未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

田舎体験 そばの種まき作業 

2013-08-26 23:32:48 | そば

赤土の広いそば畑

田舎体験 そばの種まき作業 平成25年8月18日(日)

私が加入している、「風の駅・いでたに」の「第1回蕎麦オーナーイベント・恒例のそばの種まき作業」の案内が吉岡代表から届きました。この会には、4年ほど前から参加していますが、過去、都合が悪くこの種まきには、一度も参加したことはありませんでした。猛暑が続くこの時季、きびしい作業環境になりそうでしたが、頑張って行ってきました。
「いでたに」は、岡山県井原市芳井町の最北部、高梁市の弥高山に近いところに位置しています。井原の中心部から、車で35分もかかります。こうしてみると井原市も随分広いものだと感じます。当日の参加者は、13名でしたが、お昼の準備係を除く9名が種まきの作業をしました。蕎麦畑は、この地特有の赤土で、事前に代表が耕運機で挽いており、土壌もバーク堆肥を何トンも入れて準備万端でした。

一定間隔で支柱が立てられ、間隔内に蒔く量が、ビニール袋に入れられて、あらかじめ農機具で作られた溝に、素手で種をぱらぱらとまいていきます。このあと、両足で挟み込むように溝に土をかけて行きます。傍から見ると、麦踏みをしているようにも見えます。当初、予定では2時間をみていましたが、1時間ほどで作業は終了しました。このあとは、お楽しみのバーベキューです。

そば畑の隣地の少し小高いところに代表が所有する松林があり、ここがバーベキューの会場になっています。高い松が太陽の光をさえぎって、ほどよい感じ。ときおり涼しい風が吹いて、なんとも言えません。ここには、ベンチや、パイプいす、手作りのバーベキューコンロがあって、最近、ピザ用の窯まで設置したようです。トイレも完備し、なにからなにまで揃っています。吉岡代表は、あと露天風呂でもあれば最高なんだがと、冗談を言っていましたが、実は、水の確保ができないのです。必要な量をタンクで準備しなければなりません。しかし、メンバーで近況を語りながらいただく、焼き肉や、焼きそば、おむすびはほんとに最高です。おいしいスイカも何度か出て、お腹も満腹です。ビニールパイプの椅子にもたれているといつしか睡魔が襲ってきます。まさに極楽極楽。山の中なのに蚊がまったくいないのも助かります。こうしてキャンプ気分を満喫しました。

そばは、種まき後4・5日で芽を出し、30日~35日で開花最盛期を迎え、70日から80日で収穫となるでしょう。紅蕎麦も、別エリアで栽培され、紅白の蕎麦の花は被写体としても最高です。今から楽しみにしていますが、実は一番の楽しみは、最後のイベントの手打ちそば教室でいただく出来たてのそば。それも代表の奥さんが用意したきんぴら入りの温かい蕎麦は絶品、これも今からの楽しみです



バーベキューは松林の日陰で
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剣山 あこがれのキレンゲショウマにやっと出会えた。その3

2013-08-19 22:02:46 | 山歩き

頂上ヒュッテ前のお花畑

(前回のつづき)
やっとの思いで進むと、前方が開け、いきなりという感じで尾根道に合流しました。すぐ向こうにお馴染みの木製の鳥居が見えています。ここまで来ると頂上はすぐそこです。気持にも余裕ができ、頂上ヒュッテで寄り道しておいしい水をいただいたあと、木道を通り、目的地の頂上を目指します。足は重いですが、気分は晴れ晴れとしています。頂上まで来ると、T社長が、私を見つけ「ここですよ!」と声を掛けてくれました。女性スタッフから連絡が入り、心配してくれていたのでしょう。木道の脇に腰を降ろし、足をぶらぶらさせながら昼食のおにぎりをいただきます。この日は、薄曇りで直射日光は当たりません。
達成感と、肉体的疲労が徐々に緩和されていく何とも言えない気分がいいですね。後ろを大勢のハイカーが通り過ぎ、記念撮影をする人でにぎやかです。冷たい風がときおり、頬をかすめ通り抜けて行きます。何と心地よいことか。眼下に広がる素晴らしい眺望。先ほどのつらさは、もうどこかに飛んでしまい、次回はあのジロウギュウにも挑戦してみたいと、大胆な希望を持ったりもします。

