華鴒大塚美術館の、「はなとり展示室」の小スペースにご覧のような竹細工が飾ってありました。題は「コオロギのオーケストラ」とあります。目以外の材料はすべて竹だそうで、実によく出来ています。ひとつの大きさはせいぜい6・7センチ程度。バイオリン、ホルン、ハーブ、ピアノとオーケストラのパーツが揃っており、どれもがとても細かい造りです。一番おもしろいのは、竹の部材の使い方。脚などは、まさに本物そっくりです。
制作者は、何と同じ社内のとても身近な人でした。そのような趣味があるとは聞いたことがありませんでしたが「能ある鷹は爪を隠す」といいますからね。ピアノはわざわざカタログを取り寄せて作ったそうですが、その熱の入れようはたいしたものです。細工は、ごみが出るため戸外でするそうですが、ご本人にとってはまさに癒しの時間なのでしょうね!いやはやいろんな趣味をお持ちの方がおられます。
「おじさんに、作ってみんか!」といわれたのが最初の動機だそうですが、次回作がとても楽しみです。興味のある方は是非、華鴒大塚美術館に行って力作をご覧ください。
(11月の初旬まで展示予定)