未熟なカメラマン さてものひとりごと

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初秋の蒜山・奥大山を訪ねる 鬼女台のススキ野原と、撮影スポット・茅葺き小屋

2020-10-17 22:24:20 | 風景
訪問日 令和2年(2020)9月15日

快晴とはいかないまでもまずまずのお天気。いつもの撮影スポット・蒜山(ひるぜん)、奥大山(おくだいせん・江府町御机)を訪ねました。

(蒜山高原 岡山県)
蒜山高原といえばジャージー牛、放牧されているのは、蒜山酪農農業協同組合員の牧場で産まれた生後2~3週令前後の仔牛で、ここではその仔牛を引き取って飼育しています。
仔牛たち、この日は残念ながら近くまで来てくれませんでした。遠くから望遠での撮影ですが、空も曇天となり撮影条件は今ひとつでした。



道の駅「風の家」




直売所、ひるぜんダイコンや蒜山おこわがお勧めです


白い花を咲かせるソバ畑


ひるぜんジャージーランド全景


ひるぜんジャージーランドの牛たち、遠くにいたため望遠での撮影です



(鬼女台のススキ 岡山県)
岡山県と鳥取県の県境にあるのが鬼女台展望休憩所です。北側には、烏ヶ山(からすがせん)やその向こうに大山の北壁を、そして南側には雄大な蒜山高原を望むことができます。
ここでの一番の魅力は、ススキの野原です。この日、見ごろには少しだけ早いようでしたが、一面のススキは圧巻です。



鬼女台のススキ、後ろは大山北壁


美しいススキの原、後方は蒜山高原


見ごろはもう少し先のようでした


烏ヶ山(からすがせん)雲が日光を遮っています


(奥大山休暇村とマツムシ草 鳥取県)

ここでの一番の魅力は、休暇村前のきれいに刈り込まれた草原です。対比するように林立する針葉樹の大木。愛犬の散歩や草原に寝転がる人の姿も見えます。草原を取り囲む道路には、薄紫色のマツムシソウの群落、山すそのススキも見事です。



鏡ヶ成の「奥大山休暇村」白い建物が映えます


美しい草原、見ているだけでも癒されます


道路沿いにマツムシソウの群落があります


チョウが停まっていました


群落です


こちらのススキも見事です

(奥大山・御机の茅葺小屋 鳥取県

定番の撮影スポット、奥大山の茅葺小屋です。周辺の田んぼの稲は、稲穂を垂れまもなく稲刈りの季節です。茅葺小屋の向こうには、大山の北壁が迫る感じでそびえ立っています。奥大山(江府町)の中でも1.2を争う撮影スポットです。


黄金色の稲穂、まもなく刈り取りです


シンボルの茅葺小屋です


後方の大山北壁、右は柿木です。熟れると四季を感じさせる絶好の被写体となります


小屋を左に配置してのカットです

(大山一の展望スポット、鍵掛峠から見る大山北壁とブナ林)

大山の上部に雲がかかり、どんよりしていますが、風に流され次々と姿を変えていきます。
ひっとして、待てば晴れ間がみえるかもしれませんが、この日はあきらめることにしました。



西日本有数のブナ林です。紅葉時には針葉樹とのコントラストが何ともいえません
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新緑の大山環状道路・蒜山大山スカイラインを行く 平成30年5月5日(土)

2018-05-10 20:48:28 | 風景
連休の5日、大山環状道路のブナ林の新緑を見ようと出かけました。賀陽ICから早くも渋滞との情報が入り、今回は、一般道を通って行くことにしました。
313号線を北上し、勝山から湯原温泉を抜け、まずは蒜山高原へ。道の駅「蒜山高原」は満車で断念、ひるぜんジャージーランドは、かつて見たこともないような人出でした。
レストランや売店前の駐車場は当然のことながら満車で、上の3つの臨時駐車場も、空き待ちの車が並んでいます。
やっと、駐車できて、まずはトイレ休憩を兼ねてレストランに移動します。途中、人だかりができていたので、覗くと育成牧場にジャージー牛が放牧されていました。ゆったり横たわり、時おり尻尾を振ります。大きな目には、なんだか癒されますね。
聞くところによりますと、この蒜山高原には約2000頭のジャージー牛が放牧されていて、その数日本一だそうです。
芝生に寝転がるカップル、お弁当を広げているファミリーも多く見られました。一番の魅力は、やはり芝草の懐かしい匂いで、自然との一体感を感じられることでしょうか。つい、大きく深呼吸や、背伸びをしたくなります。



