未熟なカメラマン さてものひとりごと

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大根島由志園のボタンを訪ねて 平成29年4月23日(日)

2017-04-25 19:32:05 | 花の名所
自宅敷地内の雑草やかたづけ、少しばかりの菜園の準備とやることはいっぱいありましたが、覚めるような青空の広がる絶好の天気と、次の休みが1週間先ということを考慮して、「えいや!」と出かけることにしました。

目的地はボタンで有名な島根県大根島の由志園(ゆうしえん)です、例年ならちょうど見ごろの時季でしたが、今年は寒さが続き、ホームページによるとまだつぼみとのことでした。わかっていながら出かけるとは我ながら困ったものです。帰りに残雪の大山を、絶景ポイントから撮影できるのではという期待もありました。
自宅を8時過ぎに出発、お昼前にいつもの交差点の手前にある、おそばのおいしい店「はちまん茶屋」で腹ごしらえをしたあと、「ベタ踏み坂」で有名な江島大橋の急勾配を下ると、そこは江島、左右に中海が広がる道を少し進むと大根島で、由志園はすぐそこです。
到着すると、予想に反して、駐車場は随分埋まっていました。

入園口から日本庭園に入ると、若葉が萌えるように美しく、空のブルーとのコントラストが何ともいえません。
こういう景色を見ると、いつもながら、つい口から出てくるのが、「目に青葉、山ほとぎす、初がつお」ですね。
さて、肝心のボタンですが二期咲き牡丹園のボタンは、多くが開花していましたが、牡丹庭園のボタンは予想どおり1割ぐらいしか開花していませんでした。しかし、こちらの日本庭園、赤い橋や、池、せせらぎが巧妙に配置され、被写体に困ることはありません。真っ赤なツツジや、ピンクの石楠花もとてもきれいでした。
ここでの楽しみは、お気に入りのボタンを買って帰ることです。いつもの売店でお気に入りのボタンを、値引き交渉の末、買うことに決めました。品種は「八千代椿」でした。何せ、売店のボタンもつぼみのものがほとんどなので、品種を選ぶのも一苦労です。



二期咲き牡丹園のボタンは見ごろでした。


残念ながら咲いているのはごく一部でした。


美しい日本庭園です。

今年は、西欧人を含む外国人観光客も多く目にしました。
このあと向かったのが、大山の絶景ポイント「鍵掛峠」です。山襞にいい感じで雪が残り被写体としては申し分ありませんでしたが、西日本有数のブナ林はそれほど若葉が芽吹いておらずグレーのままでした。こちらの駐車場、せいぜい20台ほどの駐車スペースですが、10分ほどで車は次々と入れ替わります。



大山寺下の広い駐車場


鍵掛峠は、大山の有名なビューポイント

そして最後に立ち寄ったのが、大山環状道路江府町御机のいつもの撮影スポットです。
車をつけると、いつもの場所に座椅子に座って大山をスケッチしている人の姿がありました。人数は5人ほど、車のナンバーから京都から来られたようです。気温はそれほど低くもなかったのですが、風が強く寒そうで気の毒でした。



江府町御机の茅葺小屋と大山

茅葺屋根の小屋と、大きな柿の木、そして雪をいただく大山はいつもながら、一幅の絵画のようです。季節ごとに景色は移り変わりそれぞれの季節で楽しむことができるのです。
まだ、田んぼに水は張られていませんでしたが、もうすぐすると田植えの季節、これはこれで実に絵になりますが、次にここを通るのはいつになることでしょう。
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矢掛・圀勝寺の落ちツバキと花桃の里・野上を訪ねて 平成29年4月17日(月)

2017-04-21 00:41:06 | 花の名所
毎年、この時季に訪ねている圀勝寺の落ちツバキですが、今年も訪ねてみようと思いました。自宅を早朝7時前に出発し20分ほどで到着です。地元の新聞で見ごろと紹介されていたのが、もう1週間前、今年は桜を初め1週間ほど遅めだったので、それでもまだ安心していたのですが、到着してみるとお寺には、人影は見えず、通用門もロックされていました







 あれ、今年はもう完全に終わったのかなと思いながら土塀から枝を出したツバキを観察していると、1人の老人が車でやってきて、躊躇無く通用門のたすきに掛けたゴム製の枠をはずして中に入っていきました。恐らく、地区の人なのでしょう。
 それではと、私も後に続くと、その老人デジカメで写真を数枚撮ったあと私に「昨日までイベントをやっとんたんです」「見ごろは例年より一週間遅かった」そして「色が変わってもうだめだな」とすっかりあきらめたようす。
 すぐに帰ろうとしたので、「戸締りはどうしたらいいですか?」と尋ねると「掛けといて」とあっさりした返事でした。


 落ちツバキですが、確かに見ごろは過ぎたようで、茶色く変色した花弁が目立ち、アップには耐えられそうにありません。それなら遠めで何枚か撮影し、境内に咲いていた満開のカイドウを撮ったあと、圀勝寺をあとにしたのでした。
たまには、このような年もあるでしょう。
結局、新聞に掲載された頃が、間違いないようですね。

せっかくなので、帰りに野上町の花桃を見て帰ることにしました。こちらももう終わっているのではと、心配しながら車を進めると、鮮やかなピンクや白の満開の花桃が目に飛び込んできました。よかった、間に合ったようです。少し見ごろは過ぎたようでしたがまだまだ観賞に耐えます。
この花の正式名称はわかりませんが、正しくは、「源平枝垂れ桃」が良いように思います。季節的に菜の花との競演が特に鮮やかで何とも素晴らしいです。









