未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

2024 広島県のハスの名所を巡る 広島県東部編

2024-07-28 12:50:24 | 花の名所
訪問日:令和6(2024)年7月22日(日)

ハスの開花の季節、今年も広島県の名所を巡りたいと思いました。
目的地は、①三原市の棲眞寺(せいしんじ)、②尾道市瀬戸田 耕三寺の花蓮祭(はなはすさい)、③府中市の府中公園の大賀ハスの3か所で、花が閉じる前の午前中に見終える予定です。


(棲眞寺)三原市大和町平坂2033 山陽花の寺二十四か寺

自宅を5時50分ごろ出発し最初に向かったのが三原市の棲眞寺です。3年ぶりの訪問でした。山陽道を経由し所要時間は1時間10分、現地には7時前に到着しました。
この日は、前回と同じく棲眞寺公園一帯の清掃日になっていたようで、作業車が終結、7時から草刈り機を持った人が一斉に作業を始めました。一帯にエンジン音が響き渡ります。
肝心のハス池ですが、何と全体が雑草に覆われており、実に残念な状態でした。一度に撮影意欲がなくなってしまいました。
咲いていたのは、ごく一部のエリアだけ、おまけに朝の強烈な日差しで撮影には不向きでした。最後に展望台から広島空港大橋(広島スカイアーチ)を数枚撮影し、次の目的地、耕三寺に向かうことにしました。滞在時間はわずか20分ほどでした。



棲真寺境内


池のコイ


ハス池の様子


池の一部に咲くハス




陽射しを受けて輝く


透けるハス


散った後


スカイアーチ展望台に続く遊歩道


展望台から見るスカイアーチ 展望台といっても林の間から覗き見る感じです


地区の方々か一斉に草刈りを始めました。

(耕三寺)尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2 浄土真宗本願寺派寺院

耕三寺に到着したのは、開館20分前の8時40分ごろでした。正門前で1時間前から待っているカメラマンに出会いました。栃木県?の胡瓜の専業農家の方で、農閑期を利用し各地の名所を巡っているとのことでした。寝泊りは車の中、食事はコンビニで、洗濯はコインランドリーで、費用はそんなに掛かっていないとか。奥様に「いってらっしゃい」と見送られて出発したそうです。“亭主元気で留守がよい”ということでしょう。うらやましい夢のような生活をされている方だと思いました。
観光客がいない「未来心の丘」を一番に撮りたいと意気込んでおられました。

開門と同時に館内に入ると、受付での丁寧で要領のよい職員の方の対応に感心しました
さてハスですが、受付の左手前に大きな鉢が整然と並べられていました。境内全体で、その数50品種、300鉢とか。絶好の被写体となりました。ハスはおよそ20年前から育て始められたそうです。特に、博物館の建物とのセットは絵になりますね。
ただ全体的に見ごろは過ぎているようでした。この日、8時から希望者にハスの撮影についてワークショップがあったようです。
こちらの滞在も30分ほどで切り上げ、最後の目的地、府中公園に向かいました。



正門 9時開館でした


整然と並ぶハス鉢


まるでハス畑のようです


中門とのコラボ 実に優雅です


五重塔と一輪のハス


実に美しい


濃いピンクのつぼみ


上から撮ってみました


実に華やか


透ける


ピンクと白


咲き始めか閉じ始めか


重なるピンク


本日一番のお気に入り


こちらは別の種類でしょうか


花弁を落としたハスの花


境内の様子 夏空に浮かぶ雲が印象的でした


本堂前に咲くハス一輪

(府中公園)広島県府中市出口町38-1

府中公園のナビのセットには苦労しました。なかなか住所だけでは特定できません。首無地蔵の近くと分かっていましたが、周辺をぐるぐる回遊しました。府中公園と書かれた看板を目にすることはなかったように思われます。

それでも何とか到着。庄ノ池の周りをぐるりと取り囲むようにハスが植栽されていました。東京の府中市(武蔵府中)から、名前が同じことが縁で、この広島の府中市(備後府中)に平成3年(1991)に大賀ハスを譲り受けたそうです。それからもう33年も経ちました。