蒜山高原 青い空に緑の草原、癒されますね。


ゆったり横たわるジャージー牛


牛さんの大きな瞳がかわいいですね


こんな多い観光客、GWならではですね


芝生に寝転がっているカップル、気持ちいいでしょうね

こうして、次に向かったのが、蒜山大山スカイラインです。鬼面台を過ぎ、鏡ヶ成の奥大山休暇村の駐車場に車を入れました。目の前には広い草原が広がり、ところどころに植栽された針葉樹とのコントラストは見事というほかありません。烏ヶ山(からすがせん)の眺望も抜群です。ここでは山歩き姿の人を多く見かけました。遠めに登山道を歩く人の姿も確認できました。少し風がありましたが、最高に気持ちよいことでしょう。



鏡ヶ成 休暇村・奥大山の美しい草原、正面は烏ヶ山

そして、次に向かったのが、大山環状道路、江府町御机のいつもの撮影ポイントです。めずらしく大山の視界は良好でしたが、昨年から気になることがあります。茅葺きの小屋と大山南壁との組み合わせが撮影ポイントなのですが、小屋の茅葺きが昨年、葺き替えられ新しすぎて風情に欠けるのです。
しかし、これは時間を掛けて待つしかありませんね。
田んぼには、水が張られ田植えの準備が進められていました。いつもの場所には2組のカメラマンの姿がありました。



茅葺きの屋根が葺き替えられたので、少々違和感がありますね


少し離れて撮ってみました


棚田も水が張られて田植えももうすぐです


まるで池のようです


さらに遠くから

次に向かったのが、大山の一番の撮影ポイント、「鍵掛峠」です。新緑のブナ林を抜ける環状道路は、カーブが多く道もそれほど広くないので運転に油断はできません。まさにうす緑色の世界が道の両側にトンネル状に広がっています。西日本有数のブナ林、紅葉の時季も絵になりますが、若葉の季節も負けないくらい美しいものです。
わき道に車を停めて撮影したいところですが、そのスペースもありません。おまけに、自動2輪車がエンジン音をたてて集団で前後についてきます。この日は特に多く感じました。
そして、「鍵掛峠」の駐車場に到着。しかし意外なほど駐車場は混んでいませんでした。
ほんとに美しい、出るのはため息ばかりです。



西日本有数のブナ林、大自然の素晴らしさに感動です

このあと、桝水原まで行き、天空のリフトに乗ったあと、大山をあとにしました。


枡水原から見る大山


天空リフトに乗ってみました


さらに上を目指すと素晴らしい眺望が待っています
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禄剛埼灯台と見附島  北陸金沢能登半島一周のたび その5 平成30年4月17日

2018-04-27 21:58:04 | 風景
前回:輪島朝市と白米千枚田につづく

白米千枚田から、いよいよ能登半島を周遊します。輪島市から珠洲市に入るとまず目につくのが、塩田です。道の駅や、塩田村という体験できる施設もありました。
しかし、そこから先は、ほとんど人影のない海岸に沿った道を進みます。冬には冷たい風が吹き込み、波の花が発生するとか。
外壁は、板で覆われ独特な雰囲気です。お店もほとんど目にしません。どこか寂しいような気もしますが、逆に能登半島らしい風情に出会えたような気もしました。
所ジョージのダーツの旅ではありませんが、なかなか「第1村人発見」には至りませんでした。ほとんど人影がないのです。