体調を崩した方も女性スタッフとともに合流しました。これで全員走破となりました。このあと、トイレ休憩を兼ねてヒュッテ前のテラスに移動することになりました。テラス前に広がるお花畑は、新居さんの手作りです。6月に来たとき、花はほとんど咲いていなかったと思うのですが、今回は違いました。見事なお花畑になっていました。一帯で見られる、シコクフウロを初め、シコクブシ、ソバナ、カニコウモリ、ツルギハナウド、オタカタコウ、メタカラコウ、コモノギク、トゲアザミ、シモツケ、クガイソウなどが咲き乱れています。実は、この頂上ヒュッテにも2箇所、キレンゲショウマが咲いています。ヒュッテの入り口付近と、このお花畑です。しかしどちらも見ごろは過ぎていました。直射日光のあたる場所なので花弁も傷んでいます。やはり自生地の山間に咲く、開きはじめの頃が一番、美しいようですね。

こうして下山することになりました。帰りは大剣神社経由です。神社下の御神水は日本の名水百選に選定されているそうで、水を求める人で列ができていました。私も並んで持っていたペットボトルを空けて入れ、早速飲んでみましたが、クセのない、冷たくておいしい水でした。このあたりは石灰岩の白い岩肌や石ころが目立つ、独特の景観となっています。坂道を下り、しばらくすると西島駅に到着です。ここで10分ほど小休止した後、再び下山開始、あっという間に剣神社の登山道登り口まで降りてきました。おもしろいもので、標高が低くなるにつれて、逆に木々が高く深くなってきます。

帰りに、入浴で駐車場から10分ほどのところにある、「ラ・フォーレつるぎ山」に寄りました。目の前には。大きな夫婦池が広がってとても落ち着く景観です。ここから、またまた長いバスの旅ですが、最後に寄った、高松自動車道の豊浜SAで見た夕陽はとても印象的でした。玉島ICで降りて、最終の井原に着いたのは、ほぼ定刻に近い午後8時40分ごろ。初めてツアーに参加しての山歩きでしたが、とてもいい経験になりました。感謝の意味を込めて「また、申し込みさせてもらいますね!」と女性スタッフに声を掛け、井原駅をあとにしました。



巨大な御塔石
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剣山のキレンゲショウマにやっと出会えた。その2

2013-08-17 22:58:48 | 山歩き

新居綱男さん、軽々と登って行きました。

(前回のつづき)
リフト西島駅からいよいよ、キレンゲショウマの咲く行場方面に出発です。歩き始めは例によっていきなりの坂道。刀掛ノ松まで尾根道を歩きます。この道は前回初めて歩いた、一番ポピュラーなルートです。またまた遅れがちでしたが、何とか刀掛ノ松に到着し休憩している一行と合流できました。そのとき、あの新居綱男さんが、横を「こんにちは」と声を掛けながら通り過ぎていきました。「お世話になっています」と声を掛けるのが精いっぱいでした。
太い木の棒を持ったいつものスタイル、ひょうひょうと歩く姿はまるで仙人のようでした。
刀掛ノ松を左手に進むと、意外にも道は下る斜面の道。下るということはまたその分、登るのかな、と考えていると、キレンゲショウマの案内板が目に留まりました。周辺は一方通行になっていました。その道を下から歩いて上がってきたハイカーの一言。「ここの坂道は相当にきついよ。年寄りには堪えるよ」というものでした。この「年寄り」が誰のことを指しているのかわかりませんでしたが、キレンゲショウマの群落を見るには、覚悟が必要だということは、よくわかりました。しかし、今の私の体力では、まったく自信がありません。

少し進むと、前方から、「あった」という声がしました。その指差す方向に目をやると、見上げる斜面に、キレンゲショウマが何株も咲いているではありませんか。標高1800mほどの、深い山間にひっそり咲くキレンゲショウマの姿です。道の上側に洞窟のような岩が見えました。その岩の上付近にも咲いており、アップで写すならここだと思いました。ここは「不動の岩屋」といい、近づくと奥の方から水の流れる音が聞こえ、冷気が流れてきます。まさに天然のクーラーのようでした。できることならこのままじっとしていたい、と思いますがそうもいきません。カメラを構え、精いっぱい望遠にしてピントを合わせようとしますが、手に力が入らずなかなかうまくいきませんでした。