種類は大賀ハスのみですが、想像以上の規模に正直うれしくなりました。広島県のハスの名所といっても過言ではないでしょう。同時刻に数人のカメラマンを目にしました。
時刻は11時ごろ、この日の最高気温は36度にもなり汗が自然と流れてきます。
棲真寺は残念でしたが、耕三寺は想定通り、最後に想像以上の規模の府中公園のハスを見ることができて、満足した一日となりました。
こうして本日の日程を終え、帰途につくことにしました。



庄の池 池の周りをぐるりと大賀ハスが植えられています。池に映る白い雲


ところどころにハスが花を咲かせています


池とのコントラストがきれいです


もう少し低い位置から


こちらもお気に入りです


見ごろはもう少し続きそうです


下の方にこっそり咲くハスの花


コイの姿が見えました


咲く前は、濃いピンク


ほんとうに美しい


もう一枚


清楚な一枚


散り際も美しい


ボリュームもあります


水辺は落ち着きます


透かして見ました


大賀ハスには清楚な美しさがあります


何とも美しい。心が洗われれうようです。



もう一枚


最後の一枚

最後までご覧いただきありがとうございました。
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2024 森の宝石・ブッポウソウ撮影日記  岡山県吉備中央町・横山様

2024-07-23 20:59:58 | 野鳥の撮影
訪問日:2024(令和6)年7月19日(金)

昨年に続き、今年もブッポウソウの撮影に吉備中央町に行ってきました。5時40分に自宅を出発。目的地の「腰痛の地蔵尊・横山様」に到着したのが6時50分ごろでした。駐車場はすでに満車に近く15台ほどが停まっていました。
天気予報では、曇り、午後から降水確率40%の予報でしたが、青空の広がるとても気持ちのよい天気となりました。



腰痛の地蔵尊 横山様 個人宅ではありません


棚田の広がる里山 夏の雲が印象的です


横山様から駐車場を見る

横山様は、町内で最も大きな観察所で、ブッポウソウ撮影の聖地ともいわれています。全国から多くの写真愛好家がやってきます。この日は、奈良から3台ほど、滋賀、徳島、なにわ、大阪、神戸ナンバーなど県外の車が目立ちました。
観察小屋は3棟あり、40人ほど受け入れ可能です。山裾にあり、前方には緑の棚田状の水田が広がっています。まさに山里の風景です。このような環境をブッポウソウは好むようです。小屋には屋根があり日差しが直接当たることもなく、不思議なことに蚊もいません。ということで撮影には恵まれた環境です。



巣の中がライブ中継されています。4羽が確認できます


冷えた飲み物は百円均一、水は50円と書いてあります。


横山様の格天井に天井絵 

撮影スポットは、左側の山裾にある桐の木の小枝、そして高い木のてっぺん付近と、正面の巣箱、そして近くの電線に集約されます。
ここを管理されている中山良二さんの話によると、今年は300個の巣箱を設置し、内200個にひなが生まれたとのことです。
単純計算すると、親鳥が計400羽、ひなを平均3羽とすると600羽、合計1000羽が故郷のボルネオに帰っていくことになります。


電線にとまる


休んでいるようです


羽繕いをしています


電線を飛び立つ 餌を獲りに行ったのでしょうか

桐の小枝にとまる


桐の小枝がお気に入りです。


休んでいます


動きません 頭だけキョロキョロ


エサを咥えています。まもなく巣箱に向かいます

木のてっぺんで様子をうかがう


この場所もお気に入りです


飛び立ちました。私のレンズではなかなか追えません

巣箱に戻る


巣箱に戻ってきました


ブレーキ作動中


はい!着地


中を覗いて


しっかり入ります

撮影者の様子を横から見ると、まるでレンズの品評会のようです。
お隣さんとの会話も特にありません。ボーっと前方を眺めとんでくるのをただ待ちます。「ゲー」とブッポウソウの独特な鳴き声も撮影に入る動作の有難いタイミングです。
飛び立つ瞬間を撮ろうと思っても、ずっと同じ場所にとどまり、何か意地悪をされているような気分の時もあります。
中山さんによると、1回エサを与えると、ひなが消化するのに20分ほどかかるため、その間は来ないそうです。今年は昨年と比べ成長が5日ほど遅いそうです。巣立ちは今月の末ごろだとか。
最後の撮影にもう一度来ようかどうしようかと悩ましいところです。


