうから、駅伝ファンとしては、ぜひ1区を走ってもらいたいと思うのです。

過去、都大路の1区で18分台を出したのは、興譲館高校の新谷仁美、ただ一人です。今年の大会で、この両者が競い合えば、もしかするとこの記録が破られるかもしれません。
しいていえば、薫英女学院の高松望ムセンビが加われば、さらに大会は盛り上がることでしょうが、2区あたりが濃厚のように思われます。

高校女子駅伝、各校のエースがつどう1区、そして花の2区、この2区間でほぼ体制が決まるといわれています。3区、4区で持ちこたえて、最後に5区に準エースを配置する先行逃げ切り型が多いのが高校女子駅伝でのパターンです。

実力と実績のある豊川高校、今年が初陣の、深山弘樹監督はどのような布陣で臨むのでしょうか、常磐高校においては、優勝候補と目されそれが逆にプレッシャーとなって萎縮してしまうこともあるでしょう。

しかし、今年は優勝を常磐高校、準優勝を豊川高校で予測してみたいと思います。大会後はそれぞれの結果を検証してみたいと思います。  
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今年も室津に牡蠣を買いに行ってきました。 平成26年12月8日(月)

2014-12-12 00:24:01 | 古い町並み

室津の古い町並み

代休の月曜日、今年も兵庫県たつの市御津町の室津に牡蠣を求めて行ってきました。岡山県内にも、井原市に近い浅口市寄島町、備前市日生町(ひなせちょう=カキオコで有名)など牡蠣の有名な産地はあるのですが、数年前に日生の五味の市に行ったとき、まだ販売されていなくて、室津まで足を延ばし、そこでおいしい牡蠣にめぐりあったことがきっかけです。

 室津湾の漁港には、いくつもの直売所が軒を連ね、店頭では中国人の実習生による牡蠣の試食が行われていました。「牡蠣はいかがですか!おいしいですよ!」と繰り返し声を掛けながら店頭でいい匂いをさせて牡蠣を焼いています。お客さんもよく知っていて、いくつかのお店をはしごするつわものを何人も見ました。

 たまたま入ったお店の牡蠣が大きくて身がプリプリし、贈答用に買い求めたところ、送り先から大好評だったため、毎年利用させてもらっているのです。ただ、当日は月曜日ということもあり、客も少なく牡蠣の試食は行われていませんでした。店の人の話によると、今年は生育が遅れていて身はまだ小さいとのことでした。そこで到着日を年内ぎりぎりまで待って27日頃にしました。何軒分かまとめて買ったので、1キロもサービスしてもらいました。
 
このあと、室津の古い町並みへ車を移動しました。先日、NHKの日曜美術館という番組で、竹久夢二の足跡を紹介していました。夢二は、室津を「こころのふるさと」と感じていた、とありました。あの有名な詩歌「宵待草」はこの室津の船宿で創られたのです。番組の中の室津は、小高い丘の上から、町並みと港がいい感じで撮られていて、とても美しく、私も同じようなアングルで撮りたいと思ったのです。対向車が来たらどうしようかと思うような、細い通りを進み、突き当りの空地に車を停めて町並み散策開始です。

大阪城の石垣として運ばれていく途中、室津の海で落としたと伝えられる巨石が2つありました。それから町並みを歩くと、室津診療所とかかれた木製の看板があり、中をガラス越しに覗くと、看護師さんの姿が見えました。ただ公共の施設はどこも休館日のようでした。どこか山に通じる路地はないか探しながら歩きましたが、見つけたお寺や墓地からの眺望は、あのアングルとはなかなか似つかないものでした。

室津を散策したあと、食事をしようと日生に向かいました。牡蠣街道(オイスターロード)とよばれる国道250線をひたすら走り赤穂を抜けて、日生に着いた頃、時刻はお昼をだいぶ過ぎていました。五味の市を覗くと、この時期、いつもは牡蠣で賑わう市場が、牡蠣の姿はまったくなく、閑散としていました。「生育が悪いため、12月中牡蠣の販売は土日のみとさせていただきます」との張り紙がありました。今年は、室津だけではなく地域一帯で生育が遅れているのでしょうか。

「秀吉」という日本料理の食事処で昼食をと思っていましたが、時間を過ぎていたためか準備中となっていました。そこで五味の市の向かいにある海の駅しおじの海鮮丼のお店で食事をし、お目当ての焼き穴子を買って日生をあとにしました。帰っていただいた牡蠣、味は新鮮で良かったのですが、かなり小振りで残念でした。穴子はいつもの通りプリプリで最高に美味でした。



室津の町並みと漁港
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2014(平成26)全国高校女子駅伝 有名校の実力を探る 興譲館高校(岡山)の巻

2014-12-11 00:49:20 | 駅伝

昨年の大会から NHKテレビより

大会まで、あと10日あまりとなりました。今回は、岡山の興譲館高校を取り上げてみたいと思います。
例によって敬称略とさせていただきます。ご了承ください。過去の駅伝記事は、カテゴリーから「駅伝」を選択ください。

