毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

top of the 八剣山

2010-05-16 23:44:44 | 定山渓


昨日ヒデさんご夫妻に連れて行ってもらった、
怖いものリストの八剣山の続きです。








山頂っ
360度どぉ~ん
この薄さと高度感には背筋がぞぞぞ


ここに着くまでも、
そして何より下りは必死の決死でして。









ここはまだいい。









ここ怖かった…
思わずここ日本?ここ札幌?って思いましたもの。
いやぁデンジャラスっ。
八剣山地獄の一丁目。


でもみなさんここを通るってのがさらにすごいと思いません?
崩れたら、
コケたら、
滑ったら、
つま先ひっかかったら。

はい、さようなら~です。
どこまで落ちるんでしょ。
怖くて見られませんでした。



でね(笑)。


そんな決死切り込み隊な姿をヒデさんが写し送ってくださいまして。


すんごい姿ですからぁ(笑)。








なんだかゾロ。ミホークか?
背中のストックがこう見ると武器よ刀一本差しよ。









がんばっちょりますっ。
ね、
足元しか完璧見ていないっ。









ビビりまくりっ(笑)。
このとき何を考えてたんでしょね。
どうやったら死なないかだけ?
ひたすら三点支持をキーピングっ。
八剣山記念のかなり貴重な1枚っ。
ヒデさん、ありがとうございましたっ。










穴。










お山のポスト。



…覗いてみる。









やはり郵便ブツは葉っぱ。








どでかい八剣山ツインズ。


この異様なアングルを使いましたけど(笑)、
すっごく太い樹が2本並んで立っておりまして、
それがまたそっくりな枝ぶり。



ヒデさんもカメラ片手にですので、
の~んびり写しながらの下山でして。



おおっ、やったっ。








ミヤマエンレイソウかな?
私、白いの初めてなんです。
ここで出会えるとはっ。








おそらくレンプクソウ。
ネコノメソウ系かと思ってましたら葉っぱが全然違うっ。
名前だけはしってましたが、
ここで出会えるとはっ。







ほぼ白なエゾエンゴサク。



フッキソウやエゾキケマンも咲いてましたが、
私の目は、









きのこっ。











この枯れ葉と新緑の間にたたずむ姿っ。









これなんて円山の子供を抱くお地蔵さんのきのこバージョンっ。
…何言ってるんだって?(笑)。
いいの。










アミガサタケの一種。
生では中毒だそうです。
茹でれば食べられるそうですが、そこまでして食べませんわ。








毒きのこも用心っ。




帰ってきました、無事下山っ。









馬。









アヒル。









オオイヌノフグリっ。
ここでもかっ。











ここの桜もそうですけど、
移動の車窓から見える桜も見事に満開でして。
もうむっちむっち。
溢れんばかりに咲き零れておりました。






桜と八剣山。





そして、









九剣山っ。違うって。


青空の下、
お山を眺めて食べる鬼斬り(やっぱりゾロか?)、
いえおにぎりはでら美味いっ。



がっ。



この時すでに耳が痒かったんです。
お山にかなり虫がぶんぶんしてまして。
そう肌の露出は無かったのですが…
耳たぶというか軟骨?
なんだか痒い痒いだったのですが…




げっ。










赤く腫れたっ。
痒くて熱持って熱くて厚く硬くなってるぞっ。
真横から見ると腫れて開いて広がっているっ。


明日はダンボになってるかも…(爆)。


しかしなんでこんなとこ刺すの?
ずぅっと帽子だったのにね。


虫除けとムヒ。
今度からザックにいれましょ。


楽しい楽しい一日だったのでした。
ヒデさんご夫妻に心から感謝です。








祝・top of the 八剣山

2010-05-15 23:08:08 | 定山渓


誰にだって苦手なものはある。
誰にだってどえらい怖いものがある。



私の怖いものランキングトップ10に居座っていた八剣山。
涙目、
見ただけで太腿に熱いシビレが走る八剣山。



今日ついに山頂を踏むことが出来ましたっ。








お祝いは夫のお土産の紅白まんじゅう。
…何故ゴルフで紅白まんじゅう??
…深く考えてはいけない。




八剣山は突然やってきまして。


昨日の夜ブログを開くとヒデさんご夫(http://blog.goo.ne.jp/hk2008yamaxlr250r)から八剣山行きのお誘いが入っておりまして。

私ね、
今年こそは八剣山登らなくちゃって思っていたんです。
お山を歩き始めた頃、
一番最初に見た八剣山登山を書いてあったブログの記事。
その恐ろしさがトラウマになり、
ビビりまくり、八剣山は絶対ダメよこれと白旗掲げまして。


結局私が読んだ記事は運悪く登山道を間違いナイフリッジを歩いたやつだったのですが。
そんなこと知らんっ。
恐怖がひしひしとインプットされちゃいましてね。


でも。
間違えた記事だけではないんです。
結局怖いんですわ、あの岩とザレと薄さが。
何故あんなに薄いっ。


それに八剣山まで行くのは大変ですし。
公共交通機関を乗り継ぎ、
かつ恐怖の八剣山と向かい合う。
これを乗り越えなければならないのはわかっていても、
ずるずる今年も先延ばしの後回しになってしまうかななんてね。


