未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

城下町・彦根を訪ねて

2010-07-29 21:21:43 | 観光名所

彦根城内堀 表門橋

継続は力なり、といいますが、なかなか難しいものですね。久々の投稿です。
前回は、五個荘でしたね。その日の後半になります。
さて五個荘を訪ねたあと、JR能登川駅に戻りそこから彦根まではたったの10分ほどでした。駅からお城までの道のりは、その名も「駅前お城通り」と呼ばれる道、一直線です。駅前からはお城は一切、見えません。商店街や、市役所などを横目で見ながら歩いて10分ほど。なんとなく木々がまとまって見えるところに出てきました。でも何か違うような!よく見ると護国神社とありました。そういえば広島城にも同じようにあったっけ!と思いながら進むと中堀が見えてきました。右手に見えるのが開国記念館。ここは佐和口と呼ばれるところ。そしてその向こうに内堀です。このあたり交通量も結構あってなかなか注意が必要です。駐車場を案内するPと書いた看板が目立ちます。駐車場からお城へ向かう人たちでしょうか!結構な人出です。そしてベロタクシーでしょうか何台かが客待ちをしています。表門橋の立派な橋の欄干には、存在感のある擬宝珠がありました。こういうのを見ると年代を感じますね。ふと京都の三条大橋のそれを思い出しました。この頭の部分を作るのが職人技です。青銅などの一枚の金属板をたたいてふくらみを作るのだそうです。技もすごいが、金属のねばりもすごいなと思います。さてお堀にはつがいでしょうか!二羽の白鳥がゆっくり泳いでいました。(つづく)

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ミセス・スローカム

2010-07-22 21:16:18 | 植物


先日の日曜日、朝5時に起きで世羅高原の花ハスを見に行ってきました。普通なら府中市内で結構渋滞があるのですが、さすがにこの時間、点滅信号が多く車も空いていました。山道のドライブも爽快です。約1時間で目的地のやまびこ農園に着きました。このやまびこ農園、ほんとにわかりにくいところにあります。世羅高原の他の観光農園と同じく、幹線道路には案内板が出ていますが、それから先は一切ありません。初めてのときは、何度行ったり来たりしたことか!もうだめかと思った最後の最後で見つけることができてほっとしたことを思い出します。
さて、到着すると、すでに数人のカメラマンが写真を撮っていました。農園には約30種類の花ハスが植えられています。販売用の業者の生産場なので、農園に来るお客さんをあまり意識してはおりません。ただ維持費としてお一人200円という収納箱は用意されていますが、お金を入れている人を見たことはありません。見ごろの時期はもう少し先のようです。大半はつぼみですが、そんな中にあって咲く一部開花のハス、とても新鮮な感じがしました。朝陽が強烈に差込み、明暗の差がとてもはげしくなりました。被写体を1点に絞り、あーだの、こーだのと話し合いながら真剣に撮っているご夫婦、ひとりで静かに撮っている女性カメラマン、そして黙々と撮るひとりの男性、いろいろですね。もちろん三脚は必需品ですが、私のみ手持ち撮影。これではいい写真は撮れませんよね。(実は私の三脚、壊れているのです)
ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴き、トノサマガエルが「ボチョーン」と水に飛び込む、まさに里山の風景です。
この農園、種類ごとに区分けして田んぼに植えてあるので、とても分かりやすいですね。私の一番のお気に入りは「ミセス・スローカム」という品種です。つぼみはまるで岡山特産の白桃のようにも見えます。青空を背景にすると神々しくさえ見えます。この名前、実は人の名前です。スローカム夫人といったところでしょうか!(この方は2004年に亡くなられたそうです。)他にも小さ目だの、八重だの、色もいろいろあって1時間の間に150枚も撮影してしまいました。一枚でも気に入った写真が撮れているといいのですが!帰って見るのがとても楽しみです。

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てんびんの里 五個荘を訪ねて NO2(滋賀県東近江市)

