なんだか体力余ってて(笑)円山も登っちゃいましょかと。
循環バスを降り円山公園口鳥居付近に、
フラワーバスケットが飾ってありました。
私の大好きな、
フクシアです。
山歩きをする前には毎年数種類育てていました。
耳飾りみたいでしょ?
で、このフラワーバスケット前で、
何やら打ち合わせをしている少年達が5、6人。
バスケットボールを持っている子も。
どこか広場へ行くんだろうなと気には留めなかったのですが…
公園内を歩いてゆきますと、
視界の隅に、
何やらしゅしゅしゅっと駆け抜ける黒い物体が。
うわ、こんな公園のど真ん中にエゾリスです。
写真中央の木の右横、
輪になった柵の後に一本飛び出したような柵、
実はエゾリスです。
すっごい腕前でしょ(笑)。
確かに大きな木はいっぱいあるけれど、
山から出てきたのでしょうか。
迷子、それとも人から餌を貰って公園内で暮らしてる??
車には気をつけなよと言い聞かせ、
円山登山口へ。
あら、さっきの少年たちも登山口方向に向かっている。
登るのかい??
バスケじゃないのかい??
私は一礼をしてぽこぽこお地蔵さんコースをGOですが、
少年達は入り口付近の案内図をじっくり読んでいる。
と、下から元気と言うか賑やかな声が…
『うぉ~、すっげ~、ばあちゃんが出てきそうな道だ~っ!!』
ば、ばあちゃんが出てきそうな道ね、なるほど、いい。
階段一段抜かしの歩幅と勢いで、
あっという間に私を集団で抜き去った…
そうよね、エネルギー有り余ってるわよね、発散発散。
と思ったら意外にも集団でへばっている(笑)。
『きっついわ、オレだめ、なによこれ』
はいはい、私は省エネぽこぽこノンストップですので、
少年達を抜くのですが、
また後からすぐどどどどど~っと。
これを何度も繰り返しでして(笑)。
初めての山登りだったようで、
ちょっと上っただけで、
『うぉ~、見ろ見ろ、駐車場もうあんなにちっけぇ~!』とか、
『うわぁ、リスリス、リスがいるぞ~!』と。
私の心の叫びをそのままストレートに口にしております。
おそらく中学校1,2年でしょか。
声が大きいので話が筒抜けにございます。
『ここゴミ落ちてないな。おい、落とすなよ』
『オレ、ガム出したいんだけどティッシュ持ってない』
『このボール、恥ずかしいな』
『富士山はもっと苦しいぞ!頑張れ、オレ~』
この賑やかさですから、リスもぱぱぱっと逃げてしまいます。
そう、
昨日はやっぱりリスの大ヒットdayだったようでして、
シマリス3回、エゾリス6回も見かけました。
ぼくちん達もいい思い出になったでしょう。
二股にコースが分かれているところで、
先行していた彼等は左、
私は右へと進みまして、
声だけは『うぉ~、落ちるぞ死ぬぞ』としっかり聞こえております。
あの大声なら、
何かあったらすぐ分かるでしょ、
私はどんどん進んで行きますと、
後から必死になって追いかけてきた(笑)。
その後はほどほどの距離を保って山頂手前まで。
先行していたのは私ですが、
彼らの初登頂と努力を評して山頂第一歩は彼らに譲りましょうと。
ところがコイツら、
『待て、神様に挨拶だ』と山神様の前で手をあわせ始めた(笑)。
いい子たちじゃ。
でも、その手を使いたかったのは私なんですけどね(笑)。
藻岩山も混んでいましたが、
円山も混んでおります。
もっとファミリー的登山の人たちがいっぱいです。
ラッキーなことに山頂トップの岩場が空いてまして、
まずは私がどっかりと。
すぐ後に少年達が私の横にどっかりと(笑)。
『うぉぉ~、ドームがふたつ見えるぞ~!!』
良かったね、
道中頑張っている姿を親御さんに見せたかったよ。
さて、私は帰りましょか。
三角点。
振り向いたら、
少年の一人が私を見つめてた。
『おばさん、帰りも一緒じゃないの?』と言いたそうな…
大丈夫、おばさんはちゃんと聞いていた。
『おい、上りより下りのほうがめっちゃ怖いぞ!!』とか、
『滑ったら落ちるぞ危ないぞ』とかね。
公園の入り口からちゃんと道を調べて歩いていたのも知ってるよ。
こうやって大人になってくんだろうな…
さて、
分岐で少年に気を遣って撮れなかった写真でも。
八十八番のお地蔵さん、首無かったっけ??
あ、確かに動くかも。
その後は動物園コースから。
こちら次から次へと人が歩いてきます。
帰りは神宮さんに寄りまして。
ちょいと休憩。
日差しが秋ですわ…
おお、今回も花嫁さんじゃ。幸あれ~。
三角山にも登れそうな気力と体力でしたけど、
なんか少年達でココロがミタサれまして(笑)。
一言も言葉は交わさなかったんですけどね。
ぽくぽくと家路に着いたのでした。