未熟なカメラマン さてものひとりごと

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平成27年(2015)高校女子駅伝 有力校の今を分析する。その2インターハイまで

2015-08-28 00:32:54 | 町おこし

矢掛本陣石井家 本文とは関係ありません。

データによる高校駅伝有力校の分析をしています。例によって敬称略。過去の駅伝記事は、カテゴリーから‘駅伝’をお選びください。

インターハイが終わりました。特に注目されたのが、至学館高校(愛知県)の向井智香、800m.1500m.ともに1位という素晴らしい成績でした。そしてもう1人が、鹿児島女子高校の倉岡菜々です。3000m.1位、1500m.2位という成績、ともに3年生、最後のインターハイで有終の美を飾りました。

さて、このブログでは、あくまで師走の駅伝有力校の今年の動向を探ることです。残念ながら彼女たちの所属する2校の出場は現状では難しいと思います。
それでは、現在のデータにより全国大会で優勝に絡むのはどの学校でしょうか。

大阪薫英女学院高校(大阪府)
現状、もっとも力が充実しているのが、大阪薫英女学院高校です。インターハイ決勝では、高松望ムセンビにトラブルがあり途中棄権となりましたが、3000m.で妹の高松智美ムセンビが7位、嵯峨山佳菜美が9位という素晴らしい成績でした。3000m.持ちタイムランキングでもこの3名が8位以内となっています。

3年生になった前田梨乃、田中綾乃が、大会本番までに昨年並みの実力を発揮できれば、今年も優勝に一番近いところにいるのではないでしょうか。また、徐々に記録を更新している1年生の竹内ひかりも気になります。

それでは、昨年の同時期と記録を比較してみましょう。(抽出 上位100位以内)
3000m.(今年8月 タイム・順位 ← 昨年8月 タイム・順位)
高松望ムセンビ 9.11.01(5位)←9.02.85(2位)
高松智美ムセンビ 9.13.55(7位)
嵯峨山佳菜未 9.13.60(8位)

1500m.(今年8月 タイム・順位 ← 昨年8月 タイム・順位)
高松望ムセンビ 4.17.89(2位)← 4.18.01(1位)
高松智美ムセンビ 4.26.59(31位)
竹内ひかり 4.29.06(60位)
前田梨乃 4.29.55(70位)←4.32.38(91位)
嵯峨山佳菜未 4.29.78(73位)

田中綾乃 4.31.71(95位)←4.29.68(48位)

インターハイ3000m.決勝
高松智美ムセンビ 9.17.38(7位)
嵯峨山佳菜未 9.27.52(9位)
高松望ムセンビ 接触トラブルにより棄権

昨年のインターハイ
加賀山実里 9.26.58(13位)

第9回世界ユース選手権(コロンビア・カリ)
嵯峨山佳菜未 9.33.85(決勝6位)

今年も層が厚い薫英女学院高校です。記録から昨年とほぼ同等の力を有していると思われます。1人が故障しても、ほぼ同等のメンバーが組める。これが優勝する絶対条件です。
(つづく)



矢掛屋にて 本文とは関係ありません。
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岡山県美星町 第17回天の川まつり 平成27年8月8日(土)

2015-08-13 01:32:54 | 町おこし

コンテストの表彰式が行われていました

8月8日、市内美星町で天の川まつりが開催され、久しぶりに行ってみることにしました。催しは夕方の6時からでしたが、まだまだ日中の暑さが残り、何をするにも遅れがち、やっと家を出たのが6時15分ごろでした。  

案の定、駐車場はすでに満車。臨時駐車場まで距離があるので診療所の駐車場に停めさせてもらうことにしました。三脚とカメラを抱え会場に向かいます。もちろん一番の目的は周辺道路に並べられた2100基の灯ろうの撮影です。そして会場は例年通り星の郷青空市駐車場です。ちょうど着いたころメインステージでは、表彰式が行われていました。
  
会場では、櫓が組まれ生演奏での盆踊りが早くも始められていました。出店が並び、大勢の人が列に並んでいます。いつも産直の野菜が並ぶ売り場は、きれいに片付けられ子ども神楽の会場となっていました。灯ろう以外はどこにでも見られる地区の夏祭りですが、笑顔で盆踊りの輪に加わる浴衣姿の町民を見るとまさにこれがふるさとのまつり、昨年のまつりが台風接近のため中止になったので、余計に待ち遠しかったことでしょう。



