毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

どこに連絡すればいい?

2019-07-31 22:58:58 | 2019

 

歩いていると、前方、

交通量の多い交差点の信号機の下の歩道にゴム長靴が片方ごろんと落ちている。

何、何でこんなところにゴム長よと思いきや、

それはゴム長ではなくbigサイズのカラスの死骸だった。

うぉぉ。

車にはねられたようには見えないし、木の枝に止まっている姿勢のままお行儀良くごろんしている。

外見からは大きなキズを負っているようには見えないけれど、

こんなに大きなカラスが歩道にごろんしているわけだから生きてはいないだろう。

 

どうすればいい? というのか、どこに連絡をすればいいのか。

2,3年前にも同じことあったよな。ちっとも学んでいない。

その場で検索すればいいのだけれど、悲しいことに眼鏡不携帯で字が読めん。

帰宅してから調べて電話すればいいかとその場を離れ錦水橋へ。

 

帰りにもう一度その場を通ったけれど、もうカラスの死骸はなくなっていた。

 

調べてみました。

札幌市のHPのよくある質問によると、最寄りの清掃事務所へ届け出てくださいとなっている。

札幌市のコールセンターでもOK。担当部局に作業依頼をしてくれるそうだ。

 

今回は場所が歩道だったので(誰かが歩道に移動させたことも考えられるけれど)、

車道だったら悲惨なことになってしまっていたのかな。

まぁあまりこういう場面に出遭いたくないけれど、次があったとすればコールセンターだな。

忘れずに。

 

 


クマ鈴 三角山

2019-07-30 23:04:04 | 三角山

 

今日も暑い一日でした。

さすがにこの猛暑の中を走る気にはなれず、というよりカラダがついていかないと思うし、

まずは暑さにカラダを慣らしましょと、久しぶりの三角山に行ってきました。

 

で、増税前に購入しておいたほうがいいかなと考えているものがいくつかあり、

その中で目下のところ迷っているのがクマ鈴。

 

私のクマ鈴は、何年前になるのだろう、もう10年は使っているのかな、

小ぶりでなんとも可愛らしい音がするサイレント機能なしのシンプルなベル型タイプ。

音が気に入って買ったのだけれど、大きな音でも高音でもなく、どこまで聞こえているのかはちょっと不安。

 

先日参加した100km歩こうよ大会、クマ鈴持って来ればよかったと痛感したものの、

果たして私の愛用のクマ鈴では音が響かないのではないか、

もっと澄んだ音色、心地よく響き、

うるさくなく耳障りではない音量なのに遠くまで響くクマ鈴を手に入れたほうがいいのではないかと、

まずはネットで調べ始めてはいるのですが、

ここしばらくクマ鈴を鳴らして歩いていなかったので今日は即行クマ鈴をぶら下げ、

ぐるぐる三角山~大倉山を音を聞きながら歩いてきました。

 

 

 

 

 

三角山山頂。

やっぱり人がいたので恵庭岳側の定位置だ。

100km歩こうよ大会で、

あの摩周越えをすんなりクリア出来たのは何度も繰り返し練習した△山頂までノンストップ作戦の成果なのでは。

30分もあれば三角山の山頂なのだけれど、それでも上り続ける練習にはなる。

近くに住んでいて本当に良かった。

 

 

 

 

 

大倉山のベンチ

 

 

 

 

藻岩山と、

 

 

 

 

いつもの奥三角山。

 

 

 

 

 

で、肝心の私のクマ鈴ですが、

登山口に近い下のほうでは「音響かないな、やっぱり新しいの買ったほうがいいかな」と思ったのですが、

道路から離れるに従い、考えていた以上に音が聞こえているかも。

 

やっぱりこのクマ鈴の音が好きなんだと再認識。

リンリンでもチリンチリンでもキンキンでもなく、

そう、「ィ・i 」系の音ではないのね。

「ろんろん」というか「のんのん」というか、「ぉ・o 」系のころころ音。何言ってるんだ(笑)。

 

屈斜路湖畔や農道、摩周越えの道は静かなので、このクマ鈴でも響いてくれるのでは。

買わずに来年はこれで歩くことに決定。

 

 

 

 

 

 

結論が出てああすっきり。

以上、今日の三角山でした。

 

…オオウバユリ、終わってました。また今年もか。

 

 


17ページ 6行目 268

2019-07-29 23:01:01 | 本 3

 

前回の267回目は6月19日。

思いっきり間が開いてしまいましたが、その理由はというと100kmウォークでしょね。

私にとって一大イベントでしたので。

それでも時折ちまちま読んでいたので溜まってしまっています。

今日はこの間に読んだ本を大放出。

17ページの6行目は書き写してありますが、感想雑文その他はほぼなしあるいは数行で。

 

 

 

 

 

 最初の悪い男/ミランダ・ジュライ 岸本佐知子訳

ど、フィリップのためにすべてをきちんとさせておきたかった。「敵機襲来!」とジムが言った。

 

衝撃波という言葉がでてきたけれど、感動とか心に残るとかではなくて衝撃波がふさわしいと思う。

 

 

 

 

 探検家、40歳の事情/角幡唯介

「あのね、聞いて。私は心配なの。あなた結婚するまで年金払ってなかったでしょ。だか

 

母牛の怨念、牛天神にお祓いに行った話だけ読み直す。

 

 

 

 

 NHKラジオ深夜便 絶望名言/頭木弘樹 

目次でした。

 

 

今回はどうものめりこめないなと思いながら読んでいたのだけれど、

わかった、100kmウォークの準備でうはうはしていて絶望とはあまりにも逆方向な精神状態。

 

 

 

 

 生きるとか死ぬとか父親とか/ジェーン・スー

しかも彼女は不動産に強い。

 

意外な話の内容で、今まで読んだスーさん(ベビメタではない)の本で一番良かったかも。

 

 

 

 

 イノセント・デイズ/早見和真

 

札幌から弟子屈町へ向かうJRとバスに乗りながら読んでいたのだけれど重くて(本の重量)しんどかった。

 

 

 

 

 桃仙人 小説 深沢七郎/嵐山光三郎

出した。その日もざんざん降りの雨だった。大型台風がやって来ていた。その

 

異色の選書。

 

 

 

 

 ウズタマ/額賀澪

「今日は水族館に行ってきたよ。真結はやっぱり大人しかった。まだ俺のこと、紫織のお友達く

 

まったく同じあらすじ内容で、横山秀夫、藤沢周平、小川洋子がそれぞれの文体で書いたらどんな風になるのだろうとなぜか浮かんできた一冊。町田さん(町田康)は無理だな(笑)。

 

 

 

 

 