本来なら、先ほどの一方通行の道をぐるりと進めば、キレンゲショウマの群落を2か所ほど観ることができたと思うのですが、T社長から「下を廻っていたら時間がないので、頂上に向かいましょうか!」の一声で、一同、不動の岩屋・横の急な山道を登って頂上を目指すことになりました。せっかくキレンゲショウマの群落を見に来たのに、この決定は実に残念でしたが、確かに下を廻っていたら時間がないどころか、ギブアップしていていたかもしれません。ということで、最後の難関、とにかく急な山道を登ることになったのですが、前方にはツアーの姿は見えなくなり、定期的に「大丈夫ですかあ!」と声をかけてくれていた女性スタッフの姿もそのうち見えなくなってしまいました。どうやら体調を崩した人がいたようです。とにかく熱中症になっては大変と水分をこまめに摂りながら、少し歩いては休み、そしてまた休む。時には膝をつき、時には座り込み、最後の力を振り絞って前進あるのみです。前にも後ろにも人の姿はなく、ほんとにひとりぼっちになってしまいました。(つづく)



やっと出会えたキレンゲショウマ 行場・不動の岩屋周辺
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剣山のキレンゲショウマにやっと出会えた!

2013-08-16 23:16:19 | 山歩き

見ノ越駐車場に到着

8月11日(日)アルディー観光「あるあるツアー」の、「剣山・生きた化石と呼ばれるキレンゲショウマを見に行く!」ツアーに参加しました。個人的に剣山は、本年6月16日に次いで2度目となります。
今回のツアー、井原を早朝5時半始発となっており、10分ほど前に井原駅に行くと、バスは一丸観光の中型バスがチャーターされていました。座席指定となっており、私は何と一番前でした。申し込みが1人の場合は、座席がひとりがけとなっており、荷物が多い今回のような登山では大変ありがたいと思いました。井原で4名、途中、笠岡、里庄、鴨方、金光、玉島、新倉敷などで参加者を拾い、スタッフ2名と合わせ総勢17名となりました。男女の比率は、男6対女4の割合でしょうか。ご夫婦や友人のペアもあり一人の方もいます。バスは玉島ICから山陽、瀬戸中央、高松、徳島の各自動車道を経て美馬ICを降り、登山口の見ノ越駐車場には、予定の10時ぴったりに到着しました。  

その到着時間の正確さにも驚きますが、美馬ICから剣山への道は、相当狭いところもあり中型バスが通れるのかなと心配もしましたが、難なくクリア、対向車が来ても下がりませんし、後ろに車が何台並んでも動じることはなく、決して先に行かせることもありません。さすがにプロのドライバーと、感心することしきりでした。
見ノ越駐車場で、お弁当をもらい軽く体を慣らして、いざ出発です。ザックを背負い、右手にスティック、左手にカメラを持って歩きますが、皆さん何と早いことか。付いて行くのが精いっぱいでした。初心者の私はどうしても遅れがちになり、自分のペース以上の無理をしたのでしょう。先頭が休憩している頃、やっと追いつき、わずかな休憩時間で、それでは行きましょうかと声が掛かると、しかたなく歩くという悪循環となります。しかし、一人のために、全体の行動を遅らせるわけにはいきません。ここがつらいところです。

先頭は、T社長、しんがりは女性スタッフと前後をしっかりガードしていただいているので迷う心配はありません。休憩するときは、腰を降ろさない方がいいとか、降ろしてもすぐ立てるように石段のあるところに座るといいとかアドバイスも適宜ありました。こうして何とか西島駅に到着しましたが、もう私にとってすでに一日のエネルギーは使い果たした感じでした。あとで聞いた話ですが、山のぼりの経験を何度もしていると、最初は同じようにしんどいけれども、一定時間を過ぎるとそうでもなくなる、ということです。体が順応するのでしょう。同じリズムで歩く自分のペースを造るということが大事ということでしょうが、まだまだ経験が必要のようです。そしていよいよ西島駅を出発して、一行はキレンゲショウマの咲く、行場周辺に向かいました。(つづく)



