毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

小樽天狗山 地蔵コース石仏さんの?

2008-09-06 21:47:47 | 小樽
久しぶりの高速バス、
小樽駅で路線バスに乗り換え、あっ、また終点で降りる…
ロープウェイの駅舎を背に直進、
ペンションの角を曲がると、
あったあった、



最初の標識。
でも、この先道が二手に分かれているのに標識はなし…



右は↑、



左は↑。さぁどっちじゃ、どうする??

ここに立って軽いショックが走りました…
山頂近すぎる…すぐそこじゃない…
確かに路線バス、喘ぎながら今にも止まりそうな状態で、
坂道を走って?きた…
もっと下からの山歩きだと思ってたのに、
かなりの高さまでバスで来ちゃったみたいです。

で、



オンナの勘で右へ。
いえ、ちゃんと地図持参してますからぁ。
地図に従って進むけど、なんだか大胆な道でして…
ガイド本や他の方のブログで下調べはしてきてますけど、
このままこの調子でスキー場直登だったらどうしましょ(笑)。



秋の気配のススキ道。
お地蔵さんの気配はないけれど…

お、あった、見つけた分岐の標識。



正しかった(笑)。
ここからは大胆な道ではなく、山道らしい雰囲気が。
沢へとずんずん下りまして、



渡って対岸の斜面を上りますと、
あ、お地蔵さんの大群!!



おぉぉぉ。噂には聞いていましたが、



その派手さは圧巻です…



目が慣れてきて、心も落ち着きを取り戻し、
(かなりのインパクトでしたからぁ)



よくよく一体ずつお顔を見れば、
なんとも優しげな表情なのです。

で、なぜ今回小樽天狗山を選んだかといいますと、
この極彩色のお地蔵さん群を見たかったから。
中でも、



こちら様です、愛染明王。



す、凄いインパクト…



ヘッドがぱっくりまたヘッド。
これをナマでみたかったんです…
雪の中の姿ってどんなんでしょね。



カラフルさに目がいってしまいがちですが、
優しいお顔の石仏さんでした。

ここで満足して帰るはずありません。
ここのお山は眺めも良いとか…
地蔵コースを進みます。
カラーな石仏さんはあの一帯だけでして、



あ、いいな、この顔。



こんな感じの木漏れ日の道でして、
お地蔵さんを見ながら(見守られながら?)ぽこぽこと。



『気ぃつけて行きなはれ』と手を振ってくれます。







傾いております。
倒れないか、ずり落ちないか心配だ…



四国八十八ヵ所の石仏さん、四十四番はちょうど半分?
と思いきや、



番外二十五番。番外??
そのそばに、



番外六十七番…分からない…



何番なのか分からないお地蔵さんも。



ちょっと奥まったお地蔵さんのまわりのササは刈られてます。
一体何番まで進んだのか分からなくなってきた頃、



突如とロープ場出現…何故ロープ??
全然使わなくても平気な斜度なんですけどね(笑)
お参りに来る人のためにでしょか。
そう考えると、参拝者には親切ね。
ここを越えると、



ぱかっと出ちゃいました。



ロングラインコースって、下に標識なかったような…
この先どっちへ進めとかもありません。
ハイカーには親切ではない(笑)?
…って上を見りゃわかるんですけどね(笑)。



すでに眺めはうっはうは。
うん、実に気持ちよか。



あとはこのスキー場の斜面をぜぇぜぇと。
遮るものがありませんので日差しがキツい。
日差しはキツいけど、
振り返るとあまりの景色にぐふふっときてしまうのです。

車道に到着。



あそこ歩いたのよ、オタモイ~赤岩よと自己満足。
いやぁ、眺め抜群で感激。
でもこの先、どっちに行けばいいんだい??



今回はそっちには行かないからどっち??
どっちって、
ロープウェイの山頂駅の建物の方へ進むに決まってるんですけど、
車道に出た途端、
あまりにも現世というか、
それまでの道の雰囲気とはがらっと変わってしまい、
スピーカーから流れる音楽と、
銀色に光るスライダー、客待ちのタクシー。
これからそこへ行くのかと思うと怯んでしまったのでありました。

でも真の山頂はロープウェイ駅舎の奥。
開き直って観光しちゃえと(笑)。

明日は観光&真の山頂編を(笑)。

……で、タイトルにもなっている石仏の?なんですが。
昨夜、手持ちのガイド本を見直したんです。
そうしましたら、



あれ??石仏さん、カラーじゃない、素のままだぞと。
廃版になっている『札幌・小樽ゆったりハイキング』。
ネットで見つけて購入したんですけど、
1刷が1994年7月11日となっております。



↑昨日の写真。



こちらはガイド本。同じ石仏さんでしょ。
ということは、近年塗り替えられたってことなの??
誰が?何故?なんのために??と私の頭の中は???が舞うのです。

ちなみに、夏山ガイドも見てみましたら。
最新版(2003年5月)は塗ってないけど、
改訂版(最新第2版2008年4月)はカラー、
「コース沿いに並ぶカラフルになった石仏」と。
赤岩の石仏さんも強烈な色のもあったしね。

う~ん、わからないけど、
地蔵コースはなかなか趣のある良いコースなのは確かです。