 名画と解剖学『マダムX』には なぜ鎖骨がないのか?/原島広至

と呼ばれている。広頚筋は下顎骨の下縁から鎖骨を超えて胸部の皮膚にまで広が

 

図書館へ返却が迫っていてじっくり読めなくて残念。

骨とか筋肉とか芸術作品とか三つ巴な一冊。

 

 

 

 

 天上の葦 上/太田愛

 鑓水と知り合ったのは修二が十八の時、少年鑑別所を出て小さな建設会社の作業員をしていた頃だ

 

 

 天上の葦 下/太田愛

「音楽の授業に使うものを征一さんに貸してもろうておったのです」

 

太田さんの作品はどの本をとっても読み応えがあるのでおすすめです。

 

 

 

 

 この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ/新井美枝香

 

 

カリスマ書店員さんの本というので興味を持ち読んでみたのですが、文体というか、

この本は思ってたほどではないみたいでした。

 

以上、久しぶりぶり268回目でした。

 

 


困ったもんだよ この脇腹痛

2019-07-28 23:05:05 | 2019

 

今日も暑い一日でした。

この日差しと照り返しの道を走りに行く元気などこれっぽっちもなく、

晩御飯の仕度を早めに済ませ、

ちょっと涼しくなって来た時間にご近所を走りに行ってきました。

 

で、前回もそうだったのだけれど、

例の脇腹痛が起こりそうなもやもや~っとした状態で、

ガスなのか横隔膜の痙攣なのかわからないけれど、

どっちにせよこれ以上痛くならないでくれ、落ち着いてくれと走り続け、

前回はもやもや~のまま最後までもったのだけれど、

今日は7kmあたりからギュンギュン痛みが増してきて、

脇腹が中から裂けそうなあの痛みがやってきた。

 

速度を落とし、走る実験室というか、

どうやったらこの痛みがおさまるか、

おさまらなくても痛みメーターでいうとほんのちょっとレベルまで下げられないか、

北海道マラソン(ファンラン)に向け試しながら走ってみた。

痛い側の脇腹を伸ばす、痛い側の腕を上に伸ばしさらに脇腹を伸ばす、

痛い部分を押す、押さえる、指をぐぐぐぐぐっと差し込む、

深く深呼吸をする。

 

どれもぱっとしなかったけれど、痛い箇所を強く押すのと深呼吸がいくぶん楽になるかも。

結局「痛いぞ歩くぞもうやめるぞ」と繰り返しつつ家の前まで走り通して帰って来た。

で、走るのをやめた瞬間から痛みがなくなるのはどうしてだろう。

いつもいつも思います。

テーピングして改善されるようなものでもないし。

原因は何なのか、防ぐ手立てはあるのかないのか。

なんともないときは全然なんともないのに。

困ったものです。


ネジバナ 足指をグー

2019-07-27 23:27:27 | 2019

 

ネジバナが好きです。

今年もご近所の草ゾーンに鮮やかなピンクのぐるぐるが紛れているのを発見。

毎年見事に草刈機で刈られてしまうのだけれど、

刈られても刈られても次の年にはぐるぐるぐるぐる花を咲かせる。

タイミングが悪い年は草丈数cmに刈られたあとを見ることになるのですが。

 

で、このネジバナ、毎年ボケるブレるピントが合いません。

今年こそはと10枚近く撮ってきたのですが、

使えそうなのは一枚だけ。

 

 

 

 

 

まだまだ甘い。

明日もう1度写してみよう。

 

 

 

 

足指の話です。

足指というか、足の横アーチ強化、足底の筋肉の強化を目指し毎日足指を握り締めています。

 

 

 

 

 

椅子に座り真上から見下ろし、爪が見えないくらいのグーが良いそうです。

甲の部分に第三関節の骨が見えるのがいいそうな。

横アーチが潰れているとこの関節があまりはっきりと見えないらしい。

私はまぁまぁ握れているし関節も見えているかな。

指を丸めるのではなく、足全体をぎゅうっっっっと縮めるというか握り締める。

おにぎり握れるくらいぎゅぎゅっとな。

で、攣ります(笑)。

攣ったら足指を反対方向スネのほうにぎゅうっと倒し伸ばす。

 

しかし、足の甲の色とスネの色がこんなに違うとは(笑)。

気にしない、気にしない、って一休さんか。


雨雲レーダー 言語バー

2019-07-26 23:04:04 | 2019

 

天気が崩れる前に歩きに行ってしまおうと、

でも一応備えあれば憂いなしでスパイベルトに折り畳み傘をいれ(ってパンパン・笑)ウエストに巻き、

名前は忘れてしまったけれどアイフォンをカラビナ付きの袋に入れそれをスパイベルトにぶら下げ、

なんだか今日の恰好・装備はよろしくないなと思いつつも琴似発寒川へ向かう。

 

 

 

 

 

そろそろ咲きそうなガガイモ。

 

 

 

 

いつもはアイフォンを腕か腰に巻きつけていて取り出すのが面倒なためここ最近は写真が激減していますが、

今日は取り出しやすい環境、写しながら歩きましょうと思いきや、

河畔を走るランナーさんにつられ、走り始めてしまった(笑)。

身も心も感化されやすい性分です。

 

アイフォン入れている袋というかポーチを手に持ちながら走るはめに。

邪魔だ。

走るのなら傘持ってくるなと自分に言い聞かせたい。

雨雲レーダーは当たるのかななんて確かめながら歩いてこようと考えていたからで、

雨雲レーダーより当てにならないのはつられて走る私自身だな。

 

 

 

 

 

100km歩こうよ完歩なのに3500m走るほうがきつい。

 

 

 

 

 

へろへろになりながら錦水橋到着。

 

 

 

 

 

この後雨がぽつぽつ降ってきて、必然的に帰りも走ることに。

って、折り畳み傘持参しているのに、そこまでの雨量ではないのが悔しい。

 

 

で、今日は早めに投稿してしまおうとパソコンを起動したら、

言語バーっていうの? あれが絶不調。

入力モードが突然変わってしまったり動かなくなってしまったり。

いらっいらっと立ち向かうこと小一時間。

 

解決したかな、ここまで問題なく入力できた。

 

健康とパソコンは調子が悪くなってからありがたみがわかるというか、

いつまでも機嫌よく動いていてほしいのよ。

本当、困ります。

 

 

 


釣れた!

