未熟なカメラマン さてものひとりごと

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百花繚乱 世羅高原農場のダリア

2013-09-29 08:32:04 | 観光名所

ブルーサルビアの丘 高原と秋の空 さわやかです。いい季節になりました。

久しぶりに世羅高原農場のダリアを見に行こうと思いました。行きは笠岡から尾道自動車道を利用し世羅ICまで高速を走ります。あとはナビに従って一般道を進みますが、田舎道、渋滞に会うこともなく、快適に目的地に着きました。1000台収容の駐車場は、ほぼ満車の状態でした。入園券700円を購入し入園すると、まず迎えてくれるのが、ゆるやかな斜面一杯に広がるブルーサルビアです。一筋の赤のサルビアがアクセントに植えられています。濃いブルーの空に秋らしい雲との組み合わせは、どこか北海道にでも来たような錯覚を覚えます。目的のダリア園は、その丘を越えたところにあります。駐車場はあんなにいっぱいだったのに、園内にその混雑はありません。裏を返せばそれだけ広いということなのでしょう。

一番楽しみにしていたのは、花に群がるチョウなどの昆虫の撮影でした。一昨年来たときは、“渡り”をすることで知られる、「アサギマダラ」を見つけて興奮したものでした。そばによっても動じません。ゆったりと優雅に舞います。この体でとても数百キロも移動するとは信じられません。あの姿を再び期待していましたが、何とチョウはおろか昆虫のほとんどをみかけることはありませんでした。これには少々がっかりしました。

広いダリア園には、数十センチもあるような巨大輪から、新品種のコーナー、小菊のような小さい花びら持つ種類まで、まさに百花繚乱、いったい何種類あるのでしょう。農園によると、400種、2万5000株で西日本最大規模だそうです。多くの入園者が、思い思いにアップで写真に撮ったり、記念撮影をしていました。ひとつ残念だったのが、肥料の匂いでした。鶏糞のあの独特の匂いです。この農園には何度も訪ねていますが、このような経験は初めてでした。女性のグループのひとりが、「この匂いに酔いそう、早く出たい。帰りの運転ができないかも!」と言っているのが聞こえました。

ひととおり花を楽しんだあと、世羅ワイナリーに向かいました。昼食にバーベ―キューでもと思ったわけです。あのプードルの“きなこ駅長”にも会いたいと思いました。しかし世羅夢公園に入ったころから駐車場に入る車で大渋滞となっていました。仕方ないので、ここは、あっさりあきらめて帰ることにしました。

帰り道で、異常に多くの人で賑わうお店に遭遇しました。何か特別なイベントでもやっているのかと思い、せっかくなので寄ってみることにしました。何とここは梨の特売所のようでした。パレットに梨が入ったプラスティックケースが積み上げられています。何か特別なもののような気がしたので、そこにいた係の人に「これはなんですか?」と尋ねると「にこ!と笑い、これは非売品なんです」とのこと。そして、行列ができていたので、並んでいた人に何の列か訊くと「梨の試食です」とのこと。それもまもなく始まるらしいので、私も並びました。午後2時になると列が動き始めました。何とびっくり。試食というと、食品コーナーの爪楊枝が置いてある数切れのものを思い浮かべますが、何とここは太っ腹。丸々大玉を一ついただけるのです。すぐに食べることができるように皮むき専用のプラスティックナイフ(10円)も売っています。剥いた皮を入れる専用の設備や水道も用意してありました。
このお店は、世羅幸水農園の直売所でした。HPによりますと、東京ドーム13個分の果樹栽培面積を誇る日本最大の果樹農園とありました。お店で籠盛りの梨を買って帰りましたが、味はいうまでもありません。ほんとにおいしかったです。



いろんな種類のダリアが整然と植えられています。
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とんだ災難とうれしい出来事

