未熟なカメラマン さてものひとりごと

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北陸金沢と能登半島一周のたび その1 長町武家屋敷跡野村家を訪ねる 平成30年4月16日(月)

2018-04-21 21:38:30 | 古い町並み

山陽道~播但連絡道路~中国道~舞鶴若狭自動車道~北陸自動車道を経由しました。
これは、舞鶴若狭自動車道 福井県三方五湖PAです


北陸自動車道 石川県尼御前SA

4月の16日から3日間、休暇がとれたので、金沢と能登半島一周の旅に出ました。交通手段は無謀にもマイカーです。しかも我が愛車、すでに走行距離が14万kmを越えており、1日400kmの走行に堪えられるかどうか心配でした。
しかし、能登半島を巡るには、車以外に交通手段は考えられません。この長い行程ですが、自分の体力と運転には、少し自信がありました。
自宅を早朝6時に出発。予定どおり12時過ぎに金沢に到着しました。初日は、まず、おいしい食事をしてから、市内の観光名所を巡る予定です。街中の駐車場に、はたしてすんなり停められるかどうか、まずそれが心配でした。



回転寿司・すし食いねぇ!県庁前店


のどぐろは最高のネタ

「回転寿司」
さて、金沢の海鮮料理は、おいしさと鮮度で定評がありますが、今回、昼食をどこにしようかと迷いました。結局、情報誌に掲載されていた、その名も「すし食いねぇ!」の県庁前店に決めました。
正午過ぎ、店内に入るとすでに満席、15分ほど待ってテーブル席に案内されました。
少しすると、あらよあらよと、県庁の職員でしょうか、すぐに大勢のネクタイ姿の男性がどっと来て、待ち席はすごい混みようとなっていました。
岡山では、あまり目にしないようなネタがたくさんあり、皿の値段もピンからキリまでいろいろでした。まず「のどぐろ」「能登いか」「とらふぐ」「クエ」を注文し、お汁は「とらふぐのあら汁」にしました。店では10貫や15貫のセット盛りも人気のようでした。



大野庄用水 清らかさと水量、水の速さにびっくり


風情のある土塀と石畳の小径


武家屋敷跡野村家 玄関


奥の間


美しい庭園

「野村家」
こうして、お腹を満たしたあと、向かったのが長町武家屋敷跡・野村家です。観光駐車場に車を入れ、散策開始です。駐車場からすぐのところに土塀と石畳の続く情緒ある町並みがありました。町並みに沿って流れているのが大野庄用水で、透明度、水量、流れの速さに驚かされます、
そして野村家へ。玄関を入ってすぐのところに実際に合戦で使用したという甲冑が展示されており外国人観光客が記念写真を撮っていました。それにしても何と外国人、特に西欧人の団体の多いことか。目算で8割以上がそうだったと思います。
ミシュランガイドで二つ星、日本庭園ランキングで3位(2003年度)になったこともある、とても有名な野村家です。日本文化を訪ねる外国人にはとても興味のあるところでしょう。



見事な欄間


透かし彫りの釘隠し


謁見の間から上段の間を見る


上段の間の、総檜づくりの格(こう)天井


謁見の間から上段の間を見る


濡れ縁にせまる曲水


上段の間を正面から見る

せっかくなので、干菓子付きの抹茶もいただけるようなのでセットで購入しました。お目当てはなんといっても、やはりこの日本庭園です。パンフレットと同じようなカットで写真が撮れるか楽しみにしていましたが、これだけ人が多いとなかなかそうもいきません。
その昔、用水路から水を庭園に引き込み、曲水としていたようです。その池が濡れ縁のすぐ下にあり、錦鯉がゆっくり泳いでいました。
この野村家、中級武士だったようですが、名木や希少価値のある建築材を大胆に使用した床や天井の造り、そして細工物、加賀藩の狩野派のお抱え絵師の手になる襖絵、当時としてはとても貴重なギヤマン入りの障子戸など見所満載です。
このあと、2階にある茶室で、お庭を眺めながら抹茶をいただき、野村家をあとにしました。
次に定番中の定番、兼六園と金沢城公園を訪ねます。(つづく)



手水


趣きのある手水鉢


干菓子付きの抹茶


2階の茶室から庭園を見る


ミシュランで二つ星、日本庭園ランキングで3位に入ったこともある美しい庭園


鬼川文庫 狩野派の佐々木泉景の手になるお軸


鬼川文庫 蒔絵重箱


赤絵大鉢


長町にあったお休み処


和服で歩くカップル

コメント
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