2019-07-25 23:22:22 | 2019

 

琴似発寒川河畔の道を走り始めてもう何年経ったのか。

毎年、魚釣りをしている人を見かけます。

釣りはまったくわからない素人ですが、針に魚がかかっているかスカかどうかは見ればわかる。

視力はまだほどほどいけます。ただし遠いところのみですが。

 

で、先月あたりから琴似発寒川で釣りをしている人が増えてきて、

いったい何を釣っているのか、何を釣ろうとしているのか、

走る or 歩きながら気になっていたのです。

 

川岸で釣っている人、川の中に入って釣っている人、

この川の中でもモロ水の中の人と魚道を足場に釣っている人のパターンがあり、

みな釣り糸を垂れていたりひゅんと遠くに飛ばしたり。

 

でも琴似発寒川を利用するようになってから1度も釣れた瞬間を見たことがないのです、私は。

本当に魚はいるのか、釣れるのか、何がいるのか。

 

目だけはいつもしっかり釣竿注視で行動していた甲斐があり(?)、

ついに昨日、初めて糸の先に魚がかかっている歴史的瞬間を目撃。

 

5cm~8cm位のベージュ色の細長い魚をおじさんが釣り上げた。

おお、本当にいるんだ、釣れるんだ、魚釣れるんだ。

 

コースを外れ河原に走り、おじさんに魚を見せてもらいたい衝動が走ったけれど、

いやいきなり汗だくのおばさんが駆けてきたらおじさん引くだろなと自制、

そのままサイクリングロードを走り続けたのだけれど、

いったいあのベージュ色のキラキラ輝く小魚はなんという魚だったのだろう。

まさかのフクドジョウ?

琴似発寒川といえばフクドジョウとサケマスの遡上しか浮かばない。

 

 

昔撮った標識があったのを思い出した。

 

 

 

本当にこんなにいるらしい。

 

 

 

 

 

 

目が良くてもここまでは確認できないって。

 

いやぁ、何が釣れたのだろう。

あの魚、とても気になっています。


銀行が苦手です

2019-07-23 22:19:19 | 2019

 

古い通帳がある。

中にはちょっと嬉しい金額が印字されている(あくまでも個人の感覚です)。

でも届出印がわからない。

暗証番号がわからない。

おまけに銀行が苦手である。

でも中にはちょっと嬉しい残高が印字されている。

さあ、どうする、どうすればいいのか。

 

今日はなんだか朝からこの通帳のことがやけに気に係り、

よし、今日こそはこの通帳をなんとかしようではないかと心に決め、

まずは近場のATMに行き、記帳をしてみた。

利息が一応ついているが、利息だけでは大福を買うことも出来そうにない額。

 

で、勇気を出してキャッシュカードを1度だけ、

いくつか浮かんだ候補のうち最有力な番号を打ち込んでみたけれどエラー。

続けて入力したい気持ちをぐっと抑え帰宅。

 

キャッシュカードがだめでも印鑑さえあっていれば通帳内の金額をおろせる。

こうなったら苦手な窓口にいき、

最短で引き下ろしできるか、いろいろ回り道手続き云々になってしまうのか、

お姉さん(なぜ窓口業務は若い女性ばかりなのだろう)に話を訊くしかない。

 

最有力候補の印鑑、次点の印鑑、試しの印鑑をメモ用紙に押し、

引き出しの用紙に判は押さずに金額・口座番号だけ書き込み窓口へ。

届出印はおそらくこの紙に押したなかのひとつだと思う、持参していることを告げると、

ぱぱぱっと調べてくれ、紙に押した印鑑の一つを丸で囲み、

これがそうなので引き出し用紙に押してくださいとのこと。

おお、意外とすんなり進んだ。

本人確認もありかと思っていたけれど、それもなかった。

 

解約という方法もあるけれど、大福1個か2個分の端数だけ残しておくことに。

 

で、苦手心に鞭打って折角窓口まで来たのだから、

お姉さんにキャッシュカードのことも訊いてみた。

すると、暗証番号を教えることは禁止なのだそうだ。

複雑な手続きをすればなんとかなるかと考えていたけれど、これは外れで一切教えないのだそう。

そのかわりと言ってはあれですがと前置きをして、

キャッシュカードは(ここの銀行では)5回までOKで、

5回でクリア出来なければ6回目からは失効となるので、

考えられる、考えそうな番号を入力してみてくださいとのこと。

お客様の場合は(私ね)1度エラーをなさったそうなので、あと4回は出来ます。

全て通らず効力を失った場合は窓口にて再発行。

今ここで暗証番号の変更は出来るのか訊いてみようかと思ったけれど、

なんといっても残高が大福1個か2個分になってしまったのでそこまでしなくてもいいかと止めました。

 

ああすっきりした。

私でもやれば出来る。

下ろしたお金は来年の遠征費用及びお道具代にしよう(笑)。

 

 

 


坂の手前で

2019-07-21 23:09:09 | 2019

 

いつまでも100kmウォークの余韻に浸っていたいのだけれど、

北海道マラソンが控えている。

あと1ヶ月ちょっと。

暑いけれど、日焼け止めクリーム厚塗りしてご近所を走りに出かけてきました。

 

ゆるゆるとした坂道を上ってゆくと、

前方に倒れた自転車と、地べたに座り込んでいる男の子(小学1年生か年長くらい)が。

おそらく自転車に乗っていてコケたのだろう。

泣いてはいない。

出血もなさそうだし、痛がっている様子も無い。

ただ、目が、なんというか庇護を訴えている。

 

で、私としては坂の途中で止まりたくないのね、正直なところ。

先はまだまだ上りが続くし、おまけに傾斜もきつくなる。

ここで1度止まってその子と喋ったり怪我の確認をしたりすれば、

再び走り出すのはきつさ150%増しになること間違いないし、

なんといっても見た限りではなんともなさそうだ。

 

「大丈夫かー?」と声をかけて走り去る手もあるけれど、

やはりこういう場合は怪我の程度を確認するのが人の道でしょうと、

丁寧に立ち止まり、膝をつき、怖くないようサングラスも外し、怪我の具合を確かめた。

肘膝を特に痛がるようでもなく、血もでていない。

「どこか痛いとこある?」と訊くと、右だか左だか、人差し指を立て、

反対の人差し指で「ここが痛い」と言うので見てみると軽くすりむいている程度。

 

親は一緒じゃないのか、家は近いのか、一人で歩けるかと訊いていると、

向こうから子供の集団が駆けてきて、どうやらその子はその集団の一員らしく、

あっという間に自転車を起こし、わらわらわらーっと去っていってしまった。

 

いったいなんだったんだ。

 

まぁ元気なことはいいことだと、そこから再スタートしたけれど150%増しの強度よ(笑)。

でも下手に子供に声をかけるのもまずい時世なのかな。

「優しいおばさんだ」と思ったのか、

「怪しいおばさんだ」と思ったのか。

後者ではありませんように。ちゃんとサングラス外したぞ。そんな問題ではないか。

 

