未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県 桜の名所を訪ねて 醍醐桜(岡山県真庭市別所)平成30年4月1日(日)

2018-04-03 21:10:03 | 桜の名所
真庭市の醍醐桜を訪ねました。見ごろの時期には、到着まで3時間の大渋滞もあると噂される知る人ぞ知る、日本を代表する一本桜です。
私は、昨年に続いて2回目の訪問です。
前日の開花情報では5分咲きだったので、今日なら満開に違いないと確信をして出かけることにしたのです。
ナビをセットして出かけましたが、その場所はまったく別なところ、そういえば昨年もこうだったことを思い出し悔やまれました。
やっと、醍醐桜の標識を見つけたときは、さらに12キロも先とあり、これには少々、焦りました。
それでも、道は混雑している様子はまったくなく、今日はスムーズに停められるかも、と少し安心したところ、肝心の駐車場近くになって、車はまったく動かなくなってしまいました。
あとでわかったのですが、第1駐車場が一杯になったため、次の車が空くまでストップしていたようです。



第2駐車場から坂道を降りてくると、眼前に醍醐桜が見えてくる

結局30分以上待たされて、やっと駐車場の前まで来ると、女性の交通整理の係員がいきなり登場し、上にも駐車場がありますから、まっすぐ進んでくださいとのことでした。
7時になったので、交通整理の方が配置に着いたようです。
途中、ハザードランプをつけて低速で追い抜いていく車が何台かありましたが、並んで待ったほうがいいか、それとも先に進んだほうがいいか、少し迷い、結局、待つことにしたのです。今回のことを含め、やはりこういうときは、待たずに先に進んだほうがいい結果につながる、そんな気がします。

上の駐車場から坂道を下ると、醍醐桜と二代目醍醐桜が見えてきました。途中に「日本一、醍醐桜、真庭市」と書かれた幟が通りにずっと立てられていました。



太い幹、圧倒的存在感です


駐車場が混んでいる割に、花見客は意外に少なく感じます。堂々とした佇まい、太い幹が目を惹きます。圧倒的な存在感です。
この時間帯ですが、薄曇で時折陽が指すようなまずまずのお天気でしたが、近くで見上げるように撮影すると、どうしても逆光気味になってしまいます。

周囲は根元で9.2メートル、目通り(人が立った位置)7.1m、枝張り東西南北20m、樹高は18メートル、樹齢は700年から千年といわれています。
伝説どおりとすると、1000年前は、1017年(平安時代の中頃)、後醍醐天皇が隠岐に流されたのが1332年ですから、天皇が見たこの桜は、樹齢315年ということになります。それでももう古木だったということがわかります。周囲には木道が整備され、人の足で土が踏み込まれないように配慮されています。



醍醐桜を取り囲む花見客


太い幹から伸びる無数の枝


枝先はとても繊細です



とても涼やかで繊細です


意外と小さな花弁のアズマヒガン

ソメイヨシノほどの華やかさはありませんが、アズマヒガンの花弁は小ぶりで清楚です。
幹のもとに地元の人による神棚が設置されています。悠久の時を生き抜いてきた1本桜、これも代々、地元の方が世話をされ引き継いでこられたおかげ、そのことに頭が下がる思いです。



丘の上、見晴らしも最高です


撮影に夢中な花見客


神棚にお祈りする人 


満開の醍醐桜


やっぱり、その大きさに感動します


こちらは二代目醍醐桜

しばらくして、天候が回復し醍醐桜に陽が当たるようになり青い空も見えてきました。青空をバックに、照り輝く醍醐桜。改めてその大きさと圧倒的な存在感に驚かされます。
ここにいる総ての人がカメラや、スマフォで熱心に撮影をしているようです。
私も一周し、何枚写真を撮ったかわかりませんが、今日は本当にラッキーでした。



休憩所では出店や地元の農産物が販売されていました


近くにいたおとなしいネコ


帰りに休憩所になっている茅葺の民家の軒先で販売されていた、シイタケやフキの煮付け、ラッキョウなどをお土産に、醍醐桜をあとにしました。
駐車場に戻ると、県外の車のナンバーが目立ちました。横浜や神戸、なにわ、香川、愛媛のものもあります。
係りの方に、随分遠くから来られていますね、と話しかけると、昨日は、札幌や岩手、千葉もありましたよ、とのこと。
全国区で有名な醍醐桜のすごさを思い、同じ岡山県民として少し誇らしい気分になりました。
コメント
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