2013-09-24 21:18:10 | 今日の出来事

世羅高原農場の一重のダリア 9月23日 本文とは関係ありません。

(とんだ災難)
日常、いつどんな災難が降りかかってくるかわかりません。23日(祝日)の早朝、人間ドッグに向けての数値改善と、来たる山歩きの足慣らしのため、高屋から経ヶ丸頂上までウオーキングをしました。このコースは先週につづいて2度目でしたが、何となく先週よりもきつい感じがしました。
 できるだけ、ゆっくりと歩くことを意識して頂上に着くと、所要時間は前回とぴったり同じ50分でした。東屋で水分を補給してひと息入れたあと、すぐに下山にかかりました。

下りは早めに歩きました。行程のほぼ4分の3を下ったころ、犬2匹を連れた中年の女性の姿がありました。よく見ると女性は綱を離して何かを観察しているようでした。この犬というのが、大きめの黒い中型犬で見るからに強そうでした。とにかく飼い主に綱を持ってもらおうと「おはようございます!」と声を掛けると、私の声に反応してか、1匹が突然、私に襲い掛かってきました。あっという間に右腿を噛まれてしまいました。瞬間、チク!と痛みが走りました。飼い主の女性が気付いて「だめー」と綱をとってひっぱりました。
「すいません!大丈夫ですか?」と申し訳なさそうな飼い主、人のよい私はつい「大丈夫ですから」とその場をすぐにあとにしました。山歩きを中断することなく歩きたかったからです。そのあとで、離れたところから飼い主から、思い出したように「病院に行ってくださいね!」と声がかかりました。

犬に責任はありません。私がスティックを持っていたので、特別に怪しいものに見えたのでしょう。犬が訓練してもとっさの事態には、本能で反応することは仕方ありません。責任は、朝の散歩をする人がいるこのような場所で、大丈夫だろう、誰もこないだろうと軽い気持ちで綱を離していた飼い主にあります。二度とこのようなことが無いよう反省をしてもらいたいと思います。今度同じようなことがあったら、被害届も致し方ないと思っています。
自宅に帰って、傷口の様子を見たら、2か所ほど歯のあとがあり、周辺の10㎝ほどが内出血して赤黒く変色していました。幸い。傷は深くもなく痛みももうほとんどありませんでしたが、この傷が癒えるには少なくとも2・3週間はかかるでしょう。ほんとにとんだ災難でした。

(つづいては、うれしい出来事です。)
日曜日の山陽新聞の朝刊に次のような記事が載っていました。甲府市で行われた国産ワインコンクール2013で、金賞に輝いたサッポロワイン岡山ワイナリーで2011年に醸造されたワインが10月からいよいよ販売を開始するというものでした。受賞したのは、国内改良品種部門の(欧州や北米ではなく日本の品種)赤の部門で、100点がエントリー、内3点が金賞に選ばれました。岡山ワイナリーが受賞した銘柄は、「グランポレール岡山マスカットベリーAバレルセレクト」このワインの原料は、何と井原市の契約農家が栽培したブドウでした。

このマスカット・ベリーAですが、新潟県で生まれた紫黒色の品種で、日本のワインの父といわれる川上善兵衛が育成し、1940年に命名・発表されました。マスカット・ベリーAは略して「ベリーA」とも呼ばれます。また、ジべレリン処理した種なしのものは「ニューベリーA」と呼ばれます。この名前は、井原では馴染みのある名前ですね。いずれにしても井原で生産されたブドウの品質の高さが、改めて証明されたわけで、井原市民として誇りに思います。

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内臓脂肪を燃焼させる簡単な方法とは?

2013-09-17 22:44:36 | 健康

マツムシソウに停まるチョウ 9月14日 大山鏡ヶ成奥大山休暇村にて 本文とは関係ありません。

月曜日、久しぶりに秋らしい好天に恵まれました。朝から空はすっきりしたブルー一色、一片の雲も見受けられません。10月の半ばに人間ドッグを控え、また山歩きも今年、あと二つ予定していることから、日常的にトレーニングを心がけている今日この頃です。
先日のテレビの番組で、簡単に内臓脂肪を落とす方法が紹介されていました。