 

 

 


 

やっぱり余韻だわ。

先日の100km歩こうよのニュース動画を見つけたので、余韻をおひとつどうぞ。

 

 

 

 

 

って、私は一切映ってはいません。

私がゴールしたときはまだ真っ暗闇の時間帯で、

硫黄山の姿も見えなかった。ただニオイで今硫黄山の横を歩いているのだなと。

夜が明ける頃の景色も見てみたかったな。夜明けの匂いや空気も吸ってみたいよな。

こっちの時間帯のゴールのほうが楽しそうかも(笑)。

外が明るいと違いますね。

 

 


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  来年のために もう一回

2019-07-19 23:17:17 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

出来てしまったら痛くて堪らない、それは肉刺。

ウィキペディアにはこう書いてあります。


肉刺(まめ)はにできる水疱(水ぶくれ)で、医学的には外傷性水疱(がいしょうせいすいほう)とも呼ばれている。皮膚摩擦などの機械的刺激が加わることで生じる水疱のこと。靴ずれも同じ原理で生じる。


マメは肉刺でOKだと思っていたのだけれど、

先日町を歩いていたら、

 

 

 

 

 

 

マメし?

 

 

 

私には肉の刺身ではなく足のマメにしか見えない。

ちなみに肉刺しはフォークのことでもあるそうな。

 

 

 

その肉刺予防のために靴を出来るだけ脱ぎ、靴下も交換するようにしたと書きましたが、

おそらく、50kmも過ぎれば肉刺の一個や二個は出来るものと覚悟し、

肉刺対応グッズも当日しっかり持ち歩いていました。

 

 

 

 

 

上の紺のメッシュは貼る系、下の青メッシュは飲み薬やクリーム類。

このふたつはパスファインダーに入れていたので、ジップロックにはしなかった。

 

 

 

右下の大きめな白い袋は好きなサイズにカットできる絆創膏、

バンドエイドはキズパワーパッド、カットしておいたキネシオテープ、

(ロールのままのテープと小型ハサミはジップロックでザックの中)、

腰痛用のモーラステープ、肉刺保護用パッド(本来はウオノメとかタコ用)、肉刺を刺す安全ピン、

中央の小さな四角いスポンジ状のブツは外くるぶし保護材。

私のハンゾーUはヒールカップがとてもしっかりしているのだけれど、

しっかりしすぎていて道の傾斜などによっては外くるぶしに当たるときがある。

朝のテーピング時に同じものをくるぶしにあて、上からテーピングしておいたけど、

ずれたりした時のために1組用意。

 

 

 

 

これです、ファンデーション用のブロックスポンジを薄切りにした(笑)。

くるぶしだけじゃなく擦れたりあたったりするちょっと気になるところ保護には有効だと思います。

 

結局肉刺はひとつもできなかったので、全部出番無し、使うことはなかった。

使わなかったからと言って、次回は何も持たずに歩くかというとその勇気はない。

次回は次回でなにが起こるかわからない。

でもこの画像を眺めていろいろ考えると思います。

 

 

青いメッシュのポーチには、

 

 

 

芍薬甘草湯、ロキソニン、胃薬。

前夜まで胃があっぷあっぷだったのに、いざ本番となるとちゃんと活躍してくれた。

 

 

 

前日目にゴミが入ったので慌てて目薬を追加。

持って行く予定ではなかったので、使いきりの目薬は用意していなかった。

プロテクトJ1と日焼け止め、

 

 

 

得意の岩塩、馬油、ベビーパウダー。

携帯用の小さなケースに移し用意していったけれど、

休憩所で1度プロテクトJ1を塗りなおし、ベビーパウダーを足全体に擦り込んだだけであとは使わず。

 

 

 

画像はないけれど、当日一番使ったのがリップクリーム。

これはズボンのポケットに入れて、しょっちゅう塗り塗りしていた。

息が荒いのか(笑)、普段もリップは手放せない。

 

 

それから大活躍したのが、

 

 

 

 

ファンシー部門第一位のてるてる坊主。

これは効いた(笑)。雨具ださずに済みました。

 

 

その雨具は来年も悩むだろな。

防寒も考えなければならないし、なんといっても私は暑がりだ。

雨具と防寒対策(温度調整というべきか)は一年かけてしっかり考えよう。

 

 

ヘッドライト問題。

娘が学生時代、バイトをしたお金で買ってくれたのが今の私のヘッドライトで、

今回もこれを持って行ったのだけれど、あの濃霧の真っ黒な世界では、もう少し明るさが欲しかった。

予備のネックライトも点けていたのだけれど、それでもまだ足りなく感じた。

月明かり星明りがあるとまた違ったのでしょうけれど、

もう少し明るいのがあると心強いかも。

今回は運よく装備満タンの方と一緒に行動できたので明るかったけれど(本当感謝しています)、

どうやら私は(順位的に)かなり前の位置を歩いていたらしく、

もっと後方なら人の流れというか固まりがあったでしょうけれど、

来年もひょっとしたらこうなるかもしれないことを考え、

一人でも歩く覚悟と支える灯りを入手するべきかな。これ課題。

 

および、クマ鈴、クマ笛も忘れず持ち込むこと。

 

 

服装は、いつもそこらへんを走っているウエアに例のCWXスタビライクスを着用。

これ、きつめで困ったなと前に書いたことがあったけれど、

穿きかたを変えてみたらいい感じに落ち着くようになり、

試しに家で起床から就寝までびっしり穿き無理なく過ごせるか、2日間ほど実験済み(笑)。

100kmウォーク、筋肉痛なしで帰ってこれたのもこれのおかげか。

スポーツサングラス、帽子、手袋は必需品。

 

 

 

 

 

なんだかあまり美味しそうには見えないけれど(笑)、

いつも長距離を歩く大会には持ち歩くお菓子というかmy行動食を、

今回はジップロックにまとめていれてみた。

干しウメ、レモンの皮、チョコレート、レトロ会館のビスケット。

CPや休憩所で食べ物は出るのだけれど、

距離も時間も長いので、空腹を感じる前にちょこっちょこっとつまんでいた。

でも、この半分の量でもよかったな(笑)。

 

 

結局、用意していったものはほとんど使わなかった。

使ったものというと、

替えの靴下、靴べら、リップクリーム、ウィンドブレーカー、ライト類、トレッキングポール、ウォークマン。

 

 

トレッキングポールは42.9km地点の休憩所で受けとったのだけれど、

900草原での下りと摩周越えがメインの出番で、

邪魔といえば邪魔だけれど、それでもあの下りにはあったほうが心強いので来年も必要。

 

 