途中、山の岩肌から直接、海に落ちるような滝(垂水の滝)を発見しました。駐車場もあり、一番驚いたのがトイレです。概観はそれほどでもありませんが、中は最新式のウオシュレットでした。
さらに進むと、椿展望台という眺望のよい駐車場に到達しました。すぐ上の丘にはレストランもありました。このあたりは、やぶ椿の群生が有名なのだそうです。



垂水の滝 山から直接、海に流れ込む


ゴジラ岩 赤神海岸にそびえたつ奇岩


椿展望台 夕陽が美しいそうです 

そして、細い道を進むと、やっと道の駅「狼煙(のろし)」に到着しました。広い駐車場で周辺には民家も見られます。
禄剛埼灯台の看板も出ていました。ここから歩いて8分ほどです。しかし、これが随分な坂道で息が切れそうです。途中、一息入れているお年寄りに出会いました。「坂道が大変ですね!」と声を掛けると「慣れていますから」と明るい返事。山の斜面の畑から帰るところだったようです。
坂道の脇で、ミズバショウを目にしました、道路わきには、いろんな花が植えられています。
坂道を登りきると、そこには芝生の広場がありました。
ソメイヨシノが何本も植えられていて、ついこの前の桜の季節には多いに賑わったことでしょう。
そして禄剛崎灯台が正面に見えます。能登半島最北端とあります。
眼下に日本海を望み、白い灯台とのコントラストは被写体としても最高でした。



道の駅「狼煙」ここから山道を登ると禄剛埼灯台はすぐ


脇道にミズバショウが咲いていました


坂道を登りきると草原がありました


能登半島、最北端、石造りの白い灯台


この灯台には、菊の紋章が入っています


道の駅「狼煙」付近の町並み

次にむかったのが、スカイバードです。道の駅から10分ほどの距離です。
実は、ここはとても楽しみにしていました。眼下に見えるのは、よしが浦温泉「ランプの宿」450年続く秘湯の宿で、至るところにランプを用いているところから、そう呼ばれています。
この宿を見下ろすように設置されているのが、空中展望台「スカイバード」です。そして展望台からせりだした桟橋、先まで行くと少し揺れて、さらに下を見ると足がすくみそうです。



よしが浦温泉 ランプの宿が眼下に見えます


スカイバード、有料の空中展望台


桟橋の先まで歩くと少し揺れ、足がすくみます


横から見る桟橋


周辺も散策できます


こんな木もありました


ここから覗くと何が見えるのでしょう


しばし眺望を楽しんだあと、次にむかったのが、軍艦島と呼ばれる見附島です。
見附島は、スカイバードから約35分。想像以上の大きな島でした。なるほど正面から見ると、軍艦のようです。奥能登を代表する景観のひとつです。手前には広い公園もあって駐車場も広めです。隣に停まっていた車が同じ倉敷ナンバーだったので、びっくりしました。公園内にあったレストランで軽い食事をして、一息入れたあと、本日の宿、和倉温泉に向かいました。午後4時ごろ到着の予定です。


見附島 周辺は公園になっています



予想以上に大きな島で迫力がありました 奥能登を代表する景観です

その1 長町武家屋敷跡野村家
その2 兼六園と金沢城公園
その3 ひがし茶屋街と金沢駅
その4 輪島朝市と白米千枚田

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頭島でティータイム

2016-11-02 00:59:06 | 風景
先日、岡山県内外を紹介する情報誌に掲載されていた、頭島のカフェを訪ねました。頭島は岡山県備前市日生町の瀬戸内海に浮かぶ小島ですが、昨年4月に、鹿久居島を結ぶ、備前♡日生大橋が開通し直接、車で行けるようになりました。目指す頭島は、この鹿久居島のさらに向こうにある島です。



眼下にカキ筏が見え、いかにも日生という景観が広がっています。


真新しいは橋はとても爽快です。

真新しい橋を渡ると、眼下に牡蠣の筏がいくつも浮かび、いかにもカキオコで有名な日生らしい景観が広がっています。橋をもうひとつ渡ると頭島ですが、その店が島のどのあたりにあるのかさっぱりわかりません。
情報誌では島の真ん中あたりに印がありましたが、いろいろ探しても看板はみつからず、おまけに人に聞いてもわかりません。といってもほとんど人の姿を目にすることはないのです。道を進むと、途中で急に細くなったり、急勾配の道もあったりで、進んでいいのかどうか心配することも度々でした。