2010-07-21 22:32:39 | 古い町並み

外村宇兵衛旧宅の川戸(屋敷内に水路を引き込み、屋根をかけ洗い場となっています・魚も飼えます。

外村繁邸の次に訪れたのが、本家にあたる外村宇兵衛(とのむらうへえ)邸です。門(そんなに豪華ではありません)を入ると、右手に川戸と呼ばれる洗い場がありました。水路から水を引き込み、洗い物をしたり、防火用水にもなったり、魚も飼えるというすぐれものです。いやこれはよく考えてありますね。玄関を入るとセンサーが仕掛けてあるらしく係りの方がすぐに出てきました。見どころなどを簡潔に聞いたあと座敷にあがります。さすがに広いですね。こちらでも暖簾展が行われておりところどころに暖簾が下がっています。色合いがこの屋敷にとてもマッチしていて、涼しげに風に揺れている様はなんとも心地よいものです。うちわ展も同時開催されており、掃除用のとても大きなうちわがありました。この大きなうちわで埃やちりを吹き飛ばすのでしょうか!また昔の女優さんの、当時のうちわもずらりと飾られておりとても懐かしく思いました。でもその名前、ほんとのところはほとんど知らないのです。2階に上がると広い庭と、屋敷内の建物群がとてもよく見渡せます。土蔵には、当時の資料、そしてその2階には、器類、調度品、掛軸がずらりと収められており、当時の繁栄ぶりが伺えます。
ところで近江商人とはなんぞや??ですが、いろいろ調べてみると以下のようでした。
まず、手持ち資金として、例えば5両を持って出ます。もちろん格好は、てんびん捧の両端に行李(こうり)を提げ、菅笠に合羽姿、手甲、草鞋といったいでたちです。あとはその資金を元手に品物を買い、行く先で売りさばく、単純に言えばこの繰り返しですが、永年の感で行く先々で何が必要とされているかを熟知していたのだそうです。最終的には千両にもなったとか。
ただ行く先々でどんなに繁栄しても、本拠地としてもこの地は絶対すてなかったとか!
近江商人の格言として有名なのが、「売り手よし 買い手よし 世間によし 三方よし」です。すなわち、「商いというものは、売り手が利益を得て、買い手が欲しい商品を手に入れるという、売り手も買い手も満足する取引でなければならない。そしてその取引で得られた利益は世間のため、広く公共のために活用されなければならない」というものです。
また、「しまつしてきばる」というのがあります。「倹約につとめて無駄をはぶき普段の生活の支出をできるだけ抑え、勤勉に働いて収入の増加をはかる」という日常の心構えを表現しています。



麺処「めんめん たなか」は築200年の旧家の建物

さて、このあと中江準五郎邸に向かいましたが、この途中にある通りが花筏通り、白い土蔵や舟板塀、もっとも風情のある通りですね。中江準五郎旧宅では、これまた広い日本庭園や小幡人形や全国の土人形コレクションをみたあと最後の目的地、藤井彦四郎邸にむかいました。途中にあった「めんめんたなか」は築200年以上前の旧家をお店にしているとか、萱葺き屋根と水路と舟板塀こちらも趣きがあります。それにしても藤井彦四郎邸は何と遠いことか!15分ほど歩いてやっと着きました。こちらにも「写真はどうぞ、ご自由に」との案内版。それにしても何と広いお庭でしょう!維持するだけでも相当の費用がかかるでしょうね。そして広い縁側。明治・大正期の時代のロケにも使用されることもあるようです。そして、洋館内の素晴らしい調度品の数々、もっともっと見たいところですが、バスの予定時刻まであと20分。止む無く引き返すことにしました。東近江市五個荘金堂、滞在したのは、たったの1時間50分でしたが、大満足のひとときでした。活き活き館前のバス停に着いたのが予定時刻の1分前。歩くのを止めると汗がどっと噴き出しました。(彦根につづく)
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近江商人のふるさとを訪ねて 五個荘金堂地区(重要伝統的建造物群保存地区)