こんな感じかな。

スポーツドリンクの粉もBCAAもエナジージェル(小さい薄いやつ)も持っていったのに使わなかった。

 

難しいなぁ、無くてもなんとかなる、乗り切れるという自信と実力がない限り、

やっぱり持ち歩くことになってしまうのかな。

 

 

 


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  来年のために

2019-07-17 23:59:59 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

来年のためにって来年も?(笑)。

おそらく、なにか「何か」が起こっていない限り、来年も100kmめざし歩いていそうなので、

備忘録というかメモというか、役に立ったもの、必要ではなかったものなど、

思いつくまま書き残しておきます。

 

 

・なんちゃってハイドレーション化

 

長距離を歩くのにハイドレーションは仰々しいのではないかと思っていたのですが、

5月のクソ(失礼)暑いあの日におこなわれた「第42回北海道を歩こう33kmコース」のとき、

一気に給水ではなくちまちま、ちまちまとこまめに給水しなければならないと決めていたのに、

暑さと照り返しと疲労で、初めて「水を飲む」ことが面倒に感じた。

私のザックはペットボトルの取り出し口が斜めになっていて、

一般的な立てて出し入れするザックよりはスムーズに行えるようになっているにもかかわらず、

いちいち取り出し、それをしまうのが大儀で面倒で、つい給水するのに間が開いてしまいがちに。

脱水にはならなかったけれど、元気な時と疲労がたまってきた時では同じ簡単な動作も面倒になり、

それが重なるときっと大きなダメージになるかもしれない、

長くなりましたが、北海道を歩こうに参加して学んだことはこれでした。

 

それで給水をなんとか簡易化しようと考えたとき、ふと思い出したことが。

古いキャメルバッグを持っていて、

これって確かアクセサリのチューブを買えばちゅうちゅうできるはずじゃなかったっけ?

 

 

 

 

ボトルは確か7年くらい前のものだけど接続可。

私のザックはハイドレーション対応になっていて背中側にハイドレーション用の部屋があるのだけれど、

さすがにこのボトルを突っ込むとゴロゴロするので、

 

 

 

 

ザックの後ろポケットにいれ、チューブはいったんザック内に潜り、

本来通るべき位置の肩の通路?からショルダー前面へ。

見た目はあまりよくないけれど、残量は一目でわかるし、補充も簡単、

歩きながら少量ずつちゅうちゅう(笑)。

これは楽だった。

 

でも。

 

もっと楽チンに、もっと軽量化する方法はないのか。

ショルダーベルトにペットボトルやスクイズボトルが入れれるポケット付きのザック、

あるいは今使っているザックのショルダーベルトをカスタマイズ(笑)して取り付けてしまう。

旅費や参加費がかかる分、あまりお金をかけたくない。

楽に、こまめに給水システム。課題です。

 

 

 

・肉刺対策 足底対策 テーピング

 

肉刺(マメ)のない、痛みのない足でゴールしたい。

どうやったら肉刺の誕生を遅らせることができるか、肉刺ゼロで帰ってこられるか。

 

プロテクトJ1を塗り乾かした後、母趾以外の4趾すべてにテーピング。

摩周越えを考え母趾にはマメ・靴ずれブロック。

 

 

 

 

フラットな道だとなんともないのだけれど、上り下りでは母趾の腹が赤く熱をもつので、

先手必勝? 予防につかってみた。

 

 

 

これは肉刺が出来てからではなく、出来る前に貼るというタイプで、

さらに数日貼りっぱなしでもお風呂もOKということなので、

前夜から貼って寝た。先手失笑。

 

横アーチ、土踏まず踵手前の二箇所テーピング。

 

結果、肉刺は最後まで出来なかった。

足底は前回書いたとおり、摩周下りで左足裏粉砕。

 

来年にむけて、もっとしっかり足裏を鍛える。

横アーチを整える。毎日続けること。

 

 

 

・肉刺対策2 靴下交換&靴環境

 

替えの靴下は前半3足、後半荷物受け取り時に3足用意。

大雑把に15kmを目安に新しいのに替えるようにし、間の休憩所やCPでは必ず靴を脱ぎ、短時間でも乾かすというか、靴から解放。

履くときも必ず靴を逆さまに振り、小石や枯れ草など取り除くようにした。

入ってなくても振れば空気の入れ替えで湿気を飛ばす効果があったかも(笑)。

 

休憩中靴はそのまま履きっぱなしの人が多いけれど、

多少時間はロスしても靴を脱ぐ、靴下を脱ぐ、取り替える。

最終的には肉刺が出来ずにゴールできたから来年もこれでOK。

後半、5CPで靴下を取り替えたあとは摩周越えで、結局これが最後の交換に。

計4回でした。

それと、スポーツデポで買った3足で1000円もしないティゴラの五本指靴下でした。

 

 

 

タビオ欲しかったけれど、これでも大丈夫だった(笑)。

やっぱりこまめな靴下交換と換気が大事なのかも。

 

 

 

 

何度も靴の脱ぎ履きするのに大活躍したのがクールノット。

脱いだり履いたりするのが楽なのと、いつでも同じ締め具合なので1度セットしてしまえばOK。

途中で緩めることも出来るので、これはおすすめです。

ちなみに私のハンゾーUはベロが薄くて掴みにくく、

携帯用の長めの靴べらを持ちこみました。

ハンゾーUのUは ultraのU。ウルトラマラソン用です。

 

 

 


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  ⑤

2019-07-15 23:43:43 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

3CP 道の駅 摩周温泉で貰った「100キロ饅頭」。

私大福は大好きだけどお饅頭は苦手で、

でもここで食べなかったら縁起が悪そう運が逃げて行きそう、

後悔するより行動だと頑張って食べた。

ちなみに最中、羊羹も苦手というか、この二つは完全にアウト。

大福、串団子、おはぎは大好きで、餡のパーセンテージが高ければ高いほど無理となる。

お汁粉は微妙な立場かな(笑)。

 

 

5CP ピュアフィールド風曜日からソロの男性と組んでもらいゴールまで一緒。

この5CPから(正確に言うともっと手前からだけど)6CP 摩周第一展望台までの上り5.6kmが私の中で一番の難関と読んでいたのですが、

意外とあっさり淡々と終了。

 

私は普段の走りや歩きできついつらい上りになると絶対先を見ないで、

ひたすら下を向き足元しか見ないようにしています。

たまに顔を上げ行く手を確認をするくらい。

他の人はどうなのかわからないけれど、

足元ばかり見ていることでフラットっぽい感覚というか脳と自分をだますというか、

これが上りを乗り切る一番楽な方法と思っているのですが。

 