興譲館高校は岡山県井原市西江原町にある私立の高校です。幕末の1853年、ペリー提督が黒船で浦賀に、長崎にロシアのプチャーチンが来航した年に、代官所が郷校として創設し、漢学者・阪谷朗廬(さかたにろうろ)が初代館長に就任しました。長い歴史の間に多くの卒業生を輩出し、地域住民と企業そして卒業生の支援を受けながら今日に至っています。
女子陸上部には専用の寮があり、先輩と後輩が同室となって、後輩は先輩から多くのことを学びながら学生生活を送っています。

興譲館といえば、創部の時からチームを育ててきた森政監督につきると思います。全国優勝2回、10年連続表彰台はまさに偉業です。しかし春から次の目標に進みたいと、監督を退任し、社会人チームの監督に就任しました。今後1年間は月に3回程度学校に立ち寄り支援するときいていましたが、どうだったのでしょう。監督、一番の思い出は、初めて出場した全国大会での惨敗と、全国大会での2度の優勝だそうです。
後任には、今春大学を卒業して学校の職員となった藤井コーチが就任しています。12月の井原市広報にその関連記事が掲載されていました。

それでは、今年の県予選会のデータを昨年と比較し分析してみましょう。
総合タイム 1時間10分19秒 ← 昨年 1時間7分29秒
1区 大森 巴菜(2)19.52 ← 大森 巴菜(1)19.16
2区 蔵本 董 (2)13.41 ← 足立 知代(3)12.47
3区 宗廣 閑那(2) 9.45  ← 山本 紗生(1)9.52
4区 中里 真夕(3) 9.58  ← 寶田 彩香(1)9.34
5区 寶田 彩香(2) 17.3  ← 奥野 舞子(3)16.00

昨年の全国1位のタイムと比較して、実に2分50秒も遅いタイムでした。昨年を上回ったのは、3区の宗廣閑那のみでした。おそらく最強の布陣だったのでしょうが、各自、残念な結果となりました。16年連続16回目の都大路ですが、1時間10分を切れなかったのは実に12年ぶりとなります。

今年の都道府県予選会、7分台が1校、8分台が2校、9分台が5校、10分台は実に14校もあり、タイムとしては11番目の記録となりましたが、実力が伯仲している10分台の中でもかなりきびしい状況です。

次に中国大会の結果をみてみましょう。
総合タイム 1時間09分57秒(1位) 昨年、1時間10分2秒(1位)
1区 大森 巴菜(2)19.39 ← 中里 真夕(2)20.36
2区 中里 真由(3)13.37  ← 河野 美典(2)13.12
3区 蔵本 董 (2) 9.45  ← 宗廣 閑那(1)9.40
4区 小田垣美沙(2)10.02  ← 高橋 彩良(2)9.36
5区 宗廣 閑那(2)16.54  ← 金澤 瑞希(1)16.58
昨年の中国大会では、主力の足立知代、奥野舞子、大森巴菜、寶田彩香を温存してのメンバー編成でしたのであまり参考にはなりません。

次に3000mの持ちタイムを昨年と比較してみましょう。
1.寶田 彩香 9.16.53 ← 9.24.11
2.高橋 彩良 9.33.67 ← 9.28.00
3.大森 巴菜 9.35.74 ← 9.18.10
4.中里 真夕 9.37.70 ← 9.29.20
5.金沢 瑞希 9.40.53 ← 9.35.50
*その他の情報は得られませんでした。

好調を維持しているのは、データから見ると寶田彩香のみでしょうか。長崎国体少年A3000mで堂々の5位でした。一番成長が期待された大森巴菜は昨年と比較し記録が伸びていないようですし、全体でも昨年の記録を落としている者がほとんどで、残念ながら今年の興譲館は、表彰台はおろか入賞にも赤信号がともっています。この時期、各スポーツ誌で取り上げる有力校の情報、残念ながら今年の興譲館をとりあげる記事はほとんど見ることができず誠に残念です。

今回の大会、どのようなメンバー編成になるかも非常に興味あります。あと10日、メンバーを絞り込むための最終の練習が始まっていることでしょう。
昨年から、疲労骨折などケガで苦しんだ高橋彩良、北海道から興譲館にあこがれ進学した中里真夕は最後の年、監督も経験値のある3年生を選ぶか、勢いのある1.2年生を選ぶか、その見極めは極めて難しいことでしょう。

雨の日にはグラウンドが使用できず、一般道で早朝からランニングをする生徒たちをみるにつけて、順位はともかく選ばれた選手それぞれが全力を出し切り、悔いのない大会にしてもらいたいと思うのです。
最後まであきらめない粘りのレースと伝統の笑顔のタスキリレー、今年もテレビから応援したいと思っています。「がんばれ!興譲館」


井原市 手前の建物が興譲館の校舎
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