子ども神楽の見事さにびっくり

この天の川まつり、願い事が書かれた灯ろうを、所定の道路に並べ、火を灯して天の川に見立てます。日が落ちて徐々に暗くなるのと反比例して明るさを増していく灯ろう。完全に日が落ちてオレンジ色に灯るその光景は、まさに天の川のようで幻想的です。

灯ろうは、まつりのフィナーレで、一か所に集められ、願い事が成就するよう祈願され、火がつけられ一つの炎として天に届けられます。



日が落ちてくると徐々に明るさを増していく灯ろう

三脚さえあれば、なにも難しくない灯ろうの撮影ですが、一番困るのが真ん中でじっとして動かないカメラマンです。後方に配慮し撮ったらすぐに移動するのがマナーだと思いますが、なかなか守れないカメラマンも多く、撮影には苦労します。このあと、ギター演奏が行われていたミニライブの会場に少しだけ立ち寄り、子ども神楽のあまりの見事さに感心しながら、出店でおみやげに焼き鳥数本と牛串と豚串を買って会場をあとにしました。

地区の夏まつりとしては、十分なイベントの内容ですが、外部からの観光客をさらに呼び込むには、少々マンネリ気味かも。何か新しい企画が必要かなと思いました。例えば浴衣姿の人に何か特典を与え、浴衣コンテストなどいかがでしょう。そして、この人たちを被写体としての無料撮影会もおもしろいと思います。あるいは、今流行のよさこいの踊りチームを呼んで踊りを披露する。またはゆるキャラを招いてファミリー層を獲得する、などなど。

会場では、このあと灯ろうの焚き上げと花火が打ち上げられる予定ですが、一応目的を達したので美星町をあとにすることにしました。



2100基の灯ろうが川となって流れるさまは幻想的
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伊吹山であこがれのアサギマダラに出会った。平成27年8月2日(日)

2015-08-12 00:24:45 | 山歩き

クガイソウ

長浜のホテルを7時45分に出発し伊吹山に向かいました。関が原の伊吹山ドライブウエイ口までの所要時間は30分ほどですが、実はここからが長いのです。
伊吹山、今回が三度目です。昨年の夏、7月21日お花畑を楽しみに来ましたが、見ごろには早く、次は8月の始めに来ようと決めておいたのです。途中にはやはりイヌワシの撮影する人たちでしょう。
超望遠レンズを装着したカメラを三脚に構え、遠くを見つめている人の姿が随所に見受けられました。

30分ほどかかって、やっと駐車場に到着です。リュックにポールを用意、登山靴に履き替えトイレを済ませていざ出発です。
伊吹山の夏の景色として当たり前のように紹介されているシモツケソウのピンクの花が一面に咲いているあの風景に果たして出会えるでしょうか。

山野草を見つけては、写真に収めて歩くと結構、時間もかかります。しかし山を登っている感覚はありません。前回に比べ花は随分開花していますが、残念、あの風景にはまだ出会えませんでした。察するに一番の見ごろはもう少しあと、ずばり8月10日ごろでしょうか。

しかし歩いていると山野草に詳しいひとはいるものですね。さすがに1人ではつぶやきませんが、夫婦や団体の人たちの中には詳しい人もいて、花を見てはどのような花か、かならず説明している人がひとりいます。横から聞いているだけでも随分参考になります。



メタカラコウとシシウドの群落


シモツケソウ

そうこうしているうちに頂上に到着です。前回は雨でしたが、今回はまったくその心配はありません。逆に日陰を探すのが難しいくらいです。山小屋の隅のベンチで、カキ氷をいただき、持参したおむすびでしばし休憩です。ちょうど目の前にはカワラナデシコがたくさん咲いていました。今年も郵便局の出前コーナーがありました。前回は雨具を着ての販売でしたが、今日はその心配はありません。記念切手でしょうか。声につられて集まる人の姿がありました。