2010-07-17 08:23:43 | 古い町並み

アワビの貝殻が取り付けてある茅葺き屋根

前回の近江八幡に大変満足した私は、時間が足りなくて訪ねることが出来なかった東近江市五個荘金堂地区と、彦根市をまたまた日帰りで訪ねてみることにしました。
高速バスで京都まで行き、それから、五個荘の最寄り駅である「JR能登川駅」で下車。近江鉄道バスに乗り換えて、約10分。最初の目的地、五個荘金堂地区に到着です。この日は陽がさすほどのまずまずのお天気。バス停前の「活き活き館」で町並み散策のパンフレットを調達して、まず掘割に鯉が泳ぐ、弘誓寺(ぐぜいじ)前の通りに向かいました。数分歩くと右手に立派な萱葺き屋根の民家が見えてきました。なんとアワビの貝殻が内側(光る方)を外に向けて、等間隔で留めてあるではありませんか!これは不思議な!何の意味があるのだろう!初めてみる光景です。この家だけかと思ったら、他の萱葺き屋根も同じように留めてありました。鎖が等間隔に頂上部から垂れ下がっているものもあります。あとでいろいろ調べてみると、これは①水のものを置いて火事が起こらないようにした一種のおまじない②屋根から鳥が藁を持っていかないようにけん制するもの③装飾的意味あいのもの、といろいろ説があるようですね。
そして、堀割の鯉です。このような景色は島根県の津和野や、鳥取県倉吉市打吹の玉川沿いでも見た記憶がありますが、なかなか絵になりますね。特に水路の中に花ショウブが植えてありますが、花の咲いている頃はいいでしょうね。弘誓寺は、あの弓の名手、那須与一ゆかりのお寺とか、本堂のとても大きな屋根の美しいそりに感心しながら、まずパンフレットの案内にしたがって、最初の近江商人屋敷の外村繁(とのむらしげる)旧宅を訪ねました。



外村繁旧宅の内部。なんだかとても懐かしい感じがします、

この屋敷は明治28年、四代目外村宇兵衛(とのむらうへえ)の妹みわに婿養子吉太郎を迎えて分家したのが始まりで、東京日本橋と高田馬場に呉服木綿問屋を開き活躍。私小説家として知られる外村繁は吉太郎の三男だそうです。(観光パンフレットより)
ここで5館共通入館料900円を購入しました。こちらでは創作暖簾展が開催されており、季節がら、風にたなびく暖簾は涼しげで屋敷にとてもマッチしている感じがしました。
暖簾といえば、勝山(岡山)や直島(香川)の草木染めのものもありましたね。広い庭園や土蔵をめぐっていると往時の面影を少しだけ感じられた気がします。また屋敷内では、うつちわ展も同時開催されていて、昔の女優さんのうちわもあり懐かしく感じました。

その他の画像はホームページで→未熟なカメラマン
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盛況だった、第4回どろりんピックin芳井

2010-07-12 21:15:00 | スポーツ


日曜日、芳井町でどろりんピックが開催されるというので、これはいい写真が撮れるかもと、少し期待もしながら会場となっている富士ベークライト芳井工場に向かいました。あいにくというか、朝からしとしと雨が降っており、開催はどうだろうかと少し心配もしていましたが、何と駐車場は多くの車でいっぱい。テントではすでに開会セレモニーが行われていました。市長、国会議員さんなどの来賓のあいさつ。そしてその前に参加者がずらり。(新聞の記事によると220名の参加者)こんなに盛大に開催されているとは思いませんでした。また意外だったのが、女性の参加者の多いことでした。チーム名も「草食女子」とか「毛深い田中邦衛」とか個性豊かなネーミングで、プラカードのチーム名を読んで、その参加者を観察する。妙に納得できる部分もあったりして、つい笑ってしまいます。
それにしても、何とカメラマンの多いこと。特に中高年の男女の方が多いようでした。私は動いているものを撮るのは得意ではありませんが、参加者の表情など被写体としては申し分ないでしょう。
駐車場の横が、試合会場の水田です。このところの雨で、結構水が溜まっています。これだけ水量が多いと、足をとられなくて動き易いかもしれません。でも撮る側からするとべっとり泥が付かないので、おもしろみがないかもしれませんね。会場に掲載されていたプログラムを見ると、泥んこバレーボールのあとは、どろんこフラッグス、どろんこ綱引きと延々午後3時ごろまで行われるようです。
私も多くのカメラマンに混じり、場所を変えながら写真を撮りました。参加者の中にはよく知った人もいて、驚きです。
どろんこバレーボールは、たんぼの中に、合わせて6面のコートが作られており、脚立に載った審判員が点数を採点します。こういう中ですから、ラリーはつづかず勝敗は短時間で決っているようです。でも一生懸命な姿に「若さっていいなあ!」とうらやましくもありました。一番驚いたのが、上半身、水着姿の女性二人。ちょうど、目の前でお互い合図をしていたので、何をするのかなと思ったらシャツを脱ぎ上半身水着姿でプレーです。会場のアナウンスも、そのことを告げるものですから、随分盛り上がりました。はげしいプレーで、位置がずれなければいいが、とそちらの方を心配してしまいます。
プレーが終わった参加者は、用意された洗い場で泥を落とします。会場の隅にはシャワーや更衣室も用意されており、準備が大変だったろうなと、主催者のご苦労思いながら、次の予定があったので、会場をあとにすることにしました。

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