最後の最後に訪ねた郵便局で尋ねてやっとわかりました。この郵便局から細い道を進むこと、わずか4、50メートル。小さな2階建ての真新しいシンプルな建物です。1階がパン工房、喫茶室は狭い階段を上った2階にあります。この2階からは眼下に島らしい佇まいの民家が広がり、その向こうに瀬戸内海が望むことができます。
当日は、雨が降り出しそうな今ひとつの天気でしたが、よく見ると小豆島の白い観音様をも見ることができました。
お店の人によると、晴れた日よりも雨上がりなどの曇った日の方が視界が効くとの話でした。
お店の名前は、カフェ・マルベリー。今年の4月にオープンしたとのことでした。看板は製作中で間もなく設置できるとのことでした。いただいたのはベーグルランチ。食後の紅茶の何とも甘い香り。マルコポーロでした。室内にはテーブルが3つ、せいぜい12~13人ほどでいっぱいになりますが、意外にゆったりした空間です。









このあと、島を散策。狭い路地の傾斜地の両側の狭い土地に民家が立ち並んでいました。島民はわずか400人ほど。橋ができてからは暮らしも随分変わったことでしょう。どこか懐かしい風景が、そこにはありました。


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四国カルスト 天空の道

2016-05-27 00:44:18 | 風景
月曜日に代休をいただいて久しぶりに遠出をしました。行き先は四国カルストです。どのコースにするか迷いましたが、時間的に一番早い、瀬戸大橋経由松山ICルートで行くことにしました。それでも目的地までの距離は約270km.所要時間は3時間半にもなります。

笠岡IC手前のコンビニで、いつものおむすびとおやつを買っていざ出発です。当日の天気は晴れ、少し霞がかかっていましたが、瀬戸大橋からの眺めは何ともいえません。坂出までは1時間ほどですが、それから松山ICまでの所要時間がとても長く感じられました。
平日なので、道路はどこも空いていて爽快なのですが、高速道路のETC割引が少なく往復すると結構な金額となります。早々に行けないなと思いました。

さて松山市内に入って、砥部町を過ぎ久万高原方面に進むと、高度は徐々に上がり眼下に緑の山々と深い谷が見えるころ、つい言葉がでるのが有名な、「目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ」で、毎度のことです。



石灰岩の大きな岩が地肌を覆う



牛がたくさん放牧されている


四国カルストは、日本三大カルストの一つに数えられています。ほかの二つは、平尾台(福岡県)秋吉台(山口県)です。この四国カルスト、愛媛県と高知県の県境に位置し、標高1400メートル、東西に25キロにわたって広がっています。百名山で知られる伊吹山より高いので驚きです。

さて目的地に近い頃、道は極端に細くなり、対向車が来ると交わせないような箇所がいくつもありますが、この日は幸いにもほとんど出会うこともなく目的地に到着することができました。
まず目に付くのが、大きな風車です。そしてカルスト特有の白い大きな岩が並ぶ草原の大地です。眼下のなだらかな草原には、牛が放牧されていて、とてものどかで癒されます。
この辺りは尾根になっていて北方面には遠く石鎚連峰が見渡せます。なんといってもさわやかな風がとても心地よいのです。




のんびり横たわる牛たち、見ているだけで癒されます。



天狗高原に向かう途中の道は爽快です。



まさに天空の道です。

しばらくベンチで、休憩したあと、四国カルストの東側に位置する天狗高原に向かいました。ここはすでに高知県です。天狗荘レストランでお昼をいただき、四国カルストをあとにしました。帰りは、須崎東ICから高知自動車道を通って帰ることにしましたが、自宅に着いたのがやはり3時間半後、それにしても遠いですね。
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