そこにヒデさんからのお誘いですっ。
嬉しいし心強いっ。
同行させていただきました。









振り向けば八剣山っ。
太腿にアドレナリンが走るっ。
でも涙目にはならず。
誰かと一緒っていいものなのね。








恐怖の岩塔とブランコのコラボってのもなかなか私にはすごいっ。
ちなみに、
ブランコってやつもこの歳で乗るとなかなか激しく三半規管直撃なアトラクションですから(笑)。










ボケました…









てっぺんさえ見えなければ怖くないですから、
ここまでは騒がず平常心でまぁ歩けていたかなと。









で、見え始める…


足元も岩が現れ、どきどき感で二の腕にアドレナリンが走り始め…









写しあってどうする…
いえ、偶然ですから(笑)。
ヒデさんとキューティーな奥様。
仲のいいご夫婦っていいよなと。
私と夫なんて冠婚葬祭のみ共に行動ですから(爆)。











フデリンドウ。
もう咲いているのね。









しゃき~んっ。








こんなところで立ち眩みになっても困るけど、
フデリンドウってどうしてこんなに小さく美しいんでしょ。








道が細くなり始め、
私も心細くなり始め、










ひぃぃぃぃぃぃぃっ。
きた・・・   と心の中で静かに叫ぶっ。










下には何もない…
すと~~~~~~~~~んっ。










行かないって。
誰がそんなとこ行くものですかっ。










もう足元しか見れないってね。
ちょっと視線を広くくるりと見回すと、
さわわっっと血の気が引くのがわかります…
見ちゃいけない、
見ちゃいけない。








ひっ…









い、今私はあのモヒカンに立っております…
ナイフリッジと呼びなさいって?
だって怖い、でら怖いっ。


もうね、言葉出ないの。
ど真剣一本勝負っ。


と言いつつ、








やっぱり、ひぃぃぃぃぃぃぃぃっ。
この高度感、許してぇ…
あそこ(右上池)から来たのよ、あそこの豆つぶよ。









ぐぉぉっ。
う、美しい、綺麗、ステキ、でも怖すぎるって…





怖すぎたけれど、









着いたっ。
無事山頂踏めましたっ。
ヒデさん、奥様、ありがとうございますっ。









ただただ美しく怖いっ。


今画像を編集していてもなんだかざわっと(笑)。
思い出し怖いってのも得なのか損なのか首筋ぶるるでして。
ほら、鳥肌たっているって(笑)。


続きは明日にします。
少し離れないとお布団の中で思い出して叫びそうです。







小天狗岳と定山渓温泉

2008-05-11 21:23:23 | 定山渓
昨日のお山は寒くて中止。うぅ…これは仕方が無いですよね。
今日は、昨日の予定とは別のお山、定山渓の小天狗岳に行ってきました。
…朝5時起きです。起きました、私。
そして、やっぱりバス停まで走りました…
あんなに走って乗ったのに、真駒内に早く着きすぎてしまった…

私、なんと定山渓は20数年ぶりです。
「定山渓大橋」で下車しまして、延々ぽこぽこダムを目指して歩きます。
1本目の橋。



うわぁ、怖い。
反対側も、



うわぁ、やっぱり怖い。かなり怖いです。
一度だけ覗き込んで見たけれど、もういい、無理。
オタモイ・赤岩の崖や岩塔とはまた違う怖さです…

目指すはあそこ、



小天狗岳ですが、その前に2本目の橋。



うわぁ、止めればいいのに、



やはり反対側も(笑)。
で、写真を撮った後は怖くて橋の真ん中を歩きまして…

おおっ、追い討ちをかけるように3本目がっ。
うわぁ、



虹です、虹。
放水の瀑布?飛沫?にお日様があたって虹が出来ています。
ぽこぽこ歩いているといい事もあります。
車でしゅ~っなら気がつかないかもしれませんよね。


調子に乗って別の角度へ。



うわぁ、デジカメ濡らしちゃいました…大丈夫か?
さすが焦って反対側は行き忘れました…

小天狗岳登山口に到着。



入山届けに書き込みまして、



絶対数え切れないって。
おお、



それは承知の上、覚悟を決めてやって来ましたが、
この先『うわぁうわぁ』は言ってられないなと。
私の前に3組、10名が入っておりますので、
露払いならぬ熊除けしててちょうだいね。身勝手だわ…

噂どおり、急です、階段だらけです。



岩塔が見えてきました。



岩塔直下。ここまででぴたり30分。
(この岩塔にも踏み跡がありました。)

お花は枯れかけているし、
何と言っても急だし階段の連続で、
ひたすら足元ばかり見て歩いておりました。
写真を撮ったり、ぷらぷら歩きをしなければ、
私でもなんとか載せられるタイムで歩けるじゃない(笑)。

ここでちょいと休憩。
頭の中は『下り、どうしよう…これ私の苦手の土だわ』と。
足元見ながら下りをシミュレーションして上ってるわけです。
なんか変というか先手必勝??