東登山道から頂上を望む

頂上で休憩をしたあと、東登山道を降りることにしました。ここでシシウドのお花畑にあうことができました。そしてもう少し下ったところで、ロープ越しにメタラカコウにとまる大型のチョウを発見しました。
アサギマダラでした。意外な遭遇にびっくり、感動です。私がアサギマダラに出会うのは、これが3度目です。1回目は、世羅高原のダリア畑で、2回目は大山のリフト乗り場付近でした。アサギマダラは渡りをすることで知られる大型のチョウです。飛び方はいたって優雅。しかし大空に上がると、まるで小鳥のように俊敏な動きになります。あとで調べたところによると、伊吹山のこの東登山道ではよく見られる光景だそうです。夏はこのような高地で、初秋にはもう少し平地に下がっていくようですが、実はその実態はあまり解明されていません。よくマーキングをして調査をしている団体もあるようですが、研究とはいえ、それはまったく人間の身勝手。是非、やめていただきたいと思うのです。



アサギマダラとの感動の出会い


アサギマダラ


こうして、東登山道を降りていくと、やがて駐車場が見えてきました。時刻は11時前でしたが、観光バスは何台も駐車し、駐車場もほぼ満車状態となっていました。車に戻ってひと息入れる頃、西登山道の登山口は、人で大渋滞となっていました。
満開のお花畑に出会うことはできませんでしたが、アサギマダラに出会えて記念すべき一日となりました。前回は、醒ヶ井のバイカモをみて帰りましたが、今回はまっすぐ帰ることにしました。(午後4時45分自宅到着です)



混雑する西登山道
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古戦場・賤ヶ岳からの素晴らしい眺望 滋賀県長浜市 平成27年8月1日(土)

2015-08-10 23:11:12 | 歴史

西武グループ・近江鉄道が運営する賤ヶ岳リフト

ミホミュージアムを出発して、本日の宿・長浜ロイヤルホテルに向かっていました。まもなく長浜ICというところで、予定の時間より1時間も早く着くことがわかっていました。せっかくなのでこの空いた時間を利用し、どこか近くに適当な観光地はないだろうかと、思案していました。

すると、古戦場の賤ヶ岳に近いことがわかりました。アクセスを確認すると木之本ICから10分とありました。リフトがあり眺望も素晴らしいということなので、本日最後の訪問地にすることにしました。午後4時前にリフト乗り場の駐車場に車を入れることができました。

乗り場までは少し山道を歩かなければなりません。シルバー世代の係りの方がスタンバイしていましたが、何とリフトは停まっていました。
「お客さんがいないときは停めています。」と係りの人。
ということは、今、他にお客は誰もいないのかと心細くなりました。料金は往復800円でした。所要時間は約6分とのことです。ここ上りの最終が午後4時半で、上の下りの最終が午後5時とのことでした。
「まだ、時間は十分にあるので、急がなくていいですよ」
「上からの最終便には、念のため係りの者が声をおかけします」
とのことでした。



頂上にある武将の像

リフトは、なかなかの急勾配です。下には遊歩道があり、何度かリフトと交差する形で走っていました。
すると上から、数組の観光客が降りてきました。これを見て少し安心しました。リフト頂上駅に降り立つと、頂上まで約300m.とあります。ちょっときついものがありましたが、ここは登るしかありません。眼下に奥琵琶湖の素晴らしい眺望が徐々に開けてきます。頂上には2組の観光客がいました。

何といっても美しいのが、眼下に広がる余呉湖。合戦ではその水が血で染まったといいますが、穏やかな湖面を見ていると、とても想像もできません。平和な時代に生まれた今をただ感謝するのみです。
そして、位置を左にとると、眼下に琵琶湖が広がっています。夕刻に近いということもあって湖面は霞み、モノトーンの世界、どこか幻想的なものを感じました。



美しい余呉湖 合戦の舞台です。

賤ヶ岳の戦いは、織田信長の後継争いとして、1583年(天正11年)羽柴秀吉と柴田勝家が戦った合戦です。柴田軍の前田利家が動かず羽柴軍が勝利し、敗れた柴田勝家は北国北ノ庄で、お市との方とともに自害しています。戦わずして府中城にもどった前田利家ですが、実は、秀吉とも内通していたのかもしれません。北ノ庄に退く際、府中城に入った柴田勝家は、利家を責めるどころか、謝意を述べています。その器量の大きさに感服せざるをえません。

こうして賤ヶ岳をあとにしホテルに向かいました。本日の歩数、17,000歩、夫婦岩、伊勢神宮内宮、おはらい町、信楽、ミホミュージアム、賤ヶ岳とよく歩いたものです。明日はいよいよ、待ちに待った伊吹山、お花畑を楽しみに今夜は早く就眠することにしましょう。