巣箱を飛び立つ


ため息の出るような美しさです


青と白のグラデーションが素晴らしい


滑降しているようです


ほんとに美しい


シャッタースピードは3200分の1秒


追うのが至難の技です


空気を漕いでいる感じです
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青い空とレトロで美しい港町を撮りたくて  広島県福山市鞆の浦 王道の観光コースを行く

2024-07-14 10:00:18 | 古い町並み
訪問日 2024(令和6)年7月5日(金)

梅雨の晴れ間、朝から青い空が広がっていました。前回、吹屋ふるさと村を訪ね気をよくしたので、今回は鞆の浦を訪ねることにしました。
自宅からの所要時間は50分ほど。どうか青い空が雲に隠れませんようにと願いながら車を走らせると、鞆の浦は願ってもないよい天気でした。
平日の早い時間とあって、福山市営渡船場横の第1駐車場に停まっていたのはわずかでした。観光パンフレットを入手しようと思いましたが、残っているのは外国語のパンフレットのみ。まずは、渡船(平成いろは丸)で久しぶりに仙酔島を訪ねてみようと思いました。



第1駐車場は、渡船乗り場のとなり


駐車場の西となりは、汀邸 遠音近音(みぎわてい をちこち)


岸壁で釣り糸を垂れる人


平成いろは丸のマスト


総トン数は19トン 海援隊の坂本龍馬が乗っていた伊呂波丸は160トン、マスト3本、45馬力


船上から見る遠音近音


旅情を感じさせる船の波


空も海も青一色


弁天島


四つ星ホテル 鷗風亭

(仙酔島)

渡船はこの時間20分ごとに出港し、仙酔島までの所要時間は5分ほどでした。船着き場から小山を超えると、国民宿舎仙酔島があるのですが、2021年3月に営業を終了し残念ながら解体中でした。昔の面影はみじんもありません。それでも目の前の砂浜、それは美しいものでした。
それではと、遊歩道を散策しようと思いましたが、がけ崩れで通行止めになっていました。見たところ開業しているのは、江戸風呂と称する温浴施設を有する旅館1軒だけでした。滞在時間は、結局15分ほど、次の便で引き返すことにしました。



到着後すぐに引き返す渡船


岩のトンネル


解体工事中の旧国民宿舎仙酔島


解体は今年いっぱいかかるようです

在りし日の国民宿舎仙酔島

(2019.1.7撮影)

遊歩道(五色岩はパワースポット)(2019.1.7撮影)


美しい砂浜 市営の海水浴場ですが、今年は解体のがれき撤去の船が入りネットが設置できないため中止となりました。


走島汽船のフェリーが鞆港に向かう


瀬戸内海国立公園は日本で最初の国立公園


江戸風呂の案内看板


仙酔島桟橋から見る穏やかな海


鞆港まで帰ってきました

(福禅寺・対潮楼)

渡船で戻ると、次に訪ねたのが目の前に見上げるようにある対潮楼です。ちょうど先客のご夫婦と入れ違いになり、見事な景色を一人占め状態でした。開け離れた窓からは、かつて朝鮮通信使が「日東第一景勝」と称した瀬戸内海国立公園の景観が目の前に広がり見事という他ありません。筝曲の作曲家・宮城道雄の「春の海」は、この鞆の浦をイメージして作曲されたのは有名な話です。この景観の視角内に、余計なものが入らずに後世まで守られるよう祈念し、寺をあとにしました。


坂道の小路は福禅寺への参道


境内に咲いていた花・アガパンサス


まるで一幅の絵画のよう 

鞆の浦は瀬戸内海の中心に位置し、万葉の時代より「潮待ち港」として栄えました。東西から流れてきた潮がぶつかる瀬戸内海の交通の要所となっていました。


朝鮮通信使により、日本一と評価された景色。手前に弁天島、その向こうに仙酔島が重なる。


覗き込むと渡船が出るところでした


対潮楼の扁額


菊の紋章


(福山市鞆の浦歴史民俗資料館)