まぁ、泣くのが嫌なら、さぁ歩けかさぁ戻れでして。
歩きます、私。

でね、がしゅがしゅ歩いていますと背中で携帯が。
それもメールじゃなくてお電話着信が。
(何?誰?急用?)と、ザックを降ろし出てみますと、

『おかあさ~ん、今日は母の日だよね~』。
なんと娘からであります。
『うん、今ね~山登っている最中なの、ハァハァ。
定山渓にいるんだぞ、ハァハァ。
なんとおかあさんの時計では標高620㍍地点だぞ、ハァハァ。
こんなとこでも携帯つながるんだぁ、ハァハァ』。

『あなた、また登ってるの(笑)。一人なんでしょ?』
『うん、帰りに温泉寄るの、ハァハァ』
『気をつけるんだよ、息荒いよ(笑)、無事帰ってきてよ、いつも感謝してるから』。

どっちが親なのかわかりませんが、
こんなお山の中で母の日の言葉を贈られるっていうのもなかなかなもんでしょ。
いい日じゃ、いい日。
ちゃんと登って無事に下山しなくちゃね。



どきっ。鈴つけてない人もいましたね、半々ぐらいかな。
効果はない説もありますが、私は今日は鳴らして歩いてますし、
笛は1秒で吹ける位置に(笑)。

うはぁ~、



見晴らし良か~。
さっぽろ湖一望。ダムに神威岳。
でも足元は、



ぶるる~。

山頂が見えてきましてね、時計に目をやると、あら丁度1時間で上れそうと、
気持ち急いだら、59分になっちゃいました。惜しい。
休憩&電話を含むタイムです。
あら私、快調だわ。



パチパチパチ(祝)。
でも狭いし、私の横、崖なんですわ。
途中6名抜いてきたので、山頂には先客4名。身動きできません。
三角点も写せません。



定山渓天狗岳。
ズーム。



か、かっちょこいい~。
左、雲ではありません(笑)、余市岳、白いです。



神威岳と烏帽子岳。



ほぼ私の正面のこの位置しか撮れません。
他のお山にカメラを向けると見知らぬおじさんがアップで写ってしまいます(笑)。

いい眺めでしたぁ。満足。
崖っぷちに冷や冷や腰をおろし、ベーグルむしゃむしゃ。
さらに5名上ってきたので、下山いたします。

写真を撮る余裕はありません。
ど緊張ど慎重に一歩一歩確実に下ります。
はい、私は下りは下手です、怖いです。
遅くても、ちょいと不安な所は確実に足場を選んでからです。

途中の倒木の朽ちた穴の中に、



ちっちゃな木が生えていました。



なんかトトロかナウシカみたいでしょ。
そう、倒木多いです。
まっすぐな道に倒木ならまだいいのですけど、
カーブのコーナーで倒木越えなんてのもありまして、
こりゃイジメかよと。

倒木2本立てでございます。



手前は跨いで、奥はくぐって(笑)。



こんなとこも越えました(笑)。



ニリンソウが咲いちょります。

無事下山完了。
入山届けに書き込んで終了。下りは35分でした。



↑これ、ゴエモンインパクトで破壊する敵の基地にそっくりでして…

あとは温泉に向かってGOです。
橋は中央を歩き、



桜並木はニタニタ笑い、
定山渓大橋では、



うっひょ~、『緑の女神』ですって(笑)、私向けじゃない(爆)。
帰りは気楽でいいなぁ、無事下りてきて良かった良かった。

着きました、お目当ての温泉です。



ネットで調べたら、ここが一番安かったし通り道にあった。
定山渓温泉では日帰り入浴は大抵1000円ですが、ここは600円。
貸しタオル・バスタオルは各100円。
バスタオルだけお借りいたしまして、
ざっぷ~んとな。

私、設備とかお湯の質とかゴージャス感など気にしない派でして、
居心地良ければありがたやでして。

はい、正解でした。
御主人は山帰りのオンナにも親切に優しく丁寧で…
ドロとかは落としたし、しっかり気をつけて暖簾をくぐったけど、
嫌な顔されたらどうしようかと心配だったんです。

あはは、貸切でざっぷ~んしちゃいました(快)。
おまけに休憩室とやらも広くて(ステージ付)、ここも貸切。
ストレッチなどを大胆にしてしまいました(笑)。
バス停にも近いし、今度また定山渓のお山に登ったら、
ここで決まりですね。

バスを待つ頭上に、



プラタナスでしょか?ぽんぽこりんがいっぱい。
ああ、私臭くなくて嬉しい、爽やか。
バスの窓から、



八剣山。



こちらも、かっちょこいい~。ヤセ尾根細~っ。

真駒内からは、ゴルフ帰りの夫に回収?してもらいまして(笑)、
あ~楽ちんだぁと。
でね、今回はちゃんとブツを用意していました。



あはは~、ソフトクリームじゃぁ(笑)。
めでたし、めでたしな一日でした。