この地区の花桃は、福尾さんというお年寄りがせっせと植えられその数を増やされたそうです。私も数年前に苦労話を直接、お聞きしたことがありました。多くは道路わきの一箇所と洋風の個人宅の前、他にもあちこちに見ることができます。花が咲くと一瞬、別世界になります。
丹精のたまものですね。
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悠久の時を越えて1000年  醍醐桜・岡山県真庭市 平成29年4月15日(土)

2017-04-17 00:37:25 | 桜の名所
岡山県、いや日本を代表する一本桜、有名な故に、その観光客の多さに恐れをなして、未だ訪れたことのない真庭市の醍醐桜。シーズンには3時間待ちともきいていました。しかし、今年は何としても見たいと思い、意を決して出かけることにしました。平日の早朝がおすすめとの情報でしたので、自宅を朝5時30分に出発、ナビの予定では7時ごろ到着の予定でした。

ところがナビの到着地点は、14キロも離れた別の場所でした。少しあわてましたが、近くまで来ると、いたるところに道案内の看板があり迷うことはありません。
一番心配したのが駐車場です。7時前だというのに、第1駐車場は満車でした。そこで、迷う事無く通り抜け、第2駐車場へ車を進めました。こちらは少しだけ空きがあって何とか駐車することが出来ました。



第2駐車場から歩いて5分ほどで姿を現す醍醐桜

駐車場から道を少し下ると、正面にあの醍醐桜が見えてきました。太い幹に圧倒的存在感。NHK・BSの人気番組、「新日本風土記」のオープニングの最後に毎回登場するのがこの醍醐桜です。墓地の脇を老人二人が歩いていく映像です。この情感ある場面が懐かしい感じがして、何ともいえないのです。


新日本風土記に登場するのはこの場面
 
茅葺の屋根を持つお土産屋の、向こうに墓地がありまっすぐ続く巨樹への道。周囲はロープが張られ木道が整備されています。さらにその周囲は野原となっていて撮影は360度可能です。不思議なことに、あれほど車がいっぱいなのに、この巨樹の周りの観光客は逆に少なく感じ、あせることなくゆっくり鑑賞できるのです。
でも、対象はこの醍醐桜のみなので、30分ほどすると観光客は引き上げるのです。回転率?は非常にいいのです。肝心の撮影ですが、今にも雨が降り出しそうな曇天で、どうしても見上げるカットとなり、ほとんどが逆光ぎみとなっていい写真は撮れませんでした。






数日前に満開と紹介されていましたが、早や見ごろは過ぎた感がありました。桜の品種はアズマヒガンで、ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、小さな花弁は上品で清楚な趣があります。





すぐ、となりに二代目醍醐桜と書かれた桜の木がもう一本あります。初代の風格にいたるまでには、最低でも数百年はかかるでしょう。さて目立つのがペットを連れた観光客です。
愛犬が一番多いのですが、なかにはフクロウを連れてきている人もいて、驚きました。






数十枚ほど撮影した後、テントのお店でたい焼きを買って帰ることにしました。「やはり、この地区は春木さんという苗字が多いですか?」と尋ねると、「苗字が同じなので名前をいわないとわかりませんよ」とのこと。以前、テレビ番組で放送していたことを思い出してつい尋ねたのです。この地区の住民の苗字がほとんど春木(はるき)さんなのです。醍醐桜を守るため、その世話をする苦労話とおもてなしの心をその番組で知ったのでした。大勢の観光客や家を出て行った子どもや孫たちを喜んで迎える、そしてこの地区を活性化したいというのがその願いでした。



ちょうど引き上げる頃、雨が降ってきました。絶妙のタイミングでした。帰路は一方通行になっていて、まったく渋滞の心配はありません。この後パンフレットにも紹介されていた、樹齢800年といわれる岩井畝の大桜を見て帰ることにしました。
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道の駅 笠岡ベイファームの菜の花畑  平成29年3月26日(日)

2017-04-03 00:03:13 | 観光名所


週末のこの日、時間が空いたので散歩がてらに笠岡ベイファームの菜の花畑を訪ねることにしました。時刻はお昼の2時ごろでしたが、臨時駐車場もほぼ満車となるほどの盛況ぶりでした。
菜の花の本数ですが、ホームページからの情報によりますと、全体の5ヘクタールで3000万本、西側エリアの1ヘクタールで1000万本とありました。


駐車場から菜の花畑に向かうと、ひばりが「ピーチクパーチク」と空高くさえずり、どこかなつかしい、菜っ葉のにおいが漂ってきます。また例年と違うところは、畑のど真ん中に、鯉のぼりが上がっていたことです。
これも調べてみると、リサイクルの鯉のぼりをお預かりし、「菜の花と鯉のぼりプロジェクト」を立ち上げ、今後増やしていきたいとの意向のようです。




春は、菜の花とポピー、夏はヒマワリ、秋はコスモスと季節ごとに楽しませてくれる笠岡ベイファームのお花畑。中身は年々進化しているようです。
しかし、とても広い笠岡湾干拓地、どこから向かっても、お目当ての黄色の菜の花畑はなかなか姿を現しません。干拓地のほんの限られたエリアですが、フラットなお花畑はとても壮観です。







写真を撮るときに苦労するがその背景です。西方面には、福山の工場群の建物があり、東側には、道の駅の建物と、駐車場、時間によっては逆光にもなり、広い菜の花畑を一面に撮ろうと思うと、なかなか難しいものがあります。


人々の観光客は、小さな子供連れのファミリー、若いカップル、熟年のご夫婦と多彩です。その多くが写真を撮り合って楽しんでいます。エリア内にはドッグランも併設されているためか、自慢のペット連れの人も多く見かけました。

笠岡ICからのアクセスもよく、県外からの観光客の姿も多くありました。帰りには、道の駅で買い物をしたり、隣のジェラートのお店によってひと息入れるのもいいですよ。


コメント (1)
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