その方法とは、「お腹に力を入れて膨らまし、そして凹ます」という非常に単純なものです。リズミカルに、1・2で膨らまし、3・4で凹ます。これを2週間、日常的に意識して行うだけで内臓脂肪が燃焼され、この番組で実際に体験した人では20%以上、数値がダウンしていました。この方法を紹介された先生も、以前から比較して体重を12キロ以上も落とされたようです。(期間は2週間にあらず)一般的には食事制限と有酸素運動が知られているところですが、これもありかな、と思います。

日曜日の朝、足慣らしをしようと井原市内の経ヶ丸の頂上までウオーキングをしてきました。麓の空地に車を停めて出発したのが、午前7時20分。経ヶ丸へのルートはいくつかありますが、私か利用したのは、高屋からのルートです。車道なのでとても歩きやすく、日曜日の早朝ということもあって車もほとんど通りません。カーブした道をゆっくり歩きますが、台風18号の影響によるものか、風が吹いてとてもさわやかでした。途中、「ハチの巣がありますから注意してください」という看板にはドキッとしました。ほんの50mほどの短い区間でしたが、昨今、ハチに刺されて死亡したとの記事が新聞によく掲載されていたので、ゆっくり慎重に通り過ぎました。

グリーンパークの駐車場には一台の車も停まっていませんでした。途中、出会ったのは散歩途中の中年の男性ひとりと、犬を散歩させている男性ひとり、ドラゴンハウス前を通って一気に頂上に向かいます。石段もまったく問題ありませんでした。結局、途中で一度も休憩することもなく、頂上には、50分後の8時10分ごろに着きました。ここは毎年、初日の出で大勢の人がやってくる場所です。ローカル放送がライブで中継をします。しかしこの時間、私の他にはだれもいません。ベンチでひと息入れてすぐに下山ことにしました。途中、古刹高山寺にお参りして帰りました。休憩時間を入れて、往復1時間40分、とてもいい運動になりました。初めての経験でしたが、休日のこういうのもいいかな、とどうもクセになりそうです。

できれば、初めに紹介したお腹を膨らませて、凹ましながら歩く方法。私も途中、意識して歩きましたが、実はなかなか難しいものです。コツはどちらか一方だけ意識することだと思います。ただ、歩くだけと違い、20%以上の効果が得られるそうですよ。

自宅に帰って、すぐにお彼岸の墓掃除に向かいました。興譲館高校の裏山にあるお墓ですが、一番上の方にあり、いつもは休みながら上がるのですが、日頃の鍛錬のせいでしょうか、苦しさはまったくありませんでした。今後もこの調子で頑張りたいと思っています。10月の人間ドッグでの数値が楽しみです。やはり目標があるというのはいいものですね。

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タマムシの死骸を発見

2013-09-09 23:07:51 | 昆虫

こちらは生きたタマムシ 9月9日

先日の朝、会社の玄関先をほうきで掃いていたら、小さな昆虫の死骸が目に留まりました。金色と緑の独特の金属製の光沢。見る角度で微妙に色を変えます。裏は特に金色が目立ちとてもきれいです。あまりの美しさに、捨てる前に一度調べてみようと思いました。記憶のかたすみに、このようなきれいな虫は、ハンミョウかタマムシではないかと思いましたが、帰宅後ネットで調べると、タマムシ(ヤマトタマムシ)とわかりました。体つきは、ゲンジボタルの大型のようであり、小型のゴキブリといった感じです。大きさは約4センチ。このようにきれいな造形物を造る自然の力に感心します。いずれにしても私は初めてのご対面でした。

タマムシですぐ思い出すのが、むかし日本史で習った、法隆寺の国宝「玉虫厨司(たまむしのずし)」です。私の日本史の参考書「第一学習社・最新日本史図表」には次のような説明がありました。
小型の仏像を安置する厨子(仏像などを納める箱型の仏具)で屋根は入母屋造りの様式で、宮殿部には雲斗、雲形肘木、屋根の両端には金色のしびがみられる。玉虫の羽が伏せられていることからこの名がある。国宝、高さ226.6㎝。宮殿部各所に装着された透かし彫り金具の下には玉虫の羽が少なく見積もって9083枚の羽、つまり4542匹の玉虫を用いたと推定される。