霞む奥琵琶湖 

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焼き物の里 信楽を訪ねて 平成27年8月1日(土)

2015-08-08 16:38:49 | 美術館・博物館
伊勢神宮を訪ねたあと、次に向かったのが焼き物の里・信楽(しがらき)です。朝来た道を引き返し、新名神高速道路信楽ICから10分ほどで到着しました。最初に向かったのが、観光案内所も併設してある信楽伝統産業会館です。そしてその途中で見かけたのが、おなじみの狸の置物です。それも道路を挟んであちらこちらにありました。  

信楽伝統産業会館の駐車場に車をいれ、まずは町歩きのパンフレットを入手します。こちらの施設では、日本六古窯のひとつである信楽焼きの歴史をわかりやすく紹介してありました。外は猛暑、エアコンの効いた館内で一息入れ、町並み散策開始です。最初にメイン道路の信楽駅方面に向かいます。一口に狸の置物といっても大きさや形もさまざま。ここが作家さんたちの腕の見せ所です。中にはサッカーボールを小脇に抱えたかわいい狸もありました。



かわいいタヌキの置物がかわいい

また狸だけではなく、カエルや亀の置物もあります。目に留まったひとつのお店で私が集めている亀の小さな置物を二つ購入しました。それにしても暑い、結局100mほど歩いて今日の町歩きを断念しました。

次に向かったのが、同じ信楽町にある全国的に有名な私立の美術館「ミホミュージアム」です。所要時間は10分ほどでしたが、ナビのとおり進むと細い山道に入ってしまいました。何とか駐車場に到着と思ったら、小型のバスが待機しており受付のあるレセプション棟までピストン送迎をしていました。やれやれ着いたかと思うと、美術館棟はさらに500m.先で、電気自動車の送迎もあるとのことでしたが、もう少しだけ気力の残っている私は、待ちきれず結局歩いていくことにしました。道の両側に植えてあるのが枝垂れ桜、4月の桜並木となりさぞ美しいことでしょう。



トンネルは異次元の世界


つり橋は、美術館のトレードマーク

やがてトンネルに入るとなぜか急に涼しくなり心地よい風が吹いています。照明もセンスがよく、まるで異次元の世界にいるようです。そしてトンネルを抜けるとパンフレットでおなじみのつり橋が見え、その向こうにやっと美術館棟が見えてきました。館内に入ると広いエントランス、そのガラスの壁面の向こうに見えるのは形のよいマツ、まさに和と洋を融合させた見事な作りです。この美術館を設計したのが、世界的建築家=I.Mペイ氏で自然の環境に配慮し、8割を地下に埋没させているそうです。


美しいエントランス、正面の松が美しい

当日は、特別展「生誕300年お同い年の天才絵師 若冲と蕪村」が開催され、とにかく入館者の多いことにびっくりしました。入館料は少し高めの1,100円。JAFの割引が効いて900円でした。蕪村と若冲はまったくの同年代の人物で、しかも一時期京都市内のすぐ近くに住んでいたようですが、当代きっての絵師であるこの二人の交流を示す資料は何も残されていないとのことでした。しかし共通の知人はいたようですので、何か意図的なものを感じざるを得ません。一番気に入ったのは、何といっても当館所蔵の大作、若冲の「象と鯨図屏風」と最後の方に展示されていた、「白梅錦鶏図」でした。また野菜で描いた京都国立博物館像の「涅槃図」もおもしろいと思いました。

帰りはさすがに歩く気力もなく電気自動車にお世話になることにしました。さて、美術館を出てすぐのところに茅葺の家が二棟あるのを発見しました。茅葺の民家に興味を持っている私はせっかくなので訪ねてみることにしました。入口から覗くと、見学の方は事務所までひとこと声をかけてください、とありました。そして茅葺の民家を見学させていただくことに。この建物は、湖北地方から移築した築200年の茅葺の古民家でした。そして目の前には青々とした田園が広がっていました。この施設は、秀明自然農法ネットワークというNPO法人が運営しているそうです。

こうして、信楽から今宵の宿、長浜市の長浜ロイヤルホテルに向かいました。予定の時間より1時間ほど早いペースでした。



湖北地方から移築した築200年の茅葺きの民家
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