登山口です。
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森の妖精 レンゲショウマに出会った その2

2013-08-07 22:11:54 | 植物

下向きに咲くレンゲショウマ その可憐さに惹かれます。

(つづき) 
カーブした遊歩道は中央に御影石が敷いてあり、とても歩きやすくなっています。お寺側の斜面には、このお寺の一番のメインであるオオヤマレンゲが目立ちます。他にもいろんな花や木が植えてありました。そしていよいよ、最初のレンゲショウマとご対面です。思った以上に株数がありました。開花状況ですが、全体の3割ぐらいでしょうか。撮影からすると一番いいタイミングだと思います。早速、三脚をセットし、いざ撮影と思いましたが、カメラを構えてじっくり見ると、どの花も微妙に傷んでいました。あっても奥の方だと覗き込むよう感じになってしまいます。それでも何枚か写真に撮ったあと、二つ目のポイントに向かいました。といっても、少しだけ登ったところです。こちらは先ほどより、開花状況は遅いようでしたが、花の状態は幾分いい感じでした。斜面に植えてあるので、三脚がなかなかうまくセットできません。

左手の斜面にキレンゲショウマを見つけました。開花はレンゲショウマに比べて遅いようで、一輪だけが咲きかけの状態でした。全部で8株ほどあるようでした。ここで、キレンゲショウマに出会えるとは、うれしい限りです。もっともっと株数を増やしてもらいたいと思いました。レンゲショウマもキレンゲショウマも本来の自生地からは、随分遠いところにあるわけですが、気候風土、条件にあっているのでしょう。今後がとても楽しみです。
境内に降りると、住職から、いかがでしたか!と声がかかりました。とても気さくな方です。
何とか撮ることができました。ありがとうございました。ところで、こちらのレンゲショウマ、いつごろから植えられているのでしょうか?と尋ねると、
意外にも4.5年前からだとのこと。最初、近所の方からもらったのが根付いたので、株数を徐々に増やした、とのことでした。
ところで、3つ目の場所、わかりましたか?と聞かれたので、わかりませんでした、というと、2つ目の先を山道に沿ってもう少し登ってみてください、とのこと。せっかくなのでそれではと、再度登った頃に、無情にも雨がぽつぽつと降ってきました
そこで、境内のテントの下で、アイスコーヒーでも飲んで一休みしようと思いました。

住職、「マッチョさん」という、写真の好きな方がおられて、随分ネットで紹介していただきました。あの方は、うちの宣伝部長ですよ、とのことでした。ブログで紹介してもらった後は、それを見た方がどっと来るそうです。ネットの効果は実に大きいと実感しました。マッチョさんのブログは私も情報収集によく見ていますよ!レンゲショウマのことは、あのブログから知りました!と答えると、住職、そうですか、それなら、ちょうどいい、この建物の向こう側で今、写真を撮られているので紹介しましょう。とここで、いきなりのご対面となりました。

 建物の裏にも1株だけ、レンゲショウマが植えてありました。これはおそらくマッチョさん専用なのでしょう!株の上には寒冷紗が張ってありました。最近買ったというカメラ、三脚も絶妙な角度で、一枚一枚丁寧に撮られている感じでした。照度を確保するため、手づくり?の反射板も見せてもらいました。適当に撮っている私とは随分違います。

 アイスコーヒーの準備できたと声がかかったので、ここでマッチョさんと別れ、再びテントに戻り住職に、これだけ広い範囲に花があると手入れも大変でしょう。業者の人にお願いされているのですか、と尋ねると、入場者に料金を取っているわけでもないので、そんな余裕はありません。もっと広げたらという人もいるけど、家族で手いっぱいとのことでした。

 山陽花の寺二十四か寺の玉泉寺、今後もぜひ訪ねて見たいと思いました。お気を付けてお帰りください、と住職に見送られながらお寺をあとにしました。



レンゲショウマからキレンゲショウマへ季節の花は移っていきます。
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