残念ながら現在では、その羽はほとんど落ちてしまっているそうですが、その当時はどのようにきれいだったろうと想像をめぐらします。

そして今日の午前中、銀行の出入り口で、またまたタマムシを発見しました。今度は仰向けになって足をしきりに動かしている生きたタマムシです。早速、つかまえて会社に帰り、写真を撮ったあと逃がしてやりました。同僚が言うのに、昔はよくイチジクの木で見た、とのことです。先週末と今日、2度見て、さらに昔、よく見たというのを聞いて、だんだんその希少価値が無くなってきたような気がしました。
ネットで調べると、次のような説明がありました。

タマムシ(ヤマトタマムシ)は北海道には生息しません。細長い米型の甲虫で、全体に緑色の金属光沢があり、背中に虹のような赤と緑の縦じまが入るとても美しい昆虫として好まれています。天敵である鳥は、「色が変わる物」を怖がる性質があるため、この虫が持つ金属光沢は鳥を寄せ付けません。どのようにも解釈ができ、はっきりとしないものの例えを玉虫色というのはこの虫に因んでいます(ウイキペディアより)
ネットオークションにも出品されていて、高いもので一匹1800円、別の種類のアオタマムシには、4200円の値段がついていました。すごいですね。

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大人の山歩き

2013-09-03 23:04:05 | 山歩き


このところ週末になると決まって雨が降り、どこにも出かけられません。ということでブログも久しく更新できておりません。とりためたTV番組の録画の消化に努めています。

さて、ほんとに最近のことですが、山歩きに興味を持ち、その山歩きの関連番組を録画しては楽しみに見ています。先日は「大人の山歩き」という番組で、俳優の中原丈雄さんが、富士山の登頂を目指すということで、事前の練習を兼ねて燕岳への登山の様子を放映していました。このとき、経験者として同行したのが女優の野村真美さんです。「渡る世間は鬼ばかり」に四女役で出演していたので、ご存じの方も多いでしょう。山歩きを趣味とする彼女の最初の登山が富士山といいますから驚きます。燕岳も2回登ったとかで、番組では良き経験者として、アドバイスを送っていました。呼吸の仕方は、最初は鼻から息を吸うと腹式呼吸になるので負担が少ないとか、干し梅やチョコレートの補助食品のことなども話をしていてとても参考になりました。中原丈雄さんが息も絶え絶えで、山小屋に着き、「死ぬかと思った」と云っているときの野村真美さんの何という楽しげな顔。当日のファッションも決まっていて、すっかりファンになってしまいました。 

しかしあの体に、どうしてあのようなパワーがあるのだろう、と思っていたら、そこは女優業、汗をかくぐらい絶えずジムに通って日常的に体つくりをしているからのようです。
考えてみれば、中高年に人気のある山歩きですが、「いつ登るの?」「今でしょ!」と、そう簡単には行きません。当日に向けて日頃から体を鍛錬する、意識する、目的がある、というこのことが、登頂できた喜びに増して、大切なことのように思え、結果的に健康な体作りも同時に行えるという一石二鳥の有り難いことなのです。

つい最近始めた山歩きですが、考えてみれば、はるか昔、一度だけ登ったことを思いだしました。学生時代のことです。同じ宿舎に間借りしていた一年先輩(加山雄三に似ていていつもモテていました)から、比良山に行こうと誘われたのでした。山登りはもちろん初めてで確かにきつかったのですが、そこは若さ、先日の「死ぬほど」という大げさなほどでもなかったと思います。中腹ぐらいから、一人歩きをしている30歳前後の女の人と一緒になりました。

頂上に着くと、彼女は器具を取り出して湯を沸かし、私たちにコーヒーを入れてくれました。素晴らしい眺望よりも、そのコーヒーがおいしかったことを良く覚えています。しばらくして彼女の姿が見えなくなったので、どうしたのかなと思っていると、少し離れたところでタバコをおいしそうに吸っていました。そのとき、なぜかカッコイイと思ったことを覚えています。日常のしがらみや、気遣い、精神的ストレスを解消するにはもってこいの山歩きですね。





テレビ朝日 大人の山歩き 野村真美オフィシャルブログ 
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