あと数時間で平成が終わります。
我が家でも大きな流れが。
娘の愛車、家族のような赤フィットさんを手放すという大きな大きな区切りの日がやってきました。
運転免許取得後購入した初めてのmy car は、ホンダの赤いフィットさん。
フィットと呼び捨てにせずに、ずっと赤フィットさんと親愛の情を込め呼んでいた。
そのフィットさんも10年選手になり、かなりガタがきているのはわかっていたけれど、
7月の車検を取り、それから次のことを考える予定でいたのに、
保守点検で整備のかたからかなり厳しい状況を伝えられ、
実際にいくつもの亀裂が入った箇所を見せられながら説明を受け、
車検を通るように修理するといくらかかるのか見積もりを出してもらうとそれは絶句する金額で、
金額もそうだけどなにより大事なのは安全で、
そうなるとこれは赤フィットさんとの決別となるわけで。
いつかは、そう遠くない日に手放さなければならないことは娘も自覚していたけれど、
こんなに早くに決断しなければならなくなるとは。
次の候補となる車を探し探し探し、
手続き手続き手続きの末、先日ついに納車の日にこぎつけた。
「新しい車は何にしよう、何色がいいだろう」
新しく購入する車のことをあれこれ探し考えるのは楽しそうだけど、
「赤フィットさん」と口にするだけで悲しい顔になる。
案の定、赤フィットさん最後の運転、
引き渡し先の車屋さんが近くなるとハンドルを握りながら涙を流しはじめ、
見守る中泣きながら運転し、
到着とともに泣きじゃくり始めた。
これだけ愛されれば赤フィットさんも満足しているのでは。
娘を長い間運んでくれた赤フィットさん。
となりの車がこれから娘を運んでくれる車。
免許取立てのへたくそな頃も、雪道も高速も通勤もドライブも引越しも、
しっかり娘を運んでくれた車です。
ぶつけられたこともあったし、きっと私が知らないいろいろな出来事をともに過ごしてきたはず。
心からありがとうです。
「大泣きしたからもう大丈夫」
赤フィットさんのボンネットやルーフをとんとんと叩きさすり感謝を告げ、
白い車に乗り帰ってきました。
昨日の琴似発寒川。
私は運転しないので走ってます。