路地にあったプランターの花


鞆の津商家の折り紙の飾り


お化けがかわいいと思いました

小路を抜け、鞆の津の商家前から正面に見えるのが、鞆城あとに立つ鞆の浦歴史民俗資料館です。息を切らしながら石段を上ると、周囲にバラが植栽された白い建物が見えてきます。一番のお勧めは、何と言ってもここからの眺望。眼下に鞆港を見下ろし、その解放感は半端ではありません。ただ残念なことに、常夜灯は建物の陰に隠れてみることはできません。
資料館を訪問するのは本当に久しぶりでした。一番感心したのが、江戸時代の北前船が入港するころの港町の賑わいを再現した見事なセットです。日が暮れ各民家に灯が徐々にともっていく様子はとても趣があり実によくできていると思いました。



見上げると鞆の浦歴史民俗資料館


資料館前からの開放感あふれる展望。かつて鞆城は毛利氏の支配下にありました。


正面入り口


鯛網は380年続く伝統行事、観光鯛網は毎年5月にお祭りとして開催されています


よくできています

(重伝建の町並みとシンボル常夜灯)

急な石段を下り、重伝建の町並みを散策することにしました。太田家住宅の前の通りが一番なのですが、現在工事中につき撮影範囲は限られます。太田家住宅の裏側に回ると、かつての船板を使用した板壁がありなかなか趣があります。
この頃になると日差しは徐々に強くなり平日ともあって観光客はまばら。鞆のシンボル常夜灯前の広場のお店の主人も暇そうにしていました。常夜灯と鞆港、実に絵になる景色です。雁木(がんぎ)下の海中をのぞき込むと、何とゆうに30cmはあろうかと思われるクロダイがゆっくり泳いでいました。これは珍しいことなのか、当たり前の光景なのか釣りにはまったくの素人の私にはわかりません。



レトロ感あふれる澤村船具店


美しい町並み 右のお店は松右衛門帆(雑貨店)


鞆は、「崖の上のポニョ」の舞台と言われています。宮崎駿監督は、この町を気に入り3か月間も滞在したそうです。


杉玉・保命酒屋 現在保命酒を製造販売する会社は、4社のみ


美しい町並み


重要文化財 太田家住宅 

鞆のシンボル 常夜灯と雁木


右に、いろは丸展示館、正面に常夜灯 鞆を代表する景観です。


雁木(がんぎ)と常夜灯 江戸時代からの遺構です


太田家住宅の裏道 船板壁がぐるりと取り囲む


補修の跡も美しい


こちらも美しい通り


四つ角の洋館の建物・友光軒 昭和初期に建築された大正モダン溢れる佇まい。理髪店と銭湯で鞆の浦の憩いの場でした。1991年に理髪店は店じまい。以降、喫茶店、キャンドルの店、オムライスの店、ハヤシライスの店など続きましたが、現在は閉店しています。


銭湯跡の天井が今も残されています

(医王寺)

鞆に来たら欠かせないのが医王寺からの絶景です。町筋を抜け500mの坂道を息を切らしながら上った先にあり、そこから鞆港が一望できます。鐘楼前のベンチは特等席。この時間、境内には誰もいませんでした。はるか向こうには、四国の山々、条件的には最高でした。しかし何といっても一番の眺望はさらに583段の石段を上った先にある太子殿です。夏場はきつく、もう10年ほど登っていません。


医王寺への入り口付近、道の両側に吊るされた紙細工の飾り


誰もいない医王寺境内。医王寺は826年空海によって開基され、あのシーボルトも訪ねたそうです。


鐘楼前のベンチは、展望の特等席


左側から見る鞆港


少し右から見る鞆港


遠くに四国も見渡せます


帰りに訪ねたのが、鞆の浦景観茶房セレーナ 残念ながらまだ開店前でした。

最後に保命酒の岡本亀太郎本店で、保命酒のジェラートに舌鼓したあと鞆の浦をあとにしました。


岡本亀太郎本店


龍に守られた保命酒の大看板 右側の仏外和尚拳骨床柱が気になります。 この建物は福山城の長屋門を移築したもので、市の重要文化財に指定されています。


保命酒入りのジェラート アルコールは飛ばしてあるそうです


反対側の駐車場に近い雁木付近で撮影した鞆港


絵になります


漁船が並んでいます


最後までご覧いただきありがとうございました。
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岡山県のアジサイの名所 雨の吉備津神社を訪ねました 岡山県岡山市北区吉備津931