今回のこの摩周湖展望台への上りは、真っ暗闇だったのと濃霧に覆われていたので、

顔を上げているにもかかわらず周りは何も見えず、

下を向いていると同じような誤魔化し・錯覚が作用していたのかもしれない。

 

6CPでおにぎりとかに汁を頂き完食。

ここまで67.1km、12時間以上歩き続けてきているというのに胃が受け入れ態勢OKなのがありがたい。

 

6CPからさらに高度を上げ7CP、ここで72.0km。

7CPでは休憩を入れず番号チェックだけでそのまま摩周下りに突入。

 

ここでついに足に異変が発生。

7CPまではほぼ無傷できていたのね。

前裏内外の太腿、膝、ふくらはぎ、中殿筋、股関節、足首、足裏、すべて苦痛なく動いてくれていた。

ところが、7CPから先8.9kmのぐるぐるヘアピンカーブ連続の下りで、

左の足裏が粉砕というか爆発というか、足底三つのアーチの骨、

例えるなら足底をつなぐ数珠の糸が切れたような、足の骨って片方だけで28個もあるのだけれど、

それぞれ文句と悲鳴と危険信号を発しはじめ、支える筋肉限界、

激痛ではないけれど、痛みがついにでてきて、

いつどこで「ピキっ」と恐怖の音が聞こえてくるのではないかと、もう祈るような気持ち。

足裏はしっかりテーピングしているのだけれど、それでもくるか、この痛み。

 

さらに、アーチが沈むのと下り坂の連続のWパンチで左足の指先(一番長い2趾)が靴にあたるようになり、

爪が痛くなってきて、おそらくやられてしまったもよう。

ニューバランスのハンゾーUを履いているのだけれど、

100kmウォークを見据えワンサイズ大きいのを購入したのに、下りで足首の紐をちょいと締めなおすのを忘れていた。

「きっと靴の中で爪がはがれ血みどろになっているに違いない」なんて不吉な考えがよぎったけれど、

真っ黒に変色しただけでした(笑)。

 

下りも上り同様、めくらましというか闇と濃霧で下っている感覚があまりなく、

恐れていた前太腿のストレスや膝に負担がくることもなく8CP 川湯駅前交流センターに着く。

 

で、川湯の町に戻ってきて、道がほぼ平坦になって気がついたのだけれど、

一気にカラダにガタがきたみたいで、カラダじゅうの関節という関節がぎしぎし、

だれか私にクレ556差してくださいという感じ。

車道と歩道との段差もギコギコ。

さすがに80kmも歩くとこうなるんだ(笑)。

 

 

 

 

 

7月7日01時19分、スタートから18時間と19分で84.6km歩ききりました。

 

 

順位や速さを競うものではないけれど、私の10分後にゴールした人の話だとその人で19番目、

となると、8CPからゴールまでにあのギコギコの状況で二人(おそらく、三人ではなかったと思う)抜かしたから、私たちは15、16番目くらいでゴールしていたのかも。

142人スタートだからこれはびっくり。さらに女子だと4番目か5番目かと。

-いまだに不思議なのだけれど、どこでそんなに抜かしたのか。スタートしたのも後方だし、

歩きながら抜かした人は数えるほど、ほとんど一人旅状態だったのに、わからない-

 

 

ゴール後は温泉で汗を流し、川湯ふるさと館に敷いてあるふとんで仮眠。

前夜ほとんど眠っておらず、84.6kmも歩き続け、温泉に浸かったらもう爆睡でしょと思いきやここでも眠れず、

耳栓をして30分くらいうつらうつらしただけ。

 

 

 

 

目覚めのたこ焼きとアイス。

 

 

もっと苦しむのか、もっと痛い目にあうのではないかと思っていたけれど、

意外とあっけなく終了してしまった。

おそらく時間の感覚がおかしくなってしまっていたからかな。

 

 

飛行機の時間との関係から閉会式の始まる前に送迎バス利用者は会場を去ることに。

 

 

 

 

おお、釧路駅でルパン列車を見る。

 

送迎バスの3時間、ほぼうとうと寝ていたし、

駅待合室でも札幌までのJR車内でもほとんどうとうと寝ていた。

 

歩くのをやめた瞬間から左足底の痛みはなくなり(正直者だ)、

筋肉痛になることもなく(真実です)、

ただ股関節がギシギシぎこぎこで、歩き始めの数歩がブザマでした(笑)。

 

 

 

 

 


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  ④

2019-07-13 23:59:59 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

早いものでもう100km大会から1週間が経ちました。

先週の土曜日の今頃はどこを歩いていたのやら。

おそらく7CP摩周湖下りを目指し、闇の中を歩いていたのでは。

 

今まで一番長距離を歩いたのが今年の5月の「優駿と桜ロード50km」。

50kmから先は未知の世界未知の領域となるのですが、

4CP 900草原(おそばがでたところ)で48.8km、

5CP ピュアフィールド風曜日は61.5kmと記録を更新中で、

私の脚は足腰はどうなっているのかというと、これが快調で痛いところはどこもなし。

太腿もふくらはぎも健全、中殿筋・股関節も問題なく、膝も傷む気配すらない。

心配をしていた肉刺も発生せず、疲れているという実感もなく、気分も軽く、

隠れた不安といえば足底筋膜炎及び足裏がどこまで持つかだけれど、

とりあえず5CPまでは頑張ってくれている。

 

日没後は一人歩きは原則禁止となっていて、

私のようにソロ参加者はだれかと組んで歩かなければならない。

ソロ同士だったり、どこかのグループに混ぜてもらったり。

 

3CP 道の駅摩周温泉から私の前後は近距離では人が見当たらず、

5CPに向かう道では人影すらない。

これはこの先単独で歩かなければならないかもと覚悟したのですが、

運よく僥倖のかたまりというか、

5CPに同伴者待ちの単独男性が控えていて、この方とペアを組んでこの先摩周湖を目指すことに。

 

確かにこの方、最栄利別休憩所でも900草原でも見かけている。

5分出発時間がずれると400mは距離が離れるので、

私が時折遠くに見かけていた小さな点のような後姿はこの方で、

5分~10分のズレでお互い歩いていたのでしょうね。

 

道道52号線屈斜路湖摩周湖畔線を6CP摩周第一展望台~7CP摩周湖下り、

そのあと一気に8CP川湯駅前交流センターまで下るのですが、

この区間が最大の難関で高低差486mが待っている。

普段元気な時でもこの高低差を歩く(距離にして20km以上)のはきついのに、

朝から延々60kmも歩いてきたこの脚このカラダで越えなければならない。

おまけに真っ暗闇。

 

灯りのない真っ暗闇を歩くことなんてまずない。

去年のブラックアウト大停電のときは外に給水に行ったけれど、

それでもどこからか懐中電灯の灯りの輪が見えていた。

 

さきほど僥倖と書きましたが、

私と組んでくれたこの男性(雰囲気はカビゴン、でも実はメガカメックス的な)、

何度もこの100km歩こうよや空知100kmを完歩されている方で、

知識と記憶と装備が万全、用意周到、まさに渡りに船。ありがたい。

 

私はヘッドライトと予備に用意していたネックライトの装備だったのですが、

この方のヘッドライトは桁違いに明るく、

ザックにも数個LEDライト、腕にも巻くタイプのライトを装備。

 

歩き始めてすぐ霧が出て来たかとおもうと、あっという間に濃霧になり、

視界10mもなかったのでは。

道路の真ん中の白線は見えるけれど、反対車線側は霧の壁でライトを当てなければ何も見えない状態。

私の装備のライトだけでは足元しか見えなかったのでは。

 

さらに。

7CPを越えたあたりでおもむろに最終兵器というか、

とてつもなく明るい、光を発するビームのような懐中電灯が登場。

あまりの明るさに「それは何ルーメンあるのですか?」と訊いたところ、

「20000ルーメンはあります」と返ってきた。

濃霧が蓋をした闇の中を光の筋が射すのよ。あれはすごかった。

この下りのぐるぐるヘアピンカーブの後に来る延々と続く直線が気分的に苦手ならしく(間違って解釈していたらごめんなさい)、

見渡せるようにこの懐中電灯を持ち込んでいるそうで、

そんなこと知らずに一緒にペアを組んでもらった私はなんてラッキーだったか。

よく響くクマ鈴にホイッスル、訊ねなかったけれクマスプレーも持っていたのかもしれない。

 

さらに素晴らしい記憶力で、この先の道の状況を次々とナビしてくれる。

実際5時間近くこの方と歩いていたはずなのだけれど、

感覚的にいうと1時間も歩いていないような感じで、

これって疲労と脳内さまざまな物質大発生でいっちゃっていたのでしょうか。

 

私ね、実はこの夜のために星座の勉強をして行ったんです。

角幡さんのように真っ暗闇の中星座を見ながら歩こうと。

が、星座も何も、数m先すら見えない濃霧! 濃霧の蓋!

♪ 霧に抱かれて静かに眠る 星も見えない摩周湖の夜 は本当だった。

 

怖かったのが後ろを振り返ったとき。

前方は二人のライトで(実際私は1人分にも満たなかったけれど)照らされているけれど、

後ろを振り返ると真っ暗で、瞬間ずどんと暗幕を被されたというか、

夜の闇の底の底、墨汁に顔を突っ込んだらこんな暗さのなるのか、世界はここまで黒いのか、

この大会に参加しなければわからない夜の闇の深さでした。

 

さらに続く。

 


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  ③

2019-07-11 23:27:27 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

100km歩くとすると、どれくらいの時間がかかるか。

時速5kmだと20時間。

20時間歩きっぱなしというのは無理な話で、途中ご飯を食べなければ動けないし、

トイレにも行くし、休憩しなければ先が続かない。

歩き始めのペースを終始キープできるかというとそうあまいものではなく、

途中なにか不調、どこか痛くなり始めたらペースはどんどん落ちていきゴールはどんどん遠くなる。

 

初めに親切に説明をすればよかったと今さらながら気が付き、

コース図と各チェックポイント(CP),タイムリミット表を載せます。

 

 

 

 

 

 

 

スタートは7月6日午前7時、ゴールが閉まるのは7月7日午前9時15分。

26時間15分内に帰ってこなければならないのです。

100kmといっても私はまだ84.6kmだけどリアル100kmの人も同じこの時間内に帰還するのが条件。

「*大会名に「100km」とありますが、高低差が最大486mと過酷なため、距離を縮めて運営しております。」

と大会概要に記載されてあるとおり、後半50kmを過ぎたあたりから上りが始まり、

摩周湖第一展望台、第三展望台と山一つ分10km以上上り続け、

そのあと摩周湖下りで一気に下る。

 

 

 

 

私のアタマの中では新ひだか町での50kmの大会に支笏湖までの33kmをくっつけたイメージだったのですが、

実際に歩いてみてわかった大きな違いは、真っ暗右も左も暗幕に包まれた暗闇の世界だったということ。

この暗闇はイメージがまるっきり足りなかった。

問答無用の闇。闇、闇、闇。

 

上の標高差の図はリアル100kmになっているので、

23kmあたりから先16km分マイナスしてもらうといいかんじになるかと。

 

 

 

3CP道の駅 摩周温泉を過ぎたあたりからぽつぽつと雨が降り始め、

といっても傘をささなくても平気なくらいの降りかた、小雨。

私の前方を歩いている人はレインコートを3回着て、3回脱いだ。

私はというと雨具は出さず、

ファンシー奥義、

 

 

 

 

てるてる坊主を出した(笑)。

強そうなおばさんなのですが、30%ファンシーでできています(笑)。

このかえるのピクルスてるてる坊主は、どの大会にも必ず潜ませ密かに持参、同行二人。

もちろんいつもはパスファインダーの中で待機なのだけれど、

今回はまわりに誰もいないことと、雨が止んでほしくて初めて外に出し大会デビュー。

真面目に雨止みました(笑)。

 

 

 

 

900草原 東京ドーム300個以上が入ってしまう町営牧場。

天気がよければ大パノラマが見渡せたのでしょうけれど。

ちなみにここに来るまでちょいとした上りでした。

 

 

 

 

4CP 900草原では、おそばとおにぎりが配給。

各CP,休憩所には飲料水(ペットボトル)や食べるものが用意してあるので、

食料を持ち歩かなくてもいいのはありがたいことです。

なにか個人的に好きなガッツ食だけ持ち歩けばいい。

 

 

 

 

レストハウスよ、さようなら。

相変わらずの一人歩きで、

町の中ならまだしもこんな牧歌的風景の日が落ち始めた郊外では前方に人がいないと心細い。

誘導員さんの制服やライトが見えると心底ほっとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

だれ?