2024-06-28 20:53:35 | アジサイの名所
訪問日:令和6(2024)年6月24日(日)

折角の週末でしたが、無情にも雨でした。それでも雨が似合う花があります。アジサイです。6月の23日(土)24日(日)の両日、吉備津神社であじさい祭りが開催されるとの情報を得て出かけることにしました。
自宅を出る頃、雨足は相当なものでした。ふと脳裏に浮かんだのが、「アジサイ、雨が似合うといっても、度を過ぎると、首を垂れて絵にならないのでは?」という不安でした。
しかし有難いことに、雨は徐々に収まり、傘をささなくても気にならないほどに回復したのでした。


吉備津神社)岡山県岡山市北区吉備津

神社に着くと、あじさい園に一番近い、駐車場の一番奥付近に車を停め、ショートカット的に直接回廊に向かいました。回廊の中程から山側に出たところに石の鳥居があり、そこから岩山宮に続く急な勾配の参道が続いています。
その両側には、アジサイが覆いかぶさるように薄いピンクやブルーの花をつけ実に絵になるのです。さてこの日のアジサイ、残念ながら全体の見ごろはもう少し先のようでした。
多くの観光客が、細くて急な坂道をいったり来たり、またカメラに向かってポーズをしている人もたくさんいます。ということで必然的に通路は渋滞となってしまいます。アジサイですが、色合いとして、もう少し濃い色があればと思いました。



吉備津神社回廊 岡山県指定重要文化財 本殿横の南随神門から南の本宮社や御釜殿をつなぐ、総延長398mの歩廊。巫女さんの赤い袴と、長靴を履いた坊やがとても印象的でした。


回廊から見たガクアジサイ


アジサイには女性の後ろ姿がよく似合います


小花をたくさん付けたこの種類が多かったように思います


いろんな色が楽しめるのはいいですね


赤いアジサイ 数少ない一枝です


ブルーの大輪は優しく感じます


小輪の小さなアジサイ


斜面がアジサイで埋め尽くされています


雨傘が季節を感じさせてくれます

(日本庭園と池のコイ)

このあと、本殿に向かい拝殿で参拝、家族の健康を祈願したあと、お楽しみのお茶席の会場に向かおうと思いましたが、その場所が今一つわかりません。水車の近くとありましたが、結局わからず、授与所の方に訪ねて回廊を引き返す感じでやっと到着しました。


山を借景としてうまく取り込んでいます


石の上に立つと寄ってきます

国宝 本殿・拝殿


イチョウが垂れさがりいい感じになりました


正門を眼下に見下ろす

お茶席
吉備津神社 えびす宮広前
結びの広場
お茶席料 500円(お菓子付)



あじさいまつりのポスター


水車がゆっくり回っていました


とてもおいしかったです。

お茶席は雨のため、テントが設営されていました。茶席券を購入し、赤い毛氈の引かれた縁台に座ると、目の前に水車がありました。すぐに、お菓子が運ばれてきました。お運びは、小学生の女の子。お菓子は「上用」でした。ちゃんと赤い帛紗を腰につけて挨拶をしてくれます。
あまりにもかわいいので、「何年生ですか。」と尋ねると「4年生です!」としっかりした答え。いいタイミングで、お茶が運ばれてきました。こちらも小学生のようでした。
泡の点て具合から裏千家流のように思われました。茶碗には正面がなく扱いやすいものでした。とてもおいしく、正直500円は安いと思いました。小さい時から作法を勉強するとこのように落ち着いた礼儀のわかる子に成長するんだなと、少々感じ入った次第です。


吉備津神社を後にし、途中、吉備路のJAの新しいお店で初めてお買い物。続いて吉備路農園にも寄り、いつものように真備町の「へんこつうどん」で遅い昼食をとったあと、家路につきました。


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未熟なカメラマンのホタル撮影日記 岡山県井原市芳井町 中村川砂防公園

2024-06-26 21:10:03 | ホタルの撮影
訪問日:令和6(2024)1日目6月19日、2日目・21日

このような近場にホタルの名所があるとは知りませんでした。今まで、県内一といわれる県北・真庭市北房の備中川沿いのホタルの撮影には数回訪ねたことがありました。しかしまだまだ勉強不足、準備不足ということもあって、結果は一目瞭然、満足のいく写真は1枚も撮れた記憶がありません。それに目的地までの所要時間は1時間以上を要し、そう度々行けません。

ホタルが乱舞する季節を迎え、久しぶりにホタルの撮影に行きたいとの衝動にかられました。ネットで名所を検索すると、井原市内にもホタルの名所があるということがわかりました。中村川砂防公園です。岡山県の特別名勝に指定されている天神狭の一角にあり、キャンプ場としても有名だとか。自宅からの所要時間はわずか15分ほどでした。

当日は何人かのキャンパーを目にしました。今流行のひとりキャンプなのでしょう。
ハンモックを用意している人もいました。薪で火をおこしバーベキューをする人の姿もありました。暗闇の中で、薪を割る音、赤い炎が見え、自分の時間を謳歌する人たちです。おまけに目の前にはホタルが乱舞、一人で楽しむのは最高の環境です。



公園の最深部にある砂防ダム。石で積み上げて作られています。福山市神辺町の堂々川の砂留に似ていると思いました。特に土石流による土砂災害被害の軽減や河床の過度な洗堀を防止することを目的として設置されます。先日の雨で排水口から多量も水が吐き出され怖い感じがしました。

【1日目】6月19日(水)


橋の中ほどから眼下に渓流に飛ぶホタルを狙って構図を決めました

1. まだ明るいうちに行って、どのあたりを撮影するか構図を決めます。あとは、ホタルがレンズの向こうに来てくれるのを祈るばかりです。
今回は、無駄な光が入らないところを優先し、一番奥に近い橋の上にしました。
当然暗くなると、聞こえるのは、カエルの鳴き声と流れる水の音だけ。
公園内の近くに街灯があり、少しの安心感もあるのですが、暗闇に一人いるのは勇気がいります。

2. 三脚をセットし、いったんオートでピントを合わせ、動かさないように注意しながらマニュアルに切り替えます。
絞りは開放、シャッタースピードは15秒、ISOは1000にしたつもりでしたが、設定できたかどうか。記録はREWです。
こうして1時間ほど粘り、帰ってから確認すると、街灯の光が、予想以上に入り、暗部とのコントラストが強くなり過ぎました。


トリミングしています


トリミングしています

【2日目】6月21日(金)


橋から降りて、石畳の上に三脚をセットしました

この地を、小学生の頃からよく知っている同僚から、「マムシが出るので注意してください。」との警告をもらっていました。キャンパーの人たちは知っているのだろうかと思いながら、2日目は当然ながら長靴を用意しました。

前回、街灯の光が予想以上に強かったので、街灯を避ける意味で少し右に寄せ、少しアップにしてみました。シャッタースピードは30秒に、ISOは1500に設定しました。
前回の橋の上からは止め、下に降りての撮影です。足場は、左側にも細い水路があり、水に挟まれる感じで、石畳の上に三脚をセットしました。
簡易的な椅子を持参し、座ってホタルが飛んでくるのを待つだけです。カメラを向けた範囲にどうかうまく飛んできてくれますように。








時おり、ゴトゴトと水中で石がぶつかり合うような音がします。水流が強いので石が流されてぶつかっているのでしょう。「甌穴」のできる過程を連想しました。
こうして、1時間半ほど掛けて40枚以上撮影し,9時ごろ引き上げることにしました。
ホタルの写真に、比較明合成はかかせませんが、私の使用している編集ソフトでは対応していないこともわかりました。フリーソフトもあるようですが、思案のしどころ、次回の課題にしたいと思います。

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