 

 

 

キタキツネってこんな色だったけ。

 

 

 

 

何かほしいのか近くに近くに寄ってきてじっと私の顔をみているのだけれど、

アイフォンを取り出すとそそそそそーと離れて行く。

かなりぶっちゃい顔をしてて、アップで写したかったのだけれど。

 

 

バス移動を含め3日間で見た野性動物は、

エゾシカ、タンチョウ鶴、キタキツネ、ウシ、おそらくテン、

そしてまさかのヒグマ2頭出没(これは見なかったけれど)、それから得体の知れない恐怖の物音。

心臓止まるかと思った。

 

 

 

何度も時計を見ていたのだけれど、各CP到着時刻をまるっきり覚えていない。

写すことすらしなかった。

900草原を出てから日没が迫り、

5CPへ向かう途中で日が落ちた。

5CP到着は19時30分頃だったのではないかと、今日の外の明るさと比べ予測しています。

 

 

一人歩きが許されているのは日没まで。

5CP ピュア・フィールド風曜日から先はヘッドライトを装備していないと失格、

必ず複数名でグループを作り摩周越えをすることになっています。

といっても、私の前後を歩いている人は見当たらず、

900草原を出た時に見えていた後姿の人はコンビニに入っているのか道を外れたか(?)のか居ず、

複数名でと謳っていても強制ではないらしく、

その場にともに歩いてくれる相手がいなければソロで単独で進むしかないわけで、

まぁそれも人生かと、怖いけれどやるしかないと覚悟しながら5CPに入ったのでした。

 

続く。


100km歩こうよ♪大会 in 摩周・屈斜路 2019  ②

2019-07-09 23:59:59 | 大雑把に大会(RUN&WALK)

 

7月5日

6時起床。身支度を整え、近隣のJR駅からJR札幌駅へ移動。

通勤通学ラッシュでぎゅうぎゅう。

ごろごろキャリーケースは肩身が狭いけどまぁ仕方ない。

特急スーパーおおぞら3号乗車。

終点釧路まで約4時間半。ぐぇー、遠い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釧路駅からは大会が用意してくれた送迎バスに乗り換え、弟子屈まで3時間。

途中釧路空港や宿泊施設に立ち寄るので3時間もかかるのですが、

朝の8時スタートとして移動時間は9時間。ほぼ座りっぱなし。

これはきつい。きつかった。

狭い座席に長時間固定でカラダがゴキゴキに固まってしまい、

温泉に浸かりストレッチでほぐしのばしてもなんだか変。

やはり遠い地での大会参加は大変だと実感。

 

そして、恒例となってしまった、緊張と興奮で眠れない夜(笑)。胃は膨満感(笑)。

まぁ、新ひだか町の50kmも30分ほどの睡眠時間で歩き通したからなんとかなるというかするしかない。

 

 

7月6日

4時起床の予定だったのが、ほとんど眠れず3時過ぎからストレッチをして時間を潰す。

3時よ。3時。

足指肉刺対策、膝テーピング、くるぶし擦れ対策を施し、

着替え、ピックアップ用荷物、会場に預ける荷物をまとめ、

前日セイコーマートで買ったクロワッサンと野菜ジュースを軽く胃袋におさめ、

集合場所「川湯ふるさと館」に向かう。

受付午前5時半~6時15分

開会式6時半~6時50分

そして午前7時スタート。

 

大会実行委員会のFBによると、参加者142名、そのうちリアル100kmは30名。

気温18度、予想最高気温20度、降水確率10%。

曇り空の、歩くには打ってつけの天気。

 

大会の数週間前から天気予報サイトをいくつもチェックし続けていたのだけれど、

2週間前から弟子屈町の天気が出揃い、これが結構ばらばらでどこを信じればいいのかかえって混乱。

雨の予報が多かったので覚悟はしていたけれど、

大会日に近くなるほど曇りの予報を出すサイトが多くなり、

といいつつ24時間も歩き続けるとなると何が起こってもいい対応をしておかなければならないので、

雨対策・防寒対策・暑さ対策とあれこれ悩んだ毎日でした。

 

 

 

さてスタートですが、私はおそらく全体の3分の2あたりの位置で出発したのでは。

先頭集団を狙うつもりは毛頭なく、また集団の中を歩くのも好きじゃないので、

歩く速度の合わない人は抜き、前後左右空間のあるポジションをキープしていると、

意外に早々と列がばらけ、おそらくスタートから3kmもいかないうちに一人旅というか歩きやすい状態に。

 

 

 

 

 

 硫黄山。

 

 

 

 

つつじヶ原自然探勝路を歩く。

エゾイソツツジやハイマツをじっくり見て歩きたいところだけれどままならず。

 

 

 

 

 

 

1CP 砂湯に到着。

 

なんと、ここでヒグマが出没したらしく、パトカーや警察官が出動中。

ここ数日ヒグマが目撃されていると開会式で言っていたけれど、

いやぁ、クマ鈴持ってこなかった。

 

 

砂湯以降、何人かと話しをする機会はあったけれど、ほぼ一人歩きをキープ。

老若男女問わず、気の合う人、歩く速度の合う人と歩くのは楽しいけれど、

そうでない場合もあるわけで、どちらかというと私は一人で歩くほうが気楽で好き。

 

 

 

 

ウォークマンは私の必須アイテムなのですが、

今回はさすがにパフュームは聞き飽きてきたというか(悪い意味ではなく)、

なにか気持ちを惹くような、目新しく歩きやすく親しみやすい曲はないかと考えた時、

ふとビートルズのホワイトなんていいんじゃないと浮かび、

でもうちにあるホワイトはLPレコードで、

弟子屈に出発する前日に近場のゲオに行き、CDをレンタル、ウォークマンに入れてきた。

2CP以降、暗闇が迫る5CPまでホワイトアルバムのディスク1を延々リピートで聞き続け歩いていた。

何十年ぶりに聴いたのだろう。歴史あり。

一人歩きのいいところは、ほにゃほにゃと一緒に歌えること(笑)。

 

 

 

 

 

 

さて、これは何でしょか。

 

 

手・鹿か?

ピンポーン、弟子屈(笑)。

 

 

 

 

なんだろう橋っていったいなんだろう。

 

 

 

 

 

これを写す前だったと思うけれど、後方からクラクションを鳴らされ、

何事かと振り返ったら、

窓を全開にした黒い車に乗った外国人の男性と女性(女性は金色の長い髪の美女だった)が、

ふたりして親指を立てサムズアップして応援してくれていて、

お国柄というかこの開けっぴろげな表現、鳥肌ざわわがしばらく止まらなかった。

すっごい元気をもらったというか、括弧A過ぎ。

 

 

 

さて、ここに載せた数枚の画像に人が写っていないのにお気づきでしょか。

前を歩いている人がいない、見えない。弟子屈一人旅。

実際には遠くに一人二人歩いているのが見えるのだけれど、

このときは自分の位置は全体の中くらいから後方と思っていたのですが、

実はそれは私の勘違いで、かなり前のほうに位置していたことがあとで判明。

何人も何人も抜いてきたというのならわかるのだけれど、

せいぜい10人くらいしか抜いていないはずなのに、なぜこの位置なのかいまだに不